雨の日は会えない、晴れた日は君を想うのレビュー・感想・評価
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好みの分かれる映画だと思います。
映画の説明から、感動系のヒューマンドラマだと思っていましたが、予想と全く違う内容でした。決してつまらない映画ではないのですが、主人公に全く感情移入できませんでした。人を選ぶ映画だと思いました。
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邦題から勝手に想像した寂しい内容とは異なり、鑑賞後に知った原題の内...
邦題から勝手に想像した寂しい内容とは異なり、鑑賞後に知った原題の内容。終始ブルーな内容でありながら、コメディ的でもあり。好みの作品でした。
破壊を経てたどり着いた、確かな希望
原題のDemoliton=破壊とは、
趣が異なる邦題『雨の日は会えない、晴れた日は君を想う』だが、
本編のとあるシーンで象徴的に登場するあるメモから
引用されているものだった。
劇中に登場する、奥さんが遺したいくつもの”メモ”。
不在であるはずの奥さんという存在が、
主人公のデイヴィスの心情を揺るがしながらも
物語を紡いでいき、観客を物語に引き込んでいく手法は、
ジャン=マルク・ヴァレ監督の才能の賜物のように感じる。
彼女が死んでも涙が出ないなんて、
僕の心は何処に行ってしまったんだ・・・?
”無感覚”という感情、喪失感に悩まされ、
身の回りのあらゆるものを
破壊し、すべてをゼロにしたことで、
自らの感情と、そして本当の意味で、
奥さんと向き合うことができたんだろう。
他者という存在によって、
哀しみは少しずつでも乗り越えられていけるという希望を
ビターに描いた、傑作!!!!
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