華麗なるギャツビーのレビュー・感想・評価
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これから来る過去はやり直せるぜ。再びやってくる黄禍論♥
『フィツジェラルド』の『グレート・ギャツビー』は1925年出版なので、狂乱のアメリカ経済は継続中。この原作の凄さは、『ギャツビーの運命』を『アメリカ経済』に例えて、恐慌を予見している所だと、僕は考えられる。
さて、音楽が当時の音楽ではない。そして『ラプソディー・イン・ブルー』は1923年に初演しているので、編曲されたものがここで演奏される事は絶対に無い。
ストーリーは、ほとんど原作通りだと思う。だから、終焉を迎え『黄禍論が的中した社会』を迎えるって演出であるべきだと感じた。まぁ、現代の事を考えれば、『未来をもう戻れ無い過去』と描いているのかもしれないが。従って、音楽と衣装と髭面(何人か髭面がいた。この頃は髭は高貴な者以外はは痩せない)を除けば良い映画と言える。しかし、その点でアカデミー賞を取っている。実に笑える。
さて、純粋なアメリカ(男性)は『黄色い車』に乗って不幸を迎える。そして、乱痴気騒ぎは永遠に続くかに見えた。
さてさて、21世紀の初頭に悲劇を再び迎えるアメリカだったのだ。
タイタニックで沈んで行ったジャック・ドーソンが、鉄鋼王キャルドンの執事を従えて、ギャツビーになっているとは目を疑った♥
旧作は熱い夏を汗で描いていた。この映画は髭面は沢山出て来るが、CASTは皆綺麗キレイしている。鮮明ってリアルな部分を消去しなけりゃならない所もあるなと思った。男は少し汗かいてるね。女性はみんなツルツルでソバカス一つ無い。綺麗キレイ。
追記 結局、タイタニック何だね。
ギャツビーがこの世を去って、間もなく100年その後にまた過去がやってくるのか?
やっばり、原作は傑作なはずだ。
ギャッツビー…🥲
タイトルはよく知ってたけど、大筋を知らないまま鑑賞!
個人的には、ギャッツビーが登場するまでの30分、「ギャッツビーってどんな男なんだ…!?」と高揚していき「I’m GATSBY」のワイン片手に花火ドーン!!で最高潮!という感じだった。笑
パーティの華やかさや、ギャッツビーの美しさとまっすぐさが眩しかった。
彼女を思い続けて、全ては彼女のためにという純粋すぎる理由で富を築いてきた彼のまっすぐさや愚直さ、
お茶会のシーンでめいっぱいの花を用意して(人の家に笑笑)、「まだこない!来やしないさ!もう帰る…!」と取り乱したり、緊張して(?)雨に打たれてビショビショになってるギャッツビーが可愛すぎて、悶絶してた!!
序盤から伝わってくる、華やかさの裏の暗さみたいなものからも、結末はきっと良くないものなのかと思ってはいたけど、、、
いくらなんでも救いがなさすぎる😂
嫌な奴ばかり残って、普通にモヤる😂
最後、プールで電話がかかってくるシーン、「彼女からの電話はあったけど、あと一歩のところで彼の夢は叶わなかった」みたいな終わりなのかなと思いきや、電話かけたのお前かよ!!
もちろん彼にも罪はあったし、完全な善人ではなかったけど、ほかの人たちの罪を全て背負って死んでしまったのがもう、、、!もう!!!
ギャッツビーに感情移入しまくっていたので、終わりは「ちーん」ってかんじになってしまいました。
おとぎ話のような演出、カメラを引いてからのズーームってかんじが「あ、ムーラン・ルージュだ」なんて思ったりもした。笑
全てが舞台のセットみたいな雰囲気?が、ほんとにおとぎ話のようで(ドロドロでおとぎ話とは程遠いけど)私は好きだった。
蜃気楼の館
20世紀アメリカ文学を代表する作家F・スコット・フィッツジェラルドの
これまた、アメリカ文学を代表する作品第2位に選ばれている
「グレート・ギャツビー」の映画化作品。
本作は2013年作品です。
監督:脚本:バズ・ラーマン。
ギャツビーをレオナルド・ディカプリオ、
彼をモデルに小説を書く隣人で友人にトビー・マグワイア、
婚約者だったが人妻となった恋人にキャリー・マリガン。
製作費が1億450万ドルと巨額で、それはそれは豪華絢爛な映画です。
バズ・ラーマン監督らしい《過剰なほどのイメージの洪水》
パーティー場面
(シャンパン、オードブル、女性たちの衣装、飾り花、
バンドマンやダンサーたち)
パイプオルガンのある教会みたいな部屋もある。
ギャツビーは高貴な家柄と匂わせているが実は密造酒で儲けた成金。
成金と言ったってロックフェラー財団みたいな規模で・・・
お金かけまくった映画だと、呆れてしまう。
ギャツビーは初恋の人・デイジー(キャリー・マリガン)には盲目で、
デイジーの幻に惑わされてる実はうぶな男。
家屋敷、プール、派手なパーティーも、すべてデイジーを手に入れるため。
デイジーの心を取り戻したギャツビーはデイジーの夫・トム(ジョエル・エガートン)
から、デイジーを合法的に奪い妻にする話し合いの席。
デイジーは激しく動揺する。
彼女はほんの火遊びか、夫への当てつけだったのでしょう。
動揺してスピード運転して飛び込んできた女(夫の愛人)を、
跳ねて殺したのも実はデイジーの運転。
トム(デイジーの夫)の入れ知恵で、ギャツビーを射殺する殺された
愛人の夫。
ギャツビーは命を落としてしまうのです。
【成り上がり男の成功と挫折の物語り】
設定は違うけれど、アラン・ドロンの「太陽がいっぱい」と
似通った点もあります。
人は皆、
金持ちになりたい、
有名になりたい、
美しい恋人がほしい、
そして幸せな家庭を築きたい、
そう願うけれど、
それが叶って満たされる小説は文学にも映画にも、
なり得ないでしょう。
1974年作の『華麗なるギャツビー』の主役は、ロバート・レッドフォード。
本作のディカプリオは闇を感じさせる深みがあって、
やはり千両役者でした。
ヒロインがショボい、華がない。できそこないのトリンドル、って感じ。
ねぇねぇ、ヒロインがぶっちゃけブスでしょ?
なんでコイツがヒロインなの?
という疑問が解けず、ず〜っと見てて不満だった。
...
探しゃぁ〜もっと他にいるでしょ?
トリンドルのそっくりさん、できそこないのトリンドル、
をヒロインにしたみたいな。。。
...
こんなショボい女を庇う気持ちにはなれない。
俺に撮っては、キャスティングのミスとしか考えられない。
極彩色豊かで、ラグジュアリー感たっぷりの哀歌(エレジー)。
バズ・ラーマンが狂乱の20年代を極彩色豊かに描き出し、そこにミステリアスでダンディなギャツビーを、ディカプリオが持前のナイーブさで演じる、ラグジュアリー感たっぷりの逸品。
階級の壁に抗いながら、貪欲に1人の女を追い求める男の哀しさを、どぎついほどの明るい画面でコミックチックに描き出すことによって、作者のフィッツジェラルドが小説に込めた上流社会ひいては資本主義へのアンチテーゼが見事に浮かび上がっている。
脇を固める俳優陣も魅力たっぷりで、中でもジョエル・エドガートンの憎々しさは印象的。
何度も映画化されているが、本作が一番刺激的で内容がしっかりとしている。
私は映画に詳しくないがあまり好みではなかった。 個人的には予測...
私は映画に詳しくないがあまり好みではなかった。
個人的には予測もできた展開だったので、楽しめなかった。ギャッツビーは儚いが、そう言うもんだと思った。
むしろ、お金持ちであることの使い方や哲学がショボく、主人公の感性も取り立てて面白くなかったと思う。
トムという存在が最も面白かった。ギャッツビーは超人離れしているように見せかける姿が1番人間らしく、トムはクズだと思われるかもしれないが、妥当性や花から主人公にはトムに共感してほしかった。デイジーが風見鶏的に描かれるのは好みだった。こういうあり方も良いと思った。
ルサンチマン的にギャッツビーの堕落を喜んでいると言う感情ではなく、イチ人間としての幅としてトムの方が共感できた。ただ、トムの心理描写より、人間的につまらないギャッツビーを多く描いていたので面白くなかった。
物語の趣旨としては「謎の男ギャッツビーに迫る」なので、当たり前ではあるが迫った割には内実はショボかったのが気に食わなかった。
かわいそう
やっぱりまたレオは可哀想な役。
もうちょっと若かったらもっとカッコよくてこの役に似合ったのに。
トビーマグワイアもかわいそう。良い役だった。
美男美女が多くて良かった。デイジーめちゃかわいい。
トム唯一嫌い。
何かが、切ない。
謎の男ギャッビーとは?
という挿入部から始まり、徐々に正体が分かってくる。しかし展開が進むに連れて分かってくるようで分からない。最後まで正体の靄が取れない設定が見事でした。
そして最後は何かが、切ない。そんな映画です。
レオナルドディカプリオ好きは見るべきではないでしょうか?
しびれるほど活気ある映画
のっけから映像美に引き込まれた。映画はこうでなきゃ、とワクワク。
パーティーシーンでいきなり絶頂、お部屋をお花畑にしたシーンで大笑い等々、めくるめく展開に映画観た感100%越え!
ストーリーや細かな設定なんか関係なしに、個人的には相当好みの作品だ。これは大作でしょう。
活力源映画というか大人向けファンタジー映画というか、とにかく盛り沢山で大満足!
パーティーシーン全然好きでしたよ
勉強不足につき原作未読です。
1920年代にそんなバッキバキのヒップホップでパリピんねーよ笑と言った豪華絢爛パーティーに代表される時代的リアリティーを無視した演出が一つのキーになっているようですが、僕は好きでしたけどね。これを時代考証的にリアルにしようとするとたぶん、今の人の感覚からすると全然豪華じゃないよ、ってなる気もしますし。下品さ、ワンナイト感、虚無、よく表現されていたように思えます。
一方引っ掛かりを覚えたのが、ニックがギャツビーを評した「希望を見出す才能」という言葉。これだけ、あんまりピンと来なかったんですよね。映画の中で描かれていたギャツビーは、一代で財を成したやり手の実業家、愛した女には一途に突き進む激情家、純粋な心の持ち主。であるが故に危うく儚い。あまりポジティブな側面って描かれてないよね、って思ったんです。原作では描かれていたのかな。
ただそこを抜きにしても、実業家であり激情家であるギャツビー、ディカプリオはハマってたっすね。人間味もあり、有無を言わさない迫力もあり。
あとは小並感ですが、原作未読なので普通に悲しい話だなと思って観ておりました。過去に対するギャツビー、ニック、デイジーの捉え方の埋め難い差が儚くて美しい。生きていきましょうよ、ワーニャ伯父さん。
最初はものすごくカリスマを持った人物に見える謎の大富豪ジェイギャツ...
最初はものすごくカリスマを持った人物に見える謎の大富豪ジェイギャツビーだけど、彼が夜な夜なパーティを開く謎がわかってくるにつれてだんだん親しみやすい男に思えてきて面白かった。好きな女の子を前に緊張しすぎて水を浴びたりするところがとてもいい。
昼ドラみたいな恋の話だけど、桁外れのセレブが開く豪華絢爛なパーティが舞台だと確かに王子様とお姫様みたいにときめいて夢中になってしまうのかもしれない。現代の集合住宅だと全然こうはいかないと思う。
女性たちのレトロなファッションがすごく良くて、一見奇抜な髪型や服装なのにとんでもなく美しく、どんなに乱れても髪型はかっちり固まっていてどの角度からもスタイリッシュだし、女優さんたちのスタイルの良さが引き立っていてすごい。
過去はやり直せない
レオナルドディカプリオ扮するジェイギャツビーは、毎夜の様にパーティーを開いていた。トビーマグワイア扮する隣に住むニックキャラウェイはろくにギャツビーの事を知らなかったが、パーティーに参加して以来ギャツビーに誘われ信じられない生い立ちや生活ぶりを聞いた。実は以前関係があったキャリーマリガン扮するいとこで人妻となったデイジーに会える様に頼まれた。
華麗なるギャツビーと言えば1974年版のロバートレッドフォードしかイメージがないが、ストーリーは忘れていたから見直してみないとね。今回は、トビーマグワイアの好演が目立っていたな。過去はやり直せない。元恋人との不倫は切ない過去の思い出との恋と言う事かな。
ディカプリオ始め、出演者の演技がうまい
それとド派手演出のはちゃめちゃパーティーのシーンが印象に残る。
映画として見応えのある作品だと思う。
内容は、本の方が、貧農の出からのし上がってきたギャッツビーの悲哀が
感じられたように思う。
階級社会を飛び越える権謀術数の男でありながら、純粋で滑稽さを感じさる
キャッツビー。
友よ
1920年代、ニューヨーク近郊の豪邸に集う人々の享楽の世界、富豪達の派手な生活と庶民の生活との対比が興味深い。
ニック( トビー・マグワイア )とギャッツビー( レオナルド・ディカプリオ )、二人の関係性が軸となる。
男性二人の心を捉えて離さないデイジー( キャリー・マリガン )の魅力が、今ひとつ感じられない点が惜しまれる。
ー美しきおバカさん
NHK-BSを鑑賞 (字幕版)
ニックとギャツビーの共通性
必死に生きてきたはずなのに思ったようにいかない。
世間から見れば成功しているのに本当に欲しいものは手に入らない。
似たような境遇でも「あの時ああしていれば」と過去に呪われる人と「限りある未来をよりよいものに」と未来を見つめる人がいる。
後者でありたいと感じる映画だった。
ギャツビーがニックに近づいたのは望みのものを手に入れたいという気持ちだけでなく、どこか自身と重ね合わせているところがあったのだと思う。
ニックもギャツビーになってしまったが、最後はまたかつての輝きを取り戻しつつある。
光と闇は表裏一体でいつ反転するかわからないという怖さと希望を感じた。
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