劇場公開日 2023年1月13日

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SHE SAID シー・セッド その名を暴けのレビュー・感想・評価

全169件中、41~60件目を表示

2.0世界中のMeToo

2023年4月23日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

ハリウッド絶対権力者の性的暴行事件を暴いた社会派ドラマ。法的システムの問題点まで描いていて世界中のMeTooに火をつけた衝撃作。
単純な社会派ドラマではなくサスペンス的な要素も兼ね備えた作品であるが、淡々とした展開で何度も睡魔に襲われた。

2023-61

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隣組

4.0告発

2023年4月15日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

性被害は女性のその後の人生に苦い影響を与える。
その事が一番傷ましい事でした。
欲望のままに権力者が弱い立場の女性を踏みにじり
一生消えない心の傷を残す。
映画界の仕事に憧れて夢を持って入った職場。
女優の卵が、良い役と引き換えに酷い辱めを受ける。
またはスタッフの若い新人がワインスタインの言いなりになり
一生後悔する。
彼から受けた屈辱を忘れていた女性は1人もいなかった。

2017年。
ニューヨーク・タイムズ紙の記者ミーガン・トゥーキー(キャリー・マリガン)と、
ジョディ・カンター(ゾーイ・カザン)は、ハリウッドに君臨する
映画プロデューサー、ハーヴェイ・ワインスタインの数十年に及ぶ性的暴行
について調査を開始する。

なんとハーヴェイ・ワインスタインのセクハラ行為は
1990年代に遡るのだった。
映画プロダクション「ミラマックス」を1979年に設立。
プロデューサーとして驚くばかりの成功をする。
プロデュースした作品が有名な名作ばかりで驚くほどだ。
映画を深く愛したはずの大プロデューサーのした行為が、
映画に携わる女性たちを傷つけた事実。
ワインスタインを増長させて30年近く守ってきたのが、
ハリウッドの男社会のシステムの実態なのだ。
周囲が見逃して容認した事から性的虐待は30年近くに渡って
続けられたのだ。
彼一人の責任とは言えない。
ニューヨーク・タイムズ紙の告発により遂にワインスタインによる
悪質な事件の全容と真実が明らかになった。
これは実話である。
ハリウッドの女性の心や身体を蔑ろにする構造的体質の問題だと思う。
ワインスタインは現在、禁錮16年の刑を受けて矯正施設に収監されている。

映画「スキャンダル」2019年でもテレビ局でも同様の
セクシャル・ハラスメントの実態を暴いている。
セクハラを長期間続けたのはFOXニュースの創始者の元CEOだったが、
映画が公開されたときには故人だった。
映画・テレビ業界のセクハラと隠蔽体質は少しも変わったのか?

その後、世界に#meetoo運動は広がり、日本でも映画監督や俳優への
被害の告発が相次いだ。

しかしまだほんの出発点。
女性の人権を守る運動は根気良く永続的に続けて、根本から男社会の体質を
変えて行かなければならない。

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琥珀糖

5.0男性にこそ見て欲しい。

2023年4月9日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

プライベートを犠牲にして、声なき声をあげた女性を引っ張り上げた弱い二人の女性の物語。
恐怖と戦いながら、性的被害をなくすために戦っていた。
日本でも同じような被害が最近は取り上げられることも増えたけれど、嘘つきだとか自分から男の部屋に付いてったから分かっていたんだろう。とかの心無い言葉で傷付ける人達。
自分自身や大切な人が同じことをされたらって考えて欲しい。
世界から全ての性的被害がなくなることを祈って…。

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みさこ

4.0大変

2023年4月8日
Androidアプリから投稿

2023年劇場鑑賞81本目。
#Me too運動はなんとなく知っていたのですが、性的被害者がツイートしただけで簡単に闇が暴かれたわけでなく、裏で大変な記者たちの根気強い働きかけがあったことがよくわかった映画でした。
いや、そんなに金あって性的欲求満たしたいなら他にいくらでも手段あるだろ!と思ったのは自分だけでしょうか。

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ガゾーサ

5.0カッコイイお姉さん二人

2023年3月8日
PCから投稿

AFIの2022ベスト10に入選したのでMeTooには殆ど興味なかったけど観ました。
とにかく良いです。

女性監督の視点が過剰ですが、主題が主題なのでOK。
久しぶりにカッコイイ女性を拝見して爽快。大統領の陰謀に匹敵します。

ドキュメンタリー風ですが、展開がスピーディーなので経緯に詳しい人も、結果しか知らない人も、メッセージ性はもちろんのこと、娯楽作としても十分です。

いきなりMe Tooに興味津々です。

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越後屋

5.0大きな権力・圧力に戦う記者たちと上司。実話に基づく見るべき映画。

2023年3月6日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

2017年、映画プロデューサー、ハーヴェイ・ワインスタインのセクハラ・性的暴行事件の記事がニューヨーク・タイムズに掲載され、世界的な#MeToo運動へと発展した。その記事を書いた記者及びチームの物語である。
原作は、ピューリッツアー賞を受賞した「その名を暴け―#MeTooに火をつけたジャーナリストたちの闘い―」ジョディ・カンター、ミーガン・トゥーイー/著とある。

この映画で感じたことは、大きな権力・圧力のものと、女性がいかにセクハラ行為を要求され泣き寝入りさされていたか。それに歯向かうことも多言することもできない。ましてや実名で語ることなどなんて。そこに粘り強く働きかけ、情報を収集し、切り込んでいく二人の女性記者。
そして上司もそれを支え圧力を跳ね返すチームワーク。ここのところが凄いと思わせる。このチームワークがなければこの記事はできなかったのである。

そして被害者たちの葛藤と秘密裏にしていた事実。しかし記者たちの説得に応じ、こんな思いを誰にでもさせてはいけないと実名報道を受け入れた女性たち。多くの人たちのひたむきさと力強さ、権力や圧力に屈せず、記事を出すことで多くの人たちを救っていく。
記者の女性二人は夫もおり、家に帰れば普通の家族。家の中でも仕事のことが一時も頭から離れられない日々。取材の様子、上司との協議などとても丁寧に描かれており、印象に残った。

友人のアメリカ人と見に行ったが、身近な職場でも同様なことがあったことや、キリスト教会での牧師と男の子のセクシュアル・ハラスメントの事実が明るみに出ていることなど、実は本当にこのような悲劇が繰り返されているのだと語ってくれた。

日頃の日常生活においても、いろんな理不尽なことやニュースに心痛めることも多い。見て見ぬふりをする多くの善良な市民がいる中で、何も言えずに一人悩んでいる人々。ハラスメントする側は力づくでそれを消し居座る。これに声を上げることがいかに危険で大変なことであるか。この映画はそのような普通の私たちにどうすべきか大きな力を与えてくれる。

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M.Joe

4.0暴力以外の何者でもない

2023年3月5日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

①アカデミー賞作品賞にノミネートされてもおかしくない力作だと思うのだが、実際にあった事とそのノンフィクションとを忠実に映画にして脚色上や演出上に奇抜な或いは捻った工夫が無いからか、ある意味ハリウッドの恥部を描いているからか、残念ながらノミネートされませんでしたね。
②女性版『大統領の陰謀』みたいな感じかな。映画の作りも似ているし、どちらも新聞社が舞台だし、地味な取材の描写が中心というところも同じ。あちらはアカデミー賞作品賞にノミネートされたけどね。
③ここで描かれているのは「セクハラ」なんて言葉には納まらない暴力だ。「パワハラ」という言葉にも納まらない社会的強者が弱者に権力という暴力を使って泣き寝入りさせる社会的システムの陰・歪みだ。

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もーさん

4.0真実の記事は被害者と書いた者を守り、そこから#MeToo運動へと広...

2023年2月22日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

知的

萌える

真実の記事は被害者と書いた者を守り、そこから#MeToo運動へと広がる
法律のシステムが加害者に働いていることにも切り込んでいること
名前を出すことにとても勇気がいることとそれまでの葛藤
被害者への配慮
キャリーマリガンのすべてを見透かした目線が凄かった

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3.5そういう状況に陥らない賢さと、NOという勇気と実行力を。

2023年2月21日
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鑑賞方法:映画館

重い映画だった。
観ていて息苦しくなる。
だれが悪いと責めるつもりはない。
だが、無知で無自覚であることは罪深いと感じた。

私は、小学生高学年の頃、すでに身長160センチちかく、体重は50キロくらいあった。
だからか、痴漢や露出狂に結構会った。
40年前は、公園に子どもがわんさかいて常に集団で遊んでいたし、大人も井戸端会議などで通りにいた。
私は、イヤな目にあうと大声を出して全力で暴れる子だったので、すぐに誰かが助けに来てくれた。
そのたびに、いい大人が、子ども相手にこういう行為をするくらい、男って自分をコントロールできない生き物なのだと思った。
こんなことをするくらいなら、大人の女性と恋人になれるように勉強や仕事を頑張ればいいのに、愚かだなと断じた。
こんなふうに思うことができたのは、私が大人に怒鳴られたり、殴られたことがないからかもしれない。

女性は、そうなってもいいなと思う男性としか密室に入らない。
力では到底かなわないし、レイプや、最悪殺されることだってあり得る。
そう自覚して、上司でも同僚でも、クライアントでも幼馴染でも、応対した方がいい。
好きでもない人に身体を触られるって、ホントに気持ち悪い、吐きそうになる。

そして、男性も、肝に銘じるべき。
女性とそういうことがしたいなら、ちゃんと努力してステップを踏むこと。
どうしてもそれができないなら、風俗に行ってください。

少女漫画と少年漫画の内容の違いは、興味深い。
女の子が少年漫画を、男の子が少女漫画を読んだら、お互いが今より理解できるかもしれない。

海外で、日本人女性は抵抗しなくてチョロいと言われているのはホントに腹が立つ。
半面、この映画の中では、アメリカ女性もNOを言えない状況で立ちすくむ人がいるのだということを知った。
過去を悔やんで目をつむるのではなく、これからにどう活かしていくか考えることで、彼女たちが救済されたらいいなと思う。
サイテーヤローは、天罰を受ける、絶対!と信じましょう。

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のりたまちび

4.0上映が1日1回だったのが残念でした。日本もこのぐらい硬派の映画を作...

2023年2月20日
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鑑賞方法:映画館

上映が1日1回だったのが残念でした。日本もこのぐらい硬派の映画を作って欲しいし、こんな地味な映画にも人が入って欲しいです。ちなみに観客は私を入れて3人でした。

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ゆっこさん

4.5加害者を守るシステム

2023年2月19日
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鑑賞方法:映画館

映画としても間然するところのない作品。
すでにたくさんの人が見ていますが、さらに多くの人に見てほしい。

法律が加害者を守るシステムとして機能してしまうこと、つまり社会の構造が加害者男性を甘やかし続ける形になっていること、ワインスタインは起訴されて有罪となったが、それ以外のケースはどうか。そこも考えなら見ました。

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Pocaris

4.5いま、仕事を頑張っている人に観て欲しい。

2023年2月19日
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とにかく、勇気が腹の底から沸いてきた❗️

目の前に広がる、潜む、困難や罠に

負けないって、素晴らしいなぁと感服して、

最後は涙が静かに流れました。

新聞記者の友人に観に行きなよって

勧めていますが、忙しいみたいで観に行ってくれません。笑。

逆に現職の人は、こんなんじゃないよ、ほんとは、って苦笑なのかしら?

でも、実話の凄みは有ります、ほんとに。
BIGプロデューサーが有罪になったんだもんなぁ、、、

私は感動しました!

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ZUNKO

4.0ローナン・ファローの『キャッチアンドキル』をU-NEXTで観ていた...

2023年2月13日
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ローナン・ファローの『キャッチアンドキル』をU-NEXTで観ていたこともあり、同問題を扱う作品として気になっていた。あちらはドキュメンタリー作品で、被害者へのインタビューや、ワインスタインとその取り巻きのヤバさを描いており、ハラハラしなから観ていた。その分、こちらは大きな盛り上がりはなく、調査報道の地味さを実直に描いてる印象を受けた。
社会の暴力的な性差別の構造と、2人の記者もまたそんな社会で生きていることを実感するような描写、記者として真実を追う姿、家庭での育児との両立、産後鬱の姿。それがリアルで、他人事ではなくより身近なものとして観ることができた。

しかし気になったのは、ワインスタインの弁護士が、グロリア・オールレッドの娘のリサ・ブルームであったこと。ビル・コスビーの事件を間近で見ていたはずだけど…。

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mono

4.5強い力にぐいぐい引っぱられた

2023年2月8日
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鑑賞方法:映画館

2年前の「スキャンダル」系かなと思って見始めたのだが、、、

これは予期せぬ傑作だった。ジャーナリズムの尊厳、存在の意味を知らしめる傑作だった。

数十年にわたり性的暴行を続けた映画プロデューサー。金と権力が業界を歪めた。司法さえも歪めた。

彼を告発したニューヨーク・タイムズの 2人の女性記者。途方もない作業だった。

「スキャンダル」と異なり性的行為を一切描かず、被害者たちの証言を淡々と紡いでいくスタイル。

そう、地味な展開なのにグイグイ引っぱられた。
強い力を持つ作品だった。

お初だったけどマリア・シュラーダー監督、恐るべし。


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エロくそチキン2

3.0「大統領の陰謀」ほどの衝撃はない。

2023年2月8日
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鑑賞方法:映画館

文芸評論家の小谷家敦は、世の中には2種類の男性がいる。「モテる男」と「モテない男」だ。

ミック・ジャガーは1万人の女性とベッドを共にしたと噂されている。この映画の影の主人公はモテない男だ。しかし、彼には権力と財力があり力で持って女性をものにした。有名な映画プロデューサーだったので、ハリウッド女優が餌食となった。

私見だが、このような告発はいつかは起こる運動だったように思える。たまたま、有名な女優達が起こした告発だったので、全世界に広がった。日本も例外ではない。枕営業は無くならないと思うが、男もそのような誘惑に近寄らないように気をつけなければならない。

ホンダライフの広告にアシュレイ・ジャッドが出ていた。その頃から私は彼女が好きだった。年齢を重ね顔が膨れてしまっていて、ちょっと残念だった。

me to運動の始まりを知ることができる。

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いなかびと

4.023-007

2023年2月7日
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鑑賞方法:映画館

金と権力を併せ持つ悪党、厄介な存在。
有名無名に関わらずその力の前に
声を奪われる。

私に起こった事が当たり前と
3人の娘達に思ってほしくない。
母の言葉は重い。

そして
この事件を記事にするために戦う2人も
また母親である。

本質的には女性の方が強い存在であるが故に
男共は地位や金、暴力で女性を屈服させようとするのでしょうか❓
だとしたら情けない、許せない😡

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佐阪航

4.0誰かの犠牲の上に成り立つ娯楽

2023年2月6日
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鑑賞方法:映画館

映画業界に限らず
古くからある組織や業界、権力図というものは
非常に厄介なものだなと感じた。

映画でいえば
たとえば、何かしらの犯罪を犯した人の作った映画や、出演作を

犯罪と作品は切り離されて評価されるべき

と言われることもあるが

こと、権力を行使して従わせた挙句の犯罪行為において
その権力者によって弱者をつかって創られた作品は

果たして、そのように切り離して考えることができるのか。

どうしても、
誰かが一生抱える傷を負い
人生を犠牲にしてまで

誰かのための娯楽作品を創る一端を担うのは
あまりに不平等のように思う。

この映画に関しては、
受け取り方は人それぞれだと思うが

社会の問題にも触れつつ
当時の記者たちの直面したリアルも
描かれていて、わかりやすく良い作品だった。

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nana

4.0決して他人事ではない。

2023年2月6日
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まだ記憶に新しい超大物プロデューサー、ハーヴェイ・ワインスタインのセクハラ事件を2人の女性記者目線で描いた作品。もっと面白おかしく描く方法もあったでしょうが、派手さは一切なくむしろ禁欲的。同じく新聞記者たちの奮闘を描いた「スポットライト 世紀のスクープ」を思い出しましたがドキュメンタリータッチとも言えるさらに抑制された演出によってとても誠実な映画になっています。
でも決して退屈ではなく、どんどんのめり込んで展開をじっと見つめていました。

口を閉ざす被害者たち。様々な障害。
地道な取材の積み重ねを映画の中でも丁寧に積み上げ、サスペンスと社会派ドラマの両面性の中でしっかり問題提示をしています。
加害者はもちろん許される存在ではないけれどそれを許容してきた社会にも大きな問題がある、と。
そしてアメリカだけの問題ではなく、日本でも現在進行形の問題なのだ、とあらためて気づかされました。

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ごーるどとまと

4.5#MeTooは一人一人の戦い

2023年2月6日
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鑑賞方法:映画館

#MeToo運動 という大きな動きのなかで新聞記者や被害者、一人一人に向き合うことはなかったけれど、この映画は違う。
事件を報じた新聞記者も、事件を語った被害者も、それぞれの生活のなかで様々なものと戦いながら、問題を先送りにしてはいけない。自分たちが変えなければ、と必死の思いで実現した動き。
選択をするにあたりどれだけの恐怖があったか。心に大きな傷を負い、大きく歪められた人生があることを、理解しなければいけない。

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はるみ

4.0唾棄すべき、群れのヒエラルキー

2023年2月5日
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鑑賞方法:映画館

お見事。事実も作品も実にお見事でした。変に偏らず、フラットな視点が感じられて「丁寧だなぁ…」なんて感動しちゃいました。主人公達も「強引だけれども丁寧」なんですよね。ああいうジャーナリストは大歓迎でしょう。上司とその上の役員も素晴らしい。この映画は、ジャーナリズムが虐げられた弱者に「手」を差し伸べた様な形になっているが、主人公達にもその「手」は差し伸べられていたし、全ての人物が背中をそっと押したり押されたりしてて、事件はアレなんだけれども、幸せな気持ちになれた。
ミラマックス好きだったんだよなぁ…。偏る特異点に呑み込まれる典型の様なケースだが、「彼もまた時代の被害者だ」なんて言うつもりはない。イジメ(ハラスメント)に言い訳も大小も無いのだから。

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