劇場公開日 2021年4月9日

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街の上でのレビュー・感想・評価

全160件中、61~80件目を表示

3.0棲む人々の気怠げな日常

2021年5月22日
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鑑賞方法:映画館

下北沢。シモキタ、なんて嘯いて東京のサブカル賢者のふりしたお上りさんを横目で見ながら、普通の日々を過ごす人達の交錯する数日間を眺める物語。
絶妙なリアル感が全体を包んでいるので、会話が噛み合わなかったり間が悪かったりと不協和音の連続の様な展開なのですが、絶妙ないとおしさも全体を覆っているので、良い感じのバランスで後半までグダグタと進んで行きます。そのまま突き進む感じも好きなんですが、群像劇の中心線はきっちりトレースしているので、ちゃんと着地点は存在していたので、「街が有りきか人が有りきか」なんて事を考えながら、気持ち良く劇場を後に出来ました。

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lynx09b

5.0この映画、みるかどうか迷ったら、みるべし!

2021年5月20日
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鑑賞方法:映画館

笑える

楽しい

孤独を、人間関係を、なかなかコントロールできない人たちの微妙な空気感が絶妙です。

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ちゆう

5.0お笑い芸人のコントのよう

2021年5月20日
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鑑賞方法:映画館

この映画、若者たちの恋愛物語と思ったら大間違い。
下北沢と言う舞台の上で若いお笑い芸人達が恋愛をネタに
ボタンの掛け違いのコントをしているようなもの。
だって、気の利いた会話のキャッチボールの応酬で溢れているんだもの。

若者向けに何本か映画を撮った今泉力哉監督がこの辺りで
実験映画並みのコメディーを作ってみたくなったのでは。
もっともそれが分かるのは映画の3分の2位が過ぎたころからだけどけれど。

想像していたのと全く違ってものすごく新鮮な映画体験だった。

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kittsan

3.5心地良さ抜群の映画

2021年5月18日
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登場人物それぞれの空気感とやりとりがとても心地良くて面白かったです‼︎そしてそのやりとりが身近に感じられ、親近感が湧くからさらに引き込まれる!特に後半の5人のやりとりがすごく面白くて笑えた!新たに気になる女優もできて、今泉監督の今後の作品が楽しみ!

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Solollatte ciné

4.0見て楽しんですぐに戻れる

2021年5月16日
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今まで見てきた映画の中でも、最も日常に近い作品のひとつ。映画を見たなーというよりも、誰かの日常を見せてもらった感覚で、その解像度が自然でとても良かった。

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齋藤直紀

2.5ちょっと長過ぎかな?

2021年5月16日
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高評価が多いですが、
僕には長く感じて少し退屈でした。
警察官必要かなぁ?
まぁ元カノが行動するフリになっては
いるので外せないのですかね?

5人が言い争う箇所は暫く残りそう。
寅さんのメロン騒動のシーンのように
忘れなれない名シーンになりそう。

設定が下北じゃなく錦糸町だったら
どんな映画になるんだろうかなぁ?笑

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しゃちょう

3.5「街の上で」という名の軽演劇

2021年5月15日
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鑑賞方法:映画館

笑える

楽しい

1 下北沢を舞台に、ひとりの青年に起きた数日間の出来事を描いた作品

2 この作品には二つの柱がある。一つ目は、主人公とその彼女とのもつれた恋愛事情の行方。
二つ目は、自主映画の作品に関わることになった主人公のリアクションと新たに得た人間関係。
このリアクション部分は結構面白く感じた。また、主人公の人物造形においても真面目かつ受身な一方、自意識過剰の性格が想像できた。
 この作品の特徴は、下北沢のアパートや各種店舗(古書店、酒場、古着屋、カフェなど)の室内での人物の会話劇が中心となっていること。会話シーンでは人物は動きを止めていることが多く、カメラはカット割りをせず、会話する人物を横から捉えている。面白いのは、路上でのシーンがことごとく現実的には起こりえないシチュエーションにして、そこで繰り広げられる会話はとても奇妙であったこと。
全編を通じると、下北沢の街をいわば舞台の板にして、その上でシーンを変えながら会話による現代演劇を演じさせ、それをカメラで写しとったような感じがした。

3 この作品は演劇的であっても決して重いことはなく軽やかであった。また、奇妙な会話やシチュエーションがあっても致命的にならなかった。静かな会話のシ−ンをベ−スにしており映画のリズムのバランスは崩れはしなかった。そして、恋愛劇としてきちんと帰結出来ていた。これは今泉力哉の演出の力である。また、カフェのマスターが主人公に言う「文化はすごい」という言葉は、邦画のフロントランナーとなっている今泉の「映画文化を担って行く」という覚悟であったと思う。なにげない会話の中でジムジャームッシュやトリュフォ-の名を入れたのには今泉のセンスの良さを感じた。

4 今泉作品の馴染みの役者が主要な人物を演じていた。中でも主人公の若葉は現代的で繊細な若者を演じて「・・え?」という言葉とともに印象に残った。成田も存在感のある役どころであった。女優陣では、城定イハ役の人は、丸みのあるふわっとした雰囲気を持っており、若葉との恋バナのシ−ンでは画面を落ち着かせた。
最後にどうでも良い事であるが、古書ビビビの店頭の均一棚は定点観測したいほど魅惑的である。

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ショコワイ

5.0単品も良いが、セットだとより一層、、、

2021年5月14日
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これは一度ミンテイに行かなくては、と思わせる映画。いつもポニピリカに入っちゃうんですけど。

それはさておき「街の上で」を観た後、すぐに自宅で「愛がなんだ」を観たのですが、おもしろさが倍増しました。
なので「愛〜」観た人はすごく面白く観られることでしょう。

「街〜」単品でもとても楽しめますが、ワタクシのように下北沢でバイトしてたりすると、より一層楽しめます。

「愛〜」「シモキタバイト」「街〜」の豪華セットで満点大満足でした。

ミンテイ、行きます。

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ゆかぴよこ

4.0クスって(笑)

2021年5月13日
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時間の都合で、一番すぐ観れる映画に飛び込んだ!(映画に失礼)何故か、クスって、笑える所があって、見終わって、なんか、ホンワカしました。観て良かったと久しぶりに思えた映画です(個人的に)

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hisa

3.5不思議な映画

2021年5月12日
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最初の20分位で帰ろうかと思った。
半分過ぎて帰った人もいた。
クオリティが高い大学サークルかと思うような構成であったり、素人のような俳優。実際キャストの写真や経歴がない。ただ朝ドラ俳優が出てきた辺りから面白くなり、ディするところでは最高だったし、監督との仲の良さが感じられた。監督の個性強めの世界観がうかがえた作品に感じた。

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Kama

3.55人が

2021年5月11日
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鑑賞方法:映画館

微妙に良い関係で絡み合ってて、クスッと笑える作品です。一人の俳優さんの役柄以外のこの5人はどこにでもいそうな人達なので、肩肘張らずに見れました。

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ごっとん

4.5いや、おもしろかった!

2021年5月10日
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世界を救うスーパーヒーローもド派手なアクションもなく、一人の人間の日常を淡々と撮るだけで、これ程面白い作品が撮れるとは知りませんでした。

ある一人の主人公を追った映画というよりは、全く知らない人の日常をただ垣間見ているような感じで、本当に身近にあるような世界観がとても良かった。

また、魚喃キリコさんの「南瓜とマヨネーズ」なども劇中に出てきて、好きな人には楽しめるのではないか。

久しぶりに、映画観た後「あー、楽しかった。」と思いましたよ。ありがとうございました。

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Lunys

4.5手元に残しておきたい作品

2021年5月10日
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鑑賞方法:映画館

どんな話かと聞かれたら説明しにくいのに、観終わったらウキウキしてくる映画
登場人物全てが魅力的
一つ一つの場面が映画らしくないくらいゆったりしていて、実際にあるやり取りを観ているよう。まるでコントだと思えるシーンが多い

私は下北沢に思い入れが無いので、もう一歩下北沢である意味を感じたかった

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Daiki Sugiyama

4.5明日だけ頑張ろう

2021年5月9日
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笑える

成長しないし、変わりもしない。
「花束みたいな恋をした」の主人公2人が、成長し変わっていくのに、この映画の主人公荒川青(若葉竜也さん)は最後まで成長しないし、変わりもしない。下北沢という街もそれを受け流しているように見える。

「明日だけ頑張ろうかなと思えるお守りみたいな映画」
若葉竜也さんが初日舞台挨拶の最後に言った言葉だ。
まさにこの言葉どおりの映画だと感じた。
変わらないことを受容してくれる。
自分の人生を変えるような”重い”映画ではなく、娯楽として楽しめ、でも明日1日分の勇気をくれる映画。

コロナ禍ではあるけれど劇場で観てほしいし、コロナ禍であるからこそ多くの人に観てほしい映画です。

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naomayu

5.0自然体より自然

2021年5月8日
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結論から言うと、とても良かった。
観たいと思っていた、期待していた、今泉作品の日常を切り取った物語が観ることができた。

特に、青とイハが家で話し合うシーンは、
誰もが好きなシーンでにんまりしながら観たと思う。
あの自然な会話、他愛もない話だったり、甘噛みであったり、カーペットがシワになったり、もちろんその会話の間や空気感、そんな日常が詰まったシーンが愛くるしかった。

その後の、期待していた展開以上のカオスもたまらなかった。

やはり今泉作品は、
特別なことが起こらない日常の中での、既視感のある日常ないし、小さなイベントを描くのが上手い。
今回も、その上手さの旨さを感じることができ、大満足でした。

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opp系男子

3.5もっとでかい映画館でやってもいいと思うんだ

2021年5月6日
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下北沢が再開発とのことで、今での下北沢の街を残そうと撮影されたこの映画
私は下北沢には行ったことが無いので全くわからないが下北沢loverにとってはきっと感動する映像なんだと思う。
オムニバスとまではいかないんだけど、袖すり合うレベルですれ違った相手とふとしたタイミングでまた再開したりすることあるじゃないですかぁ
そんな小さな縁が繋がっていく映画でした。
恋愛映画というよりヒューマンドラマかな?
愛がなんだで脚光を浴びた今泉監督が実は本当に撮りたかったのはこんな作品でしたって感じの映画
私はユーロスペースで観たけどもっと大きな映画館でもやってほしい。

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xiangxiang617

4.0若葉竜也は素晴らしい

2021年5月5日
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鑑賞方法:映画館

体調が悪く後半が意識朦朧だったけれど、前半は傑作の予感ありありの映画でした。今泉作品はこういうのでいいんだ、という。ホンサンスでもなくロメールでもなく、それよりもう少しエンタメに寄ったドラマ。
冨永監督の『南瓜とマヨネーズ』と『愛がなんだ』の延長線上にあるスケッチ風コメディ。「下北沢ストーリー」だな。『あのこは貴族』が2021年の「東京(松濤・銀座)ストーリー」なのといいカップリングな気もした。
しかし圧倒的に若葉竜也だな、と。彼の芝居、彼の受ける芝居の魅力で映画が何割か増しでよくなっていたと思う。

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ONI

5.0素晴らしかった…

2021年5月5日
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鑑賞方法:映画館

笑える

楽しい

幸せ

人生で一番と言っても過言じゃないくらい大好きでした
ほんとに面白かったです
生まれてはじめてパンフレット買っちゃうくらい好きでした

ただ説明は難しすぎてできません…

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リオ・ジ・オーガニック

3.5さざ波の様に進む

2021年5月4日
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下北沢という街の雰囲気を醸し出しつつ、そこで暮らす若者たちの群像劇です。
さざ波の様に進む物語です。
感情を剥き出しにする若者ではなく世情に流されつつ生きてる若者たちのちょっぴりほんわかするラブストーリーです。

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ムービー好き

ずっと寝てられたら楽だけど、それじゃ楽しくないんだよ

2021年5月4日
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下北沢にある古着屋の店員の話

学生の頃に何度か行ったことの有る下北沢ですが、私としてはブランド化されすぎて逆にダサい印象でした。
お洒落でこの町に居るだけでステータスみたいなイメージ。

当時の私はどちらかと言うと上野~秋葉原が居心地いい場所でしたので、真逆の相性だったかも知れません。実際自分の方がダサかったし…。
そんなこんなで下北沢にはあまりいい印象がなかった訳ですが、今回この映画を見て行きたくなりましたね。

やっと下北沢の魅力がわかってきたのかも知れません。本編では街中があまり映りませんが、それでも魅力的だった。
古着屋、狭いバー、古本屋、いやーお洒落っすわ。

本編はシンプルに言っちゃえば恋愛映画なのだけれど、普通の恋愛映画じゃない。
ゆったりと時間の流れる日常を写した映画だ。

そのゆったり感、急ごうにも急げない感が主演の若葉竜也にベストマッチしてましたね。
恋人には愛想つかされて、古着屋では変なカップルが来て、古本屋で気まずくなって、学生の映画撮影に参加して・・・

恋人の喪失感から踏み出そうにも未練が邪魔するし、ただただ引きずって日々を過ごす時間が見ていて心地いい。

女優陣も素晴らしかったです。
古川琴音、萩原みのり、中田青渚そして穂志もえか、素晴らしい演技でしたね。

古本屋の冬子はミステリアスで
監督の町子は映画と恋人でこじれてて
イハはちょっとなれなれしくて
雪はサバサバしてて

う~ん、各キャラの例えが一言では表せないな、いるいるこんな女性、どなたも魅力的でかわいいです。
主人公の周りにこんな子たちが現れるのですからそりゃドギマギしますよ誰だって。

まあ一番かわいかったのは主人公の青でしたがね。

劇中は色んな所で笑わせにきてましたよ、もはやコメディ映画かと思わせるほどに。
警察官との会話
古着屋のカップル
イハとの恋バナ
修羅場
成田凌

何度も思わずにやけてしまったし、笑いが漏れてしまった。

好きなシーン
マヒトゥのライブからのもらいタバコ
何かが始まる予感!?

カフェで店長と会話
後悔と笑い

バーのマスターがびくびくしながら出すウーロン茶
探り探りな対応

だめだ、好きなシーン多くて書き出したらほぼ全部のシーンになりそうなので止めます。
好きだ!この映画。

それからこの映画何回「えっ?」って言うんだよ!って突っ込みたくなるほど「えっ?」って言います。

この「えっ?」って空気感が素晴らしい。
聞き返す、驚く、悲しくなる、何通りもの使い方と場面、まさに「えっ?」の映画でした。

5人は居合わせからのこの映画唯一の疾走感もいい味出してましたね、逃げたー! 走ったー!
次のシーンはいきなり場面変わっちゃうし、あの後ほ展開に想像の余地があるのはいいですね。
結果的にケーキを食う訳ですけれど、いい落としどころでした。

なんやかんや言っても肩ひじ張らない関係が一番ですね。
懐が広い訳でも包容力がある訳でも頼りになる訳でもないけれど、青の隣は居心地がいいんだろうな。
たまにホットケーキの歌が聞けたらきっと幸せですよ。

今泉監督の作品は「愛がなんだ」以降しか見てないけれど、今一番恋愛映画が上手に撮れる監督だと思います。
今後も見てほっこりしたりモヤモヤしたり楽しい映画体験をさせて頂きたいですね。

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劇中セリフより

「なんか丁度いいって言うか…」

熱す過ぎても冷た過ぎても長くは風呂に入れないもんですよね。
ぬるいと長く入ってられるけど刺激がないっていうジレンマ・・・
案外、丁度いいって一番難しい。

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フリント