ライダーズ・オブ・ジャスティスのレビュー・感想・評価
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お父さん頑張った
妻の事故死が事故ではなかったかも?!ということで乗り合わせたデータ分析学者?の人達と事故を偽装したと思われる犯人や一味を倒しにいく、復讐アクションではありますが、、
後半に人違いだった??と判明し、じゃあこの襲撃はなんだったのか!!!と悩みますが、結局最初に襲った人の仲間が返り討ちに来て、なんとかお父さんプラス学者達ズで機関銃ぶっ放して撃退しますが。この、返り討ちに来た理由が、マフィアっぽいかなりヤバい人達を相手にしてるっていうのに亡くなった妻(お母さん)の娘の彼氏が気楽に学者と娘のツーショット動画をネットに上げちゃうって。。完璧彼氏の自業自得でこっち側のミスで身元がバレてるからあんまり感情移入出来ませんでした。
途中からセラピストの人達じゃないかも??って娘も怪しく思ってたのに、まぁ仲良くしてもいいけどそんなに簡単にアップするかな〜こんな、お母さんが亡くなったあとの非常事態なのに。。
まぁ、お父さんは昨日まで軍隊にいた軍人なので、闘いや銃の扱いは見どころありました。
テーマとしては、人生は偶然の連続だってことなのかな?たまたま買った自転車が青でなく赤なら盗まれなかったのか?盗まれて電車を使っても、別の場所行きに乗れば事故に遭わなかったかも。または他の車両に乗るか、席を譲ります、と言われても丁寧にお断りしたら少なくとも一命はとりとめていたかも。。
まぁ、人生はたまたま選んだことの繰り返しは確かだし、その中でタイミングが良い時も悪い時もある。
それが言いたかったのかな〜??学者の仲間の人達がクセがありすぎる性格でそれ必要かな?っていうシーンがたまにあって気が散りましたが。。(車から降りて原っぱへ逃げて謝る時にそんな行動とる?大の大人が???とか。。精神を病んでる人と説明したかったのか?でも意味不明。。とか。)
まぁ、お父さんが妻の無念と娘のために、判断の是非はともかく、それなりに父さん頑張りました、娘もよく耐えて頑張りました、って話で良かったのかな?
あ、前述しましたが銃の扱いを知らなかった学者達がお父さんのピンチに頑張って覚えたての銃を怖い相手達に撃ちまくって皆を助けた場面だけは良かったです!
精神を病んでる仲間が悪に立ち向かう
電車テロ事件によって妻を失った軍人が、理系オタクたちと共に悪の組織殲滅に乗り出す。
みんな事情を抱え精神を病んでる仲間だらけ。
そんなんだから、もうすべてがグダグダ。
でも、そういう弱い仲間だからこそ、主人公と娘の絆を取り戻す事ができる。
いろいろと変わった映画
バイオレンス復讐アクションかと思いきや、前半は結構コメディタッチ。そのうち、痛みを抱えながら癒されない日々をどう乗り越えるのか、という話になり最後は開いた口が塞がらないまさかのクライマックスへ怒涛の展開で飽きさせない。
中盤.マークスに殴られそうになったレナートが逃げ出して、お尻を出して謝るシーン。一見ユーモラスなシーンだが、彼が心の奥底に抱える傷の深さが垣間見えて、悲しくて笑えなかった。
でもよくよく考えてみたら、全部ヤツらの見当違いな分析とお節介によって引き起こされてるじゃん!結局みんな酷い目に遭わされてるし、最後、娘とか関係なく撃ちまくってないか??
感動して泣きそうにさせられるけど、ちょっと待てや!って気にもなる。そこもまた面白い。
復讐アクションと見せかけて、喪失の痛みを癒す話
タイトルと紹介文を見る限り、ライダーズ云々という悪人グループの悪事に巻き込まれて妻を失ったマッツがひと暴れしてそいつらを倒す話だと思うじゃないですか。当初はそういう方向性と見せかけて、もう全然違う方向に転がっていく。このタイトルはミスリード狙いだろう。
列車事故で妻を失った軍人マークスを、同じ列車に乗り合わせた数学者オットーが訪ねてくる。車内でほとんど食べないままのサンドウィッチを捨てて事故直前に下車した不審者の件を起点に、凄腕ハッカーのレナートやウルフの情報を駆使して「ライダーズ・オブ・ジャスティス」というバイカーギャングの犯行と確信し、彼らへの復讐を企てる。
短髪ヒゲモジャでもかっこいいマッツ演じるマークスは、大義名分のある側ではあるものの、行動がかなりエキセントリックだ。こちらを脅しただけのギャングの首を折ってあっさり殺したり、仲間のオットーでさえ気に触ることを言ったからと顔面パンチを食らわして道端に捨てて行ったりする。帰りが遅くなった娘の男友達にも有無を言わさずパンチ。
ところがマークスのもとに集まった一癖ある中年男たちは、マークスから離れていったりはしない。あれこれあるうちに、彼らの一癖の理由も見えてくる。オットーは交通事故で娘を亡くした。レナートは親からの虐待があったのだろうか、カウンセリング受診経験が豊富で、マークスに殴られそうになった時はズボンを脱ぎ四つん這いになって震えていた。ウルフは過去にいじめに遭ったと思しき鬱憤を死体蹴りで晴らしていた。トラウマを抱えたもの同士、互いの状況を他人事と思えなかったのかもしれない。
そしてそんな彼らにマチルデの彼氏、ギャングに囚われていたボダシュカも加わり、マチルデのカウンセリング(もどき)をしたり自暴自棄になったマークスを慰めたりして、互いを癒しながら擬似家族のような関係になってゆく。
マークスとその仲間達の心の傷の描写はあくまでシリアスに、ギャングとの抗争は殺伐とした雰囲気で描かれる一方(マッツのアクションがかっこいい)、彼らの会話やキャラクター描写にはほのぼのした雰囲気があふれている。このギャップが凄すぎて中盤あたりまでは作品の方向性を測りかねたが、結局狙ったギャングが列車事故とは無関係だったことで、ああこれはトラウマを克服する過程の物語なんだなと思った。
マチルデが事故の原因を求めて壁一面に貼った付箋について、オットーが語るシーンが印象的だ。ひとつの出来事にはそこに至るまでのいろいろな偶然が網の目のように繋がっていて、誰のせいなのか特定するのは難しい場合もある。
復讐の対象を無理に探し出すより、傷を見つめてしっかりと悲しみ、吐き出す作業をすることが、心が救われる近道なのかもしれない。
クライマックスの銃撃戦でマークス達がどんどん撃たれ、ウルフなどは「弾を避けた!」と言いつつ額から血がピュッピュと吹き出ていたので死人続出の残念な結末か?と思わせてからの、全員集合でハッピークリスマスエンド。おいおい生きてたのか、それにマッツたくさん人殺したけど捕まってないのかよ、と思いながらも彼らの笑顔に心があたたかくなった。
イェンセン監督の次の言葉に、本作のエッセンスが詰まっている。
「愛する人を失った時、人生のすべてが無意味なものに思えます。しかし、すべての意味を完全に理解しなければならない理由があるのでしょうか?死は理解できないものと受け入れ、愛する人たちに感謝しながら生きることが、人生において最も意味があると思いませんか?それだけで十分ではないでしょうか」
アドベントにぴったりの映画🎅
エストニアの女の子が青い自転車をクリスマス・プレゼントに望んだことから始まる、世にも恐ろしき因果応報、パンパン(講談の張り扇の音のつもり)!坊主頭に髭の軍人、怒りのマッツ、血で血を洗う復讐物語の始まり始まり!と、思いきや・・・。
多様なバックグラウンドを持った人達が集まった映画。移民だったり、虐められたり、家族をないがしろにしたり家族から疎まれたり、気持ちを素直に表現できなかったり、体型を気にしていたり。トラウマや幼さや辛いことは誰にもあるでしょう。でも全部を受け入れてくれる存在は意外に身近に居てくれる人達かも知れない。そんなギフトを最後みんなが受け取れました。北米由来だと思う「クリスマスのダサいセーター」(アグリー・セーター)みなさん可愛く着てました。マッツは赤🟥で似合ってました。映画で使われていた音楽、とても良かったです。
マッツすげぇ
2022年12月22日
映画 #ライダーズ・オブ・ジャスティス (2020年)鑑賞
はじめは、妻を殺された男の深い悲しみと復讐劇かと思いきや、統計学者、ハッカー、男娼・・・と魅力的な人物が続々登場し、単純なシナリオではない、笑いと温かさのある想定外に素敵な映画
@FansVoiceJP さん試写会ありがとう
タイトルなし
列車事故で妻を失った軍人
事故は仕組まれたことと主張する数学者
犯罪集団
「ライダース・オブ・ジャスティス」に
復讐するために集まったのは
問題を抱えた人たち
悲しみから怒りを相手にぶつける軍人を
デンマークの至宝 マッツ・ミケルセン が演じる
怒りをぶつける相手がいれば
楽になれる、、、
ハードな復讐劇かと思いきや
集まった皆が持つ過去、問題に触れ
苦しくなったり笑えたり
生まれる共同体にホロっとしたり
デンマーク映画
私。好きです( ᵔᵒᵔ )ᵍᵒᵒᵈᵎᵎ
ニコラス・ブロ
メン&チキンにマッツと一緒に出てましたよね😅
映画を思い出してしまいました笑⃝ꉂꉂ(ᵔᗜᵔ*)
ライダース•オブ•ジャスティス…
彼らは何をしたのか…
登場人物それぞれがとてもよく
面白い?!作品でした。
(できればクリスマスに観たかったカナ🦌)
多面性を持つサスペンスドラマ
マッツ様演じる軍人が、妻の列車事故死は故意に仕組まれたものと知って復讐に乗り出すというリベンジバイオレンス…なんだけど、ひょんな事から仲間に加入した理数系オタクとの奇妙なやり取りがオフビートな笑いを誘う。
ストーリーが進むにつれ事態はどんどん悪化し、終盤で判明する列車事故(事件?)の意外な真実が惨い。でもその後味の悪さ感をハートフルな人間関係が癒していくという、多面性を持つ作品として評価したいところ。
物事全てを暴力で解決してきて、感情を捨ててしまった鬱状態(ある種これもPTSD?)の軍人の変容ぶりにも注目。にしてもマッツ様はクセのある役がホント多いね。
惜しむらくは日本公開が1月な事。舞台時期がクリスマスなので、できればそれに合わせてほしかったなぁ…
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