来るのレビュー・感想・評価
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本格ホラーが面白い
久しぶりの本格ホラーだった。
中島監督らしい映像に、あとから監督を知って納得のCGの使い方だった。ただどこかシャイニングを彷彿させる映像にはやややり過ぎの部分はあったのかも。
岡田准一が主演と言いながらも、内容は大きく分けて、3部構成となっており、見ていて飽きない。
ホラー映画はどこに理屈を埋め込むか?というとこに重きを置いて見ることが多いが、今回の作品は小説が原作というのもあり、しっかりとしたホラー映画だったのは間違いなく、内容だけでなく映像や俳優人も中島監督の手腕でこの時代だからこそのものを楽しめた。
ホラー映画<除霊エンターテイメント的作品
幸せな新婚生活を送る田原秀樹のもとに「千紗さんの件で」と会社に訪れた謎の訪問者。
それをきっかけに起きた後輩の死を始めとする不可解な出来事により、妻と娘の身を案じ始めた夫の秀樹は友人のツテで霊媒師の真琴とフリーライターの野崎を紹介してもらう。
正体も名前もわからない“アレ”の脅威に立ち向かう人々を描いたホラー映画。
正体不明の何かが襲ってくるホラー映画と予想し構えて鑑賞したが、どちらかというと人間の黒い部分や卑しい部分などの負の面によって事態が悪化したような描き方をしていて、ある意味人間の方が怖いと思わせるタイプの作品だった。
メインの田原夫妻の腹の内を序盤、中盤にかけて2段階で明かし、2回の胸糞悪さを味わわせてくる笑。
特に妻夫木聡演じた夫、秀樹のクズ具合は目に余るものだった。
イクメンパパを自称する為のブログ更新にイクメンパパ集会、会社でのイクメンっぷりアピールに反比例して、ブログ更新に追われ育児の手伝いは二の次、娘の怪我もブログのネタと言わんばかりに使い、終いにはたかだか1人産んだくらいで偉そうにと妻の香奈に対してマウントを取り始めるクズっぷり。
そんな秀樹を演じる妻夫木聡がまあ上手くて似合う笑。
近年の彼の役所はこういうクズ男が多い気がする笑。
また今作1番の存在感のあるキャラクターは中盤から終盤にかけて登場する日本最強の霊媒師として知られる真琴の姉、比嘉琴子こと松たか子である。
終始冷静沈着な対応で全てを見透かした動きを取り、団地一帯を封鎖し日本中から凄腕の霊能力者を集めた一大除霊作業をおっぱじめるクライマックスを牽引する存在で彼女の登場で作風がガラッと変わるのがとても面白い。
霊能力を持たない野崎が終盤にかけて真琴と千紗を救いたい一心で除霊の中心地に来てしまい、オタオタしている彼を目の前にしてまさかの渾身の右フックをお見舞いした件はホラー映画ながら爆笑しそうになってしまった笑。
色々と粗はあるかもしれないが、一応ホラーの括りだし、「アレ」の正体などはボヤかして終えるのは正解なのかなとは思った。
原作と違うという声もあるようだが、原作を知らない人間としては除霊エンターテイメント的な作品として割と満足できた。
中島監督の人間の醜さを描く表現力はやはりピカイチだなと感じた。
何?これ??
結論から言うと、超クソつまらなかったです!
とにかくやたら長い!特に後半!
同じ事をずっとグダグダ言っていて話進まないし、
ホラーと呼ぶには、全く怖くないし、サスペンスにもなってない。
演出も大袈裟で、どこかで観たような感じだし、
場面が切り替わってテロップ出る所は、
完全にスタンリー・キューブリック監督作品「シャイニング」だし
効果音まで類似していて失笑(観た人なら分かります。)
突然の音で驚かしたり、血の手形が浮き出たり、
ホラー部分の演出もかなりベタ。
ラストの大々的なお祓いのシーンも、韓国映画「哭声/コクソン」に
似ており、この監督のオリジナリティさを感じられない。
小松菜奈がなんであんなにパンクなキャラである意味も分からないし、
岡田准一演じるライターが、最初は人世投げやりのような感じだったのに、
後半は何故か妙に礼儀正しい感じになっていたり・・・
思わせ振りな話に見せてはいるが、中身は空っぽ!
前半は何とか観れるが、後半は時間との闘いでした(苦笑)
一体この作品で何がしたかったのか、俺には分かりませんでした。
感じ方色々祭り
示し合わせた訳でもないのに兄弟全員観てたというある意味恐ろしい映画でした。
僕はひとつのエンターテインメントとして観ていたので終わり方はともかく、スリル満点の進行になんかストレス発散になりました。
全っ然怖くはなかったけどしっかり面白かった。役者さんがみんなバッチ...
全っ然怖くはなかったけどしっかり面白かった。役者さんがみんなバッチリはまってて、演技合戦として見応え充分。
霊的な部分より、妻夫木と黒木華の「幸せ家族」を中心とした、ココロのスキマから全てが崩壊していくさまが大変よかった。ふたりとも最低で最高。
新しいホラーエンターテイメント
バッチバチに怖いホラームービーを期待して映画館に足を運んで、裏切られ?たにも関わらず、それでもなおメチャクチャ楽しかったという稀有な作品。
冒頭、妻夫木聡さんの演技が素晴らしすぎて不憫で仕方がなかった。このシーンの尺が若干長いのですが、星を欠くほどではないので満点。
久々にワクワクするホラーエンターテイメントを見た。
除霊時の世界観&演出、松たか子さんの存在感はかっこいいの一言。ソフト化早くしてください^_^
人間の恐ろしさが一番の恐怖
まじで怖かった。
何が怖いって、人間の恐ろしさよ。
お化けがバーンとか、そういうのじゃなくて、人間の闇の部分が悪い存在を呼び込んでいるってところも、ある意味身に迫るところや共感するところもあったし、実際にその"何か"を引き寄せている人間の心情描写が恐怖を掻き立てていた。
でも、一つ納得したのは、「来る」べき人に来てるなって思った。
「もっと家族に優しくしてください」なんてことが解決方法だなんて、普通の人が聞いたら確かに怒りますけど、こうやって映画で客観的に観ると、確かにこういう心が崩壊してる人とかには"何か"は付け入りやすいだろうなって思う。
空き巣に入れるのは、そのお家の戸締まりに緩みがあるから。
ホラーでも、これ現実のことだったらって思うと、ある意味勉強になる。
という真面目コメントでした。
怖い!
怖かったです!
スタイリッシュですごくクールな怖さを感じました。
前半までの地に足がつかない展開も、すごく不安な感じで良かったです。
キャラクターがとにかく魅力的でした。
一人一人が個性豊かで人間臭くてとても面白かったです。
スタートから一気に引きつけられただけに、後半が・・・・・
スタートのイントロダクションから一気に引きつけられるような怖さを見せつけられただけに、後半のぐだぐだ感が何とも残念。
またラストについては「下妻物語」の中島監督ならではなのだろうが、ホラー映画としての見せ方としては非常に陳腐!
SFXも結構な凝りようだったので、「リング」のような生理的にぐいぐい来るような怖さで押して欲しかった。
この感じだとホラー映画として観るには如何にも消化不良。
ただ松たか子のエキセントリックな役所は凄く見ごたえがあり、エンドロールが出るまで本人と気付きませんでした(笑)。
名監督と名優たち
ホラー映画は嫌いですが、監督とキャストに惹かれて観ました。
とても面白かったですし、なんか感動しました。
中島監督らしい演出も多々あり、笑えたりするところもあったりです。
魅力的なキャラクターを名優たちが見事に演じてくれてました。
人間の深い闇と魔心と愛を描いてるように思いました。
ホラー映画としての評価は、普段は観ないので致しかねますが。あと原作は読んでません。
ん?ホラーなのか?
まだ原作のほうを読んでないのですが
たぶん原作のほうが面白いのでは?
って思いました。
監督が違っていたらまったく違う作品に
なったのかしら。
せっかくいい食材が手に入ったのに
自己流にアレンジしちゃったから
出来上がりがなんだか
もったいないことしちゃったなぁ〜
っていう感じ。
期待どおり。以下でも以上でもなく。 この監督はやっぱり意味なんか無...
期待どおり。以下でも以上でもなく。
この監督はやっぱり意味なんか無いのではないかな。おもしろければいいんだと思う。
なんか感動っぽいところが出てきたら、それはすべてギャグなんだろうな。オチはオムライスの国。
妻夫木くんのムカつく気持ち悪さが大変よろしかった。
ホラーだけどホラーじゃなかったー!
ここのレビューを見て原作が読みたくなった
悪霊みたいな化け物が出てくる=ホラー
程度の認識だとクソゴミホラー映画かもしれない。。
大仰に見得を切って悪霊退散する完全なエンターテイメント映画だった。
そういう意味でいうと芯を食うターゲット層は十代なのかなと思う。
訳ワカンねぇ化け物とよくわからんヤバい人が戦うのがいいよね。
こんな感じで化け物と除霊師がちゃんと殺り合う映画がもっと増えればなと思います。
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