「魔法にかけられて」第1作のヴィランは? シリーズ2作のあらすじ&キャスト&キャラクターを一挙ご紹介!

2022年11月27日 10:00


スーザン・サランドン、ティモシー・スポール…前作キャスト&あらすじをおさらい
スーザン・サランドン、ティモシー・スポール…前作キャスト&あらすじをおさらい

2Dアニメーションの世界と、現実世界を舞台に繰り広げられるミュージカルコメディの続編「魔法にかけられて2」が、ディズニープラスで独占配信中。おとぎ話の結びのフレーズ「いつまでも幸せにくらしました(Happily Ever After)」のその後の物語が紡がれます。

そこで本記事では、第1作と続編のあらすじ、キャスト、キャラクターなどをおさらい。映画.com編集部が、心優しきプリンセス・ジゼルを演じたエイミー・アダムスらおなじみのキャスト、スーザン・サランドンティモシー・スポールら第1作のキャスト、マーヤ・ルドルフガブリエラ・バルダッチノら続編の新キャストなどを一挙にご紹介します。

※本記事には、ネタバレとなる箇所が含まれます。未鑑賞の方は十分にご注意ください。

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【第1作「魔法にかけられて」あらすじ】

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おとぎの国アンダレーシアで暮らすジゼルの夢は、“運命の人”と出会い、“真実の愛のキス”を交わすこと。ある日、ジゼルが怪物トロールに襲われているところに、エドワード王子が現れ、彼女を救う。たちまち恋に落ちたふたりは、結婚を約束。しかし、その様子を魔法の鏡で見ていたエドワードの継母ナリッサ女王は、玉座を奪われることを恐れていた。そして迎えたふたりの結婚式の日、ジゼルは老婆に扮したナリッサ女王に井戸へと突き落とされ、現代のニューヨークへと迷いこむ。いままでいた世界の常識が通じず困り果てていた彼女は、超現実主義の離婚弁護士ロバートと、彼の一人娘モーガンに出会い、しばらく家に泊めてもらうことに。

その翌朝、エドワードと、ジゼルの親友であるシマリスのピップが、ジゼルを探すためにニューヨークへとやってくるが、ナリッサ女王の忠実な家来ナサニエルも、そのあとを追っていた。一方ロバートは、部屋に泊まっていたジゼルと一緒のところを恋人ナンシーに目撃され、誤解されてしまう。ジゼルの荒唐無稽な身の上話や、自由奔放な行動に耐えかね、ロバートはセントラルパークで彼女にお金を渡し、別れを告げる。しかし、お金を見ず知らずの老婆にあげる彼女を見て、見捨てることができなくなってしまう。

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ジゼルとロバートは、公園を散歩しながら恋愛観を語り合う。エドワードと出会った瞬間に“永遠の愛”を確信したジゼルと、ナンシーと5年間デートを重ね、ようやくプロポーズを決心したロバート。ジゼルの歌と説得で、ロバートはナンシーに愛を伝えることに。ナンシーは、ロバートからの花の贈り物と、舞踏会への誘いに感激。次第にロバートはジゼルを本物のプリンセスだと信じるようになり、ジゼルはロバートに特別な感情を抱き始めていた。

その日の夜の舞踏会には、ジゼルとエドワード、ロバートとナンシーが出席する。しかし、そこに現れたのは、ジゼルを毒殺しようとするも、失敗だらけのナサニエルに業を煮やしたナリッサ女王。言葉巧みに毒リンゴを食べさせ、ジゼルは意識を失ってしまう――彼女を救えるのは、“真実の愛のキス”だけ。エドワードがキスを試みるも失敗し、ロバートが口づけをした瞬間、彼女は目を覚まし、ふたりは互いの気持ちを確認する。またしてもジゼルの毒殺に失敗したナリッサ女王は、恐ろしいドラゴンに変身してロバートを連れ去るが、ジゼルが剣で撃退。その後、本当の愛に気付いたジゼルとエドワードは結ばれ、モーガンとともにニューヨークで暮らすことに。一方、惹かれ合ったエドワードとナンシーは、アンダレーシアで結婚式を挙げるのだった。


【続編「魔法にかけられて2」あらすじ】

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物語は、ジゼルと家族が、ニューヨークから田舎町モンロービルに引っ越すところから始まる。ジゼルは新たな生活に胸を躍らせるが、慣れた町から離れることに反対だったモーガンとの溝は深まり、新居は欠陥だらけで踏んだり蹴ったりの毎日を送る羽目に。さらには、町で幅を利かせる、嫌味ったらしいママ友・マルヴィナにも目を付けられる。

引っ越し後のうまくいかない生活にうんざりしたジゼルはある日、エドワード王子とナンシーにもらった魔法の杖の力を借りることを決心。ある願い事を唱えると、一緒に暮らすロバートが突然歌い始め、町の人々が踊り出し、モンロービルはおとぎ話の世界に変ぼう。しかし、魔法の力はたちまち町や家族に危険を及ぼし、優しいプリンセスだったジゼルにも、邪悪な影が見え隠れし始める。


【第1作 メインキャラクター/キャストまとめ】

●ジゼル/エイミー・アダムス

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ナリッサ女王の陰謀で、おとぎの国アンダレーシアから、現実世界のニューヨークへとやってきた心優しきプリンセス。ふたつの国のギャップに戸惑いながらも、突然歌い出したり、動物や虫と会話したりと、現実世界でも構わずプリンセスぶりを発揮するなど、天真爛漫で愛情深い。

続編では、前作で「いつまでも幸せに暮らしました」とハッピーエンドを迎えたはずが、娘モーガンの思春期、欠陥だらけの家、ママ友との付き合いなど、うまくいかない日々と直面。現実をおとぎの世界に変えようと魔法を使うが、魔法の悪影響で、意地悪で邪悪な継母に変ぼうしてしまう。

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演じるエイミー・アダムスは、1974年にイタリアに生まれ、米コロラドで育つ。99年に「わたしが美しくなった100の秘密」で映画デビュー。「キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン」(2002)で注目され、「Junebug」(05)で第78回アカデミー助演女優賞に初ノミネートされた。「魔法にかけられて」(07)でブレイクしたあと、「ダウト あるカトリック学校で」(08)、「ザ・ファイター」(10)、「ザ・マスター」(12)でアカデミー助演女優賞、「アメリカン・ハッスル」(13)で同主演女優賞にノミネートされ、オスカー候補の常連に。「人生の特等席」(12)、「マン・オブ・スティール」(13)、「メッセージ」(16)などを経て、「バイス」(18)で5度目のオスカー助演女優賞候補になった。


●ロバート/パトリック・デンプシー

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一人娘モーガンとともに暮らす、離婚訴訟専門の弁護士。自身もバツイチで、夢や魔法や“永遠の愛”を全く信じていない超現実主義者。しかし、ジゼルと出会い、頑なだった心が変わっていく。

続編でも、相変わらずジゼルとラブラブな様子で、幸せな結婚生活を送っているが、引っ越しによる長時間通勤に悩まされている。しかし、魔法の影響で、歌って踊ったり、勇者として剣を手に怪物を倒しに行ったりと、前作にはなかったさまざまな姿を披露している。

演じるパトリック・デンプシーは、米メイン出身。大道芸人から舞台俳優になり、「パニック・スクール 冒涜少年団」(85)でスクリーンデビューし、学園コメディ映画を中心に活躍する。2000年代に入ってからは、ドラマを中心に順調にキャリアを積み上げ、「ふたりは友達? ウィル&グレイス」(00~01)、「ザ・プラクティス ボストン弁護士ファイル」(04)などに出演。「Once and Again(原題)」(00~02)では01年のエミー賞ゲスト男優賞にノミネートされ、医療ドラマ「グレイズ・アナトミー」(05~11)で不動の人気を獲得。映画でも、「メラニーは行く!」(02)、「近距離恋愛」(08)、「ブリジット・ジョーンズの日記 ダメな私の最後のモテ期」(16)など、ロマンティックコメディを中心に、数多くの作品に出演している。


●エドワード王子/ジェームズ・マースデン

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ジゼルと結婚の約束をしていた、アンダレーシアの王子。異様に爽やかで、ナルシストなところもある。ジゼルを追ってニューヨークへと降り立つが、剣でバスと戦ったり、テレビを魔法の鏡と勘違いして話しかけたりと、ジゼルに負けず劣らず、自由奔放に振る舞う。舞踏会で、ロバートの婚約者だったナンシーと出会い、恋に落ちる。

続編では、アンダレーシアで結婚したナンシーとともに、ジゼルの引っ越し祝いに駆けつける。現実離れしたところは変わらないが、良き友として、ジゼルを優しく見守る。

演じるジェームズ・マースデンは、米オクラホマ出身。ハワイ旅行中に、俳優のカーク・キャメロンとキャンディス・キャメロン兄妹と知り合ったことをきっかけに、ロサンゼルスに移り俳優を目指す。94年に「No Dessert, Dad, Till You Mow the Lawn(原題)」でスクリーンデビュー。「X-メン」シリーズ(00、03、06、14)のスコット・サマーズ/サイクロプス役や、テレビシリーズ「アリー my Love」(01~02)のグレン役で人気を博した。そのほか、「スーパーマン リターンズ」(06)、「ヘアスプレー」(07)、「記者たち 衝撃と畏怖の真実」(17)、「ソニック・ザ・ムービー」シリーズ(20、22)などに出演した。


●ナンシー/イディナ・メンゼル

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ロバートの5年越しの恋人で、野心家のキャリアウーマン。一見リアリストだが、花束や舞踏会に喜ぶなど、ロマンティックな恋愛を夢見ている。舞踏会で出会ったエドワードと惹かれ合い、アンダレーシアで暮らすことに。

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続編では、エドワードとのデュエットや、ソロで歌い上げるバラードなど、高い歌唱力を堪能できるシーンが盛りだくさん。アンダレーシアの女王としての凛々しい姿にも注目だ。

演じるイディナ・メンゼルは、米ニューヨーク出身。96年、ブロードウェイミュージカル「RENT」のモーリーン役で女優デビュー。その後も舞台に立ち続け、01年の「Kissingジェシカ」で映画に初出演する。03年のブロードウェイミュージカル「ウィキッド」では、主人公エルファバを演じ、04年のトニー賞ミュージカル部門の女優賞を受賞。05年には映画「RENT/レント」で再びモーリーン役を演じている。人気テレビシリーズ「glee グリー」(10~13)の主人公レイチェル(リア・ミシェル)の実母シェルビー役も好評を博す。ディズニーアニメ「アナと雪の女王」(13)では雪の女王エルサのボイスキャストを務め、メンゼルが歌う主題歌「Let It Go」は第86回アカデミー主題歌賞を受賞した。


●ナリッサ女王/スーザン・サランドン

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アンダレーシアの女王で、エドワード王子の継母。冷酷かつ邪悪で、王位を奪われることを恐れ、エドワードとジゼルの結婚を阻もうとする。家来であるナサニエルの失敗に業を煮やし、自らニューヨークにやってきて、魔法で街を混乱に陥れる。

演じるスーザン・サランドンは、米ニューヨーク出身。映画「ジョー」(70)のオーディションに合格し、女優デビューを果たす。「ロッキー・ホラー・ショー」(75)、「プリティ・ベビー」(78)を経て、「アトランティック・シティ」(80)で第54回アカデミー主演女優賞に初ノミネートされる。「テルマ&ルイーズ」(91)、「ロレンツォのオイル 命の詩」(92)、「依頼人」(94)で再びアカデミー主演女優賞の候補になり、「デッドマン・ウォーキング」(95)で同賞を受賞。そのほか「ラブリーボーン」(09)、「クラウド アトラス」(12)、「ブラックバード 家族が家族であるうちに」(21)などでも知られる。


●ナサニエル/ティモシー・スポール

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エドワードの従者だが、その継母ナリッサ女王に忠誠を誓っている。女王の命令の下、エドワードのあとを追ってニューヨークへ。あの手この手で、ジゼルに毒リンゴを食べさせようと画策する。

演じるティモシー・スポールは、英ロンドン出身。79年、名門ロイヤル・シェイクスピア・カンパニー(RSC)に入団。同年、「さらば青春の光」でスクリーンデビューを果たした。マイク・リー監督作品の常連となり、「ライフ・イズ・スウィート」(90)、第49回カンヌ国際映画祭パルムドール受賞作「秘密と嘘」(96)などに出演。「ハリー・ポッター」シリーズのピーター・ペティグリュー役をはじめ、「スウィーニー・トッド フリート街の悪魔の理髪師」(07)、「英国王のスピーチ」(10)など話題作でバイプレイヤーとして存在感を発揮。リー監督の「ターナー、光に愛を求めて」(14)で、ロマン派の英画家ターナーを演じ、第67回カンヌ国際映画祭の男優賞を受賞した。


【続編 新キャスト】

●モーガン/ガブリエラ・バルダッチノ

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ロバートの一人娘。かつてジゼルと出会うなり、すぐにプリンセスだと信じた唯一の存在。ロバートとジゼルが結ばれ、ジゼルを本当の母のように慕う。(※前作ではレイチェル・コビーが演じた)

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続編では、ティーンエイジャーに成長。友人のいるニューヨークを離れ、田舎町モンロービルに引っ越すことには反対しており、ジゼルとぎくしゃく。おとぎ話の世界に変わった町では、シンデレラのように家事をこなし、城での舞踏会に行くことを夢見ている。

成長したモーガンを演じる新人ガブリエラ・バルダッチノは、本作で長編映画初出演を果たした。アダム・シャンクマン監督が、オーディションで合格したことを伝え、バルダッチノが喜ぶサプライズ動画も話題に。劇中では、大抜てきも納得の美声を響かせている。


●マルヴィナ/マーヤ・ルドルフ

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ジゼルと家族の引っ越し先であるモンロービルで絶大な権力を誇り、ルビー&ロザリーンという手下たちを従える、嫌味ったらしいママ友。おとぎ話の世界に変わった町ではヴィランのような装いになり、ジゼルが持つ魔法の杖を奪い取ろうと企む。

演じるマーヤ・ルドルフは、米フロリダ出身。2000年~11年にレギュラー出演した人気番組「サタデー・ナイト・ライブ」で人気を博し、同番組での功績が称えられ、12年のエミー賞にノミネートされた。コメディ作品を中心に活躍し、映画では「ブライズメイズ 史上最悪のウェディングプラン」(11)、「マギーズ・プラン 幸せのあとしまつ」(15)、「俺たちポップスター」(16)などにも出演。「シュレック3」(07)、「ベイマックス」(14)、「ミッチェル家とマシンの反乱」(21)、「あの夏のルカ」(21)など、多くのアニメ映画に声優として参加している。


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●ルビー/ジェイマ・メイズ

マルヴィナに、手下のように付き従うママ友。天然なのか、ずれた言動が目立ち、マルヴィナをしばしば苛立たせる。

演じるジェイマ・メイズは、米バージニア出身。04年にドラマ「ジョーイ」でデビュー後、「HEROES ヒーローズ」(06~09)、「アグリー・ベティ」(09~15)などドラマを中心に活躍し、「glee グリー」では、スクールカウンセラーのエマ・ピルズベリー役を演じ、人気を集めた。映画では「バリー・シール アメリカをはめた男」(17)、「ビルとテッドの時空旅行 音楽で世界を救え!」(20)などに出演している。


●ロザリーン/イベット・ニコール・ブラウン

マルヴィナに、手下のように付き従うママ友。忠実でしっかり者。ルビーとは口喧嘩ばかりで、ライバルのような関係にある。

演じるイベット・ニコール・ブラウンは、米オハイオ出身。シットコム「コミ・カレ!!」(09)、「The Odd Couple(原題)」(15~17)などで人気を博し、ドラマやシットコムに多数出演した。「A Black Lady Sketch Show(原題)」(19~)では、21年のプライムタイム・エミー賞(コメディシリーズ部門)の優秀ゲスト女優賞にノミネート。映画では「(500)日のサマー」(10)、「わんわん物語」(20)などに参加している。


●タイソン/コルトン・スチュワート

マルヴィナの息子で、爽やかな学校の人気者。モーガンの転校初日に出会い、ふたりは距離を縮めていく。

演じるコルトン・スチュワートは、カナダ・トロント出身。幼少期から子役として舞台で活躍し、ブロードウェイミュージカル「ライオンキング」でヤングシンバ役を務め、カナダ人子役としては史上初の快挙を達成した。ドラマ「Some Assembly Required(原題)」(14~16)、「ロック&キー」(20~22)、映画「スニーカーシンデレラ」(22)などに出演している。


●エドガー/オスカー・ヌニェス

マルヴィナ行きつけのカフェの店員で、なぜか彼女を前にすると手が震える。マルヴィナの「目であり耳」のような存在。おとぎ話の世界に変わった町では、マルヴィナの質問に答える魔法の鏡に姿が変わってしまう。

演じるオスカー・ヌニェスは、キューバ出身。ドラマ「The Office」(05~13)、映画「あなたは私の婿になる」(09)、「ベイウォッチ」(17)、「ザ・ロストシティ」(20)などで知られる。

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