スタンド・バイ・ミーのレビュー・感想・評価
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名作?なの?、
有名なこの映画、いつか見ようと思ってて見られてなく、たまたまテレビの放送のやつでようやく初めて見た。
でも、まあ、話はわかるしいいんだけど、そこまで「名作」と言われるゆえんの内容、流れってなほどまでは感じなかった。
道中の間延びしたような、ウダウダのくだりが長く感じて「だから何?」、「もういいから、わかったから、で、どーなんの?」ってかんじだった。
そこまで入り込めるようなものでもなく、子供たちのどーでもいいけなし合いとかじゃれ合いとか、泣いたり、の繰り返しに飽きてきた。
子供たちが背負うつらさとか悩みもわからんでもないけど、行きの道中でそんな映画の時間のほとんどを割いてまでのことか、と。
遺体を見つけてからもナイフやらピストルやらのくだり、それからの、行きのあんだけの時間やウダウダはなんだったのか、帰りはあっという間に帰ってきて解散、そしてその後の説明があってエンディング。
ホント、そこまでいいものなのか?
そこまでの「友情」やら「絆」とやらの描写もあったか?
音楽は有名でいいものでも、意味がよくわからん映画だった。
スタンド・バイ・ミー
片田舎の少年四人の、
一夏の冒険。
それは、
汽車に轢かれて死んだと噂された
同世代の少年の死体を探す
小さな旅だった。
主人公ゴードンはスティーヴン・キング本人がモデルの作家志望の小柄な少年。
リーダー格のクリス、危険なことが大好きなテディ、どんくさいバーンの四人組はいつも一緒の仲間たち。
ですが、旅の中でそれぞれお互いに夢や進学の悩みを漏らし、この楽しい少年期の終わりを予感させます。
原作小説も傑作です。
この作品が心に響いたなら、当時のヒットソングばかりを集めた映画サントラを流しつつ、夜長に読み耽るのもよいでしょう。
イニシエーション。
町が世界のすべてだった少年も、実は町だけが世界ではないことを知る日が来る。
それでも、それだからこその、その時の記憶。
「お前が死ねばよかったんだ」と父に言われる夢を見る少年。
家族からも、学校でも、社会からも不条理な扱いを受ける少年。
敬愛する父から、一つ間違えば死に至る暴力を受ける少年。敬愛する父への世間の評価も彼を苦しめる。
自分が埋めたへそくりの場所がわからなくなってしまう少年ーちょっととろい彼は、世間や家族からどんな仕打ちを受けているのだろうー。
今の時代なら、自死リスク高位者として、教職員や社会からケアの対象者として認定されてもおかしくはない子ども達。
クリスがゴディに言う。「俺らとつるんでいないで…」自分たちはクラスカースト下位層仲間という認識?
たとえ、おもしろおかしく遊んでいるように見えても、無意識の底では自分の存在の否定≒死が身近な存在。
家族環境・経済的なバックボーン・学力が違いつつも、何かが響きあうから一緒にいる仲間・居場所。
死体を発見しに行く冒険。
もっと違う冒険もあろうに。
死体を見つけることでしか、”有名”になれない町・彼ら。
人口1,000人強の小さな町。
それがすべてだったあの頃。
一泊二日の旅。
他のレビューを拝見すると”小さな”エピソードと書かれているのものも多いが、”小さな”エピソードなのか?
家で遊ぶことが多かった私にとっては、”死”を予感させられるような出来事の連続。
後ろから迫ってくる汽車。
徘徊する狼?
突然深くなる沼。へばりつき血を吸うヒル。
”絶対的”なる存在=死との対峙。
そして、年上の不良集団との対決。
喧嘩しながらも、守り、守られ、可能性を信じあい、自分たちの力だけで乗り越えていく。
往路での彼らの関係性の様子と、復路での彼らの関係性の様子が違うところが、この映画ならでは(横一列、縦一列、二列…)。
みんな仲良し「めでたし、めでたし」ではない。
ゴディ、クリス、テディ、バーンに与えたそれぞれのインパクト。それぞれの想い。それぞれの未来。
心の中の忘れえぬ友。
世間からは馬鹿にされても、ただ一人でも、自分を解って応援してくれる君が(僕の心の)側にいてくれれば、生きていける。
いつか再会し、あの時の思い出を語り合い、心を分かち合えると信じていた友。
君以外には誰にも語りたくない自分だけの宝物。
でも、彼の死によって、
そんな輝くようなきらめきを放つ存在が、確かにいたのだと。
永遠に刻印せずにはいられなくなる。
坊やから少年に変わった日々を描いた映画。
彼らのような経験がなくとも、
彼らのような友達がなくとも、
なぜか、12歳のあの頃の通学路や公園・校庭の風景・風の匂いが思い出され、切なくなる。
クリスとゴディのように、君にだけ語りたいと思わせてくれた、けれど、亡くなってしまった友を思い出して、むせび泣いてしまう。
早世した少年を悼み、
関わりのある少年・少女を想い、ひそかに応援したくなる。
そして、皆が言っているけれど、リヴァー氏。哀悼を捧げます。
大人の目線で見返した
青春映画の傑作だと理解しているのですが、中年のおっさんが見返した時、子供目線よりも大人の目線で見てしまいました。つまり、つらい思いをさせてしまっている子供に対して、大人の接し方、育て方が悪いように思ってしまいました。主人公は、とても優秀な兄と比較され、父親から愛されていると感じないこと、親友のクリスは家庭環境の悪さから教師から裏切り行為を受けたことに、それぞれ、つらい思いをしている。自分が大人の立場だったら、この子たちを立派な大人に育てるためにはどうすればいいのか、寄り添って考えなければいけないなと強く感じました。
余談ですが、クリス訳のリヴァー・フェニックスがとても格好よく感じ、「旅立ちの時」を見る予定です。
本当に大切な友達というものに気付かされた
スティーブン・キングさん原作の映像化された映画を今まで何本か見てきましたが、やはりどれも素晴らしい。今作は少年時代の男子気持ちを蘇らせてくれるような内容になっていって、男子なら誰でも経験したことのあるような、会話だったり、こんなことしたかったなどの憧れのあるシーンもあり、とても魅了された。
普段バカでアホな友達でも、困った時には支え合い、励まし合う、そんな友達って実はもう出会えないのかもしれない。友達は出来ても、あの時に出会えたような友達は二度と出来ないのかもしれない、だからずっとそばにいて欲しいと思えた。本当の友情が芽生えたと思ったら、自分からそばにいて、大切にしたい、いつまでも。こんなにも素晴らしい友情映画でした、ラストの終わり方もとてもオシャレでしたね
少年時代のことを思い出してノスタルジーに浸れる作品
この映画は少年時代のあんなことやこんなことの記憶が凝縮された作品です。
みんなでちょっとした悪さをしたり、親の目を盗んで冒険に出かけたり、大人になったらもう体験することのない貴重な思い出が詰まっています。
なんといってもこの映画の花形はクリス・チェンバーズでしょう。
リバー・フェニックスの演じるクリスには凄まじい演技力を感じます。
家庭が荒れているため不真面目を装っていますが内心では真面目にやっていきたいと思っています、しかし周りの人に偏見の目でみられ自分はワルでしかいけないという感情の表現がとてもうまい。
クリスと主人公であるゴーディとの掛け合いはとてもよかった。
こんなにいい友達がいたら人生は明るいでしょう。
ラストシーンで、ゴーディが「さよなら」といった時「またなと言えよ」といったシーンは心が熱くなりましたね。
言わずと知れた超名作…。が、全く響かない。それどころか寝落ちしまう...
言わずと知れた超名作…。が、全く響かない。それどころか寝落ちしまう失態。感受性がぶっ壊れているのだろうか?原作は、かのスティーヴン・キング。大好きな映画「シャイニング」の原作者でもあるが、脚本が大きく変わっているし…。キューブリックが最高なんだな
【”1959年の暑い夏、僕らは“死体“を見るために、旅に出た・・” 様々な葛藤を抱えた、男子小学生4人組が”成長する過程”を描いた作品。】
ー 内容は、これだけの名作であるので割愛。久しぶりに鑑賞した感想のみ、簡潔に記す。
■感想
1.作品構成の妙
・物語は、少年たちが様々な事を経験し、成長していく姿を描いているが、実際には大人になって、作家として身を立てているゴーディの視点で描かれている事。
随所で、効果的に挿入される作家ゴーディの少年時代を懐かしむような、ナレーション。
2.4人の少年たちが抱える葛藤と、キャラ立ちの良さ
・ゴーディは、事故で4カ月前に死んでしまった優しき兄デニーの事が忘れられず、常にデニーと比較する、”父は自分を愛していない・・”と言う想いに囚われている・・。
・クリス(リヴァー・フェニックス)は、家庭に問題を抱えている。
が、聡明なクリスはゴーディに対し、”君の父さんは分かっていない・・。俺たちと一緒では、君の才能が枯渇してしまう・・”と励ます。
・大きな眼鏡が印象的なテディは、戦争によるPTSDに苦しむ父から虐待を受けながらも、只管に父を愛する。
・太っちょ、バーンは少し弱虫ないじられ役。4人の中では凡庸だが、一番真面な少年なのかもしれない・・。
3.名シーンの数々
・鉄橋を渡る4人の後ろから、汽車が迫って来る、余りに有名なシーン。
・焚火を囲んでのキャンプシーン。粋がって煙草を吸い、ゴーディの語る”ピザ大食いの話”に聞き入るシーン。
ー”ピザ大食いの話”も、大人の愚かさを暗喩している・・。ー
・近道をしようと、線路を外れるが森の中の湿地帯で、蛭に血を吸われるシーン。
卒倒する、ゴーディ。
・死体を見つけた彼らの所に、車でやってきたエース(キーファー・サザーランド)達。ナイフを持って、”死体を渡せ”とクリスに迫る彼に、物おじせずに銃で威嚇するゴーディ。
ーここでの、エースの姿は”愚かしき大人になりつつある青年の典型として描かれている。-
◆”たった2日の旅で、町が小さく見える・・”
そして、大人になったゴーディが、パソコンでこの物語の最終章をキーで打つシーンと画面に映し出される言葉。
”あの、12歳の時のような友達は、もう出来ない・・。”
<小学生から、大人へ一歩足を踏み出す少年たちの姿が眩しい。
そして、大人になって思い出す、もう戻れない、少年時代への郷愁を見事に描いた作品でもある。>
改めて自分を見つめ直すきっかけになる作品
昔の名作という事もあり、気軽な気持ちで観たけれど、想像以上に良かった。
最初に少年達がタバコを吸うシーンがあり、やはり昔の映画だなと思った一方で、子供ならではの純粋な気持ちや考えが上手に描かれており、今の映画に引けをとらない良作だと思った。
一人一人が色々なバックグラウンドがあり、生きにくい環境にある中で、それでも自身の想いを必死に貫き通そうとする。そして、お互いに戦友とも言える友がいる。辛くて苦しいのは分かるが、それでもこの少年達を羨ましいと思わずにはいられない。
大人の自分が改めて自分の学生時代を振り返り、今を見つめ直すきっかけになった作品。
わたしのことを誰も知らない土地へ行きたい
なんびゃくも映画レビューを書いていると、たとえば昔かいたやつを読み返したときに、こんなこと書いたっけとか、ぜんぜん映画読み違えているぞとか、いまはそんな風に感じないなあとか、いいかげんなことかいてやがるなあとか──をかんじることがある。
人さまのことは知らないが、わたしのばあい、水も漏らさぬ一貫性において映画レビューをやってる──わけじゃない。
感想は、時間とともに変化したり、気分によって変化したり、好悪によって変化する。
気分屋じゃない──としても、幼少期や若い頃に見た映画を、何十年も経ってから再度見たとき、まったくおなじ感想ってことは、ふつうはないもんだ。
それを書いているときは、正直で誠実で本意だが、コンピュータじゃないから、全体を俯瞰してみたら、なんらかの齟齬はあるだろう。
まったくのところ、にんげんというやつは、基本的にじぶんのことがだいすきである。
それはティーンであろうと、はたちであろうと、壮年だろうと、おじさんおばさんだろうと、あなた/わたしも、やっぱ、じぶんのことがだいすきであろうかと思う。
じぶんだいすきなやつが、じぶんの主観において、ひとさまがつくった映画を、ああでもないとか、こうでもないとか、あれがいかん、これがいかんとか、言ってるわけである。
わたしがよく取りざたする映画のだいきらいな要素に承認欲求ってやつがあるんだが、とはいえ、だいたいにおいて映画レビューなんか書いたりするやつってのは、承認欲求のかたまり──とみていい。
まったくのところ、映画レビューサイトなんてものは、大ブーメラン大会会場と言っていいんじゃなかろうか。
それはともかく。
スタンドバイミーは若いころと、大人になってからと、年をくってから、それぞれ、印象がことなる映画だと思う。
若いころ──クリスやゴーディとそんなに大差ない年齢で見たときはソフトな印象しか残らなかった。
あるていど大人になってしまうと、この映画のさいだいの命題はリバーフェニックスのセリフ「I just wish I could go to some place where nobody knows me. 」になる。
クリスはとても大人なキャラクターで、すでに社会と家柄と自分との関係性に、すさまじい疲弊を感じていた。
わたしは若いころも、大人になってからも、年をくってからも「わたしのことを誰も知らない土地へ行きたい」と思い、ときどきはじっさいにそうした。
だが、そうしても、しがらみから解き放たれて、いさぎよく生きられるわけじゃない。なんかがわたしを追いかけてくる。その追憶が貯まれば貯まるほど、この映画は泣けてくる。
12歳にしか見出だすことのできない道。
〇作品全体
世界が狭いからこそ進もうと思える道があって、その時にしか集えない仲間たちがいる。
物語序盤で小さな町での物語であることがモノローグで語られたり、クリスの「街を出られない」という悲観的な考えがあったり、12歳のころの「街」は終始窮屈で生きづらさをはらんだ場所として描かれる。
4人それぞれにこの「街」のどこかにネガティブな感情を抱かせる場所がある、というのも窮屈に感じさせる一因だろう。ゴーディにとっては自分の家がそうだろうし、クリスとテディにとっては悪評のある親という枷とともに目線を向けられる街自体。バーンは少しコメディチックだったが、へそくりを隠した床下がそうなのかもしれない。いずれも自身の根の部分(バーンは少し直喩すぎるが…)にその感情を抱えている。12歳の世界では処理できない、12歳の世界だからこそどうにもできない感情をそれぞれが形を変えて抱いている。
だからこそそこから出ていける線路の一本道がより魅力的に映るのだろう。12歳というその時に似たようなものを抱えながらそこから一時であっても抜け出せる道が広がっている。そこに溢れる好奇心と不確かな希望がすごく輝いて見えた。
道の途中には楽しいだけじゃない空間もあって、結末はあっけなく、そして再びその街に戻ってこなければならない。自分自身でも感じたことのあるこの不確かな希望と予想の範囲内である終点の温度差が、一番ノスタルジックに響いたポイントであり、刺さる部分だった。
〇カメラワークとか
・歩いているときの4人の立ち位置をどこまで計算して演出しているのかが気になる。クリスはリーダー格だから先頭を歩くのはわかりやすいが、ゴーディが一番後ろを歩いてるのが印象に残る。一番優等生だから、というのも理由だろうけど、物語を振り返るポジションだからかな、とも感じる。ゴーディが大人になって感じた「12歳の頃のような友達は二度とできることはない」という感情はゴーディが覚えている主観的な風景にも起因しているように感じる。3人の背中を思いだせるからこそ、客観的にも見えるポジションにいたからこそ、この感情を抱くことができたんじゃないか、そんなことを思ってしまう。逆を言えば、他の3人がゴーディと同じ感情を抱いているかというと、立ち位置も違うのだから少し違うんじゃないかな、と思ったり。
・もっと自然を強調したり、4人が歩く世界を見せるカットが多いのかな、と思っていたけど、そうでもなかった。むしろウエストショットくらいのカットで砂利の音と手持ち無沙汰に歩き続ける姿のほうが多かったような。こういう、いわば平凡なカメラの距離感が「特別な4人の物語」というより「よくある12歳の風景」としてノスタルジックに感じさせるのかもしれない。
切なくなるのに見てしまう
中学生の時に初めて見てから最高に好きな作品。20年ぶりくらいに見たがやはり最高。
リバーフェニックスが本当にカッコよくて演技も光っていて、それだけで星1つは付けたいくらい。
「友達はでき、離れていく」というゴーディのモノローグが初めて見た時からずっと頭を離れない。
子供時代は、家庭環境(いわゆる住む世界)が違う子達とも仲良くなれるのに、それが大人になるとできなくなってしまう。この映画を見ると疎遠になってしまった友達のことを考えて切ない気持ちになる。
ゴーディはクリスの、クリスはゴーディの言葉に救われ、お互いその後の人生に大きな影響を与えた。
この唯一無二の友人関係に今でもとても憧れる。
人を傷つけるのも人なら、辛いときに側にいて救ってくれるのもまた人なんだなぁと思う。
そしてこの映画は単純に冒険心をくすぐられてワクワクもします。この彼らの楽しそうな姿と、その後日談とのギャップがまた切なさを増長させている気がする。
もはやあの曲が流れると涙が出てくるパブロフの犬状態なのですが…年を...
もはやあの曲が流れると涙が出てくるパブロフの犬状態なのですが…年をとるほど深く刺さるよね。少年たちの友情も冒険もかけがえのない尊いもの。
好奇心
好奇心旺盛な頃、恐いものなんて何にもないよね。
徐々に現実を知り恐いものだらけになってしまうのだけれどね。
私は現実を知り恐くなったのは『ヒル』
小学生の頃ヒルにヤラれました💧
今回、画面越しですがゾッとしました(>_<)
恐い思い出がよみがえった💦💦💦
男の子って楽しそうだよね、いつも(笑)
王道ですが、音楽がとてもグッときます👍
そして幼い頃の記憶は全て美しく見えますね(*^^*)
あの後、仕返しされなかったか、ちょっと心配デス💦
遠い記憶
きっと誰でも、記憶のかなたに、幼い頃の冒険がある。映画のように大きな出来事ではないにしろ、子供なりにワクワクドキドキする記憶。今考えてみると大したことでもないが、当時は心臓が張り裂けそうだった。そこには、親友や名前も忘れてしまった幼友達がいた。育った町を離れてしまって久しいが、彼らは今どうしているんだろう。そんな懐かしい思いが湧いてくる映画だった。
切ない少年時代
まだ社会人になりたての頃、観たきりで数十年を経て再度VODで鑑賞。
当時に感じられなかった感情がふつふつと出てきて「歳をとったなぁ」いい言い方をすれば「年輪を重ねたのかなぁ」って感じです。(熱い地域の樹木のごとく、さほど大した年輪ではないんですけどね)
古きアメリカの時代なので、自分自身の少年時代とは重ねることはできないのですが、なんだか少年のころはよかったなぁ、なんて懐かしく思ってしまいます。
「たった2日の旅だったが、町が小さく違って見えた」
本当に少年たちがこの2日間で少し大人になった感覚、うまく言えませんが自分でもこんな気持ちになったこと、そんな経験があったような、なかったような…
ハッピーエンドでも特にバッドエンドでもないのですがとても心にしみる名作だと思います。自分もそうですが若いころに観た方はいいお歳になられてから再度観るとまた違った感慨、ノスタルジックな感覚を得られるかと思います。
井上陽水さんの『少年時代』のごとく。
♬な~つがす~ぎ~かぜあざみ だれのあこがれに さまよう~♬
リバー・フェニックスの生涯を想う
自粛期間中の、なかなか観れていなかった名作を観ようシリーズ。
名前と歌は色々なところで聞くから知ってはいたけど、、仲良し男子4人組で、30km離れた事故現場の死体を見に行く話だったのね。
感想は、「思ってたのと違った」。
よくある青春ハートフルさわやかストーリーだと思ってたけど、教育上よろしくないシーンがあるし、どっちかというと大人向けの話かな。
Fワードで罵り合ったり、殴ったり、たばこ吸ったり、不法侵入したり、発砲したり。特に、近所のポストを一個ずつバットでぶん殴っていく遊びには引いた。かなり迷惑なだなおい(フォローしとくと、主人公たちではありません)。
それと、男ばっかり出てくる話だからか、ちょっと共感しかねるかな…。
女の子同士だったら、「死体を見つけて町の英雄になろうぜ!」とはならない。警察か親に言うでしょ、まず。
でも、道中ひとりずつ本音を言い合うことで(一回ずつ泣いて)、それぞれ何かに気がついて、お互いの違いを知り、離れていく。
これが大人になっていくということなのだろうか。その辺はちょっとしんみりとなった。
追記
リバー・フェニックスが、昨年『ジョーカー』で大ブレイクしたホアキン・フェニックスのお兄さんだと知って驚愕。しかも若くして亡くなっていたなんて、、知らなかった。その生い立ちを知って、もっとショックだった。
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