パラサイト 半地下の家族のレビュー・感想・評価
全1333件中、181~200件目を表示
何が言いたいのかさっぱり分からない。
格差社会がテーマなんだろうけど、具体的に何が表現したいのかさっぱり分からない。
金持ちの家に取り付いて職を得る設定で何が言いたいのか? あの石は何を意味しているのか?
そして、最後の惨殺シーンでは何を表現したいのか?さっぱり分からなかった。
賞を取ったことで、格差社会について何か議論が巻き起こっただろうか?
社会への影響度はゼロのように感じるが・・・。
ノンフィクションに限りなく近いフィクション
冒頭シーンですぐに万引き家族が浮かんだ。なるほど、パルムドールはアジア諸国が社会・政治・経済問題に斬り込むことをお望みか?
なんぞ考えつつ観ていると、万引き家族に流れる切ない暖かさよりも、ブラックな面がグイグイと前面に出てきた。
まぁ結局、ブラックユーモアで味付けしたサスペンス作品だったわけだが、この話の恐ろしさは劇中のサスペンスやスリラー部分にあるのではない。
ストーリー自体はフィクションだが、場面背景は限りなくノンフィクションに近いという部分にこそ真の恐怖があるのだ。
この映画を見なければ、今の韓国がこんな事になっているなどとは微塵も知らなかった。本当に半地下にて生活する人々は多数いるのだ!家賃は日本円だと5万円くらいの感覚らしい。決して根っからの凄まじい底辺生活なのではない。ただ、「仕事が無い」のだ。
彼らは決して「自業自得と後ろ指さされるような下流生活者」などではない。能力も学力もあり、一般的な努力は充分にしてきた「ごく普通の中堅層の家族」なのだ!それなのに、日々当たり前に暮らしているだけなのに、下層生活へと滑り落ちていく。どれだけ「普通の努力」を重ねてみても半地下からの脱出が出来ない。
そんな「普通の家族」ですら、ついには卑怯な策略を用いてでも仕事を手に入れようと考えるまでに心が追い詰められてしまうならば?その「現実」が如何に恐ろしいものなのかわかるであろう。
厳し過ぎる受験戦争、学歴が高くとも20〜50代の失業率の凄まじさ、作中の台詞にも登場した元チキン屋経営=失業者の代名詞だとか。
視聴後、すぐに講談社現代新書「韓国 行き過ぎた資本主義」なる書籍を購入した。とんでもない状況になっているらしい韓国だが、日本にも当てはまる予兆が多分に散見される。
パラサイトに描き出された超格差社会に向かって、日本も刻々と歩みを進めているとしか思われないのだ。早い話が、中間層というものがなくなり、上層・下層のどちらかに振り分けられてしまうのだ。私も、今、このレビューを読んで下さっているあなたもだ!
これはもう、嫌韓だの反日だの言っている場合じゃない。信頼し合える隣人として互いの国について学び、より多くの人々が真剣に資本主義について学び、その功罪について論じ、適切な軌道修正を模索する時ではないのか。今ならばまだ、間に合うのだから。
この作品が、日本の未来図とはならない事を切に願う。
アマプラから視聴
「ファニーゲーム」のように一家を残虐していく後味の悪い映画だと勝手に思い込んでいたけど、全然違った。同じスリラーだけど、ブラックコメディスリラーだってね。
要所要所に散りばめられた笑い(家政婦を装ったお母さんが足で元家政婦を蹴飛ばして何も無かったように振る舞うシーン最高)、静かに進行していく父の怒りと息子の殺人計画の描写、控えめで静かな殺戮シーン…良いですね、品がありますね。伏線回収もお見事。
普通の家族でなく、上流階級と下々という格差が物語のスパイスとなり、コメディを取り入れることで大衆受けさせ、一段と印象的な作品に仕上がってます。
ただ、金持ちの息子くんのモールス信号読み解く特技とか、娘ちゃんの勘が鋭い所とか、もっと観たかったなぁ~。
視聴後物足りなさを感じたけれど、このモヤモヤ感を払拭するため、観返します。
意外と面白かった
韓国映画は観たことがないが、アカデミー賞受賞作品なので地上波にて録画視聴。
出だし数十分は全く面白くなく、このまま削除しようと思ったが我慢して視聴続行。
後半に入るにつれどんどん面白くなった。
下層国民と上層国民の大きな違いの1つとして「臭い」をあげ、目に見える家とかの違いよりも、自分では気付かない「臭い」の違いの方が、他人から指摘された時の心の傷がより大きい点は興味深かった。
ストーリー展開も上手いと思った。
最後の息子の夢は、恐らく叶わないだろう。。。
期待しすぎたかな
公開当初から評判が良かったので観たいと思ってたがなかなか観れず、更にアカデミー賞までとったので期待値MAXで鑑賞。結果、まあ普通でした。後半の暴力シーンはあんなに必要なかったと思う。なんかもったいなかったな。
今作が私にとって韓国映画の基準
私が認知してる範囲で韓国映画を初めて見た
率直にいうと人間の醜さが終盤にかけ晒されていくのが見ていて不快に感じたが、作品として社会の光と影を映し出すものとしての視点だと面白く感じた。
私の持つイメージとして半地下に住んでるような人はそこまで勉強の賢さなど、人としての価値を上げるようなスキルを持ち合わせてなかったのだが(ド偏見ですんません)、そうではないことがわかると同時に普段豊かでない暮らしの分、それが手に入りそうになった時の狡猾さはなんともリアルな社会の影の部分に当てはまるのではないか。
ようやくの鑑賞。さすがの面白さだった。染み付いた生活臭。 が、アカ...
ようやくの鑑賞。さすがの面白さだった。染み付いた生活臭。
が、アカデミー賞までかというと…
他になかったのか、それとも韓国🇰🇷のロビー活動の上手さゆえなのか。そういや今日も日韓ワールドカップで審判買収か、の記事。本作がそんなのではないことを願う。
・ダソン、何の意味もなし(笑)
・超美人の奥方のその後が気になる。
地上波吹替版鑑賞
地下と地上の対比がおもしろい
半地下の住居に住んでいる貧乏人が、富豪の家に寄生していく話。
ストーリーも斬新で、寄生がバレそうでバレないところもハラハラしておもしろい。
展開もテンポよく進む。
グロいシーンもあるけど、淡々と話が進むからなのか不快感はそんなにない。
気分が良くなる爽快な話ではないけど、内容的には☆5
豪邸に住む富豪
半地下に住む貧乏人
ソファで寝転ぶ富豪
机の下に隠れる貧乏人
どこにいても富豪と貧乏人の構図は変わらないという描き方が粋。
半地下の生活もかなり底辺レベルに見えるが、地下に住んでる人達もいるようで、この家族はピラミッドの底辺ではないらしい。
一瞬、日本製のカニかまぼこが出てきた。
日本製出すとは意外!と思ったが犬のエサ。
あからさますぎて、ここまでくるとさすが。
あとはテレビの明るさを上げないと地下のシーンが暗すぎて見えない。
怒涛の展開ラッシュ
映画館で1度見た事があるー吹き替え版がテレビであってたので視聴。
やっぱ面白い、、展開が多くて退屈させない。序盤の家族がどんどん寄生していく様は痛快でワクワクする!弟の洗脳のされ方は笑った。元からいる家政婦さんが不憫すぎるなーとは思う笑。
秘密が明らかになってからはさらに展開が加速してあの結末を迎える。
この半地下の家族たちがもう少しがめつくなければこんなことにはならなかったのかなーとも。
おもしろい!惹き込まれた!
韓国映画を観たのは初体験でした。
ものすごく面白かった…
細かなところまで、作り込まれた作品だなと思いました。
ちょっとした演出とか。
貧困家族が富豪家族に取り入る話なのだが、上には上がいることを思い知らされるのだが、それがわかる部分が最高。
それが、結末にもつながる。
風刺も効いているし、ブラックユーモアもあり、あっという間の2時間。
アカデミー賞を取ったのも、納得。
日本の映画もいい作品はたくさんありますが、漫画の実写化ばかりでなく、こういった作品ももっともっと作ったらいいのに。
素人感覚ですが、差を感じざるをえませんでした。
これを機会にもっと韓国映画を観てみようと思った。
貧富の差と臭い
破滅は容易に想像できる。
家族みなプライド等投げ捨てていたはずが、社長宅に入り込んでからと言うもの、次第に変わっていく環境に狂い始める。
邪魔者を追い出したまではコメディ。
その邪魔者がまさかの同業者(笑)
同じ寄生虫同士仲良くする選択をしてほしかったなぁ。
社長の臭いへの反応で破滅まで行ってしまうのはやりすぎか?
夢幻のラストが特に素晴らしいとは思わない。
賞受賞は納得
韓国だけではなく、現代社会の切り取りとしては面白かった。特に構成やカメラワークなど非常に満足出来るものであった。
ただ、これを見たから何か自分の中で変わるとか感情が揺さぶられることはない。
差別は無いようで有る極端な例(大人向け)
差別しないようでも、自然と差別してしまっていることが有るんだ。この映画は極端だけど、人間って怖いなーと感じてしまいました。最後、息子が気づいたモールス信号、その後の叶わないであろう夢、何もかも虚しくなる。
これぞ韓国映画
映画という二次元的なものなのに、音や雰囲気はもちろんのこと、湿気や匂い、ベタつきなどが手にとるようにわかる作品でした。
正直、まあアカデミー賞取ってるミーハー映画だろうと思っていたのですが、いやはや面白すぎて時間も忘れるほどでした。
ただ、あまりにも世界に入り込んでしまい、見終わった後に仕事終わりのようなドッとした疲れがやってくるので年に一回程度で見るのがおすすめです。
この作品をジャンルはなんだろう
Netflixで追加されていたので嬉々として鑑賞させてもらいましたが、物語の変容には驚きを隠せない。
前情報を何も無い状態でみつけたのでコメディにカテゴライズされているところが不思議に思ってみ始めたのだけど、たしかにニヤリとするところは雪崩の様に流れてくる。
中盤一家がキャンプに出て行った頃は、いつ帰ってきて大変なことになってしまうのかハラハラしっぱなし。そして驚きの地下室が存在していたとなるともう、目を離せなくなりました。
韓国の住宅はこれほどまでに高低差が有るものなのだろうか。高台に住む裕福な人々は悠々と暮らしていて、最下層の人間は大惨事。色々な世界が表現されているいい作品でした。
私には、ムリ
何かと、話題作だったのでネットフリックスで観れるようになってたから見ました。
評価も高く、映画専門家の人にはすごいみたいですが、私のように普通の人にはいくら良さを解説されても理解できません。
はじめは、楽しくみてました。あの石もらったから金運が上がってきたということか?とかここで、みんなでお金を稼げたら半地下から脱出出来るの?とか普通に観てたんだけど、ラストぐらいからひどい暴力シーンとかの連鎖でホント見終わったあと、嫌な感じしか
しませんでした。
何故か、家族の絆という感じの温かさのある作品と思い込んでいて、コメディだと思っていたんだけど、
人を疑わない金持ちと、騙したり、おとしいれたり、
殺人さえも淡々と行う貧困層の人たち。
これが現実社会の縮図なのかと思うと、嫌な気分にしかなりません。
コロナ渦の今、家で楽しい時間を過ごそうと思ったのに観た時期も悪かった。
全1333件中、181~200件目を表示