雨の日は会えない、晴れた日は君を想うのレビュー・感想・評価
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一見淡々と進む話の中に、妻を亡くして悲しくない自分にイライラする主...
一見淡々と進む話の中に、妻を亡くして悲しくない自分にイライラする主人公が悶々と解体と破壊を続ける姿は意外とリアルに感じれて面白かった。すくらっぷ&びるど。
ジェイクさんはやっぱり男前💕
奥が深い映画らしい
映画の最初で奥さんが死んじゃってから、とにかく感情の吐き出し方がうまくない主人公が色んなものを壊していってて、、、その段階ではあんまり意味が分からず見ていました。
つらいんだろうなぁとは思うけど、とにかく壊し方がダイナミックすぎてビックリでした。
VODで見ていたので途中であらすじやネタバレを調べたところ、この映画は本当にメタファーが多いので、何回か見ないと意味が理解できないかも、などとあって、映画の見方が分かって、なるほどなあ!と思いました。
これから何回か見たら(見るかどうかはともかくとして)もっと映画の意味が理解できるのかな、と思います。
・・・
ぼくは彼がすきじゃない。
どーしてかな、ブロークバック・マウンテでホモを演じたからかな?(笑)、それとも複雑な性格な役柄をいつも演じているからかな?。こればっかりは仕方が無い。きっと、多様なひとへ対する、ぼくの好みの問題だ。
理由はない。ただ、偏向した自分、つまりひととしてそうなだけだ。そのことに対して彼に申し訳ないと思っている。
映画のはなしへ戻ろう。
こうしたオトコはたくさんいる。つまり、根本的な何かが欠けている。自分に正直になれば、カタチを壊すって、そういうことだ。
オトコ達は社会性を期待されるから、結局のところソレをかくして社会性を身についているように見せる。
それをやめたら、より苦しくても質の良い世界が待っている。ベストじゃないけど、ベターな世界だ。最悪よりもっと良い。
自分もそうだが、彼等もあらゆる意味において「自分がしたいことをする」を選択している。
ひとは迷うのだ。未来を間違えるのだ。
予定を変える勇気のある判断が現実の自分を救う。失敗が、世界への理解を深める。
たった1年の森の暮らしが自分を変え、主義主張や何かではなく、ただちがう場所で生活をする、身を置くことが必要な時がある。
きっと、そうだと思う。
その閾値が彼のダンスで、ダンスで解放される。
「雨の日は会えない、晴れた日は君を想う」
ジェイク
最近のジェイクは外さない。永い言い訳と比較する必要はないのだけれど、比較にならない。背筋の厚みが違う、脚本と演出が雲泥。素直に、乗れる。ロバートベントンのクレイマークレイマーをちょっと思い出した。
ダラス・バイヤーズクラブのジャン=マルク・バレー監督作品なので、期...
ダラス・バイヤーズクラブのジャン=マルク・バレー監督作品なので、期待して観た。邦題からは想像できない面白さだった。原題はDEMOLITION(解体)、まさに主人公の人生そのものをリセットしていく筋運びだ。
何と言ってもクレイジーなキャラがいい。クルーな映画だ。
邦画のような余計な説明セリフもなく、深い映画だ。
唯一の難点は他のレビューでも書かれている邦題。
これは配給会社が考えるのか?あまりにセンスがない。
フジの月9じゃないんだから、ティーンエイジャー狙いのクサいタイトルは
勘弁して欲しい。それこそ作品の解体だ。星5にしなかったのは邦題のせいだ。
雨の日は会えない、晴れた日は君を想う
妻の突然の死で心が壊れ、
ふとしたきっかけから破壊衝動を抑えられなくなった男の再生への道のりを見つめたヒューマン・ドラマ。
妻を亡くした男がいろいろあって心を取り戻すお話。
デイヴィス演じるジェイク・ギレンホールは、
本作でも鬼気迫る熱演を見せてくれます。
妻が死んだというのに悲しむ様子もなく、
手当たり次第に物を解体してしていく、
デイヴィスの奇怪な行動は気味が悪いようにも見えるが、
それ以上に奇怪なのはカレンでした。
クレームの手紙をもらって感動し夜中にお客さんに電話しないと思うけど。
原題「DEMOLITION」は映画のテーマ(破壊・解体)そのものを指しているに対し、
邦題「雨の日は会えない、晴れた日は君を想う」の詩的な長いタイトルは、
妻が車のサンバイザーに残した付箋(妻からの愛の言葉)でした。
本作はデイヴィスが自分の心を修理をする為に、
一度オーバーホールして本当の気持ちに向き合う物語でした。
妙にリアル
これは、放題という事で、主人公が過去を思い返すきっかけの言葉ではあるけど、物語からするとしっくり来ないというか、ミスリードのような気もする。
突然妻を失って、それなのに涙も出ない何も感じない。何か周りのことに気になりだして破壊を繰り返し、本当の自分を取り戻し妻との時間を振り返ると言うのはとても分かる気がする。
自分も妻を失ったら、こんな感じなんじゃないかな?と思う。
愛なんて目に見える物じゃないし、毎日「愛してる」なんて言うもんじゃないから忘れがちだけど、すぐ近くにいつもあるもんじゃないか、なんて事は時間をかけて回り道してようやく気付くもんじゃないのかなと考えさせられた。
男の子の怪我を目の当たりにして、妻を失った事に気付きナオミワッツとの愛にも気付くと言うのも納得できる。
ジェイクギレンホールに外れなし。
粋な邦題だけど主旨わからんで賞
音楽が凄く良かった!エモーショナルな雰囲気が出てる。
破壊・破壊・破壊!のシーンも、ポップさが同居しているせいか暗くなり過ぎず美しい映像にすら見えた。
ジェイク・ギレンホールのちょっと精神的に未発達な部分を抱えた影のあるキャラクターがハマリ役。
故人との思い出に浸り、懐かしく想う事だけが追悼の手段ではない。
破壊しつくして初めて失った事を自分の中に受け止め、亡くした存在に気付き再生に向かう。
本作は喪失と再生の物語ではなく、喪失に気付く物語なのだと思う。
主人公は妻に興味がなさ過ぎて、失った事すら気付けないというか、失ったという感覚がなかったから。
ファッキンワード連発する映画ってあんまり好きじゃないんだけど、この作品は別かな。
言葉の使い方を主人公とおチビが一緒に練習しあう感じが可愛い。
でも、銃のシーンはクレイジー過ぎるw
邦題についてはサンバイザーに隠されたメモが切なくて愛しいけど、言葉がいいからそのままタイトルにしちゃったのかな。
原題もベタ過ぎるが、この邦題はちょっとふさわしくないかな。
fuck off!
カッコイイーfuck の使い方が学べる映画。
登場人物の個性もはまっていた。
音楽もいい。
Demotion という原題をそのままつけるのはどうかと思うが、この邦題はチャレンジが過ぎるぜ。
あまりにも主役が、ヒトのココロと触れ合わずに生きてきたか。
でもまー破壊シーンは結構楽しかった!
いい映画
最初は変な手紙と、分解と破壊を繰り返す主人公になんだかよく分からなかったけど、付箋、墓参り、メリーゴーランドにグッときた。エンドロールの曲も素晴らしかった。
子供との食卓、ホームセンターでのやりとりが印象的だった。
この監督の映画は全部好き。
邦題が勘違い
面白いんだけど、邦題は見る前の印象を変えすぎる。
センチメンタルな映画ではない。
原題はdemolition、解体。
その名の通り、ジェイクギレンホールがいろいろ解体しまくる。
彼のヤバい表情は普通の映画では無さそうであることを感じさせるが、
やっぱりやばかった。
でも何かを思いっきり壊したい衝動は誰でも共感できるし
どういう仕組みか知りたい気持ちも良く分かる。
みんなの上手く動かなくなった心を一度思いっきり解体することも大事なんだろーな。
解体することを恐れて臭いものに蓋状態なんだろうな、と。
妻の父親とかね。
でも最後にはconstructし始めたので良かった。
ジェイクギレンホールはやはりいい俳優。
あの表情はなんとも言えない。
破壊
映画でよく観る会話しながらのよそ見運転、僕はいつもハラハラドキドキしながらそのシーンを眺めて結局何も起こらずに終わることが多いけど、本作はその“映画よそ見運転問題”に深く切り込んだ問題作だなと。
一度分解することで新たな発見が得られることは誰もが知っていることだが、少なくとも今の社会で普通に暮らしていたら到底無理なこと。
物理的にも精神的にも。
普通の人なら誰もが羨む美しい部屋をブッ壊しまくるあのシーンは映画史上でも最も体験したい場面の一つになった。
今までとはベクトルは違うものの、ジェイク・ギレンホールの静かな狂気っぷりはやはり凄い。
これは今季一番人におすすめしたい映画。
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デイヴィスが身の回りのあらゆるもの、結婚生活を分解・破壊することか...
デイヴィスが身の回りのあらゆるもの、結婚生活を分解・破壊することから再生を選ぶ過程がゆっくりと、しっかりと描かれていて心地よい。
会社のトイレの扉バラバラにするわ、家具をことごとく破壊して終いにはブルドーザーで家ぶち壊すわ、かなり過激なことしてますけど、不思議と観ていてスッキリした気持ちにしてくれる。
邦題にあのフレーズが選ばれる点は合点がいかない。
ここまでブッ壊れると芸術に見えてくる。
主人公の妻が死ぬ
主人公ギレンホールがどんどんブッ壊れていく
ストーリーもブッ壊れる
最初は淡々とテンポ速く話が進む
「何処から面白くなるんだこれ?」と思っていたが
ジュダ・ルイスが登場した途端
センスの良い映画に変わっていく
ヒースレジャー、リバーフェニックスの再来か?
役に対する(特に言葉遣いに)繊細さが伝わってくる
高揚感に浸っている時に、また物語は予期せぬ方向に
ある意味開き直りの様な再構築展開
メッセージや加害者の男性
中絶やメリーゴーランドで含みを持たせる
多くは語らない監督センス
私的にたくさん映画を観ているが、また違う感覚を味わえる映画。
やはり「とことんブッ壊れるのはいらなかったのでは?」とか「含みが解りづらい」等で評価は分かれるだろう。
日本語タイトル命名由来はダウン症→ダウン→日射病でも倒れる(ダウン。既にダウン症と関係ないが文字だけ流用して)→車のサンバイザーで避けましょうか?→死んだ奥さんのダイニングメッセージ
なのかな?
(馬鹿な私の個人的推測でした。w)
糠に釘
上映時間が20:50であったため、その前に酒を飲んでしまい、まんまと前半寝てしまった。「ブロークバック・マウンテン」以来好きだったジェイク・ギレンボールの作品だっただけに残念。一緒に観た家内はさめざめと泣いておりました。私が覚えているのは足に釘が刺さるシーンのみ。
大切にしたい
すべての要素が素晴らしい!
まず、ジェイクギレンホールの演技が素晴らしい!一つ一つの表情に心を動かされる。ほかのキャスト陣もみんなすごくよかった!クリス役の子も素晴らしかったし、ナオミワッツさんも、クリスクーパーさんも素晴らしい!
そして、よく練られた演出や脚本が素晴らしい!あえて曖昧にする点がとてもいい味を出していて心にしみる。
とても異質な映画。わかりにくいと思う。でもだからこそ、言葉では説明できない感情が込み上げてくる。
これぞ大切にしたくなる映画だと思った。
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