ひるね姫 知らないワタシの物語のレビュー・感想・評価
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どこか安っぽい
最近、人気を博している邦画アニメ作品ということで、観に行ってみたが、よくわからない作品であった。結局、なにを伝えたかったのかが少しわかりにくかった。話の中で起伏があまりなかった。
ストーリー的にも、どうなるのか、という心を引きつけるものでもなかったので、中途半端だった。
現実と夢の中の話が同時進行だったのが、よくわからなかったし、結局、母親はどうして死んでしまったのかという点においても、不満が残っている。
主人公の女の子は岡山弁で、明るく、とても好感が持てた。
君の名は。を意識しなくても、どこか似通って観てしまうので、比較する形になってしまい、あまり高い評価にはならなかった。
夢が現実に現実が夢に、ココネの夢の中の話と現実のはなしが交錯する。2020年に実現しているかもしれない最先端技術とは?
TOHOシネマズ伊丹で映画「ひるね姫 知らないワタシの物語」を見た。
東京でオリンピックが開催される2020年のはなし。
○○○運転(ネタバレがないように伏せ字にします)の○○○の開発をめぐり、その設計図が入ったタブレットをめぐりくり広げられる争奪戦。
女子高生のココネ、自動車改造マニアの父親、ココネの幼馴染のモリオが活躍する。
夢が現実に現実が夢に、ココネの夢の中の話と現実のはなしが交錯する。
ココネの夢の中では使徒のような怪物とエヴァンゲリヲンのようなロボットが対決する。
個人的には夢の話は無しで、現実の話だけで進めてもいいんじゃね?とは思ったのだが、監督がこれをやりやいんだからしょうがない。
声の出演は高畑充希、江口洋介、高橋英樹など。
キャラクターの女の子はカワイイ。
上映時間は110分。
自分はまあまあ面白かったと思うのだが終盤眠くなる瞬間もまったくなかったわけではない。
自分以外のうちの家族は全員点数が辛いようだった。
自分の満足度は5点満点で4点☆☆☆☆です。
強固な父娘関係
ファンタジーに包まれた、実は地に足のついた父と娘の愛情、信頼を描いている。その父娘関係を依り代に、忘却された母や祖父の愛情も取り戻していく感動作。
ストーリーはかなり凝っていて、観客の99%は魔法使いの少女・エンシェンの正体を想像出来なかったはず。自分も、そのシーンでは思わず落涙。
自動運転システムが東京オリンピックで、という設定も現代的で優れていて、超未来を予測し過ぎて複雑、観念的になりすぎ、いささか退屈もした過去の神山作品を大きく越えた到達点。新海誠はもちろんのこと、細田守の作品群と比較しても全く遜色ない。
夢の向こうで辿り着く自らのルーツ
ファンタジックな夢が暗示するものが判明する瞬間にちょっと鳥肌が立ちました!!
神山監督の作品としては「東のエデン」と「S.A.C」を繋ぐようなSF感だが、自動運転ナビゲーションプログラムというホンダより日産が実現しそうな手に届きそうな未来感が程良くて良いです♪
ただ、日テレ資本で旅の目的地がお台場というのは良いのだろうか?と余計な心配をしてしまいましたw
現実と夢
素直に良かったよ! と人に勧めることができるかというと微妙な作品でした。
かと言ってもものすごい悪い訳でもありません。
見終わった直後の感想としては夢から醒めた時のようなモヤモヤっとした感じがする映画でした。
現実のシーンと夢の中のファンタジーな世界とが交互に繰り広げられることが原因だと思います。
予告編では、まるで夢で起きたことが現実に起こってしまったかのような描写でしたが、その日体験したことが夢として出てくるように夢が現実に追従してる、と言ったほうが良いでしょう。
おそらく「君の名は。」を意識した広告をしたことが原因でしょう。作中の現実シーンにおける微妙に写実的な描写もそれが影響しているのかもしれません。
岡山弁に力を入れてることがよく分かりました。
私は広島県の人間なので、岡山弁には詳しくありませんが、隣県の人はたしかにこんな言葉話していると思うほどに完成度は高いものだと思います。
ただなぜ、岡山県が舞台だったのかは分かりませんでした。
巨大な橋が近くにある風景を描きたかったのでしょうか?
岡山弁を話す女の子がみたい人は是非見てください。
ちょっと残念な子でしたが……。
ストーリーも内容も!
他の人の評価は、わるいものもありましたが、自分としては、充分たのしめました!夢と現実の関係は、ココネの夢が、自分ではなく母親の夢だという事にはド肝をぬかれ、最後には、ほっこりするところはよかったとおもいました!
見てるときはそうでもなかったけど
正直見てる最中はなんか普通だなと思ってました。しかし、見終わって振り返ってみるとこの映画の上手い部分にどんどん気づかされました。
現実と夢の世界がリンクするということは実際の生活でもたまにありますが、この映画は終始それの連続になります。つまり、夢の世界で魔法があったとしても現実の世界ではきちんと説明がつく理由が存在しているのです。
そして、夢自体が一つの物語になっているので現実に起こっていることとリンクさせ同時に二つの物語を展開させているのは見事としか言いようがありません。見終わった後に、夢の中だけのストーリー、現実で起こったストーリーを別々に思い返してみてください。
ただ終盤の展開の強引さや身を潜める場面の不自然さが気になったのでこの評価になります。
他作品の名前を出して恐縮ですが、思い出のマーニーのような温かさのある映画だと思いました。
そこそこ、4点は届かないな…💦
皆さんが仰っているように、どうしても『君の名は』と比較してしまわれる分、場面設定のリアル感や辻褄の悪さは否めなく、もう一つインパクトに欠けたかな。確かに夢と現実の狭間のストーリーだから仕方ないのかもしれないけど…。
それに、エヴァ的なキャラクターも、今ひとつ新鮮さがなかった。
ここねの生き方や素直で真っ直ぐなキャラは共感は持てるし、主人公としては悪くなかったと思います。
鬼は一体何を表していたのかな…?
タチコマの祖先が八面六臂
テレビインタビューで神山監督が喋っていたから正しいのだろうが、カラーリングも併せててこの作品の中で唯一、愛着が持てるギミックであるサイドカーであった。
但し、内容は・・・ 正直、オリジナルストーリーはこの監督はあまり向かないかと思わずにはいられない内容であった。せっかく『東のエデン』という傑作オリジナルを作った監督としては、今回は余りにもお伽噺に始終してしまっていて、ファンタジー色が強いせいで、飲み込み難いストーリー展開であった。夢と現実が行ったり来たりするというプロットは、しかしきちんと辻褄合せがあっての真実味を構築できるし、そういう意味では『君の名は』と比較されることを避けられないだろうが、そのパラレルワールドを圧倒的な映像美で強引に魅了してしまうところが、新海監督であり、今回は海vs山対決は、海に軍配が上がったのではないだろうか。
自動車メーカーのHONDAをモチーフとしてしてるところが玄人好みに擦り寄ってるきらいは感じられてそこも鼻につくが、最後のエンドロールで父ちゃんと母ちゃんの馴初めを挿入してきたのは、あざとさが残り、もっと本編で織込んでいけばよかったのではないかなと思うのだが…
『心根一つで人は空を飛べる』なんて、はっきり言って説教されてるみたいで、テストや受験の時の父親に怒鳴られた記憶しか思い出せない。『やればできる』という言葉が、非常に苦痛な、そんな教育映画みたいな作品であった。
表面だけ理解すると一見単純な映画ですが、実は深く村上春樹的な映画と...
表面だけ理解すると一見単純な映画ですが、実は深く村上春樹的な映画と感じました。素晴らしい出来です。好き嫌いは出るでしょうが、知的な映画と感じました。
どうしても比べられる、君の名は、とは全く違った面白さがあります。
神山監督らしい深い考察も知りたいです。
名作だと思う。DVD出たら買います。
とにかく疾走感のあるストーリー展開で最後まで楽しかった。現実の出来事に対して、上手にSFチックな夢の世界が重ねられていて見事な脚本だと思いました。あえて苦言を申せば…現実:夢の比率が前半は良かったものの、ラストの見せ場で夢世界の一辺倒というのはどうかと。他にも、ちょっと矛盾が感じられた点もいくつか。しかし最後のエンドロールを見れば、そんな些末な不満も吹っ飛びます。余韻がとても心地良かったです。
ふわふわ夢ファンタジー
こういう感じのファンタジー盛りだくさんのふわふわしてる感じの映画は好き嫌いがはっきり別れると思う。個人的には好き。
自分もよく昼寝しちゃうし、変な夢をみる人だからココネにすごくのめりこめた。ファンタジーな妄想とかするのも好きだからキラキラした絵を観てて楽しかった。途中からどんどん夢なのか現実なのかわからなくなってくるけど全然苦じゃなくて、ココネたちと一緒にふわふわ冒険している感じで楽しい。1つだけあまり好みではなかったのが夢の中でのラストの終わらせかた。なんていうかこんなので終わらせちゃうの?って感じが強かった…どうして欲しかったのか自分だもイマイチ分からないけど何か違うと思ってしまった。エンドロールは素敵。最後までしっかり観るのを勧める。
この作品の中で一番輝いていたのはキャラクターたちだと思う。特にモモタロー、ピーチ、モリオはすっごく魅力的。それぞれ男らしく、頼り甲斐があって、かっこよくて惚れ惚れする。しかも一人一人が違うジャンルのかっこよさを持っているからそれぞれのキャラが際立っていた。ほんとにみんな素敵。
高橋英樹さんが渋い
2017/03/06、映画ランドさんで当たった、有楽町よみうりホールでの『ひるね姫〜知らないワタシの物語〜』一般試写会に参加しました。
監督が執筆された原作小説を入手したのが前日で、結局ほとんど読めないまま、試写会へ。
TOKYO2020オリンピックを3日後に控えた、ちょっと未来の、岡山県。
森川ココネは、昼寝が特技の高校三年生で、母は亡くなっており、父モモタローと二人暮らし。
その父が突然逮捕されて、東京へ連れていかれた。
ココネは幼馴染のモリオと一緒に東京を目指す。
いやあ、楽しかった!
これ、自分でお話を考えて空想を巡らすのが好きなタイプの人間には、特にそのお話がファンタジー系だったりする人間には、たまらなく楽しい作品です。ええ、自分のことですが。
ちょっと待って、これどこまでが夢? どこからが現実の話? って混乱するんですが、それもまた夢らしくて。
ココネとモリオが夢を共有するのも、なぜか自然で。
夢見心地をたっぷり楽しめる映画です。
メインキャストを本職の声優でない方々が演じていらっしゃるのですが、ベワンの無声化ができていないのが数カ所気になった以外は、ほとんど違和感なく聴けました。
高橋英樹さんは、声だけでもやっぱり渋くてカッコ良かったです。
森川ココネ名義で、主演の高畑充希さんが主題歌『デイ・ドリーム・ビリーバー』を歌っていて、それがまたとてもいいのです。高畑さんはミュージカル女優だから、やっぱり歌唱力ありますね。
小説版を読んでから、もう一度観てみたいかも、と思います。
映画『ひるね姫〜知らないワタシの物語〜』は、2017/03/18公開です。
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