劇場公開日 2023年1月20日

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エンドロールのつづきのレビュー・感想・評価

全121件中、1~20件目を表示

4.0初めて映画に接するときの少年の純朴な表情が忘れられない

2023年1月30日
PCから投稿

映画への愛をふんだんに詰め込んだ本作だが、だからと言って決して『ニュー・シネマ・パラダイス』のような叙情的な作風ではない。インド映画ならではの感情をダイナミックに曝け出す演技と演出が無尽蔵に押し寄せてくることもなく、代わりにそこには少年の映画との出会いと純真な初期衝動が、ごくナチュラルに活写されている。印象的なのは初めての映画館での体験。誰もが食い入るようにスクリーンを見つめる中、少年は後方から照射される光の帯に手を伸ばし、その娯楽性だけでなく構造的な部分にも興味を持つのである。そうやって芽生えていく情熱に加え、少年の家庭環境、映写技師との絆、それから仲間同士の友情とを織り交ぜながら、徐々にストーリーはその照準を彼自身の”未来へ向けて伸びゆく道筋”へと合わせていく。時代や技術の移り変わりや映写用フィルムの行方に関するパン・ナリン監督のビジョンに、ふと”輪廻の哲学”を感じたの僕だけだろうか。

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牛津厚信

3.0インド版ニューシネマ・パラダイス

2024年5月4日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD
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odeonza

3.5インドのパラダイス

2024年4月30日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

悲しい

知的

主人公は9歳、父に映画に連れて行ってもらい、映画にはまり込んでしまう。
学校をサボって映画館に忍び込むが、見つかってしまい、つまみ出される。
映写技師に自分の弁当を上げたところ、映写室に入れてもらうことに。
「ニュー・シネマ・パラダイス」とほぼ同じだが、詩情は薄い。
デジタルに変わり、映写機とフィルムの最期は悲しい。

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いやよセブン

4.0last film show

2024年4月27日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

アマプラで配信はじまった!やっと観れた!
想像に反して、かなりシビアな内容!
邦題の『エンドロールのつづき』より本国の『last film show』の方が合っているなとおもった!
「インド風味のニューシネマパラダイス」のレビューは
良くも悪くも嘘だと思う!

全体を通して、光の描写がめちゃくちゃよかった!
光に魅せられる主人公の視点を追体験するような感覚。
色を帯びて重なる光、差し込む光、それらが全て映画につながっていくこと...一緒に体験していく感覚に。
インドの人々の暮らしが垣間見れるのも良い。トラと睨めっこのシーンなんて、え!?これ日常!?なんてビックリしちゃいました笑
お母ちゃんのつくるご飯が、ぜーんぶ美味しそうで、ここまで美味しそうにご飯を撮っているインド映画ってあんまりないんじゃないかななんて思ったりした!
少年たちの青春はキラキラしていて、オバケ村に映写室を作るシーンなんてもう最高だった!音をつけているシーンが特にお気に入り!映画への愛に溢れている映画だなとおもった!

ラストの、フィルムがバングルへ、映写機たちがスプーンへとリサイクルされるシーン。主人公の視点にたち続けて、一緒になってドキドキワクワクしていたからこそ、そのダイレクト過ぎる表現に、面食らってしまった。懐古映画過ぎて、なんかこう、あたらしいそれこそ『エンドロールのつづき』がもっと想像出来るような光に満ちたエンドを期待していたけど、光が差し込んできた...!くらいの希望だったのが良くも悪くも意外だった。
ショックを、大きく表情に出さずに、日常を取り戻そうとする主人公の大人さ健気さに頭をなでなでしたくなった。お父さんの粋な計らいは、ベッタベタではあるけど、「うんうんこういうのでいい」と大きく頷いていました。

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とも

4.0『ニュー・シネマ・パラダイス』と共通するところと違うところ

2024年3月31日
PCから投稿
鑑賞方法:試写会

楽しい

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てつ

3.0フィルム上映への郷愁を掻き立てられた一本

2023年11月21日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

<映画のことば>
客は3時間のうち1時間は暗闇を見ているんだ。それで、カネを払っている。

別にフィルム上映を取り上げた一本ではないのですけれども。
映画製作がデジタルに移行し、廃棄されたフィルム映写機やフィルムは、意外なものに再生される―。
そのことから、フィルム上映への追憶・郷愁を無性に駆り立てられた一本になりました。評論子には。

評論子自身も、映画館では客席の最後列に陣取ると(評論子は、映画は客席の最後列・中央で観るものだと固く信じて疑っていない)、かすかに映写機の稼働音が聞こえ、その音に浸りながら作品を観た記憶があります。

そんななかで、どこか『ニュー・シネマ・パラダイス』を彷彿とさせる作品でもありました。本作は。あの、トト少年とアルフレード映写技師との、あの温かな心のふれあいが、脳裏に浮かびます。

心をほんわか温めたい時には、きっと好個の一本になることと思います。
佳作としての評価に値する一本だったと思います。評論子は。

(追記)
映画館でもDCPによるデジタル配信か急速に普及し、フイルム上映は殆ど姿を消している昨今、評論子もフイルム上映を最後に見てから、もう10年以上になることでしょう。
映画のDCP配信に対応できなかったりして閉館したミニシアターも、実際に見てきました。
当時、ミニシアターの館主は、早起きでなければ務まらなかったと聞きます。上映を考えている作品の試写は、まだ館内に客が入らない早朝でなければできなかったということで。
(試写用のDVDが手に入るようになってからは、閉館後に、自宅でグラスを傾けながらでも試写ができるようになったので、ずいぶんと楽になったとおっしゃっていました。)

(追々記)
インド映画というと、輪廻などの伝承をモチーフにしたり、歌ありダンスありのエンタメ路線だっだりして、それ故に長尺作品が多いというイメージもありますが、本作のようなドラマ性をより重視した作品に触れたりすると、これからの展開(人材の輩出)が楽しみなジャンルでもあります。

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talkie

3.5お手製映画。

2023年11月1日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:VOD

泣ける

笑える

幸せ

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SAKURAI

4.0インドの味付け

2023年10月14日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

ニューシネマパラダイスではないかと思ったがインドの味付けはどうしてどうしてやはりインドの香りに包まれた作品でありました。アクションや踊りや歌とは離れたこういう作品も良いよね。サマイや学校の友達、お父さん、お母さん、ファザル、会話は少ないのだが表情と仕草と光景がストーリーをしっかりと構成している、素晴らしい。お母さんのカレー料理が美味しそう!

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Sheeta

4.0映画に魅了された少年

2023年10月11日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

悲しい

幸せ

貧乏な家庭環境の中、映画が彼の人生に光を与えてくれたのだろう。ほのかに切なさのある物語だった。
タイトルのエンドロールのつづきとは、その先に進む=映画作りを意味したのかな?

WOWOWより

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ノブ様

3.0比較するのが可愛そうかな。。。

2023年10月4日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

インド版「ニュー・シネマ・パラダイス」の触れ込みの映画。
映画好きの少年が友達と工夫を凝らし映写機を作って
映画を映すなんてビックリ。
何となく観るには十分いい映画なんだけど
私が映画史上一番好きな「ニュー・シネマ・パラダイス」と比較しちゃったら
全然心には響かなかったな・・・
それとは比較するのが可愛そうかな。
それと、映画好きはいいけどフィルムを盗むのはいかんねー。

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tom

2.5微妙

2023年9月30日
PCから投稿

監督の実話、と知っていると。
映画好き少年の話@インド、の世界観を垣間見れるけど。

淡々と話が進むので、個人的には退屈でした(ごめんなさい)。

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ゆき@おうちの中の人

4.0エンドロールが終わってから、私たちの映画が始まる

2023年8月19日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

泣ける

楽しい

幸せ

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近大

3.0母親愛は感じる

2023年8月13日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

フライヤーから例の作品を連想、興味を引かれつつ、劇場で見逃してしまった。リメイク?ではないなぁ。主人公の言動やストーリーから映画愛はそれほど感じない。終盤の1番言いたい事も表現が不自然でラストまで入り込めなかった。ただ、母親は美人で手料理も美味しそう。

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げっちゃん

4.5インドの少年が映画に夢中になる様子。 とても素朴な題材でありながら...

2023年8月1日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

悲しい

楽しい

単純

インドの少年が映画に夢中になる様子。
とても素朴な題材でありながら、レトロな映画シーンと、時折見せる最先端の映像美のコントラスト。

機材やフィルムが廃棄されても、別の形で意味を持つ、など
まるで仏教的とでもいえそうな考え方が、印象深かったです。

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woodstock

4.0インド映画の、らしさと、らしくなさの混ざったステキな映画

2023年7月14日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD
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琥珀糖

3.5そうかとどうよが同居する

2023年5月31日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

どこまでリアルでどこがフィクションなのか、ノスタルジーでぼんやりした記憶のような作風で誤魔化されてしまうのだが、何度か「マジで?」みたいなエピソードが。

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mikyo

3.0映画好きの少年の旅立ちの物語

2023年5月6日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

題名のとおり映画好きの少年の旅立ちの物語です。

登場人物はインド人の容貌なんだけど、インド映画っぽくないぞ。

この手の作品はこれまでもあって、今更・・という感じがしないでもない。

ぶった切ったラストの演出は好みが分かれるでしょうけど、自分は好きではないです。

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お抹茶

3.5映画が地獄に落ちる所がみられます

2023年5月5日
PCから投稿

2023年劇場鑑賞100本目。
インド版ニュー・シネマ・パラダイスだろうなと思っていたら後半映画好きとしては主人公の行動にめちゃくちゃ腹が立ちました。
後映画が地獄に落ちるとこうなるという映像が観られました。

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ガゾーサ

4.5チャパティは薄めがいい!

2023年3月31日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:映画館

楽しい

知的

幸せ

インド映画にまたしてもヤラれた!
評価大の皆様のレビューに急かされて念願の鑑賞!

少年が映画に魅せられ創る人!になる過程は
絶賛上映中の「フェイブルズマン」のサミー少年と同じだがインドの田舎町の貧しい少年サマイには立派な機材など手に入るわけが無い
そこで仲間の協力を得て廃材やガラクタを利用し
何と9歳の少年が自分の手で映写機を作り上げてしまうから驚いた!

自分で工夫し想像力を尽くし…
何だか昭和の子供達を見ている様な懐かしさに鼻の穴が膨らんじゃいましたよ!

とにかくサマイが住む田舎町の情景が懐にハマる…線路の焼ける匂いに草っぱら、チャリの全力漕ぎ走行…おまけに野生の動物達との触れ合い(ライオン遊びはやめた方が…💦)
興味や感性を、引き上げる色々な香りが
スクリーンから流れ出てくる様でした
中でもサマイの母が作る料理に釘付け!
映写機は絶対に作れませんが棚の奥にしまい込んでたすり鉢を引っ張り出しスパイスを各種使ったカレーとチャパティ(勿論!薄めの)なら手間暇かけて作れそうだな!

映写機のカタカタする音とサマイを虜にした光…いつの間にか忘れてたなぁ…ってしみじみ想いました
安らぎと穏やかさを得られた良作を見逃さずに鑑賞出来た事に感謝!

3000人の中から選ばれた主人公サマイ役のパヴィン・ラバリ君の俳優としての「つづき」も
楽しみですね!

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ねもちゃん