キングダム 運命の炎

劇場公開日:

解説

原泰久の人気漫画を実写映画化した大ヒット作「キングダム」シリーズの第3作。

春秋戦国時代の中国。天下の大将軍を志す少年・信(しん)は秦の若き国王・えい政(えいせい)と運命的な出会いを果たし、ともに中華統一を目指すことに。魏との戦いに勝利をおさめた彼らのもとに、秦に対して積年の恨みを抱える隣国・趙の軍隊が攻め込んでくる。えい政は長らく戦場から離れていた伝説の大将軍・王騎(おうき)を総大将に任命。王騎から戦いへの覚悟を問われたえい政は、かつての恩人・紫夏(しか)との記憶を語る。100人の兵士を率いる隊長となった信は、王騎から「飛信隊」という部隊名を授かり、別働隊として敵将を討つ任務に挑むが……。

信役の山崎賢人、えい政役の吉沢亮、王騎役の大沢たかおら前2作からのキャストに加え、紫夏役で杏、趙の総大将・趙荘(ちょうそう)役で山本耕史、副将・馮忌(ふうき)役で片岡愛之助、副将・万極(まんごく)役で山田裕貴が新たに参加。

2023年製作/129分/G/日本
配給:東宝、ソニー・ピクチャーズエンタテインメント
劇場公開日:2023年7月28日

オフィシャルサイト

スタッフ・キャスト

監督
原作
原泰久
脚本
黒岩勉
原泰久
製作
瓶子吉久
沢桂一
冨田みどり
市川南
宮本典博
芦田拓真
松橋真三
弓矢政法
杉浦修
名倉健司
本間道幸
エグゼクティブプロデューサー
大好誠
飯沼伸之
プロデューサー
松橋真三
森亮介
北島直明
高秀蘭
里吉優也
音楽プロデューサー
千田耕平
ラインプロデューサー
毛利達也
濱崎林太郎
撮影
佐光朗
照明
加瀬弘行
録音
横野一氏工
Bカメラ
田中悟
美術
小澤秀高
装飾
青山宣隆
秋田谷宣博
衣装甲冑デザイン
宮本まさ江
かつら
濱中尋吉
ヘアメイク
本田真理子
特殊メイクキャラクターデザイン
藤原カクセイ
特殊造形デザイン統括
藤原カクセイ
VFXスーパーバイザー
小坂一順
神谷誠
編集
今井剛
サウンドデザイナー
松井謙典
音楽
やまだ豊
主題歌
宇多田ヒカル
アクション監督
下村勇二
ホースコーディネーター
辻井啓伺
江澤大樹
操演
関山和昭
スクリプター
吉野咲良
田口良子
中国史監修
鶴間和幸
キャスティング
緒方慶子
助監督
李相國
制作担当
斉藤大和
鍋島章浩
堀岡健太
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受賞歴

第47回 日本アカデミー賞(2024年)

ノミネート

最優秀撮影賞 佐光朗
最優秀照明賞 加瀬弘行
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(C)原泰久/集英社 (C)2023映画「キングダム」製作委員会

映画レビュー

4.0大沢たかおの映画

2023年8月31日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

マンガ実写化の最大の成功例となりそうなこのシリーズ、今回は、ようやく大沢たかお演じる王騎にスポットが当たる。前二作では思わせぶりに登場して美味しいところをもっていくような役回りで、大沢たかおの肉体づくりと役作りの完成度の高さでそのカリスマ性をスクリーンに刻み付けていた。今回は、物語の中でその知略の見事さを披露してくれる。
演じる大沢たかおが相変わらず良い。ほとんど馬上から動かないで、不敵な笑みを浮かべている状態が多いのに、底の知れなさをやたらと感じさせるのは、さすが名優という感じ。思うに、マンガの実写化だろうとオリジナルの作品だろうと、演者の上手さが重要なのは同じことで、似ているかどうかよりも奥深い芝居ができるかどうかを基準にしてキャスティングした方が良いんだろう。
羌カイ役の清野菜名のアクションは本当に素晴らしい。土屋太鳳とアクション映画のダブル主演とかしてほしい。

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杉本穂高

4.5通常の邦画実写よりも製作費をかけて臨んだ大作映画シリーズ第3弾。戦闘シーンのリアリティーに課題アリか?

2023年7月28日
PCから投稿

本作は実写化不可能とされたマンガを原作とし、通常の実写映画より製作費を大幅に増やし臨んでいる意欲作です。
この意気込みを私は好意的に見ていますが、シリーズの回を追うごとに戦闘規模が大きくなるにつれ、映像表現の説得力に課題を感じています。
第3弾では、序盤で(大沢たかおが演じる)王騎(おうき)から戦いへの覚悟を問われた(吉沢亮が演じる)エイ政が、7年前の(杏が演じる)紫夏(しか)との記憶を語るシーンは、地に足のついた物語で、映像表現も含めて良かったと思います。
そもそも、エイ政の年齢については考えてもいなかったのですが、7年前は9歳。29歳の吉沢亮が高校生などを演じていても一切気になりませんでしたが、さすがに9歳であれば無理を感じてしまいます(笑)。
ただ、プロデューサーがどうしても吉沢亮で撮りたかったこだわりも理解はします。
実際に吉沢亮が演じる事で「回想シーン」と「今」が❝一つながり❞に見えるからです。
そのため、原作ファンは気になるのかもしれませんが、特に年齢は気にせずに、「なるほど、そういう過去があったのか」というくらいで流すのがいいと思います。
本作の最大の山場となる終盤の決戦ですが、私は「キングダム」シリーズに課題があるとすると、ここだと考えています。
第1弾と第2弾ではワイヤーアクションにしか見えない不自然なシーンが目につきましたが、本作ではそこまで激しくないからか、この点はクリアされていました。
ただ、100人の兵士を率いる隊長となった信が、2万人の敵と対決し敵将を討つ重要なシーンですが、「1本の矢」というキーワードの意味も含め、これを達成できる説得力は残念ながら感じられませんでした。
100人のうち、生き残る人数も含め、設定や映像を見る限りにおいて、どうしてその人数で済むのかなど、(序盤の回想シーンなどと比較すると)リアリティーに欠けていたと思います。
この辺りが「実写化不可能」とされた所以なのかもしれませんが、この重要な映像表現が進化する事を望みます。
本作では「音」にこだわり近年のハリウッド大作を徹底的に研究したようで、音響は良かったと感じました。

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細野真宏

3.0第3作目。100人の兵士を率いる隊長となった信。出世すると少しずつ...

2024年4月27日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

第3作目。100人の兵士を率いる隊長となった信。出世すると少しずつ役の雰囲気も変わっていきますね。
どんどん大沢たかおにハマっていく感じ。変わらずおもしろく観れました。

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よっしー

4.5いつも思うけど、キャスティングいい!

2024年4月27日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

興奮

知的

この手の作品で一番許せないのがキャスティングが納得できないことです。特にこの作品はキャラクターの個性が最大の魅力ですので、主要キャラが「合ってない!」と思ったら観れないのです。
またキングダムの特徴として、たくさんのキャラが出るにもかかわらず、どうでもいいキャラは一切おらず、普通の作品以上に配役が難しくお金もかかると思います。
しかし、第1作から、この点をクリアしており、脱帽しました。そして第3作となるこの作品は、より主要キャラが出るので不安でしたが、見事な配役でした。
杏演ずる紫夏も素晴らしかったですし、吉川晃司演じる龐煖には痺れました。。原作者の原さんもだいぶ関わっているようなので、そのおかげもあるでしょう。
第2作から思っていたのが佐藤浩市演じる呂不韋が原作と感じが違うかな?と思いました。ちょっと上品というか、高潔というか。でも、まあ役者さんとしての格や演技力に問題はないし、これはこれでいいかもしれません。
もちろん、脚本、セットも原作を壊すことなく素晴らしいですが、何この点が最も感心するところ。
次回作の公開が楽しみです。

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