劇場公開日 1987年4月18日

「切ない少年時代」スタンド・バイ・ミー marimariパパさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0切ない少年時代

2020年8月3日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

まだ社会人になりたての頃、観たきりで数十年を経て再度VODで鑑賞。
当時に感じられなかった感情がふつふつと出てきて「歳をとったなぁ」いい言い方をすれば「年輪を重ねたのかなぁ」って感じです。(熱い地域の樹木のごとく、さほど大した年輪ではないんですけどね)

古きアメリカの時代なので、自分自身の少年時代とは重ねることはできないのですが、なんだか少年のころはよかったなぁ、なんて懐かしく思ってしまいます。
「たった2日の旅だったが、町が小さく違って見えた」
本当に少年たちがこの2日間で少し大人になった感覚、うまく言えませんが自分でもこんな気持ちになったこと、そんな経験があったような、なかったような…

ハッピーエンドでも特にバッドエンドでもないのですがとても心にしみる名作だと思います。自分もそうですが若いころに観た方はいいお歳になられてから再度観るとまた違った感慨、ノスタルジックな感覚を得られるかと思います。
井上陽水さんの『少年時代』のごとく。
♬な~つがす~ぎ~かぜあざみ だれのあこがれに さまよう~♬

marimariパパ