ダンサー・イン・ザ・ダークのレビュー・感想・評価
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衝撃のラスト なんだろ、後味はマジで悪い なんとも言えない気分にな...
衝撃のラスト
なんだろ、後味はマジで悪い
なんとも言えない気分になる
独特な雰囲気を味わいたい人にはオススメ
内容を楽しむものではなく、ミュージカルを楽しむ映画
観ている途中に何回も泣いた。
なんでだっけ。
まず、主演がビョークって映画が始まってから知った。
それくらい何の前知識もなかったから、
最初はサスペンスホラーかと思ってた。
けど違った。じゃあこれはヒューマンドラマかというとそれも違う。
おそらくミュージカルムービーになるのだと思う。
ビョークが劇中で歌って踊るミュージカルが、ただただ素晴らしい。
あー、涙が出たのはいつも、ミュージカルの時。
劇中6つのミュージカルが織り込まれている。
ただサントラで音楽を聴くだけではだめ。
映画として物語が流れてる中で聴くからこそ
歌詞ひとつひとつの意味がすべて消化されていく。
話の内容自体は暗くて暗い。
幸せという言葉がどこにもない。
けど、これは内容を楽しむものではなく、ミュージカルを楽しむ映画だと思う。
ストーリー のついでの ミュージカルではなく、
ミュージカル のついでの ストーリー。
この映画のテーマソングともいえるi've seen it allは、
ことばのひとつひとつが心にささる。
劇中はほとんどが手ブレの映像であり、ミュージカルになった途端
カメラは固定され、現実から妄想へと移行したんだな、とわかる。
ありきたりな映画と違って最後まで幸せが見出せないのも潔くていい。
目が見える私たちは、まだ見なければならないものがたくさんある。
それは海外にも、未来にも、目の前にも。
少なくとも私はまだi've seen it allとは言えない。
2010/6/22@メディラボ
デンマーク映画
監督:ラース・フォン・トリアー
主演:ビョーク
公開:2000年9月8日(丁)
2000年12月23日(日)
制作費:$12,800,000
不思議ちゃん
空想の世界でミュージカル。
ビョークの歌声にキュートな魅力と楽しくなるが現実との対比が酷過ぎる。
彼女は親として子育てには向いていない不器用さで息子の手術代のみに生きる希望を逃避の為のミュージカルが無邪気に存在する。
D・モースとの遣り取りは目を覆いたくなる理不尽さが絡んで苦しくなる。
まだビョークに寄り添える人々が存在していたのが救いだったが、ラストは....。
気にはなってました。
借りに行くたびに気にはなってたんですが、ようやく観れました。
結構前の映画でビックリしました。
冒頭から引き込まれ、不思議な世界観に入り込んだ感じです。
中盤のタップのシーンには脱帽・・・
良い映画でしたf^_^;
NO,1 トラウマ映画
この映画のミュージカルシーンは良い!淡々と見せられる暗く、不幸過ぎる現実、弱者として救われない映像から解放されるから…。そしてビョークの魂の歌声には圧倒させられる。流石です。
ただ悪者が平然と暮らして行くのかと思うとかなり胸糞悪い!
ビョーク熱演のラストを迎え、エンディングロールで、何か救える方法が合っただろー!ふざけんな!!と思いつつも、息子を想う母親の愛は本物だなと…
自分の中で、ここまで気持ちが堕ちる映画も珍しいです。
一度は観た方がいい名作だとは思いますが(二度と見たくないけど!)評価が付けづらい…
意味わからんけど話の種にはなる、オススメできる1.5ってことで(笑)
ただただ長く暗いだけの映画だった。 悲劇としてここまで評価される理...
ただただ長く暗いだけの映画だった。
悲劇としてここまで評価される理由は理解できるが、自分の中ではあまり腑に落ちない。
主人公セルマだが、どう考えても他にやりようがあったと思える。どの展開にも救いの手はあったはずである。これは、セルマには病気のことや、息子の手術代を貯金しているという、話すことのできない秘密があったことを理解した上で、である。
救いのない物語では無かったと思える。どうしようもなく救いのない悲劇であったとは、私は思えない。
セルマの周りには頼ることのできる友人がいたはずである。
また、物語の描き方として、周りの友人達の描写、セルマの心情を中の描写とするなら、外の描写があまりなかったことが、わかりにくさを出しているように感じた。
基本、セルマしか映さないカメラだが、セルマの選択、行動に対して周りはどう動くのかは映す必要がないと監督は判断したのかな。
それにしても、あまり、セルマの描写も不十分だったように感じる。
ミュージカルのシーンはとても良かったが、
ミュージカル以外での描写も欲しかった。
全体的に暗いだけで、特徴的なシーンはミュージカルの部分だけ。盛り上がる映画では無いにしろ、オチに惹きつけるための、一つグッと盛り上がるような、感情の爆発した描写が欲しかった。
ただただ暗いだけで、退屈な映画だった。
自業自得
事前に色々聞かされてたからか…
最後のシーンは確かに衝撃だったけど、そこまでの物語としては、決して全てが可哀想と言う内容ではなかった。
簡単に言えば自業自得。
もう少し賢く生きる事が出来たら、障害は乗り越えられたはず。
ミュージカルに恐ろしい事は起きないわ
この映画、何故ミュージカルを取り入れたのか。何故カトリーヌ・ドヌーヴが出ているのか。
それは、ミュージカルが持つ大団円的なエンディングに対する強烈なアンチテーゼの為だろう。
大団円!皆んなハッピーでアガる!の対極。
カタルシスを一切排した、あまりにも暗すぎる結末。
トリアーはミュージカルの手法を用いて、皆をダウナーな感じにしてやろうという意地の悪い考え(褒めてます)がある様に思う。
この映画を観て不快だと思ったり、怒ったりするのは、トリアーからしてみれば、実に良い観客なのではなかろうか?
主人公の独りよがりなミュージカル
セルマがもう少し人の好意を受け入れて信頼すべき人を素直に頼り、アドバイスを受けいれていればこんな事にならなかった。
幾度注意されても、仕事中の妄想ミュージカルに耽る癖を止められずミスを繰り返すが、親身になって庇ってくれる友人もいて、
自分に想いをよせ尽くしてくれる男もいる。
なのに彼女はその友人のアドバイスも聞き入れないし、男も突き放す。
強い人間でありたいのはわかるけど、人間一人では生きていけないよ?現に友人がいなかったらとうの昔に解雇されてただろうし。
そしてよりによって息子の弱視を治療する費用を貯金していることを、借金の相談をしてくるような奴に打ち明ける。
そら狙われるわ('・c_,・` )
悲惨なラストだが、こういった彼女の不可思議な行動が頭にこびりついて、可哀想とか酷いとかの感情よりも正直ホッとしてしまった。
作中突然ミュージカルが発動するシーンが何回かあるが、回を増す毎にセルマの追い詰められていく精神を現実逃避のように描いてるようでミュージカルが嫌いな自分もここは圧巻。
ラストの為の終始カメラの手ブレ演出とは思うが、固定のシーンでさえブレさせ、スマホでとったのかな?レベルにしか思えない。
何回も見たいぞ!って作品ではないが、人生で一度は見るべき作品ではあると思う
頑なに…
ドキュメンタリー映画のような現実のシーンと、ミュージカルシーンとが交互に繰り返される。
セルマ(ビョーク)は、工場をクビにならないように、息子ジーンの手術代を稼ぐために、かたくなに目が見えないことを隠す。ミスをして工場をクビになったとき、職場の上司から新しい職場を探すという申し出があったが断った。友人ジェフの送り迎えも断り続けた。セルマは決して人を頼らない。息子を守るために、目が見えないということを友人のキャシー(カトリーヌ・ドヌーヴ)にも隠そうとした。
そして彼女の歌は続く・・・
どこまでも奇妙な作品だった。この作品は別の世界でこそあるものの三部作という位置づけになっておりそれらを観ていないこともあるのかもしれないが、自分には理解できず、ものすごく好き嫌いのわかれそうな印象が残った。
Selmaは息子のためだけに生きるただただ暗い人生を妄想という手段で切り抜けてきた。「ここは静かすぎる。」刑務所でそう言った彼女も、「心の声を聞け」という親友の言葉に遂に決して消えることのない音楽を自分の体内に見つける。そしてそれは彼女にとって「最後から二番目の歌」であり、それを歌ってこの世を去る彼女の舞台に終わりは訪れないのだ。最後にカメラが移動して見せる女性看守の姿は、それを聞き届けた彼女の舞台の観客、そして語り継ぐことで彼女をこの世界につなぎとめる存在なのかな。
しかし如何せんビョークの歌は聞いてもテンションがあがらないので普通のミュージカルのように気分は晴れないし、斬新だという手法の数々もあまり感性的に合わなかった。だいたい目が見えないと知らされるより母が殺人罪で処刑されると聞いた方が息子ショックだろうが。
セルマの目が段々見えなくなって、それが人生を変えて行く様を描いた映...
セルマの目が段々見えなくなって、それが人生を変えて行く様を描いた映画。こんな暗いミュージカルは奇抜で新しい。意向なのかミュージカル部とストーリー部で映像に差があり過ぎるのが個人的に残念。夢だから、という捉え方もできるけど。ミュージカルは素晴らしい。さすがビョーク。普通の部分もドキュメントさながらで映画らしくないチープさが良い味だしてる。シナリオも良い。セルマが完璧ではない所が、障碍者は皆完璧な善人だ、と思ってしまいがちな偏見に対するメッセージな気がする。
母親の愛
息子のために自分の命など惜しくない。息子が自分と同じ思いをするくらいなら死んだ方がいい。その選択はまだ22の私は本当に心の底から理解はしていないだろう。
しかしあと何年かして子供が出来た時この映画の本当の意味を理解するのだろうと思った。
盲目になるという運命を必死で受け止め息子のために全てを捧げる母。なんと素晴らしい映画なのだろう。
救われない悲劇が映画であったが一生心に残る映画だ。
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