スタンド・バイ・ミーのレビュー・感想・評価
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昔の友達に逢いたくなる
本作に描かれていることは誰もが自分の子供時代を投影してしまうくらい、誰もが通る道。
私も小学生の頃を思い出して懐かしく、気恥ずかしく、そして切なくなりました。
こんな種類の切なさって久しぶりに味わった気がします。
なんともいえない切なさで胸がいっぱいになって、余韻がなかなか消えなくて、
そして昔の友達にたまらなく逢いたくなります。
小学校6年生。
「もう子供じゃないんだから」と「だってまだ子供だもん」の間で揺れながら、
真剣に学び真剣に遊び真剣に悩む。
小学校と中学校の差は子供には大きくて、小学校では最年長でお兄さんお姉さんでいくらイキがっていても、
たちの悪い「ずる賢さ」を覚える直前が小6だったような気がします。
家と学校と地域という狭い世界が全てで(あと1年したら同じ学校へ通う隣の小学校区さえ行動範囲じゃないくらい)、
その殆どを知ったからって広い世界をなんにもわかってないのになんでもわかったような気になっちゃう。
大人の「車でちょっと」が大冒険で、
大人だったら簡単に手に入る「それくらい買えばいいじゃん」が手の届かない憧れのものだったりする。
バカバカしくて、効率が悪くて、だけどそこにはお金じゃ買えないものがたくさん詰まってて。
そこには子供だけの特別な世界があったことを久しぶりに思い出させてくれました。
中学校でも一緒なんだけど新しい刺激が加わることでそのままの関係じゃなくなったりするんですよね。
そして高校になって毎日顔を合わすことさえなくなって。
それから先は本当に別々の道。
携帯にメモリーが入ってるだけ状態の子もいれば、
逆に大人になってからの方が仲良くなった子もいたり、
ゴーディがクリスを忘れなかったようにずっと会ってないけど特別な子もいて。
会いたいなあ…ってなりました。
色んなものが変わってしまったけど昔話には花が咲くんだろうなあ。
昔の遊び場で昔のようにみんなと遊びたくなりましたw
広くかんじた場所はそれほどではないことに気付くけど昔よりキラキラして見える気がします。
5年後10年後といろんな折にまた観ようと思います。
次観る時はなんか号泣してしまうような予感がしますw
この映画について誰かと語り合いたいような自分の胸の中だけにしまっておきたいような複雑な気分。
キングもっと非ホラー書いて!w
懐かしい映画を観直してみました
好きで何度か観ていたんですが、久しぶりに観直してみました。
以前見た内容をちょっと忘れていたのもあり、充分楽しめました。
原作者がキングだから、イメージ的には怖い、グロイのかなってイメージも
ありますが、この作品に関しては殆ど無いと言えます。
ただ一点だけ。
死体の発見時に、あの死体を見せなくてもこの映画的には何の問題も無い
ように思うんだが、その辺がキング原作だからなのかな?関係無いか・・・。
リバー・フェニックスが格好良いですねぇ。
良い男はこんな少年の頃から格好良いんすねぇ~。
そんなリバーフェニックス、今の姿が見れないというのは
もったいない、悲しい事です。
多くの人がこの映画の感想に、自分の子供の頃とオーバーラップすると言います。
しかし、実際にはこんな映画のように田舎で育った人ばかりな訳でもなく
家から銃を持ち出す訳でも無し、ましてや親に嘘をついて2日も家を空け
たりはしなかったでしょ?今の子なら判らんが。(笑)
(まぁせいぜいタバコ吸ったり親がろくでもなかったりってのなら
あるかも知れんけどね)
でも映画を見た人達、一人一人の気持ちの奥底にある色々な物とダブらせるのは
この映画の凄い所かも知れません。
時間も比較的短く、見た後にもう一度見たいと思わせます。
もう一つ、見た後に昔の悪友達が今何処で何してるのかな?
ふとそんな気にさせる映画でした。
あの頃のような友人は二度とつくれない
今までに何度となく観たけれど、
観るたびに
子供に戻りたいと思ってしまう。
たかが子供だけれど、
好奇心旺盛で
大人と同じように
悩みを抱えていたり
お互いに喧嘩したり、支え合いながら、解決していったり。
とにかく4人が羨ましい!!
懐かしくも、ちょっぴり切ない
ホラー小説の巨匠スティーブン・キングの自伝的小説を映画化した作品です。
4人の少年のちょっとした冒険のお話なんですが、劇中の少年達に思わず自分の少年時代を重ねて観てしまいます。
遊びも悪戯も喧嘩も、何をするにも一生懸命だったあの頃。
大人になるに従って忘れていく少年時代の楽しい思い出。
観終わった後には、何とも言えない切なさが残る名作だと思います。
男性であれば、誰もがこの作品の少年達と似た様な経験を持っていると思います。
少年時代の純粋な心を取り戻せる良い作品です。
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