藁の楯 わらのたてのレビュー・感想・評価
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観て良かった
すごく考えさせられる、メッセージがしっかりした物語で本当に観て良かったです。
SFではなく、現実に起こり得なくない事件なのが怖いし、リアル。
自分が遺族になってしまったら、、と考えると、今の日常の大事さに気づかされました。
いくら子供のために出世したいといえ、ママSPはあんな危険な任務請けちゃダメです(T ^ T)
一生の問題
難しいな正義というものは。
これだけのもうどうしようもないような悪人も守る。守るのが正義。
被害者は殺したくてしょうがない。しかし、それは悪とはいえない。
むしろ正常に感じるし、正義なのかもしれない。
矛盾している。ほんとに難しい。
正義とは何か。一生考えてもわからない。
難しく、重い映画だった。
最後にこれだけ憎悪をかき立てることの出来る悪役を演じられる藤原竜也はさすがだと思う。
最初から最後まで目が離せない。
迫力ある映像、圧巻の演技、息もつかせぬ展開、これぞ映画!という魅力溢れる作品。
ツッコミどころは数あれど、それを補って余りあるスリル!ショック!サスペンス!
仕事終わりに鑑賞したのだが、全く眠くならず、最初から最後まで目が離せなかった!
一番ラストのシーンも非常に良い。
あのラストがなければ4.5どまりだった。
素晴らしい余韻を残す最高のラストシーン。
「悪の教典」より断然面白い!
7歳の女の子が無残に殺された。犯人は清丸国秀。少女ばかり狙う異常犯。少女の祖父で財政界の大物・蜷川は、清丸を殺した者に10億円を支払うと宣言。身の危険を感じた清丸は警察に出頭、警視庁は清丸の移送にSPを付けるが…!?
三池崇史監督のエンタメ精神が冴え渡った、日本映画としては極上のハラハラドキドキのエンターテイメント!
最後までスリリング。アクション・シーンも迫力アリ。
余計な描写を省き、スッと話が始まるのもイイ。
金に目が眩んだ者が襲いかかる。国民だけではなく、警官までも。
清丸を狙う者は人生に追い詰められた者ばかり。せめて家族の為に金を残そうとするが、その狂気が波紋を広げ、更なる罪に連鎖していく。
移送チームは身を呈して清丸を守るが、命を落とす者も。犠牲になった仲間にも家族が。
手段を変えつつ移動するが、何故か居所が筒抜け。移送チームの中に裏切り者が…?
疑心暗鬼、犠牲、狂気が浮き彫りになり、観る者の正義が揺さぶられ、問われる。
役者陣は皆、熱演。
大沢たかお演じる主人公・銘刈は、妻を飲酒運転の事故で奪われた。そのドライバーは以前も同様の事故を起こした再犯者。言わば、清丸と似た者。表には出さないが、清丸を憎む気持ちは人一倍。職務との間で苦悩し葛藤する姿を演じ切っている。
松嶋菜々子もクールなSPを格好良く演じててイイが、別に松嶋菜々子でなくとも良かった気も…?
岸谷五朗はちょっとタイプキャストに感じたが、キレやすい若い刑事・永山絢斗と人情派刑事・伊武雅刀は印象的な見せ場を残す。
そして、清丸を演じる藤原竜也。
劇中、何度殺したいと思った事か(笑)
とにかく、クズ、クズ、クズ、クズ、クズ…×100万回。
身の危険に脅えてるのかと思いきや、狂気する世間を愉快に笑い、守ってくれる移送チームにも神経を逆撫でする事を言う。
清丸のラストカットなどゲスの極み!(笑)
でも、その最初から最後までのクズゲスっぷりは逆に最高!
内容に粗が無い訳ではない。
日本国民が襲いかかるハズなのに、ご丁寧に一人一人襲いかかる。
後半は守る側の葛藤が描かれ、それはそれでイイが、せっかくのスケールの大きい題材が宙ぶらりん。
事の発端である蜷川の罪ももっと踏み込んで欲しかった。
…などなどが惜しい。
命を懸けてまでクズを守る価値はあるのか?あるとすれば意味は?
その答えは主人公・銘刈が体現してくれる。
面白かった!
あっという間
面白かった。
原作がいいと、映画への期待値があがり
がっかりする事もあったりしますが、この作品は期待値越えでした!
原作に忠実で、面白い。
俳優陣の抜擢もイメージ通り
結末を知っていても、ハラハラ・ドキドキしながら楽しめます。
アクションシーンは、勿論迫力があって興奮しましたが
心理戦?仲間との信頼関係などの描き方もよかったです。
やっぱり、個人的には大沢たかおさんが素敵すぎました。
あの、ワイルドさ芯の強さ・・・もうかっこ良すぎました。
今回は、女の子2人で見に行きましたが
映画終了後は、興奮が冷めず大盛り上がりしちゃいました!
とにかく、見て良かったと思える作品でした。
ブラボー!
いやぁ、何から書けば良いんですかね?
やっぱ原作者ですよね。映画化するのって原作はやはり大切ですね。
良い原作はいじっちゃいけません。
小説そのものは、文庫化された後直ぐ読みました。最初はビーバップの作者だと知らず、途中で出てきた台詞で、んー?て思って慌てて解説見たんですよね。で、あの作者かと!ファミコンで最初にやったゲームのあの作者かと!
で、読み進めたらスゲーなと!いや、ビーバップで丸刈り命令の後完全スキンヘッドって落とし方の再来だなと!
で、映画化。キャストかぁ、ハリウッドだったらどうするだろ?ん~、基準としてはスタローンのコブラかなぁ、いやあいつは犯人殺しちゃうなぁ。ジョンマクレーンは?同じか…、お、いたいた!ケビンコスナー!ボディーガード!チョット無理か…なんて事を考えさせてくれる小説でした。
で、実際の映像と演技ですけどGoooooodJooooob!です!
もしかしたら海外で焼き直しあるかも?て思いました。てのがストーリーと演技はパーフェクトなんだけど、スクリーンである必要性があんまり無いのね。ハリウッドとかならその辺考慮してスクリーン限定版ドハデ映像もいれてくれるのかな?とかね。
まさか、なんだけど「探偵は…」はこの作品の評価上げるための噛ませ犬って事はないよね?
久しぶりの当たり映画。
数人で見に行ったのですが、主人公を「藤原竜也」で観てる人がいました。
…主人公は「大沢たかお」ですからっ!
この映画の「ヒキ」は、なんといっても原作者「木内一裕」と「三池崇史」でしょう。
ビー・バップな人がなにを書いてくるのか?そして、三池崇史がそれをどう料理するのか。
自分には見に行く価値がありすぎるほどありました。
「10億円で人殺しをする人達」はどういう状況であるか、
また、どういう煽りを入れることにより、成立するのか。
簡素ではあるけど、わりと説得力のある設定となっていました。
この、ハリウッド映画だったらほったらかしにされそうな思考と指向を、
さらっと触れる(回収する)あたりに、感動を覚えました。
画は、全体的に三池演出が際立つスピーディーな映画でした。
車内を狭く感じさせない「撮り」は本当にすごい。
人の呼吸に合わせるタイミング、カット。
「切り替わる瞬間」を観客に分かりやすく、かっこ良く撮れる三池監督は天才です。
ゼブラーマンの時にこれやれよ、とも思いましたが、過去の事は水に流します。
今作は、外国でも通用するエンターテイメントになっていると思います。
たいへん満足のいく作品でした。
白黒入れ代わりそうな緊張感の連続
刻々と変化する容疑者・清丸の護送状況、小さな出来事で一気に白黒が入れ代わりそうな緊張感の連続でした。
清丸の長距離護送チームは疑心暗鬼。SPって、警察官の中でも特殊な仕事なんだと再認識。刑事がもっとしっかりしないといけないのに。
個人の気持ちの移ろいと葛藤を、もう少し丁寧に見たかった気がしました。
清丸の、逃亡ストレスで肌が荒れ汗じみたアップ、生理的嫌悪感っていうのかゾッとして忘れ難いです、美形の藤原竜也だけに。全編、想定外の悪人ぶりでした。
松嶋菜々子演じるSP白石が一瞬見せる、私的な顔が可愛くて切ない名演でした。
SP銘苅を演じた大沢たかお、テンポの速い展開の中、難しい役どころを繊細に演じていて良かったです。
グッド!楽しめたよ
10億円で殺し屋にでも頼んだ方が、早いと思ったが、映画の内容では「なるほど」と思いました。藤原が「おばさん臭い」という台詞がありましたがどのような臭いか気になったのは、菜々子ファンの自分だけでしょうか。
上映開始日にアイアンマン3を観に行きましたが、選択間違えましたよ!
藤原竜也の演技が光る
藤原竜也が犯人清丸を演じているんだけど、人格が逝ってしまっている人間を見事に演じている。見ている私が殺したくなった。
彼は舞台とか一生懸命やっているからこんなに演技が上手いのかね?
ほんと見事に尽きる。
移送途中に何人も死んじゃうんだが、清丸をもっとガチンガチンに拘束して、猿轡を噛ませて運んだらインじゃないのかね?それと性犯罪者は去勢!これに限るよ。
生きてゆくことの参考に
ぜんぜん楽しくないですが、それぞれの生き方をカッコいいと思えるかもしれません。ひとりで、または相手の生きかたが理解できるパートナーと観てください。一般の地上波での放送は難しいかな。
よろしいんじゃあないでしょうか
5月1日「映画の日」に1,000円で鑑賞。申し訳ないが、そんなに期待していなかったわりには面白かった。三池監督の多作ぶりには驚かされるが、山崎努の経済界の大物、藤原竜也君の狂気、あり得ないスタートだが、気にしている暇のない展開の早さ。観賞後、納得感はありましたよ。
賞金がなければ殺せたプライド
藤原竜也は舞台でも映画でも狂気を演じることが多い。それは内なるものを増幅して、演技として表出しているのだろう。大沢たかおはラスト近くで魂の叫びを発する。多くはないが今まで観た大沢の中で最高の演技だった。汗を滴らせ、唾を飛ばし、鼻水を流してくれればよりグッド。松嶋菜々子はオバサン臭いと殺される。おれはオバサン臭いとしても松嶋の胸に顔を埋めたい。クズの変態は乳臭いのが好きなんだろうけど。ラストは山崎努をあんまりひっぱらない方が良かった。
大沢たかお迫真演技!
人間の心理を
うまく捕らえた作品だと思う・・
お金の為に
家族の為に
自分の為に今できる事・・・
心の奥底に閉じ込めた気持ちを
怒りと共に外へ吐き出した時の
大沢たかおさんの
迫真の演技が心に残りました・・・
おもしろかった。
大沢たかおが滑稽なほど職務を遂行するが、その理由がちゃんと用意されているという点が良かった。
それがなければ、観客の共感は得られなかった。
あと、迫力あるシーンもあるので絶対劇場で観るべき作品でした。
エンドロールに流れる曲は、映画本編との温度差があり安っぽく感じました。
大沢たかおさんがすげーかっこいい
スピード感あっておもしろかった!!
大沢たかおさんがまじかっこいい!!本当いい!!
ただ、日本の警察の不祥事の後始末が悪くて、
ただただ日本の警察が残念。
あと、エンディング、余韻にひたらせてほしかった・・・選曲!!
展開も早く面白い
最大の見所はどうやって東京に運ぶのか...
原作はハッキリ言って単調でつまらなかったけど、
映画は壮大なスケール感で描かれ面白い。
また、キヨマルもつかみどころのない演技で
憎たらしいやらなんと言えばいいのか分からない
ほどの演技だった。
原作と変えたラストも映画版のが良かった。
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