BAD LANDS バッド・ランズのレビュー・感想・評価
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宇崎竜童の登場が素晴らしい
毎回の原田節。おしゃれである。もはやアメリカ映画的でもない原田眞人的な掛け合い。劇場出るときに女性客らが「セリフが全然わかんなかった」と。いつもに比べて関西弁も入ってるし、相変わらずの隠語のオンパレードはセリフというよりキャラクターのリズム。まあだいたいキャラクターが紹介されて終了30分前にはドンパチあると思っていればいい。「バッドランズ」はやっぱテレンスマリックの「地獄の逃避行」へのオマージュなのかな。破滅へ向かっていくのが見る前からわかる甘美なメロドラマ。もうそれ以上でもそれ以下でもない。
しかし大阪のエキストラが凄かったな。そこに紛れて登場する宇崎竜童は、原田眞人の傑作「カミカゼタクシー」の役所広司の登場並みにハマってた。
安藤サクラを堪能
安藤サクラさんは本当にうまい。どのような内容なのか?人物像を冒頭数分で描いていく。
長丁場だったが、彼女のファンなら楽しめたのでは?
原田監督の作品はどの作品でも間延び感を感じてしまうが、この作品も中間が本当に長かった。
山田さんは中々出て来ない。
ラストにかけての畳み掛けは良かった。
大阪ワールド!?
大阪が舞台の映画なので大阪らしさをやや誇張したイメージの映画でした。大阪の人でも聞き取りにくい所もあり関東の人では「なに!?」となると思いますが、気にせずストリーを見ていれば大丈夫です。味のある俳優陣が各々がいい出汁を出している映画でした。ストーリーも単純であっても退屈ではなく楽しく鑑賞しました。
余談ですが大阪舞台の大阪らしくないロマンチックな映画を誰か撮らないかな〜!?
優しい大阪弁なら流行るんちゃう^_^
贔屓目にみても良作
原作未読。
基本、関西人なんで、若干贔屓目も入っている。
通ったことある筋とか出てきたらテンション上がるし、
会話のいらんひと言とかも、そうそうってニヤついちゃう。
安藤さんの関西弁は、最初は違和感を感じたけれど、
そんなこと忘れちゃうぐらいに、ネリという人物と、ストーリーに引き込まれた。
ジョーこと山田さんは、関西弁お上手ね。
この人の出身、関西だっけ?ってWikiを調べちゃったぐらい。
歌って踊られているから、リズム感あるし耳がいいのかしらね。
チャラい危うい感じもピッタリだったわ。
宇崎竜童さんの曼荼羅も、めっちゃカッコ良かった!
人情の男やね。
警察チームの緩さと熱さのバランスも小気味良かったし、
要は全部が良かったのですよ!
オレオレ詐欺という平成~令和らしさと、昭和っぽさというか…
大阪人の仲間をめっちゃ大事にする情や、人との距離感の近さ
自分の価値基準だけで、仲間と認めた輩は無条件に信じる感じね、
とかの対比も面白かったし。
全体にテンポよく、
中盤ぐらいまで「えーどうなっちゃうのー。」ってのと、
後半の「あー、ジョー、おねぇちゃん大好きやん!」な展開も、
終始ワクワクドキドキハラハラしながら楽しめました!!!
サクラさん、男前でした
安藤サクラさんの映画でしたね。男前のサクラさんが縦横無尽に躍動してました。
共演の山田涼介さんも本業が俳優でない事を考えると中々の力演だったと思います。宇崎竜童さんの使われ方もとても味がありました。
お話も面白く終始スリリングな展開で楽しめました。
数秒出てきたファブルみたいな人のインパクトが強烈ww
auマンデー『バッドランズ』
西成が舞台だし、関西弁大丈夫か!?と思いながら演技派2人に期待して鑑賞
先日のジョンウィックのエセ大阪とは違って、大阪でも危険度の高い場所でマジロケでしたね。
特殊詐欺を生業としてる姉弟が、ギリギリの生き様を見せながら警察と巨悪に追われる物語
序盤はテンポも良く分かりやすい内容ながら、もう一つの悪が絡んでややこしくなる。
途中ファブルの友情出演・・・!?
一瞬で空気を持っていく彼は、ジャーニーズから独立正解で、今や日本の宝の1人である事間違いない!
感想としては、期待値は下回る配信で良かった系^^;
私的には、ヘルドックスの方が、アクションシーンがあった分面白かったかな!?
息つく間もない、ノワールサスペンスの快作
複雑で予測不能なストーリーを、息つく間もないスピード感で描いた、ノワールサスペンスの快作。
安藤サクラの演技が素晴らしく、ほとんど出ずっぱりなのに、彼女の動きに目が釘付け。山田涼介、生瀬勝久、宇崎竜童、天童よしみ、サリngROCKら、共演陣の存在感も素晴らしい。
早口の関西弁が聞き取りづらいものの、原田眞人監督の実力が発揮され、2時間余りがあっという間に過ぎた。
ネリ(安藤サクラ)、ジョー(山田涼介)、曼陀羅(宇崎竜童)で、別作品を期待!
ネリの「ほんまもんの詐欺師には、成りとうない!」からジョーの役目が決まった。どなたかも評価されていたがこれだけの脚本であれば、
映画の前にドラマでも良かったかも知れない。
詐欺グルーブ、特殊詐欺特捜班、詐欺ステークホルダを掘り下げることができる。
映画事態は、時間的に短く感じるほど集中出来たので、満足🈵😃✨、特捜とネリの洞察力の戦いシーン、ネリと教授(大場泰正)ふれあい荘とのまったりとした時間と西成の情景、道具屋(天童よしみ)大物投資家(淵上泰史)賭場の帳付(サリngROCK)もそれぞれで脚本ができるほど深さを感じた。映画はほんの数日間のシーンでしたがここに至る膨大な時間を読み取ることができる作りになっていたので、緊張感がある。
詐欺は犯罪です絶滅させる必要がある。
まあ何と言っても、ネリ、ジョー、曼陀羅のトリオは最高でした。命を賭してのシーンは涙が流れた。最後シーン(ネリの疾走)は、素晴らしい。お願いとしては、ネリとジョーの一夜から
想像して逃亡先の南国の島でジョー二生を映すシーンがあったらと嬉しい。
空気感にずっと浸れる
最初から最後までダークな空気感の中で物語が進む。
だんだん心地良くなって来てキャスト一人ひとりの演技や役どころにはまる。
なんだかはっきり分からない怖いもの、その不気味さもいい。
安藤カッコいい。
原作未読ですが、直木賞だから当然良いです。
配役も良い。
強いて言えば、、初めエグめの関西弁が何言ってんだわからなかった事と、絵のスピード感、もう少しあると良かったかなぁ。
あとなぞのインターミッションなのか回想シーンなのか?撮影素材がまだまだあるように見えましたが、ディスクになったらエクステンドバージョン期待しちゃいます。
安藤が本当油乗ってて美味い、いや上手いだ。
天童と、宇崎もカッコよかった。
安藤サクラのずば抜けた存在感
安藤サクラ目当てで観に行ったのですが、これが中々に面白かった。
中心となる特殊詐欺に始まり、レイプ・DV・ネグレクト・賭博・ローンダリング・殺人に至るまで、実に様々な犯罪が絡み合う物語。
それら犯罪を登場人物のバックボーンに当て嵌めていて、まぁ皆んな悪人なんですがバランスが良いんですよね。
皆が皆自分の利だけで動くので、そのせめぎ合いがうまいんです。
あと皆の芝居もそれぞれのキャラクターに合っていました。
山田涼介も中々合っている雰囲気を出してましたね。これは姉弟っていう距離感が良かったのでしょう。
それと宇崎竜童のオンとオフの差が魅力的、最後は持ってってましたね。
しかしなんと言っても安藤サクラです。完全に作品をコントロールしていたといって良いでしょう。ずば抜けた存在感でした。
ラストその駆け抜ける姿にも、母親と共に父に捨てられた時間・地獄のような秘書としての時間・捨てた父の元に戻ってからの時間、その全てからの開放が見て取れました。
脚本や芝居はとても見応えがあるし、それでいて最後は何とも爽快。
これは面白い作品でした。
安藤サクラはやはりスゴイな
大きな期待は無かったが、安藤サクラ主演なので、それなりのものは見せてくれるだろうと観賞。
【物語】
橋岡煉梨(安藤サクラ)は血の繋がらない弟のジョー(山田涼介)と共に組織的オレオレ詐欺集団の一員として大阪西成で生きていた。 煉梨は裏社会に身を置きながら堅実で、人情に厚い面もあるが、ジョーは向こう見ずな放蕩者だった。
あるとき、ジョーの無思慮で無謀な行動で招いた危機を咄嗟に煉梨が助けた結果二人は、億を超える資産を手に入れる。 大金を現金化するために奔走するうちに、それを嗅ぎつけた裏の関係者が2人を追い始める。
【感想】
なかなか見応えが有った。
一番の加点ポイントはやはり安藤サクラだ。裏社会と言うか詐欺集団というクズ社会と西成地区という社会の底辺、ややもすれば殺伐とした作品になりそうだが、どこか血の通った空気を感じたのは安藤の演じる煉梨の不幸な過去を背負いながらも人生を諦めていない強さと、保ち続けているほのかな温かさだったような気がする。
山田涼介も悪くないが、キャスティングに成功していると思ったのは宇崎竜童。 半分壊れてしまったような老人だが終盤でとある活躍をする男の役を演じている。これに良くハマっていて、上述の血の通った作品を作り上げることに彼も貢献している。
ある種のクライムサスペンスなので、ハッピーエンドは待っていないが、後味の悪さは無い。
さすがの役者陣。アロハの男怖すぎ。
さすがHELL DOGSの原田監督。
アンダーグラウンドの描写がとても魅力的。
関西出身の自分でも時折聞き取りにくい濃い関西弁には少し苦戦するが、ある意味こちらの方がリアルに感じるかもしれない。
欲を言えば『安藤サクラVS江口のりこ』を見たかった
演技面は全体的にクオリティが高く、特に安藤サクラさんと宇崎竜童さんが流石すぎて脱帽。
山田涼介さんだけあまりに美形すぎて最初浮いてたけど、シスコン弟的な役どころ含めて途中からは気にならなくなった。
アロハの男怖すぎ。勝てる気がしない。
良かったと思います
面白かった。
予告編を観た段階では、主役二人の大阪弁がノイズになりそうで心配だったが、さほどでもなかった。特に安藤サクラはさすが。言葉でなく、感情の揺らめきをキチンと演技で示してみせる。圧巻。
あとは、主に関西人で構成された脇が素晴らしい。
特に、重要な役割の宇崎竜童と天童よしみ(「舐めたらあかんで!」)、生瀬勝久に加え、林田役のサリngROCKは素晴らしかった!
しかし佐竹刑事役の吉原光夫が東京出身ってマジ!?確かに「ヘルドッグス」では標準語だったけど、本作ではあまりにも大阪弁だったんだけど…ww
どうしても長いとは感じちゃうんだが、このストーリーを詰め込むならやむを得ないし、なんならテンポ良く作ってるとは思う。
邦画的な過剰な説明や感情の吐露、叫んだりも抑えられていて好感。良かったと思います。
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