劇場公開日 2019年2月8日

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ファースト・マンのレビュー・感想・評価

全362件中、341~360件目を表示

4.5突き動かすもの

2019年2月9日
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ニールを突き動かすもの、それは、家族のもとに生還するという、生への執着、信念だ。
冒頭のシーン、ジェミニ計画のドッキング後のアクシデント、多くの友人が亡くなった後のテスト飛行…、国家の威信や、科学の進歩など様々な思惑やモチベーションが渦巻くなか、全編を通じて、ニールは感情を抑制しながらも、確実に生を掴みとっていく。
ただ、アポロ11号計画で月面に降り立ち、娘を回想するシーンで、もしかしたら彼は亡くなった娘に会うために、死んでも構わないと思っていたのではないかと考えさせられる。
旅立つ前に、ジャネットに促されて対峙した二人の息子が、彼を死への欲望から生に引き戻したのではないか。
そして、娘に対して、そっちに行けなくてゴメンねと。
家族は勇気をもってニールを送り出し、ニールは再び家族の待つ地球に立つ。
そう、これは、家族の物語なのだ。

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ワンコ

3.5胸が痛む、辛い道のり

2019年2月9日
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鑑賞方法:映画館

人類初の月面着陸という栄光。
そこにたどり着くまでに、どれだけの悲しみ苦しみを重ね、それでも宇宙を目指したのか。
とても重みのある作品。

様々な人々の思いが胸に突き刺さり、加えて常に危険と隣り合わせな環境を疑似体験するため、心して観るべし。
家族に対する主人公の関わりがもうもどかしくて辛かった…

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Pathfinder

3.5私は感動しました。丁寧に描いていると思う。

2019年2月9日
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Mariko

2.0この映画を作った意味が分からない

2019年2月9日
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今更な題材ながらデイミアンチャゼルだし何かあるのかと思ったが特に何も無い。
結局一番印象に残ったのはラスト近くのケネディの演説という、、
政治的な何かあるのか、ひと癖ある監督だけに勘ぐってしまう。
セッションが好きで、ララランドでの飛躍から期待を膨らませて観に行くと肩透かしを食らうことになるはず。

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MACD

3.5父の愛を感じました。

2019年2月9日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

宇宙に夢を託す男の話だと思いましたが、娘を想う父親の愛の話でした。月に降り立つ、大きな自分の足跡、真っ暗なクレーターに、娘の想いを投げ込む。大きな宇宙よりも大きな愛が溢れる映画でした。

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梅雨蜜柑

4.0月面着陸した初の人類

2019年2月9日
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月面着陸に成功した初の人類、
ニール・アームストロング船長の偉業を描く作品。

題材からきっと困難な末のサクセス感動物語だろうと
思って見に行かれる方が多いと予想される中、
「ララランド」のチャゼル監督作品という前提を知り
見に行かれる方とで覚悟の度合いが変わるであろう作品。

冒頭、葬儀で棺が土に埋まるのを見つめる
ニールを描くシーンがあるが、この映画の本質はそこにある。

画面構成がニール視線で常に進み、
テスト飛行や訓練、初のドッキングを行うジェミニ8号でも
椅子に座った状態から見える視点で画が進む。

数10センチの小さな窓からの風景しか見えない。
火が出ていると大気圏に突入しているのか
事故による火災なのかもわからない状態。

まさに乗員目線での鑑賞を強いられることとなる。

すでに鑑賞されている方の指摘として
ニールが多くを語らないため、何を考えてるかわかりにくい
という意見が多く見られたが、
彼の心理状態は「死人」状態であると推測する。

ジェミニに乗った時、ハッチを閉じられる視点は
まさに棺の蓋を閉じられた状態。

事故があれば死に直結する宇宙において
宇宙船は言うなれば棺桶に他ならない。

この作品の宇宙飛行士は死を受け入れた人物であるという
チャゼル監督のアプローチ手法だったのかと。

一時期、子供たちの憧れる職業の代名詞でもあった
宇宙飛行士の心理的な重圧や過酷さを重点にしていた。

また宇宙飛行士然り潜水艇などの外界と長期にわたり
隔離される環境に置かれる乗務員はストレスやパニックの
耐性が高い人物しか選ばれないと聞く。

いかなるトラブルがあっても現状を瞬時に把握し
今ある環境で問題解決できる冷静な能力を要求されるという。

そういう側面から言えば今作のニールの冷静さは
リアリティを持って描いていると言える。

またニール本人も寡黙で表情を変えないことで
有名であり、実の息子が映画の監修に関わっているため
きっとライアンが演じるニールと近しい感じだったのでしょう。

以上でまとめた箇所を添え本作品を未鑑賞の方は
ご覧頂けると監督の描きたい部分が少しは見えるのではないでしょうか。

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taka

4.0英雄も一人の人間。

2019年2月9日
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興奮

難しい

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ユウか!

3.0正直つまらない

2019年2月9日
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正直、つまらない。
ジェミニ計画、アポロ計画の話が淡々と進むだけだし、主人公自身の魅力は乏しいし。
ゴズリングはカッコいいんだけど、それだけ。

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お抹茶

3.0勉強になります。

2019年2月8日
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ZOZOにみせてやりたい。

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ヒビノミライ

4.0ニール

2019年2月8日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

知的

幸せ

デミアン・チャゼル監督作品、現在までハズレなし。
「セッション」「ラ・ラ・ランド」と違って、今度は現実の人物が題材ということで、少しチャレンジではないかと危惧していたが、不安払拭。
英雄として、半ば神格化されているアームストロング船長を、ひとりの人間ニールとして、夫、父親として描いていて、とても好感が持てた。

1960年代の事だけに、今からすればポンコツと言うべきロケットで宇宙を目指すわけだが、ロケット噴射というより爆発、金属の軋む音がすごい船内、メーターはほとんどアナログメーターなど、よくこれで…という設備が臨場感があって感激した。
設備テストの事故などで、次々と仲間の命が失われる中、必死に不安と戦う心情が、観ているこちらに浸み込んで来る。家族を前にしながら、死と向き合わなければならない仕事というのは、とてもハードだったろうとよくわかる。偉業は成し遂げたのは確かだが、決してスーパーマンではなく、悩んだり迷ったりウンザリしながら、準備を淡々と進めていったのだ。

ヒーローを描いたり、愛国心を煽る描写は一切なく、月面に立っても国旗を立てるシーンは無く、家族に思いを馳せるシーンが描かれる。このメッセージが、逆に熱く感じる。

決して派手な映画ではないが、ものすごく清々しく、心に浸透してくる内容で、共感が持てた。

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AMaclean

5.0素晴らしい。

2019年2月8日
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最高に良い作品でした。
流石デイミアン・チャゼル監督作品でした。

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tatsu tatsu

3.0期待していましたが自分には合いませんでした。

2019年2月8日
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難しい

期待していましたが自分には合いませんでした。

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stn

1.5左足

2019年2月8日
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単純

難しい

寝られる

アームストロングが携わった1961年のX-15テスト飛行と1962年にジェミニ計画に応募して1969年に月に行き帰って来るまでの話。

訓練やテスト飛行の様子は専門用語や記号の様なコードを並べ立ててみせるばかりで、もちろんトラブルも種々あるけれど、淡々とこなされていく作業をみている感覚になり盛り上がらず。
迫力を狙ってか画面が暴れ捲ってみにくいことこの上ないし。

家族との描写も主人公は特に多くを語らず無表情で、葛藤等をみせてくれる訳でもないし感情移入出来るところが殆ど無い。

月に行ったことは凄いことだとは思うけど、行って帰ってきたことまで既知な訳で、その後の話しがある訳でもないし、この作品として何が見所で何を見せたいのか感じさせたいのか判らなかった。

…まさかアームストロングは何を考えているかわからないこんな変わり者でしたってことではないよね。

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Bacchus

3.5軋むロケット 死んでゆく同僚。

2019年2月8日
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興奮

見る人によって何を感じるかは分からない。そういう構成。
夢は夢として始まるが進めるのは野蛮なエネルギー。アームストロングも当時はうまく説明できないものに支配されていたのかも知れない。

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HigeKobo

3.0ウ~ン、期待ほどは…

2019年2月8日
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題材は素晴らしいしライアンゴズリングも良いんですが映画作品としては?

チャゼル監督に「セッション」の時みたいなキレが見られず残念。

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shioshio

4.0ライアン・ゴズリンがクール!

2019年2月8日
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きねまねき

4.0恐ろしい。

2019年2月8日
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鑑賞方法:映画館

デミアン・チャゼルにしては地味だけど、
アポロ11号、アームストロング船長を題材にした映画を
観た事なかったから、
いつか誰かが撮るべき映画を撮ったんだなという印象。

宇宙船に乗り込み発射する工程は、
棺桶に入れられ火葬場に連れてかれるかのようだった。失敗の連続の後にアポロの船長に指名されるのは、
まるで死刑宣告を受けてるように感じられ、
とても恐ろしい映画だった。

科学技術が発達した今観たら、悪い冗談の連続のようで
結果は分かっててもゾッとした。

アポロ11号の母体から切り離されてからの20分の
臨場感は圧巻だったし、
フィクションの部分と
アームストロング船長の父親の顔に感動しました。

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奥嶋ひろまさ

3.0Damien Chazelle

2019年2月7日
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鑑賞方法:DVD/BD

寝られる

この映画はハッピーエンディングなのか、それとも悲劇なのか。
人類で初めて月に降り立った、ニール・アームストロングのアポロ11号計画までの人生を描く。
冷戦中での宇宙開拓戦争を風刺するように描いているのは間違いない。どれだけの国家予算が使われどれだけの命が犠牲になったのか。それを中心に置きながら、ニール・アームストロングの葛藤を描くのだが、当の本人はあまり多くを語らない。彼の心中は私たちには推し量ることができない。

友人と「この映画が伝えようとしていることは何なのか。」と見終わった後に話した。その意見は完全に反対方向を向いていた。私は、物理を少しかじっていたこともあり、やはり他の映画と同じように、「これは一人の人間にとっては小さな一歩だが、人類にとっては偉大な飛躍である」というあまりにも有名すぎる言葉のように、彼の犠牲や人生の犠牲を考えてみても、この一歩、たかが月されど月、は人類にとって偉業であるというその歴史への理解と感謝がメッセージであると感じた。
一方、私の友人は、「これは人類にとっては大きな一歩だが、私にとってはただの一歩だった。」という隠喩的な意味で捉えたそうだ。何人もの犠牲を払って、家族との時間、友人を亡くした末にようやくたどり着いた月にあったものは「無」。なんのためにここまで費やしてきたのかを完全に見失ったのは月に到着してからだったという、ニール・アームストロング1人の人生、宇宙飛行士たちや家族それぞれの人生を描いた悲劇(トラジェティ−)だという意見。
完全に納得できる。むしろ後者の方が、この映画のテイストやトーンにマッチしているような感じだ。

唯一、二人の意見に共通したことは、「自分の解釈に自信がない」ということ。はっきりとしたメッセージを受け取れず、言ってみれば混乱したまま楽しめずに終わってしまったとういうこと。それは特に後半に通ずる。前半はうちゅうかいはつという前人未到のことを成し遂げる難しさ、一瞬で失われる命、それに構わず、一方的に進んでいく政府と金。そこに自分の命がリスクになるという大きなサスペンス要素があって、本当に楽しめた。フィルムを使ったグレイン感での時代の表現。船内での窮屈さと閉ざされた心の状態を表現する撮影。宇宙空間での照明。これらは『インターステラー』(2014)をしのぐかと思ったぐらい。
しかし、「アポロ11号」という文字が表示されてから、テイストがガラリと変わる。少なくとも私の見方は変わった。あまりにも有名すぎる「アポロ11号」の功績。私には結末が予想できてしまって、前半のサスペンス要素を完全に失った。それ以降はあまり覚えてないぐらい印象がない。月面でのIMAXの65mmは美しい。しかし、ただ美しかっただけ。何を受け取ればいいのかはわからなかった。

私の感想は、一貫していないアンバランスなテイストに映画を見失ったというもの。あまりにも残念だった。初の監督単独作品のデミアン・チャゼル。彼の本音を聞きたい。「あなたの作りたかった映画は本当にこれなのか」と。

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Editing Tell Us

3.0とにかくツライ

2018年12月22日
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簡単に月に行きたいとか、言えない。
月面着陸した英雄は、世間でのもてはやされ方とは違い、どこの誰とも同じ、誰かの友人であり、夫であり父親。今までの宇宙モノとは一線を画した映画。
この監督が天才だということは、セッション、ララランド、本作を観て、よくわかった。
ただ、ツライ。。

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あきゃきゃってね

4.0深く静かな感動。ライアン・ゴズリングの演技が印象的

2018年11月27日
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鑑賞方法:試写会

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興奮

知的

主人公のアームストロング船長を演じたライアン・ゴズリングの抑制的な演技が印象的でした。セリフをあえて最小限に抑えてあるようです。
「アポロ13」のように手に汗握るエンターテイメント大作ではないですが、アポロ計画の、プロジェクトとしての多難さ、ミッションの困難さを忠実に描いた良作でした。「沈黙 -サイレンス-」を見た時のような、派手ではないが、深く静かな感動がありました。「ラ・ラ・ランド」とは全く対照的な作風で、デイミアン・チャゼル監督の多才さを感じます。

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orang