シャッター アイランドのレビュー・感想・評価
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これは謎解き映画ではありません
「あなたはこの謎が解けるか?」的な訴求をすごく出してきているが、肝心の謎があまりにも単純というか・・・引き合いに出されるシックスセンスの方が緻密だったように感じます。
だからといってつまらないか映画なのかと言うと、そういう訳でもありません。ディカプリオは見ていて華があるし、周囲の役者も良い味を出している。ストーリーも「謎」の話をさて置けばそれなりに楽しめるようには作られています。ただ全体的にパンチが弱いかなーという印象はありますが・・・
キャッチを期待して力を入れて見に行くと肩透かしを食らうので、あんまり力をいれずに軽い気持ちでもって、ディカプリオの勇姿を見るんだー、くらいのテンションが吉ではないでしょうか。
安易すぎる
宣伝が上手すぎたのか、期待が大きかった分、余計に残念だった。初めてこういったタイプの映画を観る人なら少しは楽しめたのかもしれないけど、個人的にはオチも安易だし、途中の伏線も雑に感じた。でも、超吹き替え版の試みは非常に良いと思いますね。
まあまあだね
スコセッシとディカプリオのタッグで、予告編を見てからすごく期待していたが、すこし期待はずれで、かなり面白くもなく、つまらなくもないまあまあな作品でした。最後のほおまで楽しく見ていたがあのオチだったので、ちょっと残念。最初の線と形の説明いらない。でもそこまで期待しなければ普通に面白いです。ディカプリオの次の作品「インセプション」はあまり期待しないでおこうと思いますが、やっぱり期待してしまう。
陳腐なテーマ
最後のオチは例のパターンです。
撮り方、観せ方はスコセッシとか一流どころだからそれなりに
練られたものですが。。。
ってことはこの原作を選んだ方に問題ありか。。。
もったいぶるほどのオチではなし、なんだか拍子抜けしちゃいました。
満足(^_^)
余韻にいつまでも浸ってしまうような、良く出来た作品でした。私個人的には好きな展開で、ハラハラ感を楽しめたので、見て良かったと思います。
ディカプリオの演技が、少し長めの作品を飽きさせることなく、面白くしていたと思います。
真実と向き合い、それを受け止めることで、前に進んでゆけるのだと思いました。
素直に見るのがいいかも
だまされる気満々で、予備知識もほとんど持たないようにして
見に行きました。
確かに途中で結末はうっすらわかってきましたが、
それよりも、レオ様扮する主人公のつらさ、悲しみを
思うと切ないなあ……という気持ちのほうが大きかったです。
また、ディカプリオの成長ぶりを見られてよかったです。
昔はあまり好きではなかったのですが、
「ブラッドダイヤモンド」を見て、「おお~」と。
ますますすてきな俳優さんになって、これからもスクリーンで楽しませて
もらたいたいです。
オチは内緒にしてねん。
もうひとひねりがんばれ!
見せ方は上手なのだが、如何せん長い。考えさせるわりには、デジャヴを感じさせる内容。夢でも見ていた感じだ。
グイグイくるので、この手の作品が苦手な人は吐き気をもよおすかも。
オチは、私の中では常にナシ、にしているところなので評価は低くなってしまう。理由は卑怯だから。
あまり「謎解き」に囚われないほうがよい?
何やら「大人の事情」で公開が伸びたために、見たい度が高まっていました。
映画の宣伝で嫌でも「なぞ」のある内容であることは分かっていましたが、映画を見終わって、ある意味「目の錯覚」的な“視覚的”トリックを探すのに関心を集中しすぎて、映画そのものの内容に集中できなかったという人もいるのではないかという気がします。
個人的には、トリックに関心を持って見ていましたが、別の意味で映画の冒頭から前半部を見た時点で、ある程度結末が読めてしまい。おかげで見終わった後に、それほどの満足感が得られていないことに気づきました。
ただ、冷静に思い出してみれば、全体の設定の緻密さはもとより、ディカプリオの演技が上手いために、想像した結末が間違っていなさそうであることにも確信が持ててしまったということがあって、これは果たして皮肉なことだったのか、それともそのこと自体がスコセッシの計画の一部であるのかとも考えてしまいます。
でも、個人的には、少なくとも一回目はあまり「謎解き」に固執せずに、「だまされることを楽しむ」方がよい作品ではないかというのが正直な感想。
どっぷり。。。
謎解きってフレーズに興味を持って見たけれど、
見終わった感想は「疲れたな・・」という感じ。
自分が思っている世界観と他人が思っている世界観には必ずギャップがあるとは思うけれどね、たとえば、自分が正しいって思っていることについて多くの人が反対だったら、本当はどっちが正しいのかな。
周りに感化されずに生きるのって難しいし、突き詰めれば詰めるほどわからなくなることってあると思います。
そういう恐怖心が沸いてくる作品でした。
悪夢のような気分
映像自体がすごく不思議な仕上がりになっています。よくある謎解きとはかなり違っていてめちゃめちゃ見入ってしまいました。最後まで観て他のお客さん達の話を聞いて思ったのは、解ったつもりになっている人も案外多いかもしれないということです。もう一度DVDで観てほしい(笑)
謎解きに過剰な期待は禁物です
2010年アメリカ映画。138分。今年25本目の作品。マーティン・スコセッシとディカプリオがタッグを組んだ四作目の作品。
内容は;
1,精神異常犯罪者を収容する島で、一人の女性収容者が痕跡なく失踪する。
2,二人の連邦捜査官が島に派遣される。
3,捜査官は調査を進めるうちに島の巨大な謎の存在に気づく。
デヴィッド・リンチを思わせるような夢の描写ですが、それでもやはりスコセッシ監督の描写なのです。長年スコセッシ監督の作品を観てきたわたくしとしては、それがとても楽しめました。
本作は観客に謎解きをしてもらういわゆる「参加型」の作品です。わたくしも本編開始前の指示に従って、ほとんど字幕を観ずに登場人物や画面の隅々まで注意を払って謎解きをしてました。
そして、レオと相棒が嵐の中逃げ込む教会(?)で煙草を吸うシーンが手がかりで結末が推測でき、結果的にはそれが正解でした。ほんと、この作品は内容よりも画面に集中しないと謎解きできないです。(問題の煙草のシーンもほんの一瞬ですから)。
結果的には楽しめましたが、宣伝からの期待からすると肩すかし食らった感はありました。なんというか、「作品自体の主題とかけ離れているだろうが」って感じです。実際、それで怒っている人もいました。
でも、それなりに楽しめる作品でした。スコセッシとレオのタッグも本作で四本目(すべて劇場で観てる)。本作まではすごく違和感がありましたが、四本目となると慣れてきて、オーバーなレオの演技も理解できるようになりましたし。
ていうか、昔は流血バイオレンス映画ばかりつくっていたスコセッシ監督も最近は余裕をもってエンターティメントな作品を作るようになったんですね~。
これから本作を観る方は過度に宣伝から期待するのは禁物です。
最近よくあるハリウッドパターン
正直デカプリオはあまり好きではない。
でも、ブラックダイヤモンドを好演していたので、見る気になった。
映画前の注意でとてもミステリのおちを期待したけれど、
結果はどこかでみたようなオチで私はイマイチ。
ミステリを読みすぎたり、観すぎたりしすぎだからかもしれないけれど。
ミステリアスな雰囲気は抜群だが——
クラシカルなオープニングタイトル、それにマッチした仰々しい音楽、鈍く光る鉄のような色調の映像……。
雰囲気たっぷりの幕開きは快調。
ゴシックホラーかと思わせるような演出や、“赤狩り”の不穏な影が見え隠れする展開、中盤の悪夢のシーンも良い。
特に悪夢のシーンは、舞い散る雪や舞い散る灰、逆流する煙やカットごとに微妙に変化する背景など、脳ミソを掻き回されるような感覚を味わう見事な出来映え。
また、随所に「今のは見間違いか?」と違和感を覚えさせるカットを挟み込ませたのも、得体の知れない不気味さや不安感を煽るのに一役買っている。
だが何故だろう、いまいち映画にのめり込めないこの感じは。
事件の謎の正体が不満だった訳じゃない。物語の真相は、ミステリー好きな人なら割と容易に予測できるものだろう。だが映画を観た人なら分かるように、これはドンデン返しを楽しむタイプの作品じゃあない。
だいたい『シックスセンス』の柳の下のドジョウを狙ったような大袈裟な宣伝はハナから信用していなかったので、その辺は別に気にならなかった。
不満点は他にある。
観客を混乱させようと色々な要素を盛り込みすぎて、かえって映画が冗長になってしまったように思えた点もひとつ。
だが一番の理由は、主人公が事件に執着する原因となった女性の“ある行為”の要因がやや短絡的すぎるように思える点かもしれない。
彼女はきっととてつもない大きさの苦しみや悲しみを抱えていたに違いないのに、その辺りの描き方が雑に思えるのだ。
だから、主人公が女性に対して取った行動も今一つ心に響かない(もっともディカプリオの迫真の演技で補われてはいるが)。
頭では「面白い話」「悲しい話」と認識しているのに、それが心にまで沁みてこない。不満の理由を一言で言えばそんな所。
(全然説明になってませんね、すみません)
だがラストの台詞は良い。あの人物は本当は“真相”を理解していたのかもしれない……まるで主人公らが燻らせる煙草の煙のように、儚く寂しい余韻を残す最後だった。
僕の肌には合わなかったが、断じて悪い映画じゃない。ハマる人なら、きっとハマる。ミステリアスな雰囲気を味わいたい人は、是非。
あ、ついでに、映画の評価とは関係無いですけど、この映画の煽り過ぎな宣伝についてはランクCと評価させてください。
<2010/4/10鑑賞>
えぇっっ!?どういうこと?
14日観賞。
原作も未読で、何にも考えないで観ていたので、
クライマックスまで他の人が書いているような気付きもなく、
ただ驚いたという・・・・
冒頭の「あなたの脳を信じてはいけない・・・うんちゃらかんちゃら」は私も不要であると思った。
それでなくても上映時間長いのに。
ディカプリオって、こんなに演技力あったっけ?
「タイタニック」と「ロミオ&ジュリエット」しか観てなくて(しかもテレビ)、あランボーのも観た←「太陽と月に背いて」
全然ディカプリオもの観てないと思ったらあと3本程程観てるから、もしかしてけっこうファン?
とにかく演技がすごかった。アクションも。
愛する人をを亡くす辛さと後悔とか、怒りのシーンとか、見応えあり。
脇の俳優たちもよかった。
ロケーションも大変オドロオドロしてて、観客の不安感を煽ってて。
そして、クライマックスから、ラストのセリフへ。
・・・う~ん、誰か正解を教えて~!!
でも、リピーターになる気はないけど。
DVD待ってよっと。
えと・・・
ほんの序盤で・・・ある種全貌が理解できてしまった。
なので、説明書きほどにいろいろ意識して観なくてもよいかと。
ただ、考えながら観るのも一興。
ラストの言葉で、3通りの解釈も可能かと思うけど・・・それに答えはきっと無いのだろう。・・・多分。
演技を楽しむ作品かなと。
コンビ4作目が一番しっくりくる・・・
超日本語吹き替え版で観た。上映前からいろいろ内容についての説明があって何だかしらけた。でも、原作も巻末が袋とじだったそうで、そういうのを宿命づけられているのかな? だけど、スコセッシ監督とレオが組んだ4作目のこの作品が、二人に一番合っていると私は思った。私はおもしろく観た。レオの熱演が鼻につかなかったし、有名な俳優が脇を固めていて重厚な感じがした。時折挿入されるシーンの描き方が半端じゃなくて力が入っていた。謎解きも違和感がなかった。軽い気持ちで見られるミステリー映画ではないが、重い雰囲気にどっぷり浸かって観るミステリー映画もあっていいんじゃないかな。まあ、デニス・ルヘイン物に軽いのはないけどね。
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