欲望の法則

劇場公開日:

解説

「トーク・トゥ・ハー」等の作品で知られるスペインの鬼才ペドロ・アルモドバル監督が、男同士の危うい三角関係を描いた作品。ゲイの映画監督パブロにはファンという恋人がいたが、2人の関係は倦怠期に突入していた。ファンに対して物足りなさを感じ始めていたパブロは、ある日出会った青年アントニオと関係を持ってしまう。ところが、ファンがパブロに宛てた手紙を見て嫉妬に狂ったアントニオが、ファンを殺してしまい……。

1987年製作/105分/スペイン
原題:La Ley del deseo
劇場公開日:1990年5月

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映画レビュー

3.5父権

2021年6月6日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

父親と神父による子供への性的虐待は、アルモドバルの作品に良く出てくるテーマですが、この性的虐待が父権主義の象徴、つまり暴力の象徴なんですよね。実際に実の娘をレイプするのも、神父による子供の性的虐待も昨今、公にはなってきています。

マチズモや父権主義が女性に対してはもちろんのこと、男性に対しての暴力にも加担していることが分かりました。アルモドバル作品に、アブノーマルな表現、セクシャルな表現が多いのもこの父権主義に対する反抗なのだと思います。

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ミカ
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