劇場公開日 1976年9月18日

タクシードライバーのレビュー・感想・評価

全124件中、61~80件目を表示

3.0見終わった後はなにかが残る

2020年6月2日
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正直期待してた程でなく、こんなもんかーと思って他の人のレビューを見て納得。
コミュ障で他の人間を見下し政治などのことには無頓着、自分は海兵隊だと思い込み銃を持って強い気になったように陶酔する。それが主人公・トラヴィス。で納得した。
今の世の中にはこんなような人が山ほどいるに違いない。
あと「世界中の女は 俺を恋人にすべきさ」の台詞が良かった。
もう一度見返したい。

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aaaaaaaa

4.0変な人だけど共感

2020年4月6日
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鑑賞方法:VOD

不眠症でタクシー運転手になったトラビスは真面目だけど変な人。自分は共感するところがたくさんある。

ここが変な人

彼はNYの街に不満を感じている。ごみごみした騒がしい街、コールガールヤクザ、水溜り、ドライバー詰所の退屈な会話にもうんざりしている。一目惚れしたイケてる女子を窓から覗いてる。いきなり告白する。せっかくの映画デートでポルノ映画を選ぶ。振られたら突然、銃を買う、筋トレする、仕込みナイフとか訓練するストイックぶり。銃を練習中の1人芝居も気狂いじみている、でもわかる。自宅のTVを壊してしまう。親への手紙や女の子には自分は政府の仕事をしていると嘘をつく。突然のモヒカンにグラサン。何故か無計画に大統領候補を暗殺しようとする。すぐ気付かれてあっさりと逃げる。そしてその後、ある行動に出る。

共感してしまう

一見普通の人、でも何を考えているのか分からない、自分はこの街にやらせない不満がある。彼は孤独な人。夜のダークな雰囲気にも、昼のリア充にもなじめない、自分はこの世界を何か変えたい。自分も変わろうとしている。存在を示したい。これは誰にでも当てはまることだし、いきなり行動的になる不器用なところも、思い通りにならないで戸惑うところも共通する。映画のトラビスのふるまいを客観的に見て、感じることがたくさんある。行動することの勇気を学ぶことができる。ただやってることは無茶苦茶なんだけど。

音楽がずっとステキ。じわーっとした雰囲気がいい。車の中から社会を見ている時の時間の流れ方がモヤモヤした雰囲気を醸し出す。後半のアクションが急激に始まり、たまらない迫力がある。

この映画は鑑賞後にモヤモヤとした感情が残るとても強い映画だった。

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jasper

3.0結果的にヒーローになった、されたけど、本質はただのいかれた野郎。 ...

2020年3月14日
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鑑賞方法:TV地上波

結果的にヒーローになった、されたけど、本質はただのいかれた野郎。
候補をやってれば大罪人だったし、相手次第で狂人が悪人にもヒーローにもなる。
トラヴィスが世間からズレていて少しおかしいということを理解して観ないとこの映画が何なのか理解するのは難しい。
いきすぎた正義感というかサイコパスというか。
終盤まではのんびりとした映画なのに終盤いきなりバイオレンスで驚いた。
BGMが非常によかった。
アイリスもべツィもかわいかった。

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かぼはる

2.5難しい

2020年2月8日
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鑑賞方法:VOD

ベトナム戦争後の70年代アメリカの恐らく退廃的な雰囲気等が実感にないと理解が難しい。
音楽やアングル、ロバートデニーロとジョディフォスターの演技等、トータルで見て後世にオマージュされるだけの格好良い映画だとは思うが、面白いとは思えなかった。

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masya

3.5ロバート・デニーロは本当に魅力的な俳優だな。

2020年2月4日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

興奮

知的

イケメンというわけじゃないだろうに、なんだかかっこ良くみえてくる。
身体中に武器仕込みまくるシーンが好き。

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かやは

3.5名作と名高いが

2020年1月7日
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鑑賞方法:VOD

名作と名高いが、まあまあ位の映画。トラビスの狂気は見事に描かれたと思いますけれど。

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hide1095

4.5ちょっと時代を感じさせるこの映画のどこがいいかって?

2019年12月29日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

この映画が名作として名を残しているのは、狂気を描き、みごとに描き切れている点です。
この映画に拒否反応を示す人は、そこが受け入れられないのでしょう。

普通、映画は正義を描き、そこに共感を生み出します。たとえ任侠ものであっても、義理や人情というある意味もっともプリミティブな価値のために、自己犠牲すらはらう正義に憧れさえ誘うのです。

でも、この映画は違う。倒錯、異常、狂気。それを、こんな形で、映像として描けるんだ、描いていいんだ、と10代半ばで初めてこれを見た私は、ブッ跳んだ記憶があります。
もちろん、狂気を単に狂気として、つまり、あっちの世界に行ってしまった人として描けば、それは理解されない。でも、こっちの世界へたぐり寄せすぎれば、それは狂気ではなくなる。きわどい線を、離れ業で描いてこそ映画になる。
マグナム44を小道具としてクールに描き、商業映画として成功させたのが、この映画です。
そして、約40年の月日を経て再び見て、その驚きにまちがいがなかったことが実感できました。

狂っているのは、トラビスだけではありません。狂った殺人を犯したトラビスを、ヒーローとして誉めそやすマスコミ。麻薬、売春、殺人、強盗・・・、犯罪に満ちあふれた社会。ニューヨークが、すでに狂っている。

そもそも、トラビスの狂気は、どうして生まれたのか。
貧困に生まれ育ち、学はなく、海兵隊としてベトナムで闘い、PTSDを背負い込む。コミュニケーションを上手くとれず、人から理解されず、常識や人の気持ちを理解できない。それでも、なおかつベトナム戦争におけるアメリカの正義を信じ続けている。だから、ニューヨークの堕落を、不正義を憎んでいる。
まさに、狂ったトラビスこそが、被害者に違いない。そこに、狂気へのいくばくかの共感が生まれる。その点は、時代を共有していないと理解できない点かも知れません。

事件後に、ベッツィがトラビスに会いに来る。トラビスには穏やかな笑顔が。
それは、唯一の救いです。
でも、何も変わらない。孤独。貧困。ニューヨークの狂気。
きらびやかなネオンサイン、都会の夜に似合うサックスの音色、それらとの対比が格差を際立たせます。
そして、トラビスは、何事もなかったかのように、夜の光の中に吸い込まれていく。ニューヨークも、何も変わらない。そうしてニューヨークは、狂気を飲み込みつづける。

この映画が、あたかも今の時代を反映しているかのようでもあり、そして、後の映画界に影響を与え続けている、その事実の一端が少しでも伝われば、と思います。

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マツドン

4.5Sometimes Sweet Susan

2019年11月24日
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この映画でないと味わえない独特な雰囲気に酔う。タクシーのガラスとバックミラーが交錯する夜のニューヨーク。サックスが彩る。
デニーロの演技の数々が焼き付く。ラストの銃撃戦での首に銃弾を食らってからの彼の動きに狂気が満ちる。
バラバラになった70年代の鬱屈感。しらけ世代。個人が暴走する。これを英雄として受け取ってしまう社会の渇き。後年までこの価値観は延伸される。

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Kj

2.0忖度なしの評価(曲解、忖度の嵐の評価を見て)

2019年10月31日
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鑑賞方法:DVD/BD

映画の評価はそれぞれみた人によって曲解されたり、忖度の上で行われている。
シンプルに「その映画のみの評価はどうなのか?」という点を考えると内容自体はどうなのだろうかと思う。

音楽が、今でも古くない、ジョーカーと被る、などなど、他の評価は忖度、曲解の巣窟であり、
この映画単体に対しての評価ではない。

たった一回の無茶ではなく、日々の努力の積み重ねでHEROになりましょう。
説教する前にあなたが頑張りましょう。

としか思えなかった。

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km

4.0ジョーカーの原材料、的な!

2019年10月28日
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山田玲司さん宇多丸さんの解説聞いて鑑賞

なるほど、
ジョーカーとかぶるシーンがあちらこちらに

DCコミックのジョーカーという世界観・キャラクター設定に、タクシードライバーとキングオブコメディを混ぜると、映画「ジョーカー」が9割は出来上がる

主人公がクライマックスにソファーで自分のこめかみに人差し指を突きつけるシーンなんて、ジョーカーのエレベーターのシーンまんまでゾクゾクした

タイムリーなところだと、タランティーノの「ワンハリ」もかなり影響受けてるよね。
コミューンに誘われるとこや、クライマックス の狂気なんてまさにそれだし、
大統領候補のボディーガードが、ブラッドピットにしか見えない!笑

あと、シビルシェパード美しかったなぁ、、

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HIDE

3.5不朽の名作

2019年10月13日
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鑑賞方法:VOD

名作と名高い本作品、いつもレンタルしてはほかの映画の優先度ラストとなり時間がなく途中まで見てあまり面白いと感じず返却していたが、映画ジョーカーを見た後で影響を受けている作品ということでようやくラストまで鑑賞となった。
内容的には女を口説いてポルノ映画へ連れて行ったり謎に大統領候補の暗殺計画や、妙な正義感で売春業者壊滅、モヒカン、妄想などある意味狂気じみていた。
そこにムーディーなBGMが流れて味のある映画に仕上がっていました。
若き日のジョディフォスターはとても可愛いです。
嫌われてた女もヒーロー化したロバートデニーロに恋心?
ミラー越しの流し目からのエンディングロールのセンスのよさに鳥肌が立った。

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まあ映画好

4.5モヒカンにサングラス

2019年10月12日
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いかにもな出で立ちで暗殺なんて。。。
社会に色々な不満が鬱積するも暗殺失敗。
ギャングを撃ち殺して英雄に!

前にも何度か観てあまりよく理解できなかった。
ジョーカーを観てからタクシードライバーが検索に上がるので再度観てみた。ちょっと構成が似ている。
レトロでムーディーなBGMよかった。

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Riri

3.0狂気

2019年10月6日
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鑑賞方法:VOD

悲しい

怖い

寝られる

主人公も狂気だし、社会も狂気。
孤独に満ち、不眠が進むと、誰しも可能性があるのでは…
ロバートデニーロかっこいい。
ゆっくりと背景を写すカメラワーク?が惹きつけられた。
ただ、途中飽きて部屋の掃除してました笑

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mackey2424

0.5時間の無駄

2019年10月5日
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鑑賞方法:VOD

寝られる

気味の悪い頭のおかしい主人公に共感も出来ず、ヒロインらしい女性の思考も理解不能。全編通して気味が悪く吐き気がする。
会話も会話になってない。特に必要のない無駄な描写が多い。行間を読み取れということだと思うがここまで吐き気がすると読み取りたくもない。

なぜ評価されているのか理解しようと他の方のレビューも見たが理解不能。
デニーロだとかオマージュされてるとかどうでも良く、おもしろい話であれば評価したかった。

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tiso jack

2.0眠くてたまらない映画

2019年8月28日
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若きデニーロ、とち狂う。

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マルボロマン

3.5孤独が生むもの

2019年6月4日
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『レオン』『ビューティフル・デイ』そしてこの作品。
少女を救った衝撃の3本、ぶっ通し再鑑賞。
主人公の男性の共通点は”孤独”でしょうか。

それにして、デ・ニーロとジョディは名優になったものです。
もちろん、大ファン(o^-')b 。

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miharyi

4.5デニーロ…

2019年5月4日
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鑑賞方法:VOD

悲しい

怖い

萌える

ベトナムから戻って誰とも連絡ない、仕事ない、孤独。コミュニケーション不全。こういう人はいつだって居る。デニーロの眼が素敵、デニーロの眼が全てを映してる。音楽も素晴らしい。

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talisman

4.0実に味があるほろ苦いストーリー

2019年4月13日
Androidアプリから投稿

アマゾンプライムで数十年振りに見た。
ロバートデニーロが若い。彼は普通と異常の狭間を行き交う役が本当にうまい。まさにプロの役者だ。
12歳の娼婦役のジョディーフォスターも、大人がはまってしまう小悪魔ぶりを見事に演じている。
最後に悪人で名をはせるつもりが、善人としてマスコミに囃されるところ、「人生万事塞翁が馬」的なメッセージを感じる。味のある映画だった。

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地元コアネタまるさん

3.0音楽がちょっと・・・。

2019年2月24日
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鑑賞方法:DVD/BD

怖い

デ・ニーロ好きとしては避けて通れない作品。
これはまず「海兵隊=ベトナム帰還兵」「トラヴィス=PTSD」って気付かないと解らん映画。何も考えず知識無しに入ると気付かないよね。
デ・ニーロやジョディ・フォスターの演技はスゲーと思ったけど・・・。
撃ち合いのシーンのカメラワークや音楽に違和感を感じた・・・円谷プロかと思った。
そして最後は孤独は解消されたの!?トラヴィスは変わったの!?スッキリしないわ。
個人的にははまらず・・・。

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トラ吉

4.5Martin Scorsese

2019年1月17日
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鑑賞方法:DVD/BD

悲しい

知的

私の中では、マーティン・スコセッシ監督作品の中でベストの作品。色々な予想を裏切りながらも、一つ一つの要素のパワーが強力なのと、それらの要素が様々な方向から一つに収集されていくのがとても映画的だなと感じました。
何と言っても、ロバート・デ・ニーロの演技がこの作品の中心にいることが一番大きな要素だと思います。そのロバートデニーロの演技に含まれる小さな仕草や、間の取り方に嘘がなくそれらが、監督のディレクティングにバッチリハマっているのが、相乗効果となり、超強力になっています。

普通に我々の身近にいるようなキャラクターではないトラヴィス。例えば、一目惚れの女性に猛アタックをしたり、身体を売っている少女に異様な正義感を見せたり。この辺は、いわゆる世間では異常者の行動です。トラヴィスのクライマックスでの行動はさらに想像を絶するものです。しかし、その全ての行動を嘘っぽく感じないのがすごい。ラクシードライバーをしている時のトラヴィスや女性の好きなレコードを買いに行ったり、重装備の自分に鏡ごしに話しかけるのは、決して以上ではないし、むしろ私たちがパブリックに公表しないような、とてもプライベートで自分の世界に入っている時にするような、ちょっと恥ずかしいような行動。それを描く勇気とそれから大きなテーマ、遠回りしないとたどり着けないような感情を喚起してくれます。

まさにストーリーテラー。常にトラヴィスの感情を追いかけるようなカメラワーク。それに加え、単体では受け入れられないようなショットも、それまでの行動や人間関係からわかるトラヴィスのキャラクターから理解でき、さらには感情移入もできるようなキャラクターアークがあることで、その奇妙なショットがブランド化していく。

マーティンスコセッシは天才であることは間違いないが、めちゃくちゃ我慢強い映画監督だろう。自分の感性に嘘をつかず、カッコつけない。泥臭く、才能のあるフィルメーカーたちが持ち寄った芸術を自分の信じる方法でオーケストレートしていくような監督だと思う。だから役者によってもガラッと色を変えるし、多様なジャンルを描くことができる。決して緩やかな道のりではないだろう。何度も途中で壁にぶつかりながらも、自分の軸から手を離さず、光を探していく忍耐強さがある。
だからこそ、自分の枠にとらわれないような、大きな大きな作品を生むのだろう。

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vary1484