劇場公開日 1986年8月30日

エイリアン2のレビュー・感想・評価

全46件中、1~20件目を表示

3.5運が有るのか無いのかわからない人

2024年4月10日
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鑑賞方法:VOD

怖い

興奮

運が有るのか無いのかわからない人

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いのしし

3.0さすがに令和には厳しいか

2024年1月3日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

金曜ロードショーか何かで何度かみた気がするが、久しぶりにちゃんと見返してみた。映像的にはよく出来てるが、ストーリーは結局狭いところで戦ってるだけなんでダレる。

そう考えるとダイ・ハードはよくできてたなぁ。。。

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ダビ

3.0見た。

2023年12月31日
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3点。
1を見る前に見たが、十分おもしろかった。

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プライア

3.5母性溢れるリプリー

2023年12月25日
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鑑賞方法:VOD

面白かった。

最後の最後までドキドキさせる作りは流石でした。
どうせここで来るんでしょ!が当たりまくるんだけど、面白い。
それは緊張感を途切れさせない演出にあると思う。

CGじゃないからエイリアンの動きも遅いし、
なんなら現れるだけで意外と手を出してこない、
手を出してるのは人間の方でぶっ放した銃による
飛び散った酸で自爆してるだけなんじゃないのか?
と思うけど、
音楽と暗がりと炎や煙の演出の見せ方、人間側のパニックの様子が重なって、とても恐ろしく見える。

そして80年代のCGじゃないセットのリアルさが
今にはない臨場感を出して今でも遜色なく
見応え充分でした。

前作からのロボットとの確執も伏線となって、
最後は胸熱な展開でした。

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奥嶋ひろまさ

5.0ハドソン、comeHere!

2023年8月23日
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楽しい

怖い

興奮

おお、ついにこの映画を評価する時が来たか。堂々の自分映画史最高のエンターテイメント作品。まだ小さい頃、日曜洋画劇場で観た感動を忘れられず何回も見直しては感動を繰り返す程の映画。

始まりから中盤、終盤からどんでん返しまで全てが完璧なストーリー、お笑い担当のハドソンとアポーン、恐怖を煽る効果音、深い意味が込められた対決、どれを取ってもこれ以上考えられない映画でしょう。キャメロンの最高傑作にして出世作になり、全ての人を今尚魅了するパーフェクトムービーですね。

特に全ての分野で女性進出のキッカケになったシガニーの活躍、子供を思う母の強さを前面に出した母VS母の構図、どんでん返しのストーリーを流行らせた功績、動体感知器の音による恐怖、これら全てが今現在にも続いてる映画史の基礎となった作品と言えるでしょうね。映画ってホント素晴らしい、また違う映画も観てみようかな?という思いにさせてくれる最高の作品を生み出してくれてありがとう。

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dj xyz

4.0シガニー・ウィーバー

Mさん
2023年6月11日
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きれいで強くて魅力的ですね。
アバター2で、キリさんの役をやってると聞き、もうなんでもありだなあと思いました。
個人的にはオリジナルの「エイリアン」の方が好きでした。

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M

4.5ここで終わっておけば最高のシリーズだったのになぁ…

2023年6月8日
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鑑賞方法:VOD

当時好き過ぎてVHSが擦り切れるくらい観た作品。そのVHSは何故か吹替えだったんだけれど、声優さんが上手いのもあって、全てのキャラクターの台詞がバッチリだった。
こうして改めてデジタル処理された本作を観てみると相変わらず面白い。流石のジェームズ・キャメロンでT2に並ぶ大好きな作品だ。文句なし。

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Iwarenkon

4.0王道を王道たるものにした傑作

2023年5月30日
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鑑賞方法:DVD/BD

楽しい

怖い

興奮

展開は王道!だが恐ろしく、かつ熱い!
終盤のクイーンとの心理(?)戦はさりげない場面だがエイリアンの頭脳と感情が垣間見える良いシーン。
結局燃やすけどね!爆発させるならあそこで何もせず逃げてもよかったのでは?とも思うが、それをしてしまうとラストバトルにつながらないから必然性はあったんだ!

1で悪いアンドロイドを見せておいて2では良い奴だったが、そのまま帰してはくれるわけもない。もう一戦やろうじゃないかというところもまさに王道!ラストクイーンとのバトルは誰しもが一度は目にしたことのあるはず。SF映画史に燦然と輝く。

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ezio

5.0完全版やディレクターズ・カット版のハシリ‼️

2023年5月1日
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泣ける

怖い

興奮

この作品は史上最高の続編の一つ‼️SFホラーの名作だった前作から一転、SFバトルアクションへシフトチェンジし、観る者全てを興奮の渦に巻き込む大傑作をモノにしたジェームズキャメロン監督の演出は素晴らしいの一言‼️「アバター」シリーズなど足元にも及ばないキャメロン監督の最高傑作です‼️そしてこの作品を語る上で欠かせないのが完全版の存在です‼️いくつかのシーンやエピソードが加わっているのですが、重要なのがリプリーと娘のシークエンス‼️このシークエンスが加わった事でリプリーのニュートに対する想いに説得力が加わり、ラストのパワーローダーでのエイリアンクイーンとの戦いも胸に迫るモノが違ってきます。母性対母性‼️凄いです‼️それだけにヒックス伍長だけでなく、ニュートまでも殺してしまった3作目は許せません‼️

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活動写真愛好家

5.0これが観たかった

2023年3月20日
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怖い

興奮

今観ても迫真の闘い。リプリーが全力で女のコを守る姿に胸アツ!テンポよく場面展開していくのでゾクゾクします。キャラが立ってるので思わず画面に話しかけてしまったりします。古さを感じさせないハラハラ感で一気に観れます。

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ホビット

3.5清々しいまでにアメリカ

2023年1月3日
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本作には多様な側面がある。

一つ、ブロックバスター映画としての側面。これはもう別に言うまでもない。「監督:ジェームズ・キャメロン」の時点で語るに落ちている。当時の最新技術をふんだんに駆使した映像は今見ても美しく重厚だ。事あるごとに爆破シーンがあるのも大層景気がいい。

一つ、家族映画としての側面。リプリーとニュートの関係は、単なる利害関係を超越した家族的連帯だ。終盤の脱出シーンでニュートが排気口の隙間から下に落ちてしまったとき、リプリーは隣にいたヒックスに一言もかけ合う間もなく彼女を助けに戻る。その後、リプリーはエイリアンの繭から救出したニュートを連れて出口へと向かうのだが、そこでクイーンエイリアン&無数の卵と出くわす。こいつらはおそらくリプリー&ニュートが結んだ擬似家族と対を成す存在だ。クイーンエイリアンとその無数の卵は言うなれば本物の家族だ。それゆえリプリーもはじめは火炎放射器の発射を躊躇うかのように後ずさる(単に敵との距離を取るためというのもあるだろうけど)。しかし最後には覚悟を決めたようにクイーンエイリアン共々無数の卵を焼き払う。血縁の強さでは負けても気持ちでは負けないというリプリーの母としての決意がそこには表れているようだ。全ての戦いが終わったとき、ニュートはリプリーと抱き合いながら彼女のことを「ママ」と呼ぶ。リプリーが一方的に仮構していた家族絵図はニュートにも受け入れられたのだ。

一つ、ウーマンリブ映画としての側面。リプリーの機知と度胸に富んだ行動を見ればそれは明らかだ。後半の銃火器ぶっ放しシーンももちろん爽快だが、個人的には兵士たちがエイリアンの巣に誤って突入してしまうシーンが印象的だった。部下の兵士たちは次々とエイリアンに殺されていくが、素早く判断を下すべき立場の上官はアタフタするばかりで何もしない。リプリーがたまらず「撤退させて!」と叫ぶと、上官は「黙れ!」と逆ギレ。誰に対してもこういう態度なら単なるキレ体質でしかないのだが、リプリーではなく横にいた男(バーク)の言うことはおとなしく聞くあたりタチが悪い。しかし結局最後はリプリーの勇気ある行動で兵士たちは難を逃れる。はじめこそいかにもホモソーシャルなノリの排他と冷笑でリプリーを小馬鹿にしていた兵士たちも、以降は彼女に一目置くようになる。

ただまあこれらを総括してみたときに、なんとなく引っかかりを覚えるのも事実だ。たとえばリプリーとニュートの家族物語は美しいが、全ての家族をエイリアンに惨殺された少女に、会って半日の成人女性に「ママ」と呼ばせてしまうのは過剰演出なんじゃないか。そこは擬似家族のまま終わらせて、あとは映画の外側でより深い関係を築いていってもらえばいいじゃんと思ってしまう。また、男を一切必要としないリプリーの活躍ぶりも確かに素晴らしいのだが、リプリーを演じたシガニー・ウィーバーは銃規制推進論者だったという。本作はそんな彼女に銃火器を持たせ、あまつさえ何匹もの生物を殺害させてしまっている。けっこう酷い。しかしこれらの懸念は結局のところ空前絶後の爆音とアクションによってうまいこと韜晦される。本当にもう清々しいまでにアメリカの映画だ。

一作目の『エイリアン』は静謐なクラシック・ホラーのきらいが強く、ゆえに本作と比べれば地味な仕上がりではあった。しかしリドリー・スコットは最後まで家族やら恋愛やらを取り入れなかったし、シガニー・ウィーバーに銃を撃たせなかった。短期的な快楽値でいえば本作が圧勝だが、ふと思い出したとき、アレすごかったな、と思うのはたぶん一作目だと思う。

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因果

4.0文句なし

2022年10月29日
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全部がカッコいい。クイーンの登場は痺れます

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aaaaaaaa

5.0エイリアン

2021年12月12日
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鑑賞方法:映画館、VOD

怖い

興奮

シリーズで一番スリリングで面白く完成度が高い。

当時、映画館で二回観たが、子供の自分にはかなりハラハラドキドキものだった。

今観ても、とても30年以上前の映画とは思えない迫力があって、楽しめた。

人造人間が真っ二つになるシーンは、当時とてつもなく衝撃的だった。

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REpower

3.0タイトルなし

2021年10月10日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

1作目は、世界観に圧倒され、42年後の今見ても、傑作だと確信できる作品だが、2作目は戦争アクション映画の域を出ていない気がする。
ある意味、ターミネーター2的な。

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hato

5.0自分の人格を変えた1本

2021年3月3日
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鑑賞方法:VOD

思春期(小5~高3)の頃観た映画で人格変えられた映画の1本。

小学校低学年まで極度の怖がりで家が古かったせいか一人で仏壇の間の奥にあるトイレにいけないくらいに怖がりだった。
でも好奇心はあったので、当時親が借りてきたビデオ(本当のレンタルビデオ)を観てた。
はじめて観たのは小6だったか。
怖がりの自分でよく観れたなと思うが、当時は民放のロードショーでホラーやスプラッタをけっこう放送してたので観ること自体抵抗はなかった。

思春期にこれを観たら刷り込まれるよねー。

冷静さが我が身を助ける。
恐怖は感じて良い、パニックになるな。
会社人間はクソ。

そう刷り込まれてこの手の映画を繰り返し観たせいか怖がりの自分はすっかり逆に突っ込んでいく系になったし、小学生時は仏壇の前を通るだけでも怖かったのに大学帰省中は墓参りを深夜に一人で行く人間になってしまった。海外旅行も一人が基本。仕事の不測事態もワクワク感を隠せない時もある。
恐怖とパニックを切り離せるようになった、というかあまりパニックに陥らない耐性が出来た。恐怖映画で一番に死ぬのはパニック野郎という不文律は映画で学習して脳が覚えているのかもしれない。
恐怖との向き合い方を当時のハリウッド映画はバシバシ教えてくれたいい先生だった。

作りもんとは分かっているが、海兵隊より強いリプリーの姿には感動したし、最初は病みキャラだったのに後半ではリプリー姉さんの後ろを付けば安心と思わせる精神力の強さ。ここぞの時の動ける行動力と思考力、何回も惚れてしまいます。
ヴァスケスもカッコいい姉さんだったが思考が男というか海兵隊なのでかろうじて女性ポジで冷静で行動で皆を導くリプリーのリーダーシップはしびれました。あと基本的に地頭がいい。それは常に冷静で思考が回っているからと思う。

ひたすら騒ぐビルパクストンが頼りにならないノリだけ男を好演して逆に冷静になれるいい役回りだった。

マイケルビーンもこの監督の作品ではイケメンだけど主役の細い支え棒でしかなく脇役になってしまう絶妙さが素敵でした。

なん十回と観ていて今回5年ぶりくらいに観たけどやはり最高傑作です。

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HIRA

3.0半端。 86年なら仕方ないか…

2021年1月18日
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1に退屈なシーンは無い。それを超えられないのは所詮2のジンクスを抜けられていない。
エイリアンの脅威がぬるい。ゾンビ系作品と同じで、物量を増やして装備を充実させ人間に勝ち目を増やすと陳腐化する。エイリアン以外の緊張感も1に比べて浅い。
もちろんアクションとしてならバンバン撃って、バンバン倒す、そうしたいのは分かるが、エイリアンの恐怖を犠牲にしてその減った数値をアクションに変換したため、恐怖は下がり、半端なアクションが生まれた。
はっきり言って1の上手さには到底及ばない。1で出来た面白さの管理の上手さが2で出来ないのは、監督の技量の差か、また別の要因か。
いずれにしろ悪くはないが、昔の作品で、古典的で、コテコテだな、という印象。

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せん

4.0生き残るための戦い

2020年9月24日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

エイリアンを葬ったシガニーウィーバー扮するリプリーは、冷凍催眠状態で救出されたが57年経っていた。しかし、会社からは宇宙船を爆破させた事を責められた。リプリーは説明に努めたが聞き入れられなかった。しかもLV426と名付けらるたあの惑星は植民地化されていた。ところが、LV426と連絡が途絶えたのでリプリーに航海士に戻って欲しいと依頼が来たので殺す事が目的ならと引き受けた。海兵隊に同行した。現地にはキャリーヘン扮するレベッカニュートと言う少女が生き残っていた。そして地球外生命体は無数にいた。果たしてリプリーたちは無事に戻れるのか? 前作にも増して迫力あったね。単に気味悪いだけじゃなくてシガニーウィーバーが頼もしく、生き残る勇気を感じたよ。

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重

4.0面白いのには間違いないが… リプリー、強すぎないか?今回は下着姿に...

2020年9月22日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

面白いのには間違いないが…
リプリー、強すぎないか?今回は下着姿にもドキドキ感なし。海兵隊より強いってどうよ。
しかし、あいつ、腹立つよね。そして今回はあいつは味方、上手く考えた。
「ターミネーター2」とよく似た感じですよね。「ターミネーター」は2が1を超えた気がしますが「エイリアン」は1の方が好きかな。人間の感じ方っていい加減ですよね(笑)

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はむひろみ

3.0リプリーは連絡が途絶えたあるコロニーを調査しに行くように請われた。 エイリアンに対する恐怖がトラウマになっているリプリーは絶対に行かないと固辞するのだが、最終的に義務感と使命感から承諾してしまう。

2020年9月22日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

悲しい

怖い

興奮

NHK-BSで映画「エイリアン2」を見た。
1986年製作/136分/アメリカ
原題:Aliens
劇場公開日 1986年8月30日

昨日の夜に1作目「エイリアン」をNHK-BSで放送していたのだが、見る時間的余裕が無かった。
無理してでも見ればよかったと今になって後悔している。

主演はシガニー・ウィーバー37才
ジェームズ・キャメロン監督32才

1作目「エイリアン」でたったひとり生き残ったリプリー(シガニー・ウィーバー)だが、催眠カプセルの中で57年間宇宙を漂流した後に捜索隊によって発見され宇宙ステーションに帰還する。

リプリーは連絡が途絶えたあるコロニーを調査しに行くように請われた。
エイリアンに対する恐怖がトラウマになっているリプリーは絶対に行かないと固辞するのだが、最終的に義務感と使命感から承諾してしまう。

コロニーはエイリアンたちの巣になっていて、十数人から成る海兵隊部隊はリプリーとひとりを残して再度全滅してしまう。

満足度は5点満点で3点☆☆☆です。

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ドン・チャック

4.5クリエイティブスタンス

2020年7月11日
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エイリアン2は二作目のジンクスを覆す傑作でしたが、そのコピーが「今度は戦争だ」でした。一般に、続編は、上回ることを期待されながら、上回ることが難しい挑戦です。しかし、エンターテインメントとして課せられる柳の下の泥鰌でもあります。

よって、「今度は戦争だ」は、物量を増加させざるを得ない二作目以降の宿命を、端的に表わしている、象徴的なコピーと言えます。すなわち、ほとんどの映画の続編たちに「今度は戦争だ」が使えるはずです。アクションだけでなく、オーシャンズやホームアローンでも大丈夫だと思います。

ただアバターのように、もともと物量が多かった映画には「今度は戦争だ」が使えません。またマッドマックスやブレードランナーのように、月日が隔たり過ぎている映画にも使えません。またキングコングや猿の惑星には、続編よりも刷新の意味があるはずです。

昔の安達祐実の映画「家なき子」も同じコピー「今度は戦争だ」だったようですが、テレビから映画への移行として「今度は戦争だ」が使われています。今度には「前回があっての今回」の意味があり、それがPRを成立させています。即ち「今度」が、前作を見ている人を対象にしているのは、言うまでもありません。

染之助染太郎という伝統演芸「太神楽」のコンビがおりました。お二人とも亡くなってしまいましたが、90年代にはしょっちゅうテレビで見かけた人気芸人でした。世代によっては全く説明の必要がありませんが、おめでたい席に必ず「おめでとうございます」と明るく叫びながら登場し、諧謔的な身ぶりで、和傘の上の鞠を回します。

ほとんどそれだけですが、場は確実に盛り上がります。お決まりで「いつもより余計に回しております」と言い、さらに場が盛り上がります。究極の王道芸でした。

映画の二作目以降が「今度は戦争だ」のキャッチコピーで伝えたいのは「前回よりもスゴいから見てね」ということに他なりません。ただ、それが「いつもより余計に回しております」の聞こえを持ってしまうのは、免れないところがあります。

師匠が「いつもより余計に回しております」と言えば必定の笑いにつながったのは、見る側に「余計に回しているから、だからなんなの?」という気持ちがあったからです。いわば無芸が、絶対的な強みでした。すなわち、和傘の上で鞠が回ったからとて、そんな素人芸のようなものを、見せられたからとて、いったい何がスゴいのか──という嘲弄が、笑いにつながっていたのです。

畢竟「今度は戦争だ」を「だからなんなの」と捉えてしまうなら、元も子もないわけです。そしてほとんどのばあい、じっさい元も子もないコピーと言わざるを得ません。
予算も増えより派手により過激に「余計に回」さなければならないのですが「余計に回し」ても、前回を超えられるとは限りません。それを、いちばんよく知っているのは観衆なのです。

現代社会において「今度」が期待よりも脱力を提供していることを、わたしたちは意外によく知っています。前回を知らないばあい、またターミネーターか13金のごとく繰り返しが繁多で、どれに対しての「今度」なのか解らないばあい、また「だからなんなの」と捉えるとき、「今度」は揶揄または自嘲として──しか機能しません。

たとえば政治の世界に置換するなら「今度は昭恵夫人の二万円だ」という感じでも使えます。
かれらが日がな、瑣末時にかかずりあっているおかげで、わたしは瑣末な映画レビューを投稿することにためらいを感じません。
転じて、政府批判をしたいわけではありません。わたしはそんな玉ではありません。永久に蝸牛角上の争いを続けてほしいと本気で願っています。

それほど親しくない相手に「またこんど」と挨拶するときがあります。場合によっては二度と会わない予定の人に対しても「またこんど」を使うときもあります。「今度」には次回を曖昧にする作用があります。おたがいに懲りていないことを「こんど」に託しつつ、もう嫌だなという気持ちで「またこんど」と別れます。これはたんに日本語の不誠実さを表わしているに過ぎず、複雑な心象でもなければ、わび/さびでもありません。

会社に、私より二回り年下で仲のいいアルバイトがいます。ちなみにわたしはほぼ50です。
彼はライアンゴズリングを知っており、ブレードランナー2049を見ていました。それだけでも驚きました。総じて若い人は映画を見ないものですから。
「むかしのブレードランナーは見た?」と聞いたら「え、あったんですか」とのこと。
ですが、2049も「僕にはだめでした」とのことで、過去作の説明も、へえという感じでした。
わたしは得意気に話したことを後悔しました。

わたしは自分がいたずらに年を食っていることを知っています。ブレードランナー、あるいはマッドマックスの前作を知っていたとして、いったいそれがどんな矜持になると言うのでしょう。

新しい世代には、その世代なりのとらえ方があります。今の人には今作こそ原体験であって、過去作を引き合いに語るのは下世話なことです。

「じゃあ今度見ときますよ」とは言ったものの、直感的に「あ、こいつぜったい見ないな」と感じました。「今度」ほど信用ならない未来はありません。

わたしたちがエイリアン2で知った、もっとも大事なことは、洋画が、ジンクスを覆してくるということです。手垢のついた素材を、ブラッシュアップしてくるという底力です。たとえばヒースレジャーのジョーカーを見るまで、いったい誰がアメコミのヒールに魂入れした意匠を見られると、予想したでしょう。

われわれは水戸黄門か大門未知子のごとく、なん度でも同じことを繰り返す「Productive Stance」しか知りませんでした。連続するものに「Creative Stance」があるなんて知らなかったのです。エイリアン2はそのパラダイムシフトの先鋒でした。

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共感した! 3件)
津次郎