英誌が選ぶ「米インディペンデント映画ベスト50」

写真：AFLO

［映画.com ニュース］　英エンパイア誌が「最高の米インディペンデント映画50本（50 Greatest American Independent Movies）」を発表した。

アメリカン・インディペンデントという場合、基本的にはハリウッドのメジャースタジオ以外で製作された、比較的低予算の映画を指すが、同誌編集部では、今回は厳密な定義よりも「インディペンデントの美学」を感じさせる作品を選出したとコメントしている。

第1位に選ばれたのは、マーティン・スコセッシ監督の「ミーン・ストリート」（1973）。米ニューヨークのリトル・イタリーを舞台に、2人の青年の生き様を描いた初期の傑作で、主人公を演じたロバート・デ・ニーロとハーベイ・カイテルの出世作ともなった。

ベスト30は以下の通り。

1．「ミーン・ストリート」（73／マーティン・スコセッシ監督）
2．「レザボア・ドッグス」（92／クエンティン・タランティーノ監督）
3．「ドニー・ダーコ」（01／リチャード・ケリー監督）
4．「ターミネーター」（84／ジェームズ・キャメロン監督）
5．「死霊のはらわた II」（87／サム・ライミ監督）
6．「アメリカの影」（59／ジョン・カサベテス監督）
7．「シーズ・ガッタ・ハヴ・イット」（86／スパイク・リー監督）
8．「ナイト・オブ・ザ・リビング・デッド／ゾンビの誕生」（68／ジョージ・A・ロメロ監督）
9．「ブラッド・シンプル」（84／ジョエル・コーエン）
10．「ロスト・イン・トランスレーション」（03／ソフィア・コッポラ監督）
11．「バッド・ルーテナント 刑事とドラッグとキリスト」（92／アベル・フェラーラ監督）
12．「セックスと嘘とビデオテープ」（89／スティーブン・ソダーバーグ監督）
13．「イレイザーヘッド」（77／デビッド・リンチ監督）
14．「メメント」（00／クリストファー・ノーラン監督）
15．「死霊のはらわた」（81／サム・ライミ監督）
16．「ストレンジャー・ザン・パラダイス」（84／ジム・ジャームッシュ監督）
17．「Slacker」（91／日本未公開／リチャード・リンクレイター監督）
18．「スウィート・スウィートバック」（71／メルビン・バン・ピープルズ監督）
19．「クラークス」（94／ケビン・スミス監督）
20．「ドラッグストア・カウボーイ」（89／ガス・バン・サント監督）
21．「メイトワン1920」（87／ジョン・セイルズ監督）
22．「π〈パイ〉」（98／ダーレン・アロノフスキー監督）
23．「真実の囁き」（96／日本劇場未公開／ジョン・セイルズ監督）
24．「THX－1138」（71／ジョージ・ルーカス監督）
25．「ブルーベルベット」（86／デビッド・リンチ監督）
26．「イージー☆ライダー」（69／デニス・ホッパー監督）
27．「ショート・カッツ」（93／ロバート・アルトマン監督）
28．「ユージュアル・サスペクツ」（95／ブライアン・シンガー監督）
29．「Killer of Sheep」（77／日本未公開／チャールズ・バーネット監督）
30．「暴走機関車」（85／アンドレイ・コンチャロフスキー監督）