COME & GO カム・アンド・ゴー

劇場公開日:

COME & GO カム・アンド・ゴー

解説

大阪を中心に活動しながらアジアやヨーロッパなど世界各国を舞台に映画を撮影している中華系マレーシア人のリム・カーワイ監督が、「新世界の夜明け」「恋するミナミ」に続いて大阪を舞台に描いた群像劇。通称「キタ」と呼ばれる大阪の繁華街で生きるアジア人たちの人生を描く。春のある日、大阪のキタにある古びたアパートの一室で白骨化した老女の死体が発見された。警察は捜査を開始し、アパート周辺で聞き込みを続けるが、孤独死なのか、あるいは財産がらみの謀殺なのか、さまざまな噂が飛び交っていた。同じころ、中国・台湾・韓国の観光客、マレーシアのビジネスマン、ネパールの難民、ミャンマー人留学生、ベトナム人技能実習生など、キタにやってきた外国人たちと、彼らと日常を共有する日本人たちの間に、さまざまな出来事が起こっている。やがて事件の捜査が終わるとき、人びとは新たな人生の岐路を迎える。ツァイ・ミンリャン作品の常連として知られる台湾のリー・カンション、ベトナム映画「ソン・ランの響き」のリエン・ビン・ファットのほか、アジア各国のキャストが参加し、日本からは千原せいじ、渡辺真起子、兎丸愛美、尚玄らが出演。

2020年製作/158分/G/日本・マレーシア合作
原題:Come and Go
配給:リアリーライクフィルムズ、Cinema Drifters
劇場公開日:2021年11月19日

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映画レビュー

2.5大阪在住であればみたことある風景が…

2022年2月5日
Androidアプリから投稿

監督の住んでる(登壇で話ていた)中崎町を中心とした風景が良く出てくる。内容としては、人種のるつぼの大阪(今では日本中)で生活をしている色々な国籍の人の生きざまを映している。でも少し古いかも…(映画では日本にインバウンドで来ているであろう中国人や、日本でも我が物顔で新地で豪遊している中国人がいた)
演劇と映画は先に台本ありきと思っていたが、即興(インプロ)ということを聞いて驚いた👀‼️構想(こんなことを観る人に伝えたいetc.)や、それに合わせた台本があればもっと良くできていたと思います。

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ろくさん

4.0【アジアン民族の坩堝、オオサカに夢と野望を持ってやって来て、夢破れ去る人々。苦しみながらも逞しく生きる人々の姿を鮮烈に描いた作品。】

2022年1月16日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

悲しい

知的

幸せ

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NOBU

4.0作品が持つヴァイタリティにパワーをもらった

2022年1月3日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

これは傑作だった。年明けに観たが昨年公開ということで、2021年の日本映画ベストテンに入れた。

これまでニアミスが続いていた中華系マレーシア人のリム・カーワイ監督。なのでこれが初めましての作品。

舞台は大阪のキタ。そこで暮らす外国人と日本人、そしてそこにきた外国人観光客の群像劇。

働けど授業料が払えずバイト先ではセクハラを受けるミャンマー人留学生、職場に拘束され搾取され続けるベトナム人技能実習生、AVオタクの台湾人観光客、韓国から来た風俗嬢たち、などなど総勢18名の3日間。

登場人物すべてが強烈な印象を刻む圧巻の2時間38分。みな滑稽だが一生懸命で愛おしい。悪いことの方が圧倒的に多いのに何故かパワーをもらった。大好きだ‼︎

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エロくそチキン

3.0試食してみます?

2021年12月29日
iPhoneアプリから投稿

和食・中華・エスニックの様々な小鉢を、大阪というトレイに欲張りに乗せて取って来たようだ。各鉢は雑多でそれなり程度の味だが、全て日常的でありその種類は豊富。

ステーキやメインが売りのコースを期待すると当てが外れてがっかりだろう。ただ今の日本に在る色々なアジアを味わうにはうってつけのメニューではある。

良き人の優しさ、誰もが隠し持つ闇、深い心の襞、といったモノに迫ることはなく、起こる現実も優しも欲も表在的だが、その浅さこそ自分の日常に近いとも思える。

口に合うかどうかはその人次第、試してみなければわからない。自分には、美味しさほどほどだが経験としてありだと思う。

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xa
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