フロリダ・プロジェクト 真夏の魔法のレビュー・感想・評価
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和名が謎
いたって普通のどこにでもある話。ギリギリの犯罪、子どもと2人、その日暮らしだけど笑顔がある生活と親子愛が描かれた作品。キャストそれぞれが個性的だから観れように感じたが、最後の最後でムーニーの表情にギュッと心臓掴まれた!
途中まではまあまあ良かった。だけど最後のシーンもうちょっと良い撮り...
途中まではまあまあ良かった。だけど最後のシーンもうちょっと良い撮り方あっただろwいきなりスパイダーセンス発動したのかと思ったわw
好きなように生きる
その場しのぎの嘘や、欲望を満たすための 食事、お菓子、ジュース、ピザ。そうできれば何て楽なんだろう、って思うけどやっぱり、後々のダメージはきっと大きい。
主人公親子みたいに破天荒に生きるものにも、決まりを守るものにも、赤紫の夕日は平等に照らす。
夕方から夜に変わる時間帯は絵になる。
煙草に火を着けた瞬間にモーテルの外灯が着くシーンと、ロビーから出るときの夕日で逆行になるマネジャーのシルエットにしびれた。
貧しくて、楽しくて、カラフルなブルックリン・プライスがソー・キュート
アメリカ人ってどーしてピンクとかバイオレット色の家がすきなんだろ・・ (笑)緑色のドアもやハローウィンみたいな遊園地とか、えっと色とりどりな生活も。
中南米のヒスパニック系の影響かな。
脚ながいし、細いし、エロだし、もちろんノーブラの女子。明日も明後日も毎日が”have a nice day”
そう「クモもおならをする」街で、「幽霊のウンチ」もある街だ。
めずらしく饒舌なウィレム・デフォーがいい演技をしている。
そのまんまの女の子のブルックリン・プライスがいつも走り回って冒険と遊びをさがしている。
ドキュメンタリー風の映画なので、後半はすこし退屈してくる。
日々の輝きについて「人生フルーツ」に似ているが、「パタースン」ほど構成的ではない。
救われることのないアメリカの貧困層への思い
フロリダのディズニーワールド近くの安モーテルで暮らす貧困層を描く。
厳しい生活を送る住人たちを救おうとする管理人をウイリアム・デフォーが演じる。優しい佇まいが印象的で、アカデミー賞助演男優賞ノミネートも納得の好演。
厳しい結末が決して救われることのない彼らの現実を突きつける、甘くて辛い秀作だ。
好きな作品である。
仕方ない現実
美しい紫のペンキ(2万ドル?)、管理人がマメにメンテナンスしている建物、プール、貧困といってもそれなりの尊厳が守られている印象。管理人が子どもたちに向ける眼差しもあたたかい。その中で子どもたちが伸び伸び暮らしてる様子はとても微笑ましく、このまますくすく育って欲しいと願うが、あのお母さんだと無理だろう。しょうがないね。太もものタトゥーは可愛いけど。数年間のいい思い出だけ残して離れた方がいいとおもう。児童相談所の介入、最初はツライけど、仕方ない、ムーニーは本当に可愛いし新しいファミリーにも馴染めるとおもう。ヘイリーが逮捕されたとしても、ヘイリーとその子どもを捨てた父親は逮捕されない、何の咎めも受けないことに、本当に理不尽さを感じる。なんてことを考えながら見ていた。
アメリカのDQN。
めちゃくちゃ面白かった!!
「アメリカのシングルDQNマザー」の話。
プロジェクトってのは、何か計画があるのではなくて、「貧困層向け集合住宅」をプロジェクトと呼びます。
フロリダと言えば、ディズニーワールド。皆んながバケーションで行く観光地。
そんな優雅なイメージとは懸け離れた生活をする親子と、付かず離れずで見守る管理人さん。
娘のムーニー役のブルックリン・プリンスは天才です。
めちゃくちゃ可愛いし、母親譲りの言葉遣いの悪さも最高。
母親も、まともな仕事に着かないダメママ。
でも、子供は人一倍可愛がるし、ムーニーもお母さんが大好き。
近所の子供たちも、皆んな楽しそうに一緒に遊ぶ。
小銭かき集めて一つのアイスクリームを分け合ったり、近所の老婆を茶化して隠れたり…。近くのディズニーワールドの花火を近所の子供連れて観に行くシーンなんて、「なんて幸せそうなんだ…。」と。
管理人さん演じるウィレル・デフォーも着かず離れずの距離感で子供達やダメな親を見守る良い管理人さん。
この作品の名演技でアカデミー助演男優賞にノミネートは納得。
本当に8割方楽しい、微笑ましい映画。
でも、もちろん現実は厳しいし、ラストは本当に観てて辛い…。
この映画、笑えるし、可愛いし、単調だけど難解な映画ではないのでサクッと観れます。
頑張れムーニー
ある底辺に暮らした子供達の日記
それ以上の意味を見出せなかったのだが、不思議と引き込まれる。
常識的な社会通念に照らせば、ムーニーは不幸な少女に違いない。住むにも食うにも困る生活。母親が抵触行為で得る現金。絵に描いたような底辺生活。
しかし、柄は悪いがムーニーはフロリダの太陽のごとくキラキラと、ケラケラと遊びまわっていて、不幸には見えない。いや、この生活しか知らない彼女は、幸せなんだと思う。ネズミの国に、現実逃避を求める必要もないくらいに。
堕ちて行く母親を誰も止められない。児童保護局の介入が、最悪の事態から救済はしてくれるはずだが、保証はない。
フロリダプロジェクトでの、おそらく最後の日、2人の子供は現実逃避の門をくぐり、ズンズンと奥へ進みます。夢の国に吸い込まれる様に消えて、映画は終わる。
夢無し、救い無し、ヒーロー無し。デフォーも期待ハズレ。僅かな救いは、ジャンシーがムーニーの手を引いて走り出したこと。状況を変える為に行動を起こしたのは、発達障害でもあるのではないかと疑われる少女で、これが物語の登場人物の中で、唯一、違いを感じさせるものなのだが、余りにも微力。
何かを変えたかったら行動を起こさなければ、とのメッセージとしては、弱過ぎるし、実際、何も変えられないだろう。
救いは期待するな。
頑張れ、ムーニー!
そう言うしかない、奇妙な暑苦しさを感じさせる作品でした。
魔法の国はふたりを受け入れたのかな?
映画を見てるのか、本当に生活している彼らをのぞいているのかわからなくなった。そこが良かった。
ムーニーはママのヘイリーとファンシーな紫の壁のモーテルに暮らしている。
1泊38ドルの宿泊料(家賃というとボビーが困るよね)で生きる。
30日だとして1140ドル。日本円で約114000円?
そんだけあれば家借りられないのかな?
家借りる方がハードル高いのかな?
ヘイリーはたしかにダメで、自業自得なんだけど、彼女も、よくない環境で育っていたならば、自業自得で片付けるのはどうだろうかと思う。
ヘイリーの育成歴は知らないけれどもね。
ディズニーワールドのすぐ側にある貧しい暮らし。
子供らは与えられた環境の中で、ただ順応する。
廃屋を放火したりね。
放火は多分悪いこと。やったらダメなことっぽいからで、私は廃屋だろうと民家だろうとやらない。
でもムーニーとジャンシーにはわからない。
スクーティーはちょっとあれって思ったみたい。
アシュリーは、スクーティーをムーニーから引き離した。
うん、責められないし賢明は判断。
ヘイリーはついに収入に困り、売春を始める。
売春中はムーニーを、お風呂に入れておく。
そのうちボビーにもアシュリーにも売春を咎められて万事休す。
無駄なプライド(最後の、ともいえるのか)が邪魔してなのか、これ以上見下されるのが嫌だからなのか、いうべきところへ助けを求めることもできないし、態度を改めることもできないヘイリー。
ついにムーニーを行政に引渡さないとダメになる。
ママと引き離されることを肌で知ったムーニーは、ジャンシーとディズニーワールドへ逃げ込む…
実際には逃げ込めないだろうけど、受け入れてあげてと、小さく祈った。
ヘイリーを責めて終わりにしたくない。
ではどうしたらいいんだろうか。
ヘイリーは悪いだけの母親ではない。
少なくともムーニーにとっては、十分。
なんでそれだけではダメなんだろうか。
いや、ダメなんだろうけど。
ボビーの気苦労には本当涙でそうだった。
変質者を追い出し、ヘイリー親子の外泊にお金を添え。
多分離婚してて、エレベーターで作業手伝ってくれてたの息子よね?
いいことありますように。
現実を理解した少女
アメリカフロリダのディズニーランド近くにある格安ホテル(モーテル)で暮らす母と子の物語。
「プロジェクト」には、低所得者層の住宅という意味があるらしい。
少女は自分が貧しい生活を送っていることなど知らず、毎日を友達と楽しく過ごしている。母親は、まともに働らくどころか部屋に男を呼んで自分の体を売ってお金を稼いでいる。そんな母親も少女にとっては優しい母親で大好きなのである。
映画全体が子どもの目線で描かれていて、決して悲しくもなく、暗くもない。ただ、それがむしろアメリカ社会における貧困層の現実を痛いほど感じさせる。
現実を理解した少女は最後、夢の国へと走り出すのだが、そこはあくまで夢の国。現実と向き合い、受け止め、生きて行くには時間がかかるのだろう。
消していい母親ではないです
けど二人の間にはちゃんと絆があって愛もある。
悲しいストーリーだけど、それだけでは終わらない明るい映画だったのはムーニー役の子役の子の素晴らしさだと思います。
大好きな映画です。
ムーニーかわゆす
冒頭のシーンが好き‼︎
映像がとてもカラフルでカワイイ‼︎
貧困がテーマなんだけど
モーテルにも
何とか住めてるし
プールなんかあったりして
あのポップな感じだからなのか
貧乏なイメージがなかったんですけど
ラストは魔法にかかったね‼︎
下品ハツラツ❗️フロリダンP
生意気で下品😝💦なクソガキ役の子役と彼女等の演技を引き出した監督の手腕に唸らせられます👏🏼clap!clap!
最初の悪戯三昧を見せられ困惑する☹️こちらのしかめっ面😠が → 彼女等のあまりに無邪気で楽しげな様子に釣られて自然と一緒に吹き出し笑顔になる作品🤣
ただ題材の貧困社会問題にイージーな明るい解はなく、政府に見切りを付け巨大資本家🏰にSOSを投げ掛けるラストに何と無く感じ入るものがありました👭
☝🏼ムーニーちゃんの子役の子は、Youtubeにあるインタビュー動画⇩では、とても利発な様子なので皆様どうぞご安心を😉
https://youtube.com/watch?v=IPy9NnYKOS4
他人事じゃない
プロジェクトというのは低所得者向け公共住宅のことらしいが、フロリダでは安モーテルがそこにすら入れない人々の受け皿になっているのだとこの映画は教えてくれた。語弊があるかもしれないけれど、一種の貧困ビジネスと呼べるのではと思う。
観たばかりの『万引き家族』と比べても、ヘイリーとムーニー親子のほうが状況はずっと厳しい。定収も貯金もなく、家もなく、支えあえる家族もなく、アメリカなのに車もない! 学歴も職歴もなく、あるのは若さ故の体力ぐらいだけれど、あんな食生活ではいつ病気になってもおかしくない。
なのにヘイリーは生活を立て直そうと努力するでもなく、全身タトゥーと唇ピアスと中途半端に青く染めた髪で悪態を吐き散らし、わずかな味方まで敵に回すような振る舞いをする。とても共感できないし同情もしがたいと思ってしまう。
でもムーニーにとっては最高のお母さんなんだ。その証拠にムーニーは全く萎縮していない。子どもの野生の生命力全開でその時その場を最大限に遊んでいる。子どもには過去も未来もなく、あるのは今だけ。それはヘイリーも同じ。ヘイリーはまだ子どもなんだ、そう気づくと痛ましさに胸を衝かれた。
あんな境遇に陥ったのはヘイリーだけの責任じゃないはず。ムーニーを生んだ時はまだ未成年だっただろう。彼女の親やムーニーの父親は必要なサポートをしたのだろうか? 学校の教師は、役所の人間は? そして社会は?
花火を見るシーンは『万引き家族』と同じように美しかったけれど、ヘイリーたちはヒッチハイクして安モーテルまで帰らなければならない。
印象としては『万引き家族』より『誰も知らない』により近いものを感じる作品だった。胸がチリチリする映画。
夢の国じゃない方のフロリダ
会う人会う人に勧めて周りたい映画でした。万引き家族が日本の生活感なら、こちらはフロリダの生活感。追い詰められてもツッパって生きる母娘と周りの人々。子役の演技はどうやって撮ったのかわからないけど、表情や話す仕草が本当に印象的。
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