ヘレディタリー 継承のレビュー・感想・評価
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家族のえがき方が最高
家族に受け入れられない焦燥感が胸に迫る。
ホラーもゴアも、丁寧に表現されてるので、観やすい。
家族よりも外へ救いを求めてしまう様も、
空気みたいな父親も、
凄くよかった。
ヘレディタリー 重症
ホラー映画の金字塔。観賞後、トラウマが残るレベルの恐怖が味わえます。
ラストは半殺しにされた後に、誕生日を祝われたような形容し難い気分に陥ります。
アリアスター監督は、映画制作を自分の人生に起きた辛い体験を見つめ直すセラピーみたいなものだと語っていたそうですが、それは建前な気がします。私には視聴者にも「同じ苦しみを味わえ!」という怨念が込められている作品だと感じました。
そんな映画怖いに決まってる。
無理
ストーリーも神がかってて、すげぇんだ…よ?
すげえの、すごいの!
アホみたいにラストキモくてさ、(褒め)
……
でも、精神的に持たなくて、しんどくて……
途中で出てしまった…
(後日、嘔吐しそうになりながら酷な時間を過ごしました…つまり、見直したということ)
よくできてた
終盤で拍子抜け
何かあからさまな超常現象が起きそうで起きない、ひたひたと恐怖が迫る描写が続く。
…が、なかなか霊的な類の力が顕れないため、家族の中で異常性を垣間見せる女系の精神疾患の気質が、遺伝として「継承」されてしまうことを指しているのかとさえ疑いった。
血脈の異常性が周囲を狂わしていくストーリーならば、私としてはそちらのほうが怖かったのだが、結局悪魔に落ち着いちゃうんだな。
もちろん序盤から自殺したリーの兄の話や祖母のカルト性など悪魔を示唆するエピソードはプンプンしていたのですが、「悪魔を信じる人間の精神」が植え付けられていく人間の怖さ、というオチも想像したわけです。
しかしガチで悪魔とわかっていく過程で、なぜかどんどん怖くなくなっていきました。
精神疾患か悪魔つきなのかわからない【エミリー・ローズ】のほうが個人的には精神的にきつかった。
代々、高位の悪魔「ペイモン」が継承された割には信者も少ないし、あまり大したことは成し遂げていなそう。
妹の首がちょんぎれてしまう事故が一番グロくて恐ろしかった。
まあそれら全てが悪魔のなせる業なのであれば…とは思うが、むしろこれからペイモンとカルト信者たちが何を成し遂げていきたいのかが、気になる。
うーわ。最悪(最高)
この話どこにいっちゃうの?が全然わからんまま、とんでもないとこ連れてこられる。
なんも情報なしで観てよかったし、そうした方がいいです。
初っ端から最後まで、ミニチュアの家がいい感じ。
何が現実か作りものかがごっちゃになる。
この家自体が、神やら悪魔やらの箱庭なのかと思えてくる。
とにかく、1番怖くてびっくりして最悪な気持ちになったのは、あの事故のあと。
取り返しがつかな過ぎて、確認するのも怖すぎて。
ほんとにありえるかも。。。怖っ。
チャーリーの口鳴らす音めっちゃ怖い。
あの音があんな不吉な感じするとは。
ペイモン万歳!
楳図かずおが描くホラー漫画の顔
トニー・コレットの顔のが漫画の様で怖い~
キャストの演技が上手くて怖い~
母親の描写が感情的で残酷だった。
母親だって人間なのよね、傷つけるとわかってても抑えられない感情がある。
ピーターとアニーの悪夢や幻視・幻聴だけで充分怖かったので、壁這ったりとかは如何せん興醒めでした。
集合体恐怖症の人は見ないで!!!!!
本当にずーーーっとずーーーーーーーーーっとBGMを含めて、不快感と恐怖感がまとわりつく、映画でした。映画としてのクオリティは相当高く、普段ホラーをみない私でも見れる作品でした。
ただ私が集合体恐怖症なので、見れないシーンが何度も出てきました。(虫のシーンです)
レビュー書いたことがないのですが、
集合体恐怖症の人が私と同じ思いをしてほしくないので、それでも見たい人はその覚悟でみることをオススメします。だいぶリアルで気持ち悪いです。
1度観たらOKレベル
まぁ、他の批判的なレビューと同じく、最後は「なんやこれ?」の一言で終わった。
これホラーなんかなぁ。オカルトでしょ?まぁ、大きいくくりだとホラーなんやろうけど、
とにかく「怖い」と言うより、まぁ、気持ち悪い。これが他の人が言う「不気味」と同義語なのかはわからないが、とにかく気持ち悪い。
いきなり小さい女の子の顔からして、申し訳ないが気持ち悪い。
お母さんの表情も気持ち悪い。
(お母さんが、突然息子を追っかけだすシーンだけは、ちょっとびっくりした)
お母さんに近づいてくる老婆も気持ち悪い。
それから、妹がどうなってしまったか、わかるまでの待ちの時間が長くて退屈。
また、家の中が広いのはええとして、そんなに暗いか普通? まぁ、山奥の家で陽が入りにくいからやとしても、暗いなら暗いで対策しいやぁ~、と思わず突っ込んでしまった。
ストーリーの進行中、ずっと疑問だった「この映画、誰が主役なん?」と言う答えが、最後の最後にわかるのだが、だからと言って驚くわけでもなく、「あぁ、そうですかいなぁ」という感じ。
まぁ、もう観ないね。
B級
うーん...微妙の一言。
海外の素人が作ったsteamホラゲーにありがちなストーリー展開。
途中までは音や女優の演技力もあり常に恐怖を感じるような空間を保っていて良かったが、終盤から壁を這って急にアクロバティックになったり不自然な感じで浮遊したり(ここでの「不自然」は不気味な感じではなくチープで怖さとは乖離した感じ)で、むしろ少し笑ってしまった。
でももしかしたらキリスト教圏の人々にとっては悪魔信仰関係の話は身近で、悪魔というもの自体に強い恐怖心を抱いているのかもしれない。それなら評価が高いのも納得できる。
でもやっぱり急に全裸の人がいっぱい出てきてニヤニヤしてたら笑っちゃうって...
てんこ盛りの先が、そこ?
「ミッド サマー」が話題になり、予告編でも気になって気になって。
で、どうも、これワタシは映画館で観ないな、と思って(ビビリなもんで)、もう映画評を観まくってしまい、観てもないのに、すっかり観た気分 www
で、この「ヘレディタリー」は、観とかないとな、と思っていても、ビビリなもんで、(そういう監督なんでしょ?と) 今日、やっと、アマプラで鑑賞、PCの画面に出しながら、遠巻きに観ておりました。。。
いやぁ、すごい演出ですね~ 突然グロっぽい画面とか、音とかもすごい。ホント、ホラー苦手なんですよ~ それと、チャーリー、絵がこわっ!
で、ですよ。
あ、オカルトに行ったんか~ と思ってたら・・・
そうそう、ワタシが映画館で観て、これはおもしろい! と思った 邦画「来る」 を思い出しまして。
日本のオカルトは、ちゃんとそれぞれ、深い歴史があるので、あれは、エピソードてんこ盛りであっても、嘘がないんですよね、ある意味。
ところが、この映画、「パラノーマル アクティビティ」(あれも珍しく観た)もそうだったんだけど、オカルト現象が適当なんだよな~ 聞きかじりの不思議現象を、ちりばめとけ、みたいな。
で、この映画のラストですが、結局、なんか、土着的な宗教みたいなの、馬鹿にしてない? って思えちゃう着地に、がっかりです。。
思い返しても、なんで、この一家なの? なんでこの人とこの人が、こういう風になるの?
で、結果、王妃? なに教? なにめざしてるの? (「ナウシカ」好きとしては、こういうのやめて~って感じ) そういうとこも、無理に出してこない、「来る」が、一枚も二枚も上手です。
納得いか~~~ん!!
ちなみに、つい先日も、うちの家が、妙な(糞尿系の)臭いがしてきていて、夜中に、廊下のセンサー電灯が、点滅するので、何だろうと思ってたら、仏壇の花が痛んでいて、あぁ、そっか、ごめんごめん、と取り替えたら、すっかり臭いはなくなり、電灯も元通りになりました~ こんなん普通だし。
確かに怖い
ミッドナイトサマーを見たばかりなので、評判の良い今作を観賞。
確かにこちらの方がホラーっぽい。最後の方が、なんとなく分かりにくかったので、他のサイトでいろいろ読んでなるほどと納得。寝る前に見るのは勧めません。悪夢でうなされそう。
伝統的な王道ホラー
子供は男女1人ずつ、主人公はミニチュア製作で生計を立てていて、夫は普通に働いていて、それなりに大きな家に住んでいる。ある日、祖母が謎の儀式にハマっていたことを聞かされる。
そこからストーリーが始まっていくが、一言で表すなら、
祖母の友人が遠くから呪う恐怖。
娘のチャーリーに継承されてしまった魔王の力を、身体が丈夫な息子ピーターに移し替えようと、祖母の友人とその宗教団体が呪うホラー。
低予算、恐怖を安売りしない、恐怖を盛り上げる音楽は要所だけ、ストーリー重視、俳優の演技力がさらに怖さを演出する。
・積み重ねられる些細な不快
・儀式
・超常現象
・残虐シーン
・人が死ぬ
これら王道的な要素もきちんと盛り込まれている。
この監督の特徴は、最初と最後。ほとんどの作品で、最初と最後にトリックを仕込んでいる。
今作では。
①最初のミニチュアに答えが詰まっている
主人公の仕事、ミニチュア作り。
あのミニチュアの、木の上のロッジはいつから様相が変わっていたのか。もしかしてトラウマシーンをミニチュア再現していたのか。すると、あのミニチュアは何をあらわしているのか?その家を外から制御していることを意味している?
②最後は長男だけが生き残り、魔王ペイモンになったからハッピーエンド
結局魔王になったのかすらアヤシイ。長男は、置かれた状況が怖すぎて、魔王になったフリをしているのかも。
クライマックスで、家に潜んでいる宗教団体の裸の人たちが現れて頭を垂れる。「あなたは魔王になったのよ」と良いことのように、祖母の友人に言われる。祖母が女王で息子が魔王。他の人から見たらハッピーエンド展開。ハッピーエンドな音楽が流れる。
それでも確かに、ローズマリーの赤ちゃん、ポルターガイスト、オーメン、エクソシスト、、、往年のホラー映画を継承している。
ババアこのやろう
怖いの苦手なもんで、えいやっと気合を入れて鑑賞。
結果、オールタイム・ベスト級の傑作に出会ってしまったっていう。
まずは冒頭、ミニチュアの家にカメラが近づいて
近づいて、近づいて、いつの間にか本物の場面になってるっていうあのオープニング。
もうあれでタダモノじゃないって感じがびしばし来て、
その後も第三者視点っていうか、すごく俯瞰するようなカットがあったかと思えば
キャラクターの心情が生々しく表現されるカットがあったりと、スリリングこのうえない。
行く先も見えない真っ暗な中でジェットコースターに乗っているような、
次に何が起こるか、もうずーっと戦々恐々させられる感じ。
まぁ何が一番怖いって、トニ・コレットの顔なんですけどね。
胸糞というよりも底知れない不気味さとか怖さとか、
トラウマ級のショックシーンとか、ちょっと人には勧められないけど
パンチの効いた作品を求めてる人は見た方が良いと思う。
ミッドサマーの後に観たら
アリアスター監督とヘレディタリ-の評判はメディアを通してよく知っていたが、近くの映画館で上映していなくて、ミッドサマーを先に観てしまった。ミッドサマーはドはまりしてしまって、作品に散りばめられたメッセージを調べまくった。まさに監督の思惑通りのトリコに、一時期なってしまった。北欧の澄んだ青空の下で花と、狂喜と。ヘレディタリ-の全裸でにこやかに見つめる狂信者と重なる。ヘレディタリ-はエクソシスト的なホラーがあって、そこが面白くもあり、物足りなくもあり。ミッドサマーへと続く、前奏のような作品と思った。
無題
信用できない語り手のアニー視点で進む話は物語に浸って怖がるというより、いつ裏切られるのか分からない緊張が続く。
けど最後の息子が目覚めるシーンから悪魔に取り憑かれたような母親との逃走劇、首を切る映像、幽霊のような死んだ登場人物の映像はめちゃくちゃ怖かった!
妹を殺した直後の学校でバックミラーを教室で浮かばせるシーンとか良かった~。
オチは悪魔崇拝でした!なんだけど、しっかりギョッとさせてくれた。
でも、なんだか作品って言うより一人の全裸を見せられているようで気持ち悪いんだよなあ。
頭のおかしい人間を出してる、人が見たくない面を強制的に見せている、露悪的といった嫌悪感じゃなくて、なんなんだろうこの感じ。特に変哲もない一人の人間の家庭内不和を精神世界よりに映像化して見せられているから?いや本編が正にそれなんだけど。
他人に継承する、親になるということの恐怖を肯定してもらいたい、難しいというようなメッセージを感じた。
「選択のない結果の悲劇と選択のある結果の悲劇でどちらがより悲劇的か」とか、「前者ならその悲劇の中の駒でしかない」とかなんか気持ち悪い。同情してもらいたいみたいな、そんなメッセージ全然ないのに言われたように感じる。
なにはともあれ母親のアニーは好きになれない。妹を殺した兄に同情してしまうし、この映画の中でなら、家系で継承された選択のない結果の悲劇だろう。
不気味なのよ
でもなんか所々面白くなかった?ギャグ的な意味で。
分からない、理解が足りなかったのかもだけど。
例えば、パパが燃えちゃったのも「いやそっちが燃えるんかい!」ってツッこんじゃったし、その後ピーターが暖炉の前に立った時背後でママが天井に張り付いてたり。
なにより、その後ピーターとママが追いかけっこを始めるあの瞬間、友達と爆笑してしまった...。
ホラーというホラーではなく、不気味な空気とグロさがあって中々目を背けてしまった。あとアリ!私アリがすごく嫌いなので、あのシーンはちょっとダメでした!笑
最後、ママが首を自分で切るシーン、最初何やってるのか分かんなくて、「ママ何やってるん?何その手の動き笑笑.....?ア!?ママ!?ママそらあかんて!!!痛い!」ってなってた。
他の方のレビューで解説を見て、継承の意味だったり、皆の不可解な行動が私なりに納得することができた。
分かりやすい解説してくれてありがとうございました!
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