21ブリッジのレビュー・感想・評価
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レインボーブリッジは封鎖出来ませんでしたが・・・
コカインを巡る争いで警察官を射殺した犯人と、それを追う刑事の物語。
とても良く出来たポリスアクションだと思います。
ガンアクションは迫力があり、でもリアル。犯人を「退役軍人」としたことで、2人組の犯人が警官隊を撃ちあっても説得力を感じることが出来ました。
また、偶発的な事件にすることで、犯人グループに良い意味での共感を得られる設定は見事だったと思います。
ラスボスを暗示することで、サスペンス要素もしっかりと残したストーリー展開も見事でした。
残念なのは、ラストの展開がやや軽かったこと。映画としては、もう一つ山場が欲しいところでした。
また、題名「21ブリッジ」が、内容に上手く活かされていないと感じました。もっと、マンハッタン島が封鎖されている描写・・・例えば、「犯人が実際に橋を渡る試みをして、断念して・・・」「市民が封鎖に困惑して抗議して・・・」「市長側から封鎖への反発があって時間的な制約が厳しくなり・・・」等があれば、より面白くなったかもしれません。
幾つか残念なところがありましたが、私的評価は4.5。改めて観たくなる秀作でした。
スリリングで新鮮
コップキラーを追い詰める刑事モノではありますが、奥深い作品。
黒人対白人という構図だった90年代のスパイク・リー映画の出演者もいて嬉しいですが、むしろ昨今は肌の色で善悪分からない。
New Yorkの奥深さすごい。
ボーズマンの覚悟と信念
ややすっきりしない内容だった。
タイトルから、巧みに警察の包囲網を逃げ回る凶悪犯を、執念で追い詰める攻防を繰り広げるアクションエンタテインメントを期待していたのに、ちょっと違った。悪に手を染める側にもそれなりの理由をきっちり描いてある。それはそれで見応えのあるヒューマンドラマだった。
内容が内容だけに警察も協力を渋るんじゃないかと思う。実際のロケ地はフィラデルフィアだったようで、マンハッタンの21の端を閉鎖したり、それに伴う大混乱のシーンは最低限の描写しかない。
この映画にも階級社会の歪みや黒人の生きづらさが根底にある。特に犯人側のキャラクターは丁寧に描いてあり、これが意外に活躍?する。
映画のテーマは正義を貫く男の生きざまのようで、チャドッウィック・ボーズマンははまり役だ。想像の範囲でしかないが、この時期すでに余命宣告されていたのか、表情に覚悟と信念が込められているように感じた。
アカデミーノミネートされた遺作のほうは、なかなか見る機会がなくて、今のところこれで彼とはお別れ。
2022.2.22
テンポ良い…
展開で引き込まれていき、よくまとまっていた。真相はJ・K・シモンズ以下、85分署の組織ぐるみの汚職警官らの隠蔽工作だった。やっぱり黒幕はシモンズかということだが、何かこういう役どころは勿体ない。ボーズマンに汚職を言い訳がましく釈明するところが彼の最大の見せ場なんだけど、勿体ない。映画は迫力ある銃撃シーンあり、緊迫感あったが、もう少しキャラクター一人一人の内面に迫れれば、深みが増したかもしれない。橋の封鎖もダイナミックさがそれほど伝わらなかった。
疲れた顔して、あなた働きすぎなのよ
最初から最後まで発砲パチパチ。の割にはハラハラドキドキする事もなく、そうだろうなぁと思う展開のまま終演。ドラッグ、拳銃、警官汚職、あー大変ねー怖い怖い。
主役の方はお亡くなりになったのですね。いい役者さんなだけに残念です。
90分映画的内容
冒頭は麻薬強盗事件。そこに警官が逮捕して、銃撃戦→殉職8人。
犯人を確保するため、マンハッタン島にかかる21の橋を封鎖。
おお、なんだかワクワク。
と思ったのですが。
話が進むにつれて、麻薬の話だけなのか?と脳内疑問符発生。
最初から「(麻薬在庫の)話が違う」等なんでやろ?。
追う犯人を「警官殺しだ!」と執拗に攻撃する警察官たちにも、激しすぎん⁈。
で後半から話がガラッと向きを変えてきたところ。
出てくるアイテムや犯人の残した言葉で。
ああ、そういうことねと。推理的要素はさほどなかったかな。
主演のチャドウイック・ボーズマン。闘病中に撮影。RIP。
ざっくり見る分には、ちょうどいい内容でした。
そうそう、大好きなJKシモンズの出番が多かったので。ファンはぜひ。
テンポ良く飽きずに楽しめました!
wowowで朝から『白いドレスの女』『私の頭の中の消しゴム』そして3本目に観賞!
内容は目新しく無いが、テンポ良く飽きずに楽しめました!
チャドウィック・ボーズマンの存在が間違いなくこの作品の質を上げています!
彼の新作をみれないのは残念です
見どころはアクション
マンハッタンを完全封鎖して犯人を追い詰めるというプロットから抱くワクワク感は本編では薄め。ストーリーに驚くような展開やハラハラドキドキ要素はなく、凡庸でオチも見える展開に終始し満足度はイマイチ。
一方で派手な銃撃戦やアクションが盛りだくさんで、どれも迫力満点で見応えがありました。
ボーズマンのアクションはやっぱりカッコいい!
痩身
物語は面白かった。
ただ、主役の痩身ぶりにどおしても目がいってしまう。…病的な痩せ方にも見えて、撮影中にドンドン痩せていってたんじゃなかろかと思う。
マンハッタンに架かる21の橋を封鎖するのが物語としての肝なわけだけど、それがそのまま閉塞した世界…いわゆるブラックボックス的な世界を暗示してるように思う。その中で蠢く魑魅魍魎、そんな構図に思う。
85分署の暗躍に翻弄されながらも、正義を追い求める主人公の懸命さが印象的だった。
85分署の署長が話す「理由」にどこまでの信憑性があるのかは分からないけれど、警察機構が抱えてる問題とはリンクしてるように思え、放置せず、諦めず、対処していく未来であってほしい。
チャドの遺作としての印象が強い本作。
彼は制作にも名を連ね、まだまだやりたい事も多かったように思う。作品を通して訴えたい事を持ってるような印象だったので残念に思う。
ありがちな展開だが
犯罪者に対する過剰な制裁が問題視される刑事のアンドレは複数名の警察官が射殺された事件の捜査を始め…。
主人公と犯人視点を交互に使い物語が進んでいく一夜劇。ラストが簡単に想像がついてしまうがテンポの良さとチャドウィック・ボーズマンの魅力で補えている作品でした。
底が浅くて、期待していただけにガッカリ!
ボーズマン最後の主演作ということで観た。残念ながら、期待はずれだった。設定自体はおもしろそうだったので、もっとおもしろくなる可能性はあったと思う。ます、父親の死から始まるのに、生かされていない。それから、橋の封鎖だが、時間的な制約しか使われていない。タイトルに使っているのだから、もっと地理的な意味合いや、数的な多さなども描いてもよかったのでは⁇ まぁ、上映時間が90分台と短めなので仕方ないのかもしれないが、せっかくの設定が泣いている。途中で大体筋書きが見えてくるし、よかったのは、緊迫感とボーズマンだけ! ボーズマンは少し痩せて、目がギラギラしていてかっこよかった。ラストの銃撃戦は意外だったが、評論家たちは褒めていたので、亡くなったから甘目なのか?裏切られた感じがした。久々テイラー・キッチュが出ていて、びっくりした。
面白くなかった訳では
面白くなかった訳ではありませんが、映画の表題と内容があまり関係なくて、肩透かしにあった感じです。(無意識に、踊る大捜査線の「レインボーブリッジを封鎖せよ」をイメージしてしまったのかもしれませんが、ストーリーに対する21個の橋の役割が、イマイチ、イマニでした。)
アメリカ映画には珍しい、「黒人=善人」「白人=悪人」の逆パターンでしたが、途中から大体筋書きがわかり、期待レベルには達していませんでした。
全般的に、英語が聞き取りづらかったです。
熱血刑事の勇姿に震える。王道の重厚なサスペンス!!
【賛否両論チェック】
賛:正義に燃える刑事が、陰謀渦巻く中で巨悪に立ち向かっていく姿が、痛快かつハラハラさせられる。チャドウィック・ボーズマンの勇姿も必見。
否:展開はやや上手く行きすぎな感があるほか、殺害シーン等グロシーンも多め。
これぞまさに王道のサスペンス映画といった印象です。重武装した犯人によるコカイン強盗に端を発し、やがてそれが組織をも巻き込んだ巨大な陰謀へと繋がっていく様は、観ていて思わず手に汗握ってしまいます。
そして、時として暴走しがちな正義感溢れる熱血刑事として、急逝されたチャドウィック・ボーズマンの勇姿が堪能出来るのも、本作の見どころの1つです。
ご都合主義といいますか、やや話が出来すぎな感があったり、殺害シーンなんかもかなり多かったりはしますが、その辺もサスペンスならでは。重厚な作品がご覧になりたい方には、是非オススメです。
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