gifted ギフテッドのレビュー・感想・評価
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脚本力に脱帽
キャラクターの表現の仕方が素晴らしい。
役者の演技もさることながら、細かいシーンの端々にキャラクター性を象徴させる要素が散りばめてある。その1つ1つがキャラクター同士の関係性を豊かに表現できている。
今年最後に良い映画を観れました。
毎回同じ
これ感動的なストーリーでいいんですけど、こういう親権者争いの映画は結末が毎回同じで先が読めるからイマイチ感動以外は何も感じない映画でした。
この点では『チョコレートドーナツ』は良く出来たストーリーだった気がします。
まぁでも感動は出来たのでいい映画なのかな。
数式が美しい
まだ子供のメアリーが 数学の難問をスラスラと黒板に書きつけていくさまは、
とても優雅で洗練された感じがしました。
数学を操れる人はとても繊細で美しいイメージがあります。
この映画、才能を持つ少女とその保護役である主人公を描いたドラマです。
メアリー役の子役がとっても演技上手でした。
二人のシルエットが夕焼けに照らされて浮かび上がっているシーンがとても綺麗で印象的。
親の手を取って空宙返りをする……よく子供の頃やっていたなあ という。
どれだけ天才でも、メアリーが普通の女の子で
血が繋がったいなくても二人が親子だということが
よくわかるシーンでした。
You are smiling. 子役スゴい。
個人的にマーク・ウェブ監督作品はアタリが多いんです。マーク・ウェブ作品は観たら大体どっかで泣いてます。映画好きな人なら誰にでもある自分の琴線に触れまくる監督。自分にとってマーク・ウェブ監督がそれにあたります。
というわけで今作も良かったです。なんかね、子供が泣いたりするシーンってこちらも無条件でつられる訳ですよ。メアリーが里親に引き取られるシーン、そしてフランクと再会するシーンも涙無しには観れませんでした。そういえばフランクとメアリーが夕陽をバックに遊んでるシーンも子供ってあんな感じ大人登りたがるよなぁっと何だかシミジミ。
後、つい子供に心にもない事言ってしまうフランクがリアルでした。ずっと子供の相手をしてたら自分の時間が5分もないって言いたくなるんですよね。親子と言っても人間ですしね。で、言ってしまった自分に落ち込む。あるある。あー、やっぱマーク・ウェブ監督って人間描くの上手いわぁ~。
フランクを演じたクリス・エヴァンスも良かったですが、何よりもメアリー役のマッケナ・グレイスちゃん。超演技上手い。とても自然に演じてて、恐ろしい才能です。そして「おはようございます。スティーヴンソン先生」って言う時の顔!大爆笑でした。そういえば映画「ルーム」に出てたジェイコブ・トレンブレイ君といい、最近の子役って演技力ハンパない。やっぱハリウッドってスゴい才能があつまってるんだなぁっと改めて思いました。
もはや2人のラブストーリー
マッケンナグレイスちゃん、最高でしたな。泣いても笑ってもほんとにキュート。将来が楽しみだけど、あの大きな垂れたおメメはどうなることやら!
ストーリー的には、ほぼ予告です(笑)
グッモーニンミススティーブンソンには笑った!
最初の方テンポよくてずっとこんな感じかと思ってたらなんか違かった
けっこうママがキーパーソンなんだね。
実際もっと姉の苦悩やらを回想で描いてくれたりとかしてたら、もっとクリスエバンスに感情移入出来たかなあと。
病院での出産シーンは名シーンでした。泣けた。あれは誰でも泣けるわ。
号泣
人生で一番泣いた映画かもしれない。映画の完成度がどうかは置いといて、声が出るのを必死に堪えるくらい泣いた。
主人公フランクは姪のメアリーと愛犬フレッグとしあわせな暮らしを送っている。ある日、メアリーは学校で天才的な恵まれた才能、“ギフテッド”を持っていることが発覚する。その才能で特別な教育を受けさせ、偉業を成し遂げてほしい祖母と、頭脳は関係なく普通の人生を送ってほしいフランク双方の気持ちを考えるだけで、ただ才能を持ち、難しい問題に挑みたいメアリーの気持ちを考えるだけで胸が締め付けられる。
ワンカットワンカットがとにかく美しいのも純粋に好き。フランクの職業がボート修理というためか、海辺でメアリーが遊ぶシーンや父親の手を繋ぎながら体を登っていくシーンなど余計に綺麗で癒される。
後半のあるシーンで泣いてしまったのだが、そのシーンのメアリー役のマッケンナグレイスやフランク役のクリスエヴァンスの演技に泣かされたと言っても過言ではないほどの心に突き刺さるものだった。そこに感動する挿入曲を入れられたら号泣するしかない。
とにかく、完全に個人的な好きが詰まってる映画で一生大切にしたくなるものだった。ありがとう、マークウェブ!!!!
天才一族版「アイ・アム・サム」
年末で忙しいし、一度は劇場での鑑賞を見送ろうかと思っていたこの作品。でもなんだか作品の評判がとてもよろしいので、やっぱりみたくなって劇場に足を運びました。
マーク・ウェブ監督のことは以前から好きで、「(500)日のサマー」なんてドハマリした私。この「ギフテッド」も観ない理由はなかったはずだけれど、予告編を見て漠然と「こまっしゃくれた”天才子役”が小憎らしい演技で”天才キッズ”を演じることを賛美する映画だったら嫌だなぁ」と思ったのが一度はこの作品を敬遠した理由。でもそれは杞憂だった。ヒロインのマッケナ・グレイスはまぎれもなくい美少女だし演技も大人びていて本当ならそれが嫌みに見えてもおかしくないところなのだが、グレイスの抜けた前歯がただの美少女をチャーミングに魅せたように、カメラの前でのびのびとした子供らしさを見せていて嫌みがない。フランク伯父さんの膝の上でごろっと仰向けになったり、体をよじ登ろうとしたり自由気まま(に見える)。子役の鼻につく感じがなかったのは本当に救いだった。
と安堵した一方で頭をもたげてきたのは「なんかこの映画『アイ・アム・サム』そのまんま?!」ってこと。私は「アイ・アム・サム」が大好きなので、だったらこの映画も同じように愛せるのでは?と思いそうだけれど案外そうでもない。もちろんこの作品の主人公は知的障害者ではないけれど、彼らが辿る物語の道筋は「アイ・アム・サム」とほぼ同じ。子どもの養育権で訴訟を起こされて法廷に出て、一度は里親に出され、そして子どもを取り戻す。オクタヴィア・スペンサーの存在は「アイ・アム~」におけるダイアン・ウィーストで、担任教師ジェニー・スレイトは「アイ・アム~」におけるミシェル・ファイファーで・・・なんて置き換えまで出来そうなほどに既視感が付きまとい続けた。だからってダメってわけではないのだけれど、天才的頭脳をもった稀有な少女を前に、才能を伸ばし英才教育を施す意義深さとそれに反して年相応の「普通」を経験させてやる子との深い意義を対立させるという興味深さに目を向けているわりに、映画が提示する回答には目新しいことは何もなく、実にありふれた「愛し合う二人を引き裂かないで・・・!」みたいなメッセージに落ち着いてしまったのが極めて遺憾だった。
それでいて、この映画には分かりやすい悪役がいるのも大いに不服。リンゼイ・ダンカン演じる祖母が、俗に言われる「毒親」ってやつで、主人公二人に起こる悪いことはすべて彼女が元凶であるように描かれている。つまり彼女さえ言いくるめれば事が解決する仕組み。でもこの映画が取り上げているテーマって、天才的な能力を持った子供に与えるべき適切な環境とは?という、簡単には答えなど出ないようなもの(能力を伸ばすには子供らしさに犠牲を払う。子供らしさを優先させれば能力は芽を伸ばさない)。それなのに、分かりやすい善と悪を作ってしまったのは物語としてあまりに稚拙であり、そうすることで観客がメアリー少女のために何がもっとも大切で何を優先させるべきかを考察するに至らなかったのは残念だった。
メアリーにメロメロ
マッケンナ・グレイス演じるメアリーの可愛さ・健気さにもうメロメロである。 自分は独身でも良いからああいう娘が欲しい。
著名な数学者であったものの自殺した母譲りの天才的な才能を示す弱冠7歳の女の子と、女の子への教育方針に悩むシングルファザー(厳密には独身の叔父、という位置付けがまた絶妙だ。)の物語。そこに、彼女の数学的才能を伸ばすためには全ての犠牲を厭わない祖母が登場して騒動となる。
物語の終盤、それまで隠していた母親の自殺理由と衝撃の秘密が明らかになって、、という展開だった。
物語性が素晴らしく完成度がピカイチの作品だ。隣人と学校の先生が良い人たちで良かった。裁判所の調停にまで来てくれる親切心にじんときた。
登場人物で上がる系
メアリーのなんてキュートなこと。
彼女が画面に出るシーンは、
基本的に気持ちが上がる。
なんだか、キック・アス1の
クロエモレッツを初めて観た時のよう。
もちろん、泣き笑いさせられる、
素晴らしい演出や脚本もありますが、
やはり、メアリーのチャーミングさが
一番際立つのではないでしょうか。
細かい疑問はあるものの名作
マッケンナ・グレイスの可愛らしさと演技の素晴らしさは前評判通り。言うまでもなく。天才子役と言ってよいかと思います。
ここでは他の気になった疑問点を。
フランクはなぜボート修理人をしているのか。
お金の問題でメアリーを失う可能性があるくらいなら助教授のままでいたほうがよかったのでは?イブリンからメアリーを隠すったってググれば2ページ目で見つかるし。
そうだ日本に来れば「ギフテッド」教育なんてないからそもそも裁判にもならない!、、と見ていて思った(笑)
メアリーはあれだけ数学の才能があるってことはたぶんIQも高い。でもそれと性教育はたぶん別物。土曜の朝に鉢合わせした先生のあの姿を見て、その意味するところを理解してかつ皮肉っぽく挨拶できるって、、7歳で!?とびっくり。アメリカの家庭はその辺がオープンなのかな?
イブリンの毒親っぷり。「自分の夢を子供に託す」から「自分と子供が一体化」へと変わっていったんだろうけど、そもそも自分自身が目指せばよかったのにね、としか思えなかった。
時代が女性に厳しかったのだとしても、夫の死後もう一度研究の道へ進む選択肢もあったはず。『ドリーム』では黒人のシングルマザーが数学で身を立てていましたよ?
ラストのミレニアム懸賞問題の解決を隠していた意図。
母親の死後まで公表しないでくれというのは復讐のつもりとして理解できるけど、自殺も?そんな取り返しのつかないやり方でしか母親を断ち切れなかったのだとしたらかなり残念だと思う。
ただ自殺の理由ははっきり示されていなかったから、ポアンカレ予想を解決したペレルマンのように常人では理解しがたい心理状態になっていた…ということならそれもありえるか。
細かく考えると登場人物それぞれの「最善の道」は他にもあったんじゃないかという気がしてくるけど、人間てそんなもの。とにかく心が温まることは間違いなし。俳優陣も素晴らしく、観てよかったと思える名作です。
満席
日曜日の渋谷に映画館に観にいきましたが満席でした。
特別な才能を与えられた少女を取り巻く環境、本人だけでなく周りまでも良くも悪くも影響を受けてしまうgifted。
誰もが正しく、それ故に誰もがもがく。いろんな登場人物に自分を当てはめて観てみるのもおもしろいかも。
ただ劇中のあのセクシーシーンは担任である必要があるのかちょっと分からなかった。
女子は好きだよねーコレ。
新宿で朝一で観ましたが女子だらけでちょっといい匂いでした。
ちなみに闇金ウシジマくんのときは真逆で、男だらけでちょっと変なスメル…(笑
可愛い少女、イケメン、猫ときたら好きだよねみんな。(女子)
女子だらけで安心気持ちよく観れたのと、ホロリとくるし。ストーリーは想像通り。でも映像と、とにかく少女が可愛い。前歯の無い一瞬7歳くらいの一時期。ピッタリな美少女でこれから楽しみ。
メアリーの「愛されスペック」にメロメロ
近くのショッピングモール系の
映画館では上映していなかった。
スルーしようかと悩んだか
あまりの評価の高さにつられて
電車で1時間かけて観に行った結果。
当たり!
大当たり!
登場人物の少ない映画が大好きな私。
そこに加わるメアリーの可愛さ!
こまっしゃくれ具合が絶妙。
育ての親のフランクとの
大人顔負けのセリフのやりとりが
絶妙にコミカルで
シリアスになり過ぎてないのも
観ていて心地よかった。
大好きなシーンがあった。
フランクと女教師が一夜を共にするシーン。
朝。シーツひとつで体を包んだ女教師と
メアリーがばったりと出会ってしまう。
普通の映画なら。
「ショックで言葉の出ないメアリー」
こんな演出が想像できるのだが。
この映画は違った。
7歳の女の子が大人の事情をすべて解った上で
冷ややかな皮肉を込めた
「したり顔」で放つあのセリフ。
痛快!爽快!湿っぽくならずに
物語を軽やかにしてくれた
素晴らしいシーンだった。
ここから、フランクの
「5分でいいから自分の時間をくれ!」
のシーンに繋がっていく流れも素晴らしい。
緩急の塩梅が絶妙で最後まで楽しかった。
運がいいことに
個人的に知って要る俳優さんが
ほとんどいなかったのも幸いした。
俳優のイメージに邪魔されることなく
ストーリーに没入できた。
育ての親であるフランク。
仲違いをしてきたフランクの母。
メアリーの母親でもあるフランクの姉。
みんなそれぞれの「正義」「信念」がある。
血の繋がった家族だからこそ
行き違いが生まれる。
結果、意固地になってしまう。
そこに巻き込まれてしまうのが
何の罪もないメアリー。
だが心配は無用だった。
何のことはない。
彼女に受け継がれたのは
「愛される」スペックだった。
その能力の前では意固地な大人なんて
ひれ伏してしまう。
かく言うわたしも
そのスペックにメロメロにされたひとり。
観終わった後の爽快感は
最近の映画の中では群を抜いて心地よかった。
老若男女、全ての人にオススメできる
大当たりの映画だった。
幸せとは何か、簡単ではないから
ホンワカ系かと思いきや、深遠な傑作です。
メアリーを中心とした感想が多いですが、わたしは母と娘、親と子の物語として胸打たれました。
メアリーを通じて、人としての幸せとは何かを大人が考え直していく。
メアリーの教育、わたしが描いた理想に近い生活に落ち着いて良かった。
どっちもどっち
祖母と叔父で裁判までして親権争い。
しかも祖母は実の母親とは、日本人には理解し難い設定で、対立の理由はざっくり言うと子供の教育方針の違い、身内なんだからよく話し合えよと言う感じ?
根底には亡くなった母親の一件が有るのだが、その辺りの溝がもう少し描かれていれば共感出来たかも。
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