劇場公開日 2024年3月1日

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舟を編むのレビュー・感想・評価

全230件中、221~230件目を表示

3.5地味な話だけど、面白い。

2013年4月14日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

楽しい

なるほど、こうきますか。

馬締が、松田龍平と聞いた時は「どうかな~」と思いましたが、中々どうして。結構いい仕上がりになっていますね。さすがです。

凛とした美しさを持つ女性には、やっぱり宮崎あおいは外せないですよねぇ。ただ、「自分、不器用ですから」と言いそうな、女高倉健の雰囲気は、彼女をしても、表現しきれなかったような気がします。中々難しい表現なんでしょうね。

軽妙な西岡を誰が演じるのか気になりましたが、オダギリジョーが上手く演じています。なるほどね。確かに、一見軽薄だけど、実は真面目と言う感じは、オダギリジョーの雰囲気であるかもしれません。

そして、加藤剛と八千草薫。この二人には、思わず唸ってしまいますね。加藤剛の重厚感と、八千草薫の淑やかさがあって、この作品は逸品になっているんだと思います。

ピース又吉が出ているのは、最後のクレジットで気が付きました。って言うか、何処に出てた?

原作も読んでいるんですが、結構、原作に沿った内容になっていると思います。ただ、時間の都合のためか、原作での岸辺と宮本が付き合っていく件などは、完全に省かれていますが。あのあたりも、辞書編集にまつわる濃厚な人間関係の表れとしては良いと思うんですけどね。

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勝手な評論家

4.0辞書編纂というお仕事

2013年4月14日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

笑える

萌える

原作を読んだ時にぬめり感を広辞苑で確かめたのを思い出しましたw

作中でも指摘があるように、電子化の道は回避出来ないのかもしれませんが、辞書編纂という仕事に膨大な熱量が必要なのは媒体が変わっても同じような気がしますね。

きっとこの映画を観たら、辞書を愛でたくなりますよw

あとトラさん可愛すぎ、猫的な演技もパーフェクトです♪

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tukisiki

5.0真面目さがいい

2013年4月14日
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鑑賞方法:映画館

笑える

楽しい

幸せ

辞書編集部、存在を初めて知りました。言葉を拾い、言葉を活かしていく
今度辞書を引く時は、ちょっと見方が変わるかもと言うくらい、辞書作りの大変さも描かれていて、感心しました。

馬締役の松田さん、先輩役のオダギリジョーさん、香具矢役の宮崎さんそれぞれが映画の中で見せる空気感と言うか、間合いが好きです。
真面目過ぎて笑えたり、一生懸命だったり、静かだけど心に響く映画でした。

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シュガー

5.0言葉以上に伝わってくるものが

2013年4月14日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

泣ける

笑える

楽しい

原作未読です。

一般の人があまり知らない辞書を作成すると言う現場。
たくさんの言葉にあふれて、長い年月がかかります。

その間おこったことを、そのたくさんの言葉だけでなく、画面の情景だけで魅せられました。
汗たれる夏の日から、雪降る音のない冬まで、ただ辞書をつくるだけでなく、一生をかけてその時間を歩む様がとてもよかったです。

どの役者さんもすばらしい演技でした。言葉の説明がなくとも、涙がでました。
とてもいい映画でした。

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N臓

4.0波に整頓されてゆく、、

2013年4月13日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

笑える

幸せ

面白かったです♪

わはは!という 笑いではないのだけれど、

まさに辞書のように、笑いが整頓されてゆく感じ。。

ちょっと 力が弱いというか、

まじめくん のキャラクターが映画には向かない気もしたけれど、

最近 少ないタイプの日本映画として 楽しく見ました☆=

しかも、泣けます!!

時代遅れ のようでも あった辞書編集部が、

まじめくんを中心に 活気をおびてゆく、、

周りの素敵なキャラも含め、応援したくなりました。^-^

清々しい気持ちになれる一作かと思います。vv

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まごちゃん

4.0大渡海を買いたい。

2013年4月13日
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鑑賞方法:映画館

笑える

楽しい

知的

松田龍平と宮崎あおいのおかげで応援は出来るが、
正直、恋愛パートは余計に思えた。

辞書作りにのみ邁進する群像劇にしてほしかったな。

締めの言葉がしっくりこないエンディングが微妙。

とはいえ、
長い歳月をかけて作り上げた辞書"大渡海"をめぐる仕事ぶりは、
薀蓄とユーモアに満ちていて楽しい。

語釈(意味や解説。言葉の意味を説き明かすこと)を練りながら、
用例採集ノートを埋めてゆく作業、面白い。真似したい。

喜怒哀楽を煽りたてずに落ち着いた筋運びの世界感のもと、
辞書が抱える奥深さと、
努力して積み上げてゆく地味だけど何より素晴らしい生き方が、
はっきりと浮かび上がってきて、
言葉を紡ぎつつ静かな活気みなぎらせる人間讃歌に結びついていて好き!

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AKIRA

4.0期待以上

2013年4月12日
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鑑賞方法:試写会

笑える

知的

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sakura

3.0舟を編む

2013年4月6日
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鑑賞方法:試写会

知的

もう少しユーモア・笑いがあってほしかった。全体が単調で盛り上がりに欠けていた。辞書つくりの大変さ、作り手の情熱・使命感がよくあらわされていた。

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バリおとん

4.0意外と、面白い

2013年4月3日
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鑑賞方法:映画館

笑える

楽しい

知的

映画として、とってもよくできていると思います。それぞれの配役が絶妙だし。松田龍平のおとぼけぶりと、力の抜けようもうまい。ちょっとクスっと笑える感じもとってもいい!!オダギリジョーも初めていいなと思えましたよ。

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kurikuri

3.5気づくと自分も映画の1部になっている錯覚を覚える作品だ!

2013年3月20日
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鑑賞方法:試写会

泣ける

笑える

幸せ

何と言っても、この作品は松田龍平ファンと、宮崎あおいファンにはたまらなく魅力的な味の有る作品だと思う。
物語は、1995年に「大渡海」と言う国語辞典の編集出版をする事になった編集者の地道な日常の仕事振りを通じて、仕事・結婚・人生の意味や、そして生き甲斐、或いは現代の日本の姿を、言葉と言う人間にのみ与えられたコミュニケーションの手段を通じて、今の日本を生きる人々の姿を浮き彫りに描こうと試みた辞書編集者達の15年間の静かな歩みを時にユーモアたっぷりに、そして薄紙に水が沁み込んでいく如く、淡々と静かに観る者の心の中に徐々に浸透させていく映画だが、この彼らの静なる情熱が、一見すると情熱と対局するかの様に見えるのだが、彼らの静の世界が動の世界を上回る、情熱を帯びた生き様として、終始、静かに見つめる事で更にその情熱が画面から溢れ出す。
地味な物語なので、これと言って盛り上がりのあるシーンなども特に無いのだが、それでいて松田演じる馬締君と言うキャラが、特異なキャラの為に、その日常の生き様がコミカルに見えてきて、何時の間にか気が付くと、この作品に飲み込まれているのだ。
そしてあたかも、自分もこの編集室の1員として入社しているような錯覚さえ受ける、力作と言う事が出来ると思う。
今もっとも、俳優として良い芝居を見せてくれる松田龍平と宮崎あおいちゃんの2人に加えて、オダギリジョーも久々で、松田と真逆のキャラをとても美味しく演じていたし、加藤剛、八千草薫、渡辺美佐子がしっかりと若い俳優達を包み込む。

私達人間は、自己及び、他者とのコミュニケーションを図る上で、その総てのコミュニケーションの手段の基本は、言語の介在が無くしては何事も生れないものだが、そんな身近過ぎる言語を人は無意識に使い、言葉本来が持つ意味や、正しい言葉の使い方をせずに、誤用し、乱用している。しかし、人は本来日常生活に於いて、言語を丁寧に正確に操る事で、自分の今の感情及び、その人の本当の気持ちを自分自身が理解し、他者に対しても、自分自身の気持ちを伝え、或いは他者の気持ちを理解する事も出来る様になるのだ。
言うなれば、自己認識の基本とも言うべき言語を、母国語であるが故に、無意識に使用しているために、本来言葉として正しく表現して認識化する事で得られる自己認識も、かなり誤認識であったり、無意識の自分を顕在意識で、自己理解する事が出来るようになるためには、母国語であっても日々の生活で、話して使う練習を積まないと正しいコミュニケーションが出来ないと言う事を改めて再認識した。
同じ日本語でも、確かに、その使う人の微妙な認識や、意識のずれによっては、自分が意図する認識と異なる印象を他者に与えてしまう。そんな言葉に纏わる人間同志の気持ちの疎通が軽妙に可能になったり、その逆になると言うこの言葉の面白い世界を再現して魅せてくれる。
初めに言葉ありき!まさしく言葉が無ければ人は自分を認識する事さえ不可能である。
その言葉と言う人間に授けられた魔法のツールの魅力を辞書で無く映画で堪能しよう!

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ryuu topiann