劇場公開日 2021年4月9日

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街の上でのレビュー・感想・評価

全160件中、101~120件目を表示

5.0今泉監督の頭の中

2021年4月25日
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鑑賞方法:映画館

笑える

単純

幸せ

とても不思議な映画でした。
まずはじめに、千葉県でも観ることが出来て感謝。

とくに事件は起きません。とても自然な普段の話です。とても薄味だけど出汁が効いてる感じ。味が濃いめが好きな人には向かないかも。ハードルを挙げずに見てみてください。

雰囲気が独特で、ある意味普通の空気感です。会話もセリフなのかアドリブなのかよく分からない。BGMも流れないので、本当に下北沢に空気感で下北沢に住んでる人達みたい。
会話劇で、普段の会話の中でクスッと笑えるような、気持ちのいい会話でした。

それそれオムニバスのように別々の話ですが、最後にクロスするところがとても笑えた。

今泉監督らしく、映画としては不自然な間がたまらない。日常ではあるあの「変な間」が絶妙。

そして、男女間の微妙なすれ違いも絶妙。
そうだよね。うん。こういう恋愛映画があってもいいね。
てか、これは恋愛映画なのかな?

オリジナル作品ということなので、これが本当の今泉監督のあまたの中なのかな。

人に勧める時に「どこが面白いの?」と聞かれても、「うまく話す自信が無い」。
昨日観た「るろうに剣心」とは対極にある映画でした。どちらも星5だけどね。

映画に大きいも小さいもありませんが、こういう映画も、少しずつじんわりと広まるといいですね。

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だるまん

4.0自分好みの作品で凄く良かった!

2021年4月25日
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鑑賞方法:映画館

本作の監督の作品は自分好みが多め。
その中でも上位となる作品!
感動も涙も無いけど凄く好きな雰囲気。

何気ない日常の生活を表現してるんだけど、ほのぼのと笑えるシーンが満載。
お笑い芸人のコントを観ている感じ(笑)

全てのキャストの皆さんのセリフが凄く自然で心地良い。
そして会話の間の取り方が絶妙。

青(若葉竜也さん)とイハ(中田青渚さん)の恋ばなのシーンがとても良い。
長回しで二人が語り合うシーン。
アドリブで会話している感じで自然な感じ。
幕下力士と付き合った話が笑える。

それにしても若葉竜也さん。今まで注目していなかったけど素晴らしい演技。

終始抑揚が少ない展開なんだけど、最後まで作品に集中できてあっという間に終わってしまった感じ。
もっと観たかったです。

友情出演の成田凌さん。
存在感が有りすぎ。凄い役者さん。

最近、下北沢に行ってないけど、また行きたくなりました( ´∀`)

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イゲ

5.0予想以上でした

2021年4月25日
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こういう映画が見たかった☆彡

脚本も配役もバッチリ世界観出てました。

新宿でみましたが、満席。

こういう日本映画沢山作って欲しい。

見たあと幸せになる後味感でした。

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花丸

4.0笑えて爽やかそしてみんないい人

2021年4月23日
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鑑賞方法:映画館

笑える

楽しい

萌える

評判どおりの爽やかな作品
まさか笑いを堪えてお腹がいたくなるとは😊

城定さんが自己紹介で「城定秀夫監督の…」😊
こういうネタも楽しい

現実にはあり得ないエピソードが多いけど
そこがまたいい

誰が観ても感じ方はそれぞれだけど
嫌な気になる人はいないと思います

またいいものを観せていただきました🙏

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しろくま

4.0聞きますよ、コイバナ。

2021年4月22日
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鑑賞方法:映画館

どんな映画かと問われれば、今泉監督の若葉竜也愛にあふれた映画、と答える。
サブカルであふれた下北沢を舞台にしたゆるい青春群像劇。時に流されるように生きる青も、別れた後にフッた男の良さに気付く雪も、どこか幸薄そうな古書店員も、求めているのは友達なのか恋人なのか曖昧なイハも、自主映画にのめり込む女監督も、いそうなのだあの町に。でもあの町のたいていの住人が得られるものは100%の満足感ではなくて、ぬるっとした「こんなもんかな」感。そんな雰囲気が、役者陣の自然体の演技とその辺で撮っているような日常感とでうまく融合していた。
で、監督の上手いとこは、姪っ子好きで悩む警官のシーンを入れたり、成田凌を有名俳優役で登場させたり、ストーリーをダレさせないところ。突拍子もないシーンに思わせといて、ちゃんと伏線を用意している。かみ合わない会話の応酬からは、惰性で生きてるようでいながら、恋愛だけはちゃんと本気で感情をさらけ出せる熱さ。そう思うのは、自分の年齢のせいなんだろうけど。
そして思い出してしまうのは警官のセリフ。「やっぱ言わないと次いけないっていうか、どう思う?」なんでだろう、ここで僕は泣いてしまった。今泉監督の術中だな。

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栗太郎

2.0あざとさがきになる

2021年4月22日
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監督が思う、いいねの塊みたいな映画に感じた。
こんな女の子、おじさんいいよね、この店も音楽もいいよねって気持ち。
わかるすごくいいって思う。私だって下北沢みたいな街は大好きだし、登場人物はみんな素敵な雰囲気があった。
でもだからか、こういう風に撮って、こんな服着せて、こんな事言わせたら味が出る、みたいなあざとさが目立って感じた。
目には心地よさがたくさん残るのだけど、心がすかすかする。
下北沢のモラトリアムな僕たち感が終始あり、憂鬱なことがあってもなんだかんだお洒落っぽくまとまっているし余裕を感じさせる。

また、登場人物たちと年代は近めだと思うが、人物たちの会話がすごくつまらない。
イハとの恋愛長話シーンも退屈でたまらなかった。電車でたまたま耳に入ってくる男女の会話を聞かされているような感じといったら失礼か。オチも特別な面白みもなく、自分たちだけ盛り上がっているような会話だ。

最後に、マヒトゥザピーポーを知れたのは良かった。バーで流れている音や、最後のうたも、音楽は文句なしに大好きだった。

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ねこ

4.5魔性の女と鈍感ヤサ男

2021年4月22日
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鑑賞方法:映画館

男にとって女性の気持ちは理解できないものである。私はあなたと別れたものとして過ごすけど、あなたは私とつきあってるつもりでいいよなんて言っちゃう。主人公・青(あお)の彼女・雪が別れ際にそんなセリフを放つ冒頭。たしかに斬新な意見!
でもそこからは下北沢で普段の青が淡々と描かれつつ、いろんな女性と出会っていく。どれも細かいエピソードなんだけど妙におもしろい。ちょっと長すぎじゃない?と思えるほど意味のなさそうな長回しも大事な間なんだと受け入れることができた。
雪に未練たらたらで次の恋のチャンスが訪れても青は選択肢を間違えたり、鈍感で気づかなかったりする。そんなダメで情けない男の物語と受け取りつつあった。
でも後半の地味なんだけど修羅場的なシーンから雰囲気が変わる。テンポも間も絶妙で一番笑えた。で、雪が浮気(その後付き合ったから今彼か)した相手と青の部屋を訪れるシーンに続く。ここもいい。あんな感じで「バカ」から「好き」と言われたら男はたまらない。浮気して違う男とつきあったのに、それらを全部許してしまう力があった。本当に男はバカだ。でもラストの笑顔を見たらそれでもいいと思ってしまう。女性の気持ちは理解できないけど、気持ちを揺さぶられるのも気持ちを落ち着かせてくれるのも女性なんだよ。あー、本当にバカな男の意見だ。
でも冷静になると青のモテ話に過ぎないことにも気づく。いい感じで騙されたぞ、コノヤロー!

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kenshuchu

4.0【下北沢に流れる文化の匂い、複数の男女のさり気ないが心に響く会話が心地よい作品。心優しき自分に正直な若者達の姿も、気持ちが良い作品でもある。】

2021年4月21日
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鑑賞方法:映画館

笑える

知的

幸せ

■好きなシーンは、数々あれど・・

・古着屋を営む青(若葉竜也)が、店で本を読んでいる姿。行きつけにしているヴィム・ヴェンダース監督が来日時に顔を出す!喫茶店で、マスターと何気なく交わす会話。
 ”映画や本は残るからね・・。文化は残るから・・。写真はどうかなあ・・。”

・青が、町子(荻原みのり)が自主制作する作品への出演を、かなり強引に引き受けさせられ、古本屋のバイトの冬子(古川琴音)に動画を取って貰いながら練習するも、余りに下手くそな本を読むシーンの演技。
 ー 若葉さんの演技が絶妙で笑う。あの演技をする方が難しいのではないかなあ・・。キョロキョロする目、ページの不自然なめくり方・・。ー

・映画スタッフのイハ(中田青渚)と、打上の二次会に行かずイハの家でお互いの恋話をするシーン。
 ー 何気ない二人の会話が心地よい・・。あの二人の台詞、良く考えてあるなあ・・。ー

・青を一方的に振ったユキ(穂志もえか)が、密かに付き合っていた朝の連ドラに出ている売れっ子役者(成田凌)に対して、別れを告げるシーン。
 ー 男にとって、一緒に居て楽しくないと言われるほど、ショックなことはない・・。ユキが本当に一緒に居て心地よい男って・・。古本屋と喫茶店とライブハウスを自由にふらふらと行き来する男だよな・・。ー

◆非常に面白かったシーン
 朝、青とイハ、ユキとバーのマスター、イハの三番目の彼氏が偶然出会うシーン。夫々の、嚙み合わない会話が絶品である。

・青が昔作った歌をアコギで優しいトーンで歌うシーン。(作詞:今泉力哉)

・元の鞘に戻った青と、ユキが分かれた日のケーキを恐る恐る食べるシーン。
”イケるよ・・。””うん、イケルネ・・”

<今泉力哉監督は、何気ない台詞を何気ない風景の中で、役者に喋らせる脚本を書いたら、天下一品である。
 ”文化”を大切にする多数の若者たちの姿が、心地よい作品である。>

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NOBU

4.0ゆるりと面白かった

2021年4月20日
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笑える

楽しい

今泉監督作品らしい、クスッと笑える会話が面白かった!特に、イハちゃんとのやりとり、可愛くて良かった〜。友情出演の成田 凌もタイムリーな設定でビックリ!

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ほんのり

4.5対話の中に温かな安らぎ

2021年4月20日
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笑える

楽しい

幸せ

三度目の鑑賞、街の日常の風景が恋しくなる。

改めて観て知った発見もあり…
相手が知らない場面でのふとした思いやりが連鎖していく様、それが街の幸福な景色へとおとし込まれている。

単調な奥深さと素直な感情の交差を満喫。長回しで収めるは“絶妙な自然体”だ。街の中で交錯する若者の生活模様と、数珠繋ぎな会話から発生する思わぬ巡り合い。この空気感で帰着するこの結び方には、素直にホッと満たされる。同時に、素敵な連なりを映し出すスクリーンに、密かに嫉妬も抱く。この若い感性で織り成す物語には、既に立ち入れない年齢になっている自分はいる、けれど街の上で日々起きる出来事に期待感はいまだ止まらないのだ。

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yutamuroki

4.0ナチュラルな演技と会話、軽妙な伏線回収

2021年4月20日
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鑑賞した日が、ちょっと幸せになる映画。

まるでドキュメンタリーを観ているような、役者さんの瑞々しい会話と自然な演技。

会話から生まれる絶妙な間と空気感に、つい声を出して笑ってしまう箇所がいくつも。

ストーリーに張られたいくつもの伏線もわざとらしくなく、それが回収されていく流れも軽妙で観ていて清々しい。

下北沢で起こる、彼等の絡まり合うちょっとした出来事をずっと観ていたくなった。

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はりねずみ。

3.5チャップリン的なイノセントな主人公。

2021年4月20日
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下北沢!なんとも現在(いま)を描いている青春映画なのに、昭和の匂いがプンプンする。

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t2law

3.5下北沢トリップ

2021年4月20日
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笑える

楽しい

単純

下北沢にいるような感覚に陥る映画
たんたんとストーリが続く映画
一般人に密着したドキュメンタリーみたいな映画
元カノ役雪ちゃん
何者だよ!
浮気相手が凄い!笑

これを映画にしてしまうのが凄い手腕✨

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アプソ

3.5下北の空気そのままに

2021年4月19日
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今泉力哉監督のファンなので一年間楽しみにしてました。

何か強い言葉で鼓舞してくれたり、背中を押すような事は
ないけど、なんとなく僕も今日からのんびり自分なりに
生きてみようかなと思えました。

東武練馬と言う知らない街で観たのだけど、
自分も自分の人生の主役なんだとなんかカッコつけて歩い
ちゃいました。

僕は漫画家をやってるのだけど、打ち合わせの際に
キャラクターを一言で表せるように、
ストーリーに明確な縦軸を!
と言われるのだけど、どんどん自分たちの決めた制約に
縛られて自由じゃなくなって行く窮屈な気持ちになるのだけど、
街の上でのキャラクター達は自由でとても気持ち良かった。
今泉力哉監督作品に共通する事だけど、
みな今日も下北沢で生きてるような気がします。

僕の感じる下北沢って、みなウェルカムだけど壁がある
と言うか、会って少し話すけど深くは付き合わねぇよ?
と言う冷たさも感じるので、
そんな空気感がキャラクター共にそのままパックにされてる
ような感じがしてとてもリアルでした。

青と言う青年は頼りないし、空気もあんまり読めるタイプではなさそうだし、どちらかと言うと気まずくさせる奴だけど
愛おしい友だちになりたい男だった。

愛がなんだの時に若葉竜也さんを知り、ファンになったの
だけど、今回は成田凌さんってこんな色気あってカッコ良い
んだ!と思いました。
脇役含めキャラクターが皆魅力的に描かれてて
今泉力哉監督の真骨頂だなと思いました。

ただの映画好きの僕はジャームッシュを連想させました。

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奥嶋ひろまさ

5.0こんな映画に出逢えて

2021年4月19日
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幸せ

寝られる

見たすぐ後というより、何日か経って、じんわりくる映画でした。
「あの頃。」ががつ〜んとくる映画なら、「街の上で」はじんわりくる映画。
もう一度見たい思わせてくれる映画です。
人とのつながりを拒否されているようなこのご時世なのがとても寂しいですが、人と人って本来は繋がることで成り立ってるのが世の中なんだって、当たり前のことを当たり前に感じることが出来ました。
若葉竜也素敵ですね!

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ちかりん

4.0シンプルに面白かった!今泉監督らしい脚本、演出で控えめに言ってもこ...

2021年4月19日
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シンプルに面白かった!今泉監督らしい脚本、演出で控えめに言ってもこれは星4以上でした。途中のみんなが鉢合わせるところから、グッとギアが入ってより楽しい展開になっていって、最高だった。

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おれ

5.0センス抜群!!!そして、あなたは誰推し?

2021年4月18日
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いや〜笑い声を抑えるのが辛かった…
個人的爆笑ポイントを簡単に。
・好きな子へ告白する為、勝負服を買いに来た青年
→その服(めっちゃ猫いる)でいいのか⁉︎
・姉の再婚相手の連れ子(女)に片想いしている警察官(男)
→何相談してんだ、知らんがな!(笑)
・学生映画出演時の青の衣装
→着替えた意味ねぇ!!!
・若葉竜也×成田凌による「朝ドラ出てましたよね?」のやり取り
→タイムリー過ぎ、やめてくれwww
と、まあセンス抜群で声を殺しながらも腹抱えて笑いました。

下北沢へは好きなバンドのライブで行ったことがあるくらいで全然馴染みがないのですが、
今作からの印象はロン毛とボサボサ頭の男が多いことと、
人前で愛をぶつけられる人が多いということ。
2つ目は良い意味で言えば"周りは気にせず、その人のことを思っている”、逆だと"ただのイタイ奴”。
僕は捻くれている人間なので、大半が後者だと思っています(笑)

青の周りには4人の女性が登場します。
それぞれ魅力があるのですが、僕は断然城定イハ推しですね!
イハ宅で青とテーブルを挟み交わされる長回しの会話。
(今泉監督が好きな横からのシンメ撮り)
すごく自然だったし、方言も相まって惹かれたな。
映画のお披露目上映会後、古着屋へ来て本を読む青をチラッと見た時の表情なんかも良きでした!

ラストは月刊シナリオに載っていたモノから変わっていましたね。
あの雰囲気でばつんと終わるの最高でした。
前述通り、下北沢をよく知っている訳ではないのだけれど、"下北沢の人たち“っていうので終われたのではないのかな。

見終わった後すぐにパンフレットとTシャツ買っちゃいました。
大好きな作品の一つになりました。

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プールサイド

4.0絶妙なニュアンス

2021年4月18日
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鑑賞方法:映画館

下北沢映画祭のために作られたというバックグラウンドからか、オリジナル脚本だからか、今泉監督の他の作品のようなドライブ感はない。
代わりに絶妙なニュアンスの会話が楽しめる。
友情出演の成田凌を含め演技巧者ばかりを揃えているが、主演の若葉竜也のある意味リアクション芸と言えるような、絶妙に噛み合わない会話の味わいが絶品。
個人的にはイハ役の中田清渚の関西弁の距離感が気に入った。

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ぱんちょ

4.0トンカツ定食の定です

2021年4月18日
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笑える

楽しい

幸せ

今泉力哉監督ということでかなり前から気になっていた作品。こちらもまた、本来の公開日から約1年間延期となってしまいようやく公開。
本当は公開日に見に行こうと思っていたが、友人に見に行こうと誘われたため見送りに。ただ、今はその友人に大感謝。なんと舞台挨拶が行われることになったのだ。予約開始日になった瞬間にアクセスし、真ん中の席を獲得。興奮が抑えられないまま劇場へ。うわー!楽しみぃぃ!!(舞台挨拶の感想は最後に乗せます)

めっちゃ面白いじゃないの。
正直、舐めていました。もっと寂しい感じで、重い話だと思っていました。全然そんなことない。意外や意外、超笑えるですよ。恋愛よりもコメディ強め。最高やん

下北沢の古着屋で働き基本的に一人で行動することが多い荒川青(若葉竜也)。そんなある日、彼の元に自主映画に出演して欲しいという依頼がきたことから、そこからちょっと変わった日常が始まる。

味わい深いんですよ、この映画。
予告からも伝わる今泉力哉監督独特の雰囲気がたまらなく良くて、マジで居心地最高でずっと見ていられる。「愛がなんだ」「アイネクライネナハトムジーク」の双方の良さを綺麗に取り入れ、監督ファンでも初めての人でも楽しめる素晴らしい映画に仕上がっている。

そんなほんわかとしたお淑やかな雰囲気とは裏腹に、会話の内容はかなりコメディ寄り。そのギャップがまた面白くて、食い違いだったり当たり前のこと言ったり言い合いになったりが笑えて笑えて仕方ない。
若葉竜也も1番好きだという警察官のシーンはマジで笑える笑笑 いや、あんたホントに警察官ですか?ただ話したいだけじゃないの笑笑

そんな感じで主演の若葉竜也と女性4人ももちろんいいのだけど、脇役も光っていて面白い。警察官役の左近洋一郎は存在だけで笑えるし、成田凌も友情出演なので一瞬かと思ったが意外とガッツリ出ていて、割と重要人物。

青によるとある出来事から話が一気に面白くなり、後半の1時間はあっという間過ぎた。この映画の最高到達点とも言える5人のハチャメチャな会話はたまらない。「あんたは黙ってて」「彼氏じゃない...彼氏です」これ笑わない人いないでしょ笑笑 後半は勢いが凄いので、癖になる。こりゃ何度見ても面白い映画だ。

ただ、前半は伏線のためかあまり面白くない。
結構眠たくなるし薄い。後半が面白かっただけに、前半の間延びした感じが「ん?なんでなんだろう」と思ってしまう。BARの会話は微妙だし、笑えるところも少ない。

もうちょっと深みがあっても良かったのかも。
余韻はいいんだけど、共感出来たり感動したりするものが無かったので思ってたんと違ったという印象。愛がなんだのような映画を想像するとダメかも。

いやでも、最高でした。
もっと劇場を増やしてもっと多くの人に見て欲しい。
何度も見たくなるし、何度見ても面白い。後味が素晴らしいよく出来た映画です。是非見てください!

〜舞台挨拶〜
人生初めての舞台挨拶。
テンション上がりまくりでずっとニヤニヤしてました(気持ち悪)。今泉力哉監督、めっちゃ猫背ですね笑 若葉竜也、話めっちゃ面白いですね。中田青渚、超可愛いですね。

Q&Aのコーナーで私の質問に答えてくれた。
ネタバレになるので質問の内容と回答を書くのは避けますが、今泉力哉監督は楽器を全く触れないけど、CDを出したことがあるらしいです笑

今泉力哉監督は無口で暗いイメージを勝手に抱いていたんですけど、結構なんでも話してくれてすごく笑ってて面白くてより好きになりました。映画好きなんだというのとこだわりが強いっていうのが伝わってきました。

貴重な体験をした後、パンフレットを購入して監督のサインをゲット。大切にします!!!
というか、表紙の時点でオシャレすぎ!写真集っぽくてこちらもまた雰囲気がたまらなく良かったです。

御三方本当にありがとうございました!
いい一日となりました。忘れられない一日になりました。ホントにホントに最高でした!!

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サプライズ

4.0若葉竜也さん素敵。

2021年4月18日
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すーっごく良い、大好きです。
誰も見ることはないけど、確かにここに存在してる ってキャッチコピーがもう…
わたしもそうだし擦れ違うすべての人がそうだし。
最高でした。

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I am R.