世界から猫が消えたならのレビュー・感想・評価

これは、予告編のイメージと随分違う内容であった。

その点が世間の評価に影響しているようである。

予告編では、主演の佐藤健さんと宮崎あおいさんが死に逝く彼氏とのラブストーリーを想定した人が多いだろう。
でも、それは間違っていないが何か違う。

私はこの作品は嫌いじゃない。

ただ、どこが良いのかと言われると答えられない。

これは感じる作品で予告編として印象強く流れているHARUHIさんの主題歌が流れるエンドロールが終わるまで作品の雰囲気に包まれたいそんな作品である。

ストーリーはいまいち。
猫消えないで！消えないで！とそればかり気になってしまった。

主人公の特徴のない性格
時系列の掴みにくさ
どこかにありそうなシーンやセリフ

普段のテレビドラマを観るような感覚でこの映画を観ると、そんなに面白みはない。

しかし何人かの方がレビューしていらっしゃるように、この作品は、自らの人生を改めて考えて欲しいと鑑賞者に投げかけているものなのだと思う。
だから、あえて主人公たちにキャラクター性はあまり求めていない。
鑑賞者が「非日常」を求めているならば、大きな期待外れになりかねない。

この映画には、自分にもふりかかっている「日常」を求めて欲しい。
そうすると、時系列が前後するのも、ありがちなシーンやセリフも、この映画の「非現実」が「現実」世界に思えてきて深く共感できるのだ。

余談だが、私はこの映画の映像的な面でも気に入っている。
どこを切り取っても写真になりそうなくらい美しいと思った。
カメラワークに関しては、割とワンパターンなのだが、この作品に変なクセを与えない要素として良いと思った。

良かったとこと、残念なとこと...
原作から設定が変わっちゃった部分は時間の都合かな...
変わっちゃって、もったいないなと感じたとこも多々あったけど、結果、原作よりは泣けたかも（笑）

泣きました…親子の暖かさが身に染みました！
ぜひ見るべき映画だと思います！

話が思っていたより淡々と進んで行って、決してつまらなくはないのだが、私はあまり好きではなかった。
泣きに行ったわけではないが「泣ける作品」だと聞いていたので、感動作と期待していたが、期待以下だった。

映画の主人公を通して自分の人生を振り返っていました。
もう会えない家族、帰りたくても帰れない生家、自分に関わってくれたたくさんの人々、思い出さないようにしていた後悔までがよみがえり、心に突き刺さってくる。しかし物語はその過去が自分にとってとても大切で素晴らしいものであったんだと静かに深く教えてくれる。灰色がかって記憶していたものたちが一気に色味を帯びてくる。

静かな映画ですが、深く心にしみる映画でした。役者さんたちの繊細な演技、映像や音楽も良かった。上映後は温かい気持ちで映画館を出ることができました。

私のように年を重ねた人にも見てほしい作品です。

良い映画だけに観客が号泣している映像が入った予告編は残念。あの予告だと薄っぺらな泣かせるだけの映画のように感じてしまいます。

結局別れた理由もよくわからなかった。

濱田岳がいい。
猫がかわいい。
それしか褒めるところのない映画。

それ以外は演出に始終イライラさせられる。
まず何より構成力がなさすぎる。
過去の回想シーンがインサートで何度も入るが、ゴチャゴチャしていて観客に観させる気あるのかと思った。

あと音楽をかけすぎ。
音楽が主張しすぎててカンに触る。感情を強要されているように感じるシーンも多かった。CFやMV出身の監督なんかなんだろう。
Earth, Music&EcologyのCM２時間見させられてる気分。

細かな話だが、スマホを手袋つきで操作していたり、最後のシーンで頬の傷がなくなっていたり細部にも違和感のある演出も多かった。

原作は読んでないが、本は面白いのかなぁとは思う。だが、そのまま映像化しようとしているのかなんなのか、とにかく映画としてはとにかく駄作としか言いようがない。

はしょった感がぬぐえず、感動が薄かった。

うーん、、、少し残念(^◇^;)
メッセージは届いたけど、CMでの【これまでで一番泣きました。』にはまんまと騙されたかな(￣◇￣;)観なくても後悔はしないと思うよΣ(￣。￣ﾉ)ﾉ

同じファンタジーだったら『ミラクルニール』の方が好み。
同じ湿度だったら『恋人たち』の方が好み。
主人公が宇野祥平さんとかだったらもっと現実感でてたんじゃないかな～とか
別の所で色々考えさせられる映画でした

メッセージ性あっていいなーって見てたけど、スターウオーズ的な時系列ぐちゃぐちゃで、結局よくわからん。。
時系列ストレートならもっかい見たいなー。

まぁ、感想は人それぞれだけど個人的には号泣はなかったな〜
時々ウルっとくるところはあったけど 笑

でもやっぱり今現在自分が持っているもの。友人だとか、恋人だとか、家族だとか、周りに当たり前のようにあるものが本当にかけがいのないものなんだと感じさせてくれる作品。

もしあの時別の道を選んでいたならこの出会いはなかったんだと考えると今をほんとに幸せだと感じることができる。

ただ原作を読んでいたからかこの場面にはこういう意味もあるのに映画じゃ伝わりにくいなってのをどうしても感じてしまったので☆4

でもすごくいい作品！見るべき！

なんか全然想像と違ってた。
涙が止まりません…、って…。まあ、感じ方は人それぞれだけどもっと前向きな作品かと、思う。
いちにちの寿命と何を交換するか。面白い題材だし生きてきた証と生き延びて作り上げていくことと、究極の選択。
あなたと出会えてよかった、っていう一言が一番的確かと。

すごく感動する物語。
過去の回想が全部繋がってくるんだけど、どのシーンも誰のシーンも涙なしには見られない。

一見なにも関係ないようなものでも自分の人生のなかではすごく大切なものになってて、でもそれは自分では気付けなくて、、って思うと世界にあるもの全てを大切にしていかないとって思う。

もう過去には戻れないけど今からなら変えられる。死んだ時に誰かに泣いてもらえるそんな人生にしたい。
そんな風に思える映画だった。

個人的には濱田岳のツタヤくんが
あいつのために探さなきゃ
ってシーンがすごい心にきたな。

原作買って未読のままだけど家帰ったらすぐ読まないと！

生きるってどういうことか改めて考えさせられた。自分が死んだ時に泣いてもらえる、そういう人を1人でもいいから増やしていきたい

メッセージを受け取り内省もしくは内観する映画です。
その為の手法が人によっては「話が見えない」という事に繋がるのかもしれません。
ドラマティックなストーリー展開を観るつもりでいると、時系列や現実の在処に翻弄されてしまいます。
病気、親、子供、人との繋がり、そこにあるもの…様々な切り口で気付きと感動がある映画。
より深く内観するには映画館で観るのがおすすめです。
キャストの派手さのない演技はリアルで生々しささえ感じて映画の世界観に厚みを出していたと思います。

佐藤健君の演技いまいち
るろうに剣心良かったのに。
こういう映画は、主演しない方がいいかも。
まだまだ演じるには若すぎるかも？
深みが必要だと思います。
頑張って欲しいけど、健君のファンですから。
辛口でごめんなさい。

だけの作品。最近見た映画では1番の駄作でした。久しぶりに時間が出来たのに後悔しかないですね…