gifted ギフテッドのレビュー・感想・評価
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マッケナグレイスが素晴らしい!
姉の死をきっかけに
姪をひきとり親代わりとなって育てるお話。
数学者の姉の子どもも、何万人に1人の天才だった。
幼少の頃から英才教育をうけていた姉は孤独だった。
自分の子には、子どもらしい生活を送ってほしい...
姉の遺志をうけつぐべく小学校に通わす事にしたが
それが原因で少女の環境が変わっていく。
何がいいって、
子役のメアリー事、「マッケナ・グレイス」の演技力が素晴らしい!父親役のフランク事「クリス・エヴァンス」は安定の演技力。
哲学的でもあるフランクの子育ては、理論的にわかりやすいように
伝える。
子どもが愛される理由を説明するために
病院に行き出産を待っている家族を見せたり、
演技を見るべし!
ストーリーは、王道で、ハッピーエンド。
マッケンナちゃんの、今の、
前歯のない、
しかし鋭い瞳、
天才的演技を見るだけで、価値あり。
あの、出産の家族の喜びを見せて、
産まれて来た事の幸せを感じさせるシーンだけど、
あれは、嘘なんじゃないの?
ホントは、弟だけしか立ち会ってないとか?
ひねくれた考えだけど、どっちかな?
ちょっと薄味
期待通りの内容でした。ただ、期待通り過ぎて物足りないというか、カードの見せ方があまり上手くありません。
皆さんも言っていますが、子役の演技はみごとです。周りの子供より大人びている演技や演出。その合間に、無邪気に遊ぶ年相応な場面をはさみ、ただの天才少女ではないことを印象付けています。個人的には祖母の、ゆるぎない信念を確かに持っていることを感じさせる演技も、なかなかに見ごたえがありました。
気になるのは、場面転換が急なので、今一つ引き込まれないところです。重要なシーンだけを切り取っている感じがあり、ドラマのハイライトシーン集に思えました。
もっと尺をとるか、いっそドラマにでもすればよかったのにと、少し残念に思いました。
ストーリーよりも演技力で泣ける
母親を亡くした才能のある少女が
母親の弟と過ごすが祖母が邪魔する話。
アメコミ好きな僕は
アメスパのマークさんと
キャップのクリスさんと聞いて観た。
最初に言うけどこの作品は
よくある話でよくある展開。
でもなぜが気がつけば泣いていた。
それはなぜか。そうマケナちゃんである。
才能ある少女演じたマケナちゃんが
段違いでえぐいのである。
細かい感情の表情良し、
無邪気な仕草、笑顔も良し、
子供が出すであろう寂しさも良し、
マケナちゃんこそがギフテッドというぐらい
100分彼女に惹かれてた
でもそれだけではなく
マケナちゃん関係ないとこで
ジンとくるシーンもあります。
特に病院のシーン。
こんな愛の伝え方日本人にはできない。
いろんな意味で非現実的な世界が
味わえて泣ける作品。
ごちそうさま。
個にとって必要なこと
予告編でジワジワときてそれでも横目で通りすぎ、ふと自分の中にある雲に気がついた時に観賞。
タイミング、内容、共にバッチリでした。一見ありがちな設定なんだけれど、少しだけ感じる違和感が後半を引っ張ってくれて、もうラストに向けてわけのわからん感情の洪水に身を委ねていました。ただただ良かった。
しかも、ミステリーの傑作の様にある違和感のお陰で「もう一度確認したくなるヒューマン映画」に仕上がっております。
教育って誰のもの?
始めはフランクに否定的でした。
才能を与えられた子には
それを伸ばすための早めの教育こそが
必要なのだという刷込みが
おいらの頭にあったから。
校長先生の言うことがごもっとも。
そんなおいらをぐらつかせるのは
小学校の生活のなかで
みるみる生き生きとしていくメアリーの姿。
祖母のエゴイスティックな教育姿勢が
暴かれていくに連れて
いったい教育が誰のものなのか
想いは千々に乱れるのでありました。
そしてフランクの前職が語られた瞬間
なぜそれを捨ててまで
メアリーと共に姿を消したのか
この一本はおいらにとって
ミステリーと化したのでした。
子育て、教育で何が一番大切なのか? 自分のエゴは決していけない 本...
子育て、教育で何が一番大切なのか?
自分のエゴは決していけない
本人の望むようにしてやりたい
でも甘やかしてもいけない
お金は無くてもそれ以上大切な事もある
でもお金が無いとうまくいかない事もある。バランスが大切なことはわかる。
いくら考えても明確な答えは見つからない。
結局愛や考える力を与えてあげる事が大切なことか?
子を正しく育てようという健全な社会の現れ
子が育っていく上で何が大切か。
愛情はもちろん大切。金を含めた環境の良さも健やかに育つためには必要。その子に特異な才能があればそれを見つけ伸ばしていくのも保護者の責務。
おそらくそれを大人が集まって考えていく社会って健全なんだと思う。
今作はそこにメアリーの天才的な数学の才能と、イブリンという強烈なエゴの祖母を絡ませて話を紡ぎだしている。
メアリーがなんとも愛らしい❤️
フランクが手放したくないのもわかる。
また天才的な才能❗
イブリンがその才能を愛する気持ちも理解できる。
それぞれの思いがぶつかり、結果としてよい収まりかたで良かった。
イブリンは我が娘に自殺されているが、だから反って頑なになってんだろうね。
私の育て方は間違ってない❗って。
将来見たときに何が幸せなのかはわからないが、
まずは子供には無邪気に笑っていて欲しい。
そんな社会であり続けることを切に望む。
ピーナッツの世界みたいな日常
7歳の少女メアリーが素晴らしい。誰もが彼女の幸せな未来を願わずにはいられないはず。サリー・ブラウンのような皮肉に笑い、後半は当然のように泣いてしまう。人に優しくできなくなった時に観る映画。
「ギフテッド」という言葉の意味
子供にとって幸福とは?
観ている間中そう考えさせられた。
親権をめぐる裁判を取り扱った作品は、古くは『クレイマー・クレイマー』や『リアル・スティール 』などがあり、目新しいテーマではない。けれどもいつの時代も、子供にとっての幸せを考えることは、社会にとって「古くて新しい」切実な課題なのだと思う。
数学の天才が出てくる映画は、『ビューティフル・マインド』『奇跡がくれた数式』などがある。彼らは数学に没頭し、すばらしい業績を残した。
しかし与えられた才能を活かして社会に貢献することが、彼らにとって幸福な人生だったのだろうか。
「人は皆その能力を最大限社会に役立てるべき」というのは世間的には正しいとされているけれど、主人公フランクはメアリーに、その能力を活かすことだけに人生を費やしてほしくないと考えている。
翻って私たち凡人はどうだろう。役に立たないことを恐れすぎていないか。
ギフテッド(=神様からのギフト)とは、特殊な才能のことだけを意味しているのではないと思う。
生まれてきた命、メアリーと名付けられた一つの命のことをも指しているのではないか。
そうそう、『マンチェスター・バイ・ザ・シー』という作品とも、何か通じるところがあるよね。
人に愛されると言う最も優れた才能。
幼い姪に愛情を注ぐ独身男。親を感じる間も無く、母を亡くした7歳の天才少女。静かで平凡だった2人の日々は小学校の入学を機に表情を変え始める。
まずはじめに。マッケンナ・グレイスちゃんが天才すぎる。まさにgifted。
彼女の表情や言葉の出方はほぼ大人。嬉しいも悲しいも全部貰ってしまってニヤニヤプンプンし尽くした後はボロ泣きでした。
フランクと母親のイブリン、隣人のロバータの人間的な背景にもっとフォーカスして欲しいくらい魅力的なキャラクター。忘れてはならない猫のフレッドも!
そしてグッと惹きつけられるフレーズに印象的なシーンが溢れている作品。
リアリティを求める人にはお勧めできないですが、心の浄化をしたい時にはぜひ!
また観るだろうし、ディスク化したら買うであろう愛し続けられる一作です。
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