RRRのレビュー・感想・評価
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A New Scale of Never Been Done
RRR tries to pack everything in one epic. It's a colonial epic battle, with parts of the Hindu realm, and part Rambo, part Bollywood musical, part jungle survival. A zoo-worth of wild animals are unleashed on a villainous wedding party. Need I say more. The film is so long, but the scenes are a color coded pallette that makes skipping throug the film to find your stopping point real easy.
最後のセリフの重みを噛み締めたい。
三時間がかりの怒涛のエンタメの最後に、ラーマに何がほしいと聞かれてビームが答える。「読み書きを」と。
インドの歴史に詳しいわけではないのだが、このセリフにはグッときた。ナショナリズムがやり過ぎではないかとか、中盤で非暴力に目覚めるみたいな描写があるのに、結局は殺しまくってませんか、とか、ツッコミどころは当然あると思うし、同時にそういうものにすべて答えを出す映画ではないとも思う。そもそもナートゥダンスとぶっ飛んだアクションとおっさん2人の熱い絆で倍額払っても余裕でお釣りがくる。
ただ、ラーマの家を訪れたときに、ビームが山と積んである本に視線をやるカットがある。その瞬間はよくわかっていなかったのだが、なぜビームがラーマを一方的に「兄貴」と慕うのか? 2人は英語を除けば能力値ではほとんど同格に思えるのに。おそらくビームは、文盲ゆえの限界を感じていて、読み書きが未来をつかむために必要だとほとんど本能的に気づいている。ビームだけの話ではない。インドがやがて独立国になることは誰だって知った上で本作を観ているわけだが、庶民が搾取されないためには読み書きが必須だし、生まれながらの環境が劣悪なときに抜け出すためにも学問はおろそかにできないだろう。
奇しくも現代の教育問題を描いた『きっと、うまくいく』や『スーパー30』のようなインド映画ともつながっているだなと、最後のひと言で点と点が線になった。この壮大な物語を締めくくるセリフだけに、作り手の思いがこもった、真摯に受け止めたい言葉なのだと思う。
底知れぬ不屈のパワーがみなぎった傑作
魂を鷲掴みにされるとはこのこと。3時間という長丁場でいくらか緩急が織り交ぜられるかと思いきや、本作はずっとテンションを落とさない。力が落ちないのではない。語りの勢いと人物の魅力、そしてアイディアが一向に落ちないのだ。怒りの暴徒に一人で立ち向かう序盤アクションにしても、通常の映画ならワッと大人数に取り押さえられ次シーンへと移行するところを、乱闘の内部で大勢が絡まり合ったまま息の長い攻防がさらに続いていく。この破格の具現化力と表現力。次は一体どの手で来るかと観客の期待を爆上げしつつ、その予想を確実に超えてくるところが凄い。堅い絆と運命の流転で結ばれた二人をカード表裏のように展開させながら、ダンスシーンをも笑顔と興奮がこみ上げる展開へ仕立てる手腕に恐れ入った。どれだけ言葉を尽くしても語りきれない。今の自分には「RRR」というタイトル文字がエンディングで華麗に踊る3人の姿にさえ見えてしまうほどだ。
日本でつくれる??
圧倒的なアクションでなんか難しいこと考えず、単純に感動してしまった。
いい画で魅せて、観客を楽しませる。笑いあり!涙あり!感動あり!恋愛もあり!!ダンスもある!!!このエンターテイメントさは重要ですよね。映画館でみてよかったって本当に思う。
帝国主義に攫われたマッリを助けにいくビームと警察官のラーマ。二人の絆は取り結ばれるが、それぞれの使命によって引き裂かれ…。ラーマは部族の出自であるが、大英帝国の手下である警察官であることから、帝国主義ー部族≒ナショナリズムの単純な二項対立は棄却される。しかもラーマが警察であるのは、部族や家族との大義のためであって…。単なるマッリの救出劇ではなく、彼らのナショナリズムも描けているのは長尺だからできる技であろう。
水を司るビームと炎を操るラーマ。視覚的な二項対立は液体で赤い「血」ーしかもそれは部族や家族、国家といった血統の表象ーによって止揚し、帝国主義を打ち破る。
画で魅せるかっこよさ、爽快さ、その力を実感しました。
シータ(アーリアー・バット)、ジェニー(オリビア・モリス)も最高です!
そうはいっても、とてもとてもモヤモヤする部分はある。インドという場所に置いて、帝国主義の圧倒的な暴力をフィクションによって打ち破る物語は必要である。それは大英帝国という権力者に支配されてきた彼ら、サバルタンの語りである。しかし彼らの物語ーそれは部族の物語であるがーはインドという国民国家の物語に横滑りさせられ、ナショナリズムを強化させることになってしまっている。そしてその語りの中で捨象されている存在ー生成されるサバルタンーがいるのではないか。そう思ってしまうのである。例えば部族の女性たちである。彼女らがどのように表象されるかと言えば、救出される「姫」や母、恋人といった仕方である。そこに主体性はあるのだろうか。単なるビームやラーマ、男たちを影で支えて待つ主体としてしか描かれていないのではないか。そしてそれは部族にあった暴力的な男性性を隠蔽することにもなるのではないか。
さらに国民国家の物語への横滑りについてもそうである。インドは多言語・多民族国家であるため、言語による統一ではなく、帝国主義による部族や家族への暴力の記憶とダンスによって統一を試みる。けれどインドにかつて、そして今もある階級やジェンダーの分断はどこに行ってしまったのだろう。そして滅ぼされ、なかったことにされる部族の記憶は華やかに忘却される。あるいは他の植民地の地域・国の語りはどこへいってしまったのだろう。
また相対主義に陥る危惧はあるものの、この物語で軽やかに殺される大英帝国の兵士や警察官の語りもどこへ?
抑圧された人々がエンパワーメントするために、ナショナリズムの高揚は必要かもしれない。しかしそこに新たな排除が駆動していることにも気づくべきである。そしてできれば別の仕方で。国家でも、部族でも、家族でもなく。だが徹底的に突き詰めた先には、参照不能な「根拠なし」しか残っていないかもしれない。袋小路だ。そしてエンターテイメント作品にそこまで考え過ぎと言われるかもしれない。けれどエンドロールで華やかに踊っている彼らの背景で、インドの偉人の肖像が現れることに不気味さを感じてしまうのだ。
インド映画の真骨頂!アクションあり、歌あり、ダンスあり!
とにかくラーマもビームも向かうところ敵なし!2人がぶつかるシーンは、まさに死闘!虎などの野獣が出てくるところは、さすがインド映画と言えよう。炎が燃え盛る闘いは、迫力満点だ。
映画に流れる歌は、ただの挿入歌ではなく、主人公の心情を表している。ビームの拷問に屈しない気持ち、そして、民衆を焚き付けるシーンは、心が震えた。
友情か指名か…ラーマの葛藤が痛いほどによくわかる。そもそも何のためにイギリス警察に入ったのか…インドを守るためではなかったのか…不条理を感じる同志を裏切ってまで、イギリス警察にいるべきなのか…その気持ちを知ったビームが助けに行ってからの共闘!まさにイギリスの植民地支配からインドを守るヒーローで、目が釘付けとなった。
インド映画ってここまで?!
アクションの迫力や映像描写ではハリウッドを遥かに超えたのではないでしょうか
特に好きなのは、あらゆる動物達が檻の外へ解き放たれるシーンの迫力と野性味、そしてかの有名なナートゥダンス
最高にかっこよかったです!
展開がご都合主義なのもまたインド映画のいい所
一方で少し残念だったのが、思った以上に政治的メッセージが強かったこと
特にエンディングは正直ぎょっとしました
でも現在のあちらの社会情勢と、映画というものに対する考え方の違いを鑑みるとそういうものなのかなぁとも思います
ナトゥダンスの凄さ
ナトゥダンスすごい。
アカデミーの歌曲賞をとっただけありました。
やはりなんにでも一定数ファンがいるんだなということを感じました
エンドロール早すぎて笑う
楽しく歌って踊って終わりよければ全てよし
でもちょっと人殴り殺しすぎかな
・初のインド映画だったけど、長い割には飽きなかった。 ・お決まりの...
・初のインド映画だったけど、長い割には飽きなかった。
・お決まりのダンスシーンは楽しいけどもう少し短くてもよかったかな。
・リアリティを求めては行けないんだなとクレーンアクションを見て思った。
・痛快、すべてがハッピーエンドで良かった
インド映画の中で一番の傑作
・ストーリーがとても面白く、あまり難しい話ではないので話の中に引き込まれるような感覚がした。
・評判も良く、お金がかかってるし、万人受けする作品
・アクションシーンも多く、踊りは控えめな方なのでおすすめ
なるほど、これが噂のRRRか
この映画はもう面白いの分かってて鑑賞した感じ。
噂に違わぬエンタメ要素てんこ盛り盛りの大作。インドお約束の長尺ながら全然その尺の長さを感じず、とういわけではなくて尺の長さはガッチリ感じながらも、次はどうなっていくのよと飽きさせない展開で、あっという間ではなくてお腹いっぱい楽しめた。
1920年のイギリス植民地時代が舞台。圧政を敷く提督に理不尽に妹マッリを奪われた村の守護者ビーム、鉄の意志でデモ隊を一人で制圧した警官のラーマ。妹を取り返すべくデリーで身をひそめるビームに対して、マッリを取り返しにデリーに潜入している守護者を捕えようと捜査を進めるラーマ。この二人が市内で起きた列車事故から少年を救うために互いの身元を知らずに協力、二人は親友となっていく。
そして、妹マッリの奪還のために提督公邸を襲撃すると決めた夜、ビームは自分が公邸内に居るマッリを奪還すると身の上を明かす。
公邸での大乱闘の中、ラーマは捕える側の人間としてビームの前に立ちはだかる。
ここまで来てもまだ前半の途中で、ビームの恋愛話(そこでかの有名なナートゥダンスが始まるわけです)だったり、ラーマがビームの弟を捕えたまでは良かったが、毒蛇の逆襲を受けるくだりとか、書ききれないエピソードも満載。しかもここから、何故ラーマは警官になったのか、彼の本当の目的は何なのか、ビームは無事マッリを奪還できるのかなどなど、映画三本分ぐらいの話をエイッと一本に凝縮している。
日本人の皆さん(私も日本人ですが…)がインド映画と聞いて真っ先に思い浮かべる唐突な歌と激しいダンスは、本作ではナートゥとエンディングのみ。途中もいろいろ歌は歌うものの、ミュージカル映画よりは控えめですよというレベルなので、なんかすぐ歌って踊ってダレるんだよねーとかいう先入観は不要だと思う。
むしろ、歌によって民衆が蜂起したりと物語の流れにうまく組み込まれているので違和感は少ないはず。
もちろんご都合主義な展開はめちゃくちゃある。もうインドで脚が動かせないぐらいの怪我をしたり、毒蛇に咬まれたり、鉄砲で撃たれたりしたら、とりあえず薬草塗っときます。
医者いらず、薬局いらずだね!
それと、インド映画のもう一つの見どころのアクションだけど、こちらもご都合主義とか言わずにもう楽しんじゃいましょう!主演のお二人のキレのある動きに加えてワイヤーありCGあり狼あり虎ありでメチャクチャ楽しませにきている。アクションだけ捉えるとちょっとハリウッド押されてるよと思うぐらい勢いが凄い。
ちょびっとインド話。インドの方はマジでイギリス大嫌い。骨の髄からという表現あるけど、本当に骨の髄からイギリス大嫌いで、本作でもえげつない程イギリス人が悪く描かれているけど、これは彼らには結構普通の感覚みたい。どんだけ酷かったのよ、と思ったりもする。逆にイギリスではこれが上映されていたりして、イギリス人の寛容さと言うかドライさもなかなか興味深い。
最後に、欧米では主人公二人を同性恋愛的な見方をしてる向きもあるけど、インド人の独特の人同士の距離感の近さを知らないからそういう意見が出てくるんだと思う。私がインド人と二人で話していると、気がつくとめちゃくち距離を縮められていて、しまいには手を握りだす奴までいる。別に好きなわけやないのよ、そういう距離感が普通なだけ。
なんなら、社員旅行の時にダブルベッドに他のおっさんと一緒に寝てくれる?と言われて低調にお断りした。そういう実感が無いと、彼らのような距離感は理解できないのだと思う。
映画が長いから、レビューまで長尺になってみた。とにかく面白いよ!
あと、歌の力ってやっぱり凄いわ。
何も考えず楽しみたい時にピッタリの超エンタメ
時間の長さにビビってなかなか手を出せなかったものの、ついに鑑賞。
トントンと進む展開で、予想していたよりも長さを感じず鑑賞できました。
とにかく、でっかい規模のエンタメ作品を楽しみたい人には非常にオススメの作品です。
常識外の展開が起こりまくる内容ではあるものの、そんな事も気にならなくなるような超絶シーンがたっぷりでとても楽しかった!
特に猛獣を引き連れての襲撃シーンは、あまりのパンチに大笑いしてしまいました。
だから序盤で虎捕まえてたのか…
遅めの鑑賞。
前評判が高かった作品だとは知っていて個人的にも少し気にはなっていた。
けれど、なんだかんだと鑑賞に行けるタイミングを逃していた。
そしてようやく劇場で鑑賞することができた。
インド映画を劇場で観るのはこれが初。
インドといえば踊りで、本作でももちろん踊りのシーンはあり、そこそこ楽しめた。
グロいシーンがあるような情報をどこかで見ていた記憶があるのだけど、実際はそのようなシーンはなかったようにおもう。
上映時間が長い作品だったけど、意外と退屈はせず特別長くも感じなかった。
二人の主人公でシュッとしたイケメンの方は後半で覚醒したのか、上半身裸のような姿になっていた一方で、もう一方のポッチャリした人の好さそうな方はとくに見栄えが変わらず、その差になんだかなぁとおもってしまった。
ダンスバトルのシーンはあくまでもインド映画ならではのダンスなので、ブレイクダンスのバトルのような派手さはない。
「映画」の魅力を改めて教えてくれた作品!🔥💧🐯
【感想】
ついに行ってきました〜!
いや〜、もうね!とんでもない魅力・パワーの溢れる映画でした!
インド映画って言われると皆んなは何を連想するかな?
ダンス!!の人が多いと思うけど、この映画はそれを塗り替えるはず!(ちゃんと最高のダンスシーンもある!)
イギリスの支配下に置かれたインドを舞台にした作品。テーマは男と男の友情!これがもう熱い!!この2人の男ビームとラーマの演技やアクションシーンは圧巻だった!
演出も今まで見たことないアクションシーンがたくさんあって、面白かった!
ロープで子供を助けるシーンとか初め2人が何したいか全然分からなかった。笑
あと、ちょいちょい出てくるRを使ったサブタイトル?もなんか新鮮だった!
構成も分かりやすくて、3部作を1つの映画にまとめたようなボリュームだった!
観終わった後は少し疲れてしまうかも。笑
この映画を観て、「映画」の魅力、「映画鑑賞の楽しさ」を再確認できました!
【お気に入りのシーン】
中盤のダンスシーン!
インド映画のダンスって何か面白いみたいなイメージ湧くけど、この映画のダンスシーンはかっこいいし、ちゃんと面白いし、変な中毒性があった!このシーンyoutubeで何度も見返してる!
インド映画、恐るべし。
公開当初に見逃してずっと未鑑賞のままでしたが、今更ですがやっと鑑賞してきました。
なるほどこれがRRRか。たしかにすごく面白い!
ストーリーの良さはもちろん、映像の面白さ、アクションのカッコ良さ、テンションのあがる歌とダンス、美女に猛獣と、見どころ満載。
しかし公開から一年以上経つのにまだ数ヵ所で公開しているなんてスゴい。インド映画、恐るべし!
せめて、、
いや、すっごいよ
面白くて前半なんて終わったかと思ったらまだ1時間半だった笑
途中からダンス▶動物解き放ち!のとこで1番カタルシスあったんだけど、、
どう考えても、、インド人が虐められてるとき悲しそうな顔してたイギリス女性たちまで危害いってるよねこれ、、
トラとかオオカミとかに噛まれて死んだイギリス女性はどうなるのこれ、、?
そこからなんかモニャってしまう
んで結局さぁ、みんな銃を持って報復してしあわせ!!みたいな終わりだったけど、、
主人公たちサイドからも悪役のイギリス人に
そこまでの過程があるだろテメエ!みたいなセリフもあったけど、、
祖国に武器持ち帰ってみんなに(子供にもか?)配って歴史を繰り返すのか、、?抑止力だとしてもなんか違う気がするのは日本人だからだろうか、、
進撃の巨人の地ならしはまだ色んな意見があるからいいけど、この映画はそのままエンタメとして見てて怖いよ、客が
憎んでぶっ殺して銃を持って帰ってくるストーリーって、、
せめて、ラストのダンスでイギリスたちも踊らせてほしかった
前半のダンスバトルの感じがよかったよ
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