パラサイト 半地下の家族のレビュー・感想・評価
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見終わった後のモヤっと感と社会の闇
映画のポスターから『万引き家族』の韓国版を想像していたが、見終わった時の後味が違う。
想像していたより闇が深かった。
貧困もそうだが、BBQのテーブルを日本の軍艦に例えたり、酔っ払って北のアナウンサーの真似をしたり、インディアンの真似をする子供がいたり、違う方面でも闇を感じた。
前半の快活な偽装売り込みがサスペンスに一転し、面白いと言えば面白いが…うーん…
運転手の父親が半地下の匂いに顔を顰める社会を見て咄嗟に殺してしまうという展開に納得いかないからかもしれない。
家族の中でも比較的良心のある父親がこんな行動に出てしまうぐらい、富裕層の半地下への差別意識に思うところがあったのだろうか…
自分としてはややイマイチだったような…
韓国映画に慣れた頃に見ればまた違う良さに気づけるかもということで☆は3.5に。
地下
なんだかなぁ。全てにおいてスッキリしない。パラサイトする家族もお上する気にならないし、当たり前に前家政婦の方々も、社長一家は逆恨み的な事にはなるけど、で?って感じで、優しい気持ちにならない終わり方でもあり、今三つってとこ。
なんでだろー
何故に高評価なんだろー話としては良いと思うけど、全体的に汚い。地下に住んでトイレの匂いのある部屋ってどんなさ。
どんどん家族が占拠していくところは、素晴らしかったと思うんだけど、、、、
地下に住んでる人や、映像がなんか汚い。
最後も微妙。
予想外の結末
主人公が自身の家族を巻き込んで、裕福な家に寄生していく話。キャンプに出かけた家主が急に戻ってきて咄嗟にダイニングに隠れるシーンは手に汗握りました。予想外の結末にとにかく圧倒。色々考えさせられる映画です。
貧富の差をユーモアたっぷりに描いた喜劇
貧富の差がありながらも懸命に生きようとするある一家の話。
最初は仕事にありつくだけで満足していた登場人物たちが、徐々に欲にまみれていく過程がよく描かれていた。
貧富の差から生まれる価値観の違いがユーモアたっぷりに描かれていた。
植物のヤドリキのような半地下家族、見事に描いてたけれど、こんないう...
植物のヤドリキのような半地下家族、見事に描いてたけれど、こんないうまくいくのかな?
計画は立てない方が良いという父親の言葉に変に説得力があったが、「そんなことないやろ」と思ったが、立てても結局、計画通りに行かないのが小生の場合は常なので。
いやいや、やっぱりこれからもちっさいながらも何らかの計画を立てて人生を過ごしたいと思った次第だ
大きな感動はなかったけれど、また、見たくなる映画だ
「上・下」の演出、そして「左・右」と「手前・奥」。
○作品全体
貧しい半地下から始まり、丘陵地区にある富裕層へと接近し、また落ちていく…作品の軸はやはり上下の位置関係だ。高偏差値の大学を目指せる学力のあるギウをはじめとして成り上がることができる力を持った家族、という正しく「半地下」という場所からスタートすることで、そこから更に上と下、両方があることを意識づけていることがその証左でもある。
その位置関係を示す演出として鍵となっていたのは階段。家庭教師の面接に行くためにギウが半地下から上がるところに始まり、ギテクがドンイクが刺殺して階段を降りていくところも含め、物語の鍵となる部分には必ず階段が存在する。
階段は上下をつなぐものだが、それだけではない。映像で捉える場合、上下だけでなく画面の左右、手前奥へのベクトルも必ず発生する。その点もこの作品は意識的にコントロールされていた。
例えば左右という進行方向。映像作品では舞台用語の「上手、下手」の演出方法に則るが、この作品にもその傾向はある。画面左の下手へ進む階段はマイナスな印象が強い。一番印象的だったのはムングァンに正体がバレてパク邸から雨の中逃げ出すシーンだ。長い階段を下って降りていく進行方向は左。階段の長さも相まって再び堕ちていく、といった印象が強くなる。階段と壁面、そして降りていく三人というシンプルな画面からは「下手へ下る」という演出が鮮明だ。
一方で画面右、上手側には階段を登る演出で強烈なものがあった。それはグンセがギウに石を投げつけるカットだ。横位置で捉え、下手へ歩いていき、上手へ階段を登っていく。すごく作為的というか、演出が全面にでる画面。石を投げつけた場所はキッチンであり、そこに包丁もあっただろうが、それを無視して更に階段を上がるグンセ。半地下の人間へ完地下の人間の「下剋上」といった具合だろうか。衝撃的なカットだが、捉えるカメラは客観的であるからこそ、その位置関係は浮き彫りにされている。
もう一つ挙げたい進行方向は「手前と奥」だ。
この進行方向は左右と違って影の演出も加わった、すこしフィクションチックな演出だったが、ハン邸にある完地下へつながるドアをくぐるシーンが印象的だった。
特に印象的だったのはギテクがドンイクを刺殺したあとに完地下へ潜るところと、ギウがハン邸を買取り、地上へ上がってくる(という空想)シーンだ。影の中へ降りていくギテクの背中と、影から浮かび上がってくるかのようなギテクの表情が映し出される。左右の方向性とはまた違うエッセンスの入った進行方向による演出が、上下の位置関係を彩っている。
「上下」だけではただの事実関係を映すだけでしかないが、そこに様々なベクトルを加えることで単なる「上下」だけでは描けない世界の景色や、上下の色をより濃くする情景が浮かんでくる。「上下」への熱意と工夫に膝を打つ132分だった。
○カメラワークとか
・ファーストカットもそうだけど、序盤はピン送りを使った演出が多い。これは上下と特に関係なく、手前奥を使った演出で使うのだけれど、序盤は上への意識、というより眼の前にある状況(半地下)にキム家が一生懸命だった、という見方で良いだろうか。ギウが初めてハン邸へ行ったとき、出された飲み物を飲もうとしてフォーカスがヨンギョからギウに行くのだけれど、ヨンギョの声で再びフォーカスがヨンギョに戻る、といったカットがあった。目の前の飲み物という「目先の旨味」から引き離された、みたいな感覚だろうか。
・「境界線」という言葉も度々出てくるけど、面白かったのはギジョンがダソンについて理解したように見せるカット。ギジョンが「小1のときなにかありましたか」と言った瞬間にギジョンの左肩をなめたカメラを右へパンして、ギジョンの右肩からヨンギョの驚愕の表情を映す。ギジョンが信頼を勝ち得た瞬間を巧みに演出していた。
ドンイクは度々境界線に踏み込んでこないことを良しとしている発言があったけど、ギテクが運転する車中シーンでは二人はほとんど同じ画面に入ってない。会話のシーンは切り返しが常だった。ギテクが境界線を割っていないというのを表現するのに効果的だったと思う。一方ヨンギョは上記みたいな演出があったり、どんどん境界線を超えてほしい、と思ってる感じがあって対比的だったなと感じた。
○その他
・上下というわかりやすい位置関係とは一線を画する「地下臭」という要素がすごく良かったな。めちゃくちゃ抽象的なのに、その言葉で完全に境界線を作ってしまうという、決定的であり曖昧な要素。その異なる2つを併せ持つ「地下臭」が最後の決め手なのが「リアルにある格差社会を舞台にしたフィクションの映像作品」の本作の良さに繋がっているな、と。
人生で1番泣いた1番好きな1番おススメの映画。アカデミー賞に選ばれるのが納得。何もかもが完璧マジで。
物語の構成も関係も順番もオチも総合的に何もかも完璧。
正直何回見ても飽きない。
途中までおもしろい流れでとてもワクワクするし、
途中から現実に直面して少しハラハラするなど、全ての感情を順序よく含んだ最高の映画。
最後はとても感度。。今までの人生で1番泣いた映画。。。
ハッピーエンドでもないが伏線などがたくさんあってとても深い苦いラストは、
胸に強く刺さり涙が止まらない。
一生の思い出に残る、今までで1番好きな映画。
アカデミー賞に選ばれるのが納得。
映画史上1番のおススメです。
本当に。
半地下暮らしの有能一家がパラサイトしている側とみていましたが、豪邸...
半地下暮らしの有能一家がパラサイトしている側とみていましたが、豪邸に住むさほど有能ではなさそうな金持ち一家が実はパラサイトしているようにもみえてきました。
能力や努力に関係なく持つ者と持たざる者に分けられ、後者の痛みに気がつかなければやがて悲劇が訪れるということでしょうか。
そういえば仕事の割に税金を湯水のように使ってしまうお偉いさんたちも寄生しちゃってる側に思えてきました(違ったらごめんなさい)
かくいう私も誰かにパラサイトしているのかもしれません。例えば貧しい国や次世代の人たちに。。。
ぜひもう一度観たい映画です。
中途半端
ぽんさんの作品にしては、
何もかもが中途半端な気がした。
いつもはもっとえげつないし、
おっかないし、笑えるし。
全然想定範囲内の落ちも、
わかりやす過ぎて苦笑。
ぽんさんの作品でなかったら、
普通に面白かった、と言えるのだけど…
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