武士道シックスティーン

劇場公開日:

武士道シックスティーン

解説

誉田哲也の剣道少女を描いた青春小説を、「ロボコン」「ホームレス中学生」の古厩智之監督が映画化。主演は成海璃子と北乃きい。幼い頃から剣道の修行を積んできた香織は、ある大会で無名の選手・早苗に負けたことを引きずり、早苗を追って剣道の強豪高校へ入学する。だが、久々に再会した早苗は気楽に剣道を楽しむ平凡な女子高生だった。香織は因縁のライバルの本来の力を引き出そうと奔走するが……。

2009年製作/109分/G/日本
配給:ゴー・シネマ
劇場公開日:2010年4月24日

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(C)2010 映画「武士道シックスティーン」製作委員会

映画レビュー

4.0【”無心の柔は、剛を制す”成海璃子さん演じる中学全国制覇した高校生女性剣豪の裂帛の気合が凄まじき作品。北乃きいさん映じる西窪さんとの柔との対比がとても良い作品でもある。】

2022年8月22日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD、VOD

興奮

知的

幸せ

■3歳から修練を積んできた剣道エリートの磯山香織(成海璃子)は、とある大会で同学年の無名選手西窪(北乃きい)に負けたことが忘れられず、その選手を追って剣道の名門・東松学園に入学する。
 しかし再会した因縁の敵・早苗は、ほぼ実績ゼロで、剣道は楽しむのがモットーのお気楽少女だった・・。

ー 今作を鑑賞したのは、映画館ではない。
  レンタルビデオで借りて来た作品を10年ほど前に書斎で鑑賞した。
  理由は、公開時に成海璃子さんの凄さを理解していなかった事に尽きる。
  そして、観賞した結果、私は成海璃子さんの魅力にヤラレタ。
  当時彼女が、御幾つだったのかは知らないが、若き美しき女優さんで、あの裂帛の気合と物凄い目力に、”この人、誰だ!”とびっくりしたのである。ー

  更に言えば、直ぐに成海璃子さんの嗜好を知り、「ニルヴァーナ」と我が愛する「エレファントカシマシ」が大好き!(当時)と言う事を知り、”成程!”と思い、腑に落ちたからである。

  何故ならば、今作での成海璃子さんの剣道の試合、練習の際の、裂帛の気合の声と、大なる竜の様な眼は、記憶になかったからである。
  分かり易い所で言えば、京都の相国寺の法堂の天龍図に匹敵するような、“眼”である。-

■独り言及びこの作品を観た理由<読まなくて良いです・・。>

 ・私は小学校時代に、剣道とミニバスケットを習い、常人ならざる負けず嫌いの気質もあり、今作のような親からの柵もなく、早苗とは違い”やるんだったら、一番だ!”という想いで、剣道とミニバスケにのめり込んだ。
 結果として、どちらも金メダルと言いたいところだが、ミニバスケは金メダルを取ったが、剣道は”絶対に優勝!”と言われていたにもかかわらず、今作の早苗のような”無心”の相手からまさかの中道からの正面からの面を奪われ、敗北した。
 銀メダルなどは嬉しくもなんともなかった・・。

■で、今作。
 ・厳しき父及び、全国制覇を狙っていた兄が、敗北し、自分が期待に応えなければ・・、という悲壮な想いを持った女性剣士磯山香織を成海璃子さんが、裂帛の気合で演じている。
ー で、おバカで直情な私は直ぐに彼女を応援する・・。-

・けれど、柔よく剛を制すを時で行くような、北乃きいさん演じる西荻さんに、中学の覇者である香織は敗北する。
ー この、西窪さんの無心の試合のシーンが、凄く良い。
  間合いの取り方、中段の構えからの摺り足による無心の面一本のシーンの映し方の見事さ。-

<今作は、一見単純なる青春映画のように映されているが(そういう観方でも良いと思う。)、竹刀を握った事のあるモノには、奥深い作品だと思います。
 剣道ではなくても、バスケットでも、登山でもある一線を越えようと、努力した人には響くのではないか、と思った映画だと思います。>

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NOBU

4.0やっぱいい

2022年6月9日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

幸せ

原作同様よかった.磯山、西荻、どちらも最高だ。

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吉田健一郎

3.5いやいや何しとんw

2020年10月18日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

楽しい

防具付けろよw

昨今アニメや漫画で流行の百合要素に行かず
武士道(剣道)にかける
直球勝負の青春スポーツムービー

清々しい。

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褐色の猪

3.5可愛かった

2020年2月14日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

幸せ

萌える

成海璃子に尽きるかな。

頑固で負けを認められない、ある意味負けてばかりの子を、ギリギリで嫌みにならないさじ加減で魅せてくれた。

良い感じに強情だけど、嬉しいときは隠せていない。良くも悪くも素直だから、悪感情は沸かずだった。

北乃きいや脇を固める役者陣も悪くない。でも自分は成海璃子に、やっぱり一本でしたね。

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平田 一
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