シャッター アイランドのレビュー・感想・評価
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モンスターのまま生きるか、善人として死ぬか
レビューの書いたら全てがネタバレになりそうで怖い
ミステリーホラーとしての完成度の高さ
はかなりの物
ラストの衝撃と
その後の主人公の行動は
人それぞれの感じ方があり面白い
ラストの演技
先にフラクチャードを見ていたので、どちらが本当のことを言っているのか、狂っているのはどちらかと観ているものを翻弄させ考えさせるテイストは似たものがあるなと特に驚きはなかった。ただラストの演技は印象に残った。
切ない気持ちが残ってしまう物語
島の歴史背景と主人公のバックボーンやトラウマに病。それらが見事に絡み合った質の高いミステリー作品。
孤島という閉ざされた空間で、狂気がチリチリと迫ってきます。
終始虚実が見事に入り混じり、今何処に立っているのか観客もわからなくなって来るんですね。
大小様々な伏線が多数散らばっており、終盤には色んなことが見えて来て一つに繋がって行く様は見事でした。
「モンスターのまま生きるか、善人として死ぬか」この言葉に作品の全てが詰まっているのでしょう。
何とも切ない気持ちが残ってしまう物語でした。
触れ込み通りの面白さ
最初から医師たちの狂気が凄い、と思っていたらなんと
映画の展開と筋書きがしっかりしているけれど分かりやすいのでミステリーをあまり見慣れていない私でも楽しく鑑賞することができました
主演のディカプリオの最後の30分の演技にはとても迫るものがありました。プレッシャーのかかる役で主に恐怖を伝えるのではなくその向こうにあるもっと細かい部分を伝えるのはとても難しそうですが、ディカプリオが出ている他の映画ももっと見てみたいです
どのシーンでも音楽がとても効果的で一昔前のホラー映画を彷彿とさせるものがあり、それだけで怖めな雰囲気が漂うので夜に見る方は注意されてください
妄想オチが先に見たビューティフルマインドと少しかぶったのですが、精神的な疾患を映画で表現する手法として効果的な描き方なのかなと思いました
全てを疑え 本作の結末すら疑え これこそが本作の本当のテーマだったのだと思う
スコセッシ監督の初ミステリー作品
原作の時代設定が1954年だから、ヒッチコックの黄金時代の真っ最中の時代だ
「ダイヤルMを廻せ!」、「裏窓」はその年の作品だ
ヒッチコック作品へのオマージュやリスペクトが散りばめられているのはすぐに気が付くところ
フェリーの船上シーンや、ジープに乗って会話するシーンは、ヒッチコック作品の古典的な合成シーンをわざとチープに再現している
監督がノリノリなのが伝わってくる
さて、ヒッチコックなら粗方観ているというようなミステリー映画好きならば、中盤でオチはだいたい予想できたと思う
ヒントも伏線も沢山フェアに提示されている
全ては逆であり、テディの妄想であった
そういう物語だ
そういうことであらゆるシーンが説明がつくようになっている
何気ないセリフも仕草も視線も、すべてそれで整合するようになっている
だが、果たしてそうなのか?
それもまた病院側がそうテディに思わせているのでは無いのか?
そのような疑念を観客が持つようにスコセッシ監督は解釈の余地を残すように撮っているのだ
種明かしをしたなら、全てを明確にして構わない
むしろ、そうすることによって観客はどんでん返しの決着が確実になり安心できる
そこにカタルシスも与えられるだろう
きっとヒッチコックならそうしたはずだ
しかし、本作はそうではない
テディの妄想だったことで決着したようで、まだ疑念がモヤモヤと残ったまま観客はエンドロールを迎えてしまうのだ
きっとそれはわざとだ
全てを疑え
本作の結末すら疑え
それこそが監督が、本作で撮りたかったことなのだと思う
今日は2021年12月8日
日本のコロナワクチン接種人数は1億人を超えたとのニュースを目にした
自分も2回の接種をとっくに終えている
しかし世の中には反ワクチンの人がいるらしい
何か良くわからない陰謀論を主張していると言う
まるでテディのようだ
反ワクチンの彼らは、テディのように妄想の中にいるのだろうか?
彼らは大真面目に陰謀を暴こうとしているのかも知れない
シャッター アイランドは現在進行形だったのだ
いや、それで斬って捨ててよいのだろうか?
反ワクチンだけでなく、他の事ならどうだろう?
メディアで報道されることは、全部本当にそうなのだろうか?
テレビや新聞で報道されたことは全て正しいことなのだろうか?
そうではないことを私達は知っている
メディアの政治的な志向により、彼らが恣意的に事実に角度をつけた記事にして、全く違う印象にしたり、実際は逆であったり、そもそも無かったことを記事にしていたりしていたではないか
そのことを私達は知っている
かって、それを指摘し反論しようものなら、テディのように狂人扱いされたりしたことも知っている
ならば世の中全てがシャッター アイランドではないか
最後のセリフ
「どっちがましかな。
モンスターのまま生きるか、善人として死ぬか」
意味が全く違うように聞こえて来はしないか?
世間が正しいと思うことが、本当に正しいのかどうか、
怪しいと思うこと、おかしいと思うことを、おかしいと言える「モンスター」で生きるのか
それとも大人しく波風たてずにメディアの言うことを疑いもせず、鵜呑みにして信じる「善人」として、自分の頭で考えることを止めた存在になるのか
全てを疑え
本作の結末すら疑え
これこそが本作の本当のテーマだったのだと思う
物語が映像に頼り過ぎてしまった為に、サスペンス性は微妙。前半の時点...
物語が映像に頼り過ぎてしまった為に、サスペンス性は微妙。前半の時点で妄想もしくは幻覚の場面が入る為に、後半に入ってからが長く感じてしまう。
大好き!な設定〜!!!
ずっと見たいと思ってた映画。やっと見れた、、、
2通りの見方があるようですが、、
私はあのラストの灯台のカット、、、意味深だなぁ。
セリフと合わさると、、
うん。こっちだと思う。
大好きなマークラファロに釘付けでした、、、
あの人の表情のお芝居さいこうです✨✨✨
ミステリーものでもスコセッシの作品は面白い!
現実は残酷で切なく辛いから、虚構の世界に逃げるのも間違っているとは言えないのではないか。
スコセッシが挑んだミステリーという新境地、先が読めるようで読めない展開と、不安や恐怖を煽らせる演出、更には現実と妄想での二面性を帯びたキャラクターの描かれ方が、最後まで観客に飽きさせることなく作られていて、流石だった。
現実は実際に救いようがなく、虚構に逃げ込んでしまう主人公をよく理解できた。その上で本編に多々散りばめられている不自然な点は、全て最後の伏線だったのかと思うと素晴らしい。
本作は俳優が、現実と妄想の2つのキャラクターを演じなくてはならないので、かなり大変だと思うのだが、しっかり演じ分けられていたと思う。ディカプリオは流石としか言いようがないが、個人的にマーク・ラファロの安定感ある演技も素晴らしかった。
本作は、ただのミステリーに収まらず、人間が抱える罪悪感を独創的に、どのように向き合っていくのかということが描かれていて、スコセッシっぽい作風だった。彼は"最後の誘惑"から付きまとう"人はどのように罪と向き合わなくてはならないのか"という答えのない問を、映画で表現し続けているのだろう。
ただ唯一残念だったのが、本作がロボトミーを肯定しているということだ。最後のシーンでディカプリオは、現実に戻ってきたが、その罪を背負って生きていくのが辛すぎるため、現実を放棄する選択をする。辛いことから逃げること自体は、罪に対するひとつの解であるから、問題ないのだが、その手段がロボトミーであり、更に自ら進んで廃人となり、自ら思考することを放棄して一生を凄すという選択をしたということだ。このラストはあまりにも残酷で悲しいが、ちゃんと罪に対する解も描けていて素晴らしくもあった。脚本を読んだ時、このラストを見て、本作の監督を引き受けたスコセッシも納得できる。
二回観たくなる
怖いのが観たくて鑑賞したので
初めは怖くないなぁ〜って拍子抜けだったんですよ、
が。途中からあれあれあれ??
と伏線回収
と思いきや
幻覚と現実とどっち??
と引き込まれて終了。
あなどるなかれスコセッシ。
最初からも一度真面目にみます!
ネタバレの解説見ると面白さが増します
Netflixで鑑賞しました。
なんとなく、テディが精神に異常をきたしていて、子供と妻を殺害したのだろうというのは想像がつきましたがなるほど、そういうことなのね。
最初の船に乗ってるシーンがあるがあれも幻覚なのかな。
ネタバレの解説など見ると、様々な伏線が隠されていてさらに面白さが増します。これ解説できる人凄いな!!
どんでん返しレベル1
精神病の犯罪者を収監しているシャッターアイランドから1人の患者が消え、その調査にやってくる男の話。
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最初にネタバレすると、捜査員と思っていた主人公は実はこの島に収容されてる患者でしたってオチ。でも日頃から映画をよく見る人、特に私みたいに邦画のご都合主義警察してるようなめんどくさい人なら割と予想はできる。
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主人公の妄想を見せられているので、終盤の灯台へ入るところだいぶおかしいし、恐らくなんだけどタバコを吸うシーンでタバコの煙が戻っていってる気がした。
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私的にはもう1つのどんでん返し、主人公は自ら狂っている演技をすることでロボトミー手術行きの死を選ぶっていうラストの方がおぉってなった。
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このロボトミー手術、当時は頭を開いて脳に直接刺激を送るなんて狂っていると思われていたものの、現代の精神医学では有効な治療法らしい。なので、主人公この後実は妄想癖治るんじゃないのか?と思っている。精神病の犯罪者を収監しているシャッターアイランドから1人の患者が消え、その調査にやってくる男の話。
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こんなのありですか?
なんとも後味の悪い映画だった。
なにが一番考えさせられるかって、精神病患者の妄想を延々と
2時間も見せられ、挙句に正気に戻ったかと思えば
狂っているふりをして施術を受けるというなんとも言えない気持ちになるよね。
全編に漂う雰囲気や謎のメモも大して意味もないし、
崖で会ったレイチェルは妄想だったし、見ていて事が
全て意味がないとか、なんかズルイと思う。
もしエドワードの病状を知りつつ見たら、2回め見たら
痛々しい精神障害者のひとり芝居で周りが付き合って上げてるんだなあ。
って思いながら見ることになるよね。
面白いといえば面白いのだけど、やっぱ納得行かないな。
レビュー読まずに見れてよかった。
いつも通りの癖で視聴前にレビューを読みにここに来たところ
「ネタバレ厳禁タイプ」をまず目にし、
これは読まずに見よう!と先に視聴できました。
レビューの皆様ありがとうございます。
ただ、ネタバレ厳禁ということは
なにかあるんだな・・という目線で見てしまいました。
それでも騙された感がとてつもなく!
ウマいな~面白い。とハラハラ引き込まれました。
伏線をあまり回収できていないと思うので、
暫く経ったらもう一度みたいなと思います。
ラストシーンに関しては、
ダメだったのに、わかってる・・・?
と、ハテナが浮かんだままでしたが
ほかの方のレビューに
“最後に少し残っていた理性”というコメントですっきりしました。
面白かった!!!
ネタバレ厳禁タイプの映画
そして溢れ出るインセプション感。デカプリオ主演で、現実と夢が混同したような演出で、どこかノーラン臭がする。
そんなこと思ってたら、ラストシーンも似ててびっくり。笑
なんかうっすらオチを知ってたので、伏線があからさまに感じたけど、知らなかったらどうなんやろ。
丁寧に伏線張ってるし、なんか変だなって思ったことは後で解決する。
オチは賛否両論ありそうだけど、おれは賛成派だし、むしろこれはかなり好きな部類。
それだけに、オチを知らずに見たかったわ。
いろんな幻影、
幻影なのか夢なのか、なにが妄想でなにがリアルなのか、ストーリーもいくぶん複雑でしっかり見てないと混乱もする(笑)
もうちょい短くてもよかったかなあ、と、その流れに疑問に感じるとこもあったけど、途中からは怖くもなり(笑)、でも興味もわいてきて先が気にもなり、「最後はどうなるの?」ってかんじで最後まで見た。
重いような疲れるような。
いやー見破れなかった、衝撃のラスト
ネタバレ厳禁ですね〜ある意味何度も見たくなる映画でした。見る度に発見がありそうです。
伏線回収がしっかりとされ気持ちいい、最初っから伏線は蜘蛛の巣のように張り巡られています。色んなところに注意して見てみましょう!見破れるといいですね
まんまと騙された。
やられた。
シャッターアイランド。
素晴らしい伏線回収だ。
最後の最後まで気が抜けない作品。集中して見たとしても騙される仕組みだが。
この映画は面白い。
怖さはないので家族でも楽しめる。
山の絵が続いているので、もう少し近代的な場面も一つ欲しかった。
ネタバレ厳禁系ですね
何の前知識もないままの初鑑賞。エンディングまで観てからの多くの伏線に気づき、脚本の綿密さに感心した。
キャストも豪華で映像も重厚感があり、大作の雰囲気を醸しだしている。
ただ個人的には、対象となる、それぞれのシーン設定が何ともしっくりこないのは何故だろう…惜しい感じがする。
全255件中、41~60件目を表示