劇場公開日 2017年2月18日

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愚行録のレビュー・感想・評価

全251件中、221~240件目を表示

3.5妻夫木は幸せになれない役を敢えて連続して受けたのかな?

2017年2月20日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:映画館

悲しい

怖い

難しい

妻夫木と満島ひかりの演技に最後までグッと引き込まれてあっという間の2時間だった。
手の伏線がまさかの予想外の展開に。

サスペンスとしては相棒より断然見応えあると思うけど、客入りの違いはテレ東とテレ朝の違いかなw

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YSKJ

4.0観客の経験値に問いかける、"自分自身の愚かさ"

2017年2月20日
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鑑賞方法:VOD、映画館

悲しい

怖い

知的

観客が試される作品である。ミステリーだから、一家惨殺事件の犯人とその動機に興味がそそられるかもしれないが、ほんとうのテーマは、登場人物たちの素行から見えてくる、"人間の愚かさ"だったりする。はたして客観視できるだろうか。

原作は直木賞候補にもなった、貫井徳郎の同名小説。イヤミス系(=読み終わったあと"イヤ"な気分になる"ミステリー")なので、好き嫌いは分かれるかもしれない。

日本社会特有のエピソードではあるが、おそらく観客の経験値がそのまま跳ね返ってくる。人生経験を積み重ねるほど、何かしら不都合なことに目をつむっているはずで、それが重くのしかかってくる。

実は、この原作の映画化は、監督によって百人百様になるはず。なぜなら原作はインタビュー形式に近い一人称で書かれており、場景の具体がない。主人公である田中の人物像も、読者の想像力によって自由に作ることができる。映像化の自由度が高いぶん、演出の実力が問われる。そこで長編デビューとなる、石川慶監督の名前を頭に刻まざるを得なくなる。

とにかくオープニングのカットを一瞥するだけで、この映画のルックを決定づける要素が、すべて詰め込まれている。エキストラひとりひとりにまで、演技をつけているであろう演出も面白い。オープニングの映像で一気に作品に引き込まれる。

映画はシリアスな空気感を充満させるために、カラーグレーディングで色彩調整をしている。全体の彩度を落としているだけでなく、小物や衣装、背景に移り込む構造物に至るまで、徹底的に無彩色・中間色(白・黒・グレー・ベージュ…)のものを揃えている。その中で、キーパーソンとなる夏原友希恵の服と、弁護士と大学生のクルマだけ赤色で際立たせている。

撮影監督としてタッグを組むポーランド出身のピオトル・ニエミイスキのテクニックも大きい。シネスコの画角を活かしきるカメラワークが印象的だ。水平パンニングが多用されているほか、水平直線を強調したフレーミングや、人物の左右相対ポジショニングなどもなされている。それによって画面スペースが左右に効果的に広がる。またカメラは長めに回され、その間に映る人物はずっと演技を継続させている。

また”雨”と”ガラス(窓)”も、この映画の特徴的な素材である。バスやクルマの窓、ビルの窓ごし、接見室のアクリル板など、多くの透明なフィルターを介して人物が出てくる。その目に見えない存在に雨粒がつくことで気付かせる。最初、フィルターを通して見る人物は、第三者の観察視点であるが、ズーミングとともにいつの間にか当事者視点に同化させられる。

主演の妻夫木聡は、異常キャラクターの役が少し多すぎるキライもあるが、"妻夫木主演に間違いなし"。その期待に今回も応えてくれる。共演の満島ひかりをはじめとするキャストの演技にも感服する。

(2017/2/18 /ユナイテッドシネマ豊洲/シネスコ)

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Naguy

4.5「愚行」は誰でも持っているもの

2017年2月20日
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鑑賞方法:試写会

誰も嘘はついてない。

でも、感じ方や考え方が微妙にずれている。

その結果、一人一人の発言も違って見えてくる。

妻夫木聡さん演じる田中は、一家殺人事件の真相を調べるために動き出します。
取材で、聞き取り調査をすればするほど、見えてくる真相が違うため、何が真実で何が偽りなのか分からなくなってしまいます。

また、記者である田中は、妹が育児放棄で逮捕されたことを受け、かなり精神的にも厳しい状況に…。
取材を続ける彼のバイタリティの強さは、妹を思うが故に発揮されている状態のようです。

秘密を隠し持っている妹と、一家殺人事件の真相が意外なところで繋がり、衝撃の結末を迎えた瞬間には驚きました。

毒にはなっても薬にはならない、ドロドロとした内容に、観終わった後に残るのはドロドロとした感情のみ。
誰も救われない結末が悲しいです…。

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ガーコ

5.0凄い映画に出会えた❗❗

2017年2月20日
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鑑賞方法:映画館

凄い映画に出会えた❗❗

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サムサム

4.5天才現る。

2017年2月19日
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鑑賞方法:映画館

悲しい

知的

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mg599

4.0映像表現が上手い

2017年2月19日
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鑑賞方法:映画館

まずは冒頭のバスのシーン。映像表現に鷲づかみ。この先の展開に大きな期待を抱かせる。
妻夫木が事件の真相を求めて取材をするが、登場人物の個性がさほど強くはないため、現在と過去のシーンの幾度もの織り交ぜに若干の混乱をきたしてしまう。ここはしっかり整理をつけながら見ていく必要がある。とにかく仕掛けが多く目が離せない。正直もう一度見ないとわからない部分もあって、リピートしたら見えない気づきがたくさん出てきそう。
真実は何か、それぞれの人物の立場と思惑、性(さが)、身勝手さ、自己中・・・。人間誰もが持つ裏の部分が炙り出される。それを愚行と呼ぶのか・・・。ラストを迎え、全体像が見えたとき、人間の「愚行」が明らかになる。ぞっとするというより、ぞっとしない自分にぞっとする。
妻夫木の雰囲気も良いのですが、満島ひかりは彼女ならではの役どころ。語りのシーンは見事でしたね。そしてラストシーンも見事だった新人監督の力量もなかなかで今後も期待。

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むっしゅ

4.0色んな意地の悪さ

2017年2月19日
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おもろい。もっかい見直して演出の意図とか理解したい感じ。
テンポ良かったりわかりやすくオチたりって出来そうやけど、あえて淡々と。

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388

3.0固い

2017年2月19日
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鑑賞方法:映画館

なるほど、という深いテーマが横たわっているのだけれど、割とスケールの小さい演技合戦のようになっていてサプライズまでいかない。惜しい。

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ONI

5.0問題作。

2017年2月19日
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終わらせ方がかなり独特。
本当に人間っておもしろいものだなと感じさせられる作品でした。また、とても怖かったです。

海外で学んできていきなりこんな作品が作れる監督は化け物ですね。
今後がすごく楽しみです!

あと、満島ひかりさんが凄すぎます。
惚れました笑

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@crimson_1216

4.0貫井さんの作品は…

2017年2月19日
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やっぱ叙述物だから、活字で読んで気付いた時の衝撃と、映像で驚かそうとするのでは、驚愕度が違うんだよなぁ〜。タイミング的に、活字だと最後にまとめてたたみ掛けることが出来るんだけど、映像だと途中でネタバレしちゃうんだよね。それはさておき、兄妹役は良かった。あの二人は『悪人』の時も良かったなぁ〜。

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そうたん

3.5愚か

2017年2月19日
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鑑賞方法:映画館

悲しい

誰が一番愚かなのか?
ブラックな話をグレィに抑えた脚本と演出は好感持てる。
満島ひかりはさすがの芝居。圧巻。

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花形右京

1.5うーーん

2017年2月19日
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鑑賞方法:映画館

どぎついシーンはないものの、内容的にR指定にしてほしいと思いました。『怒り』のときも思いましたが、こういった作品って映像化しないといけないのでしょうか?
あと、大学シーンが多いなら、キャストをもう少し若い人にしてほしかった。松本さんの目尻のシワ、満島さんのほうれいせん、臼田さん肌艶、説得力ないです。
せめてアップをやめたら良かったと思う。演技は上手なのはわかるんですが。ごめんなさい。

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まる

3.0タイトルどおり

2017年2月19日
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タイトルどおりの 人々の愚かな想いや行いをそれぞれの目線から映し出している。
主人公は初めのシーンから愚かだったので、あぁ愚行の映画が始まった、、と見入った。
未解決の一家殺人、主人公の記者が取材として関わりのある人達に話を聞いて行くが、皆恐ろしいほど自分の事しか考えていない愚か者。
あまりにも人物の奥底が醜すぎて、見ていて疲れてしまった。もともと人間不信な私はさらに人間嫌いになってしまいそう。立ち直れるかしら。
でも妻夫木聡さん、満島ひかりさんの好演が光ってました。このお二人が出てたから見に行こうと思いました。
満島ひかりさんは、終盤は恐ろしくゾクゾクするほどの演技。さすが。
登場人物すべて愚行だったけど、一番愚行は主人公と光子の曲がった兄妹愛だったんだろうか。
見終わって暗い気持ちになったので、明るい音楽聴きながら帰路につきました。

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もこちゃん

4.5人は生まれながら平等でないという現実

2017年2月19日
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鑑賞方法:映画館

原作未読で鑑賞。原作を読めば印象は変わるのだろうが、はしょったところも感じず、2時間の映画としてよくまとまっていると感じた。妻夫木聡、満島ひかりの安定感ある二人を軸に、過去を語る他のキャストの好演も光る。
この映画で描かれる生い立ちの条件、ヒエラルキー構造は、現代社会において悲しいかな厳然と存在する。現代に生きる我々は、そのヒエラルキーの中で勝ち上がっていくか、別の価値観でその構造から離れて生きていくしかない。そのヒエラルキーで勝ち残れなかった人間はこのような悲劇に至るのかもしれない。イヤミスの空気感を余すところなく描いた作品。

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つなやん

4.0人間関係のドロドロ

2017年2月19日
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鑑賞方法:映画館

久々に邦画で面白かった
満島ひかりさんうまくなったなー
原作は読んでないが、亡くなった子は、お兄ちゃんの❔
だから兄妹揃って愚行録なのかと

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れこほた

2.0思ってたほどでなくて残念

2017年2月19日
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あお

4.08:2位でマイナスだけど

2017年2月19日
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鑑賞方法:映画館

29本目。
何となく描きたいのは分かる。
共感できない、敢えてさせないのが狙いなのかな?
まぁ、どっちでもいいんだけど。
でもなぁ、女子大学生の割りに老けてるし、会計時にレシート渡さなかったり・・・細かい所がなぁ、スゲー気になる。
女弄んだ男を、あんないい奴って泣く男友達に一番共感できないし、それなりの奴がそれなりの芝居してる所に腹が立つ。

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ひで

2.0何か伝えたいことがあるか…

2017年2月19日
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暗い。ひたすら暗い。無意識に積み重ねる愚行の罪深さはわかるが、あまりにも展望が見えない。共感できる登場人物がいなかった。役者の問題ではなくて。

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Pablo Neruda

4.0映画化のメリット、デメリット

2017年2月19日
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ニウド

3.5悪くはないよ

2017年2月19日
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トシくん