罪の声のレビュー・感想・評価
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原作と違う楽しみ方ができた。
原作を読んだ時から、ずっと映像化を楽しみにしてた。あの内容を3時間といえど、どう纏めるのだろうと思っていたが、後半に力を入れて、原作になかった(?)その後のドラマが描かれて楽しめた。あえてあげるのであれば、小説の解かれていくドキドキ感がなかったのは寂しかったけど、十分楽しめた
二本立て二本目。未解決グリコ森永事件の真相に迫る。ノンフィクション...
二本立て二本目。未解決グリコ森永事件の真相に迫る。ノンフィクション好きの私にはたまらない作品。原作、監督、脚本が素晴らしいのか、かなり魅せます。確かに脅迫に使用された子どもの声、本人なら分かりそうなもんだ。
ただ、次々明らかになる新事実にはやや違和感。そんな上手くいく?だいたい、あんたら、誰かが警察に話せばすんなり解決やん(笑)
非常によく練られており、見応え充分。…なのだが、真実はもっと深い気がする。そろそろ真犯人の1人でも出てきて語ってもいいのに…そこがまた面白い。
劇中では1円も手に入れてないことになっているが、私は思う。真犯人はかなりの金額を企業側から手に入れているはず。
深い深すぎる❗️
声を使われた3人の子供の人生と、使われた理由、それに関わった多くの人間模様。これほど深い作品は久しぶりです。アカデミー賞の最優秀脚本賞をとりましたが、納得です。
新聞記者の仕事という凄さも感じられる作品です。刑事より優秀かも(^^)
宇崎竜童、火野正平しぶかったな!
事件をエンタメとして消費してるよね、これ?
「今更、掘り返す意味あります?」と作者にこそ問いたい。
「グリコ・森永事件をモチーフとしたフィクション」という発想は構わない。
しかし、実際に滋賀県警のノンキャリ叩き上げだった本部長が焼身自殺なさった件や実際に使われた声の子供達の存在、グリコ、森永、丸大、ハウス等で苦渋を舐めた社員の方々の事を考えたら「エンタメとして消費してよいのか?」と否定的感情を拭えない。
この映画の影響力は大きいですよ?
フィクションだと断ったって「これが真相に近いんだ」というイメージが刷り込まれちゃった人は少なく無いと思うよ?
それって、ちょっとどうなんだろう・・・。史実の認識を歪めちゃってるよね。
作品内容自体は作者の仮定・憶測の類に過ぎないフィクションなのだから、いっそのこともっともっとフィクションにしてしまって「事実」と切り離してくれたなら、フラットな気持ちで楽しめただろう。
作品テーマも曖昧で、正直なところ前半は苦痛だったが、瀬戸内海をバックに阿久津と曽根が心通わせ、阿久津が「掘り返す意味」に自分なりの回答を掴みかける辺りからは「ジャーナリズムの意義や価値、哲学」にテーマを絞って観ることにしたので、ようやく物語を受け入れられた。
私自身は学生運動世代ではないが、子供の頃〜学生時代にかけて目にした小説や書籍の中には学生運動を実際に経験した方々や、活動家ではなくとも運動が身近であった方々の手になるものも多々あった。
就職後、職場の先輩諸氏には当時ヘルメットとゲバ棒を手にしていたという方々もいたので、直接様々な話を聞いた。
世間一般では安田講堂の全共闘やら浅間山荘の連合赤軍やら極端に偏った過激派の暴力行為ばかりがピックアップされがちだが、それらは運動の本質から大きく乖離していると考える。
だから、本作のような上っ面だけをなぞり、さも闘争を理解したかのような扱いで描かれる事は非常に腹立たしい。
結局、原作者の年齢では所詮グリコ・森永事件も学生運動も、明治維新や信長・秀吉の天下統一と同じくらい「昔の出来事」に過ぎないのだろう・・・。
物語、脚本は面白かったし、監督の演出も良かったと思う。
しかしながら、事実を扱う時の配慮や学生運動への感覚、随所に見られるご都合主義など、様々なノイズが不自然な関西弁と同様に鑑賞を邪魔してくれた。
「各事件の発生日時、犯人による脅迫状・挑戦状、事件報道」が史実通りだった事に、言いようのない不快感を煽られてしまった。この部分も創作にしてくれていたならと、非常に残念だ。
それにしても、古都ヨークの美しさには改めて感慨を覚えた。
知らず知らずのうちに、宇崎竜童出演作品を連続して観てしまったが75歳の年齢をまったく感じさせない程お元気で嬉しい。
港のヨーコや横須賀ストーリーの印象が強烈なのでてっきり神奈川出身だと思い込んでいたが、なんと伏見区出身なのね。京男でありましたか!
まぁ、ともかく「騙し絵の牙」はノイズ無しで楽しみたい。大丈夫だよね?
阿久津英士さんへ質問
2020年キネ旬ベスト7位の作品で、原作は未読です。
公開当時は最近苦手になりつつある邦画に多いサスペンス系の作品だと思い二の足を踏み見逃していたのですが、評判は良く劇場で再公開してくれたので鑑賞しました。
自分が想像していた作品とは違い社会派の人間ドラマだったので面白かったです。実際に起きた事件(グリコ・森永事件)を元にフィクションとして実に見事に練られた作品で、当時の結局この事件は何だったのか?大がかりな愉快犯だったのか?等々の疑問が残る何とも不可解な事件だと思っていましたが、この作品の様な理由付けされると、これが真実だったのかも知れないと納得させられる様な内容でした。
ただこの主人公の阿久津英士(新聞記者)がちょっと胡散臭いほどの良い人ぶりであったのですが、社会部が嫌になり文化部にまわったのは良いが、その仕事ぶりは観もしない作品の論評をそれらしく記事にしているシーンがあり、それってこの作品の全体を通して考えると人格矛盾している気がして少し引っかかった。「この人の仕事に対する矜持って何?」って思ってしまいましたからね。
ここで、この主人公に聞きたいのですが、「矜持って職務によって変わるものなの?」「もし変わるのなら職務に貴賎があるという事を認めているの?」「自分の納得出来ない職務なら仕事に対する矜持なんて捨てても良いの?」って事ですね。
犠牲になった少女が映画雑誌のスクリーンを拾い読みしているシーンなどもわざわざ入れていて「ひょっとすると今の若い少女が同じようにアンタのそのいい加減な記事を熱心に読んでいるかも知れないじゃないか!!」って、つい突っ込みを入れてしまいましたからね。
良い映画だけにこういう細部の人物描写のアンバランスが気になる作品でもありました。更にラストの重要人物に対する台詞も、甥の俊也か少女の弟の聡一郎に言わせた方が説得力があるのにと思いましたよ。
例えば私『Fukushima 50』という映画をまだ観ていません。恐らく感動作なのだろうと思うのですが、個人的に電力会社という組織そのものに引っかかりがあり観ることが出来ない状態なのですが、本作に於いても私は“今のジャーナリズム”や“ジャーナリスト”そのものに不信感を持っている人間なので、作品の良さとは別のところで本作にも少し引っかかりを感じてしまったのです。
それは、去年の『新聞記者』などにも同様の思いがあったのですが、本作の真の主人公(テープの声の子供達)は犯人に利用された側だったので、私には本作の方が納得はし易かったです。
この作品で最も光っていたのは原菜乃華さんでした。
今の時代には触れることのあまりないステレオタイプのラジカセから聞こえてきた子どもの声。
物語の始まりはホラー要素ともとれる鳥肌が立つような展開で、ぞわぞわっと静かに恐怖を感じながら観ていました。
小栗旬さん、星野源さん、市川実日子さんなど豪華な面々のお芝居が素晴らしいのは勿論のこと、この作品で最も光っていたのは原菜乃華さんでした。
この作品で、初めて彼女の存在を知りました。
電話のシーンで目から零れ落ちる涙は、感情の結晶がぽろぽろと落ちていく様に一粒一粒が貴重で、痛くて、
ごく普通の少女だった彼女が知らぬ間に事件に関与していた悲しさ、絶望感、夢と現実、家族もすべてばらばらになってしまったその様は本当に残酷だった。
離して欲しい、自由になりたい、と願った彼女は離されたことでこの世にいられなくなってしまった。
彼女にとってもそれは望んでいなかった自由。
救いようのない結末だった。
周りから鼻をすする音が多く聞こえてきたのがこのシーンでした。
脇を固める役者が決して脇ではなかった。
宇野祥平、若葉竜也、篠原ゆき子、阿部純子と
…出るわ出るわ豪華な面々。
テーマが重く、疲れてしまいそうな内容にも関わらず、実力派のキャスト陣のおかげで集中力が途切れず見続けられたと思う。
曽根の妻の話を車の中でしていたシーンで出た
「厳しいんですね」「優しいんですよ」
阿久津と曽根のこのやりとりが妙に残っている。
名言を生み続ける野木亜紀子さんらしい、深みのある台詞だと感じた。
期待を裏切らない作品
原作を読んだ上で鑑賞しました。
原作はやや難しく感じましたが、映像化されたことで内容がわかりやすくなりました。
ミステリーとしても良し、家族愛を描いた映画としても良し。
期待を裏切らない作品でした。人にお勧めしたいです。
徹底された被害者視点の物語
アンナチュラルを手掛けた野木さん脚本とのことで鑑賞。
期待を裏切らない重厚な映画でした。
グリコ森永事件を可能な限りリアリティを損なわずに映像化されていました。
土井監督の落ち着いた演出も見事に嵌まり、大人の鑑賞にも耐えうる完成度です。
そして、やはり野木さんの脚本が素晴らしい。
この方は、被害者を最優先にした脚本を書かれます。
加害者の心情を描けば深み出る昨今の映画とは真逆を行く作風。
ですが、現実でも蔑ろにされる被害者の心情を掘り下げることで、共感できる、他には無い魅力を生み出すことに成功しています。
最優先されるべきは被害者という最近の世相の反映した、今の時代に見るべき映画です。
2020年No.1
大人の勝手で子供の未来を巻き込んでしまう、背負い続けてきた声の罪の重さ、結局他人を巻き込んで変わったことは何かあるのか…。事件の真相を明らかにしていくストーリーの最中でこんなことを考えさせられました。個人的には2020年で一番の映画です。
登場人物が多すぎて覚えるのが大変だったが
スーツ屋さんの伯父さんが主犯格か?と思ったらその通りで、ドン転返しがあるような筋書きではなく、推理は一本道だった。TVを観ている感じがした。
昭和の中之島が懐かしい。プラザ合意前の、1ドル200円くらいだったころの話である。ITも発達しておらず、今も謎が残る事件であった。
細かいが、仕立て屋の母親が亡くなったシーンで、鼻の孔に詰め物がないので違和感があった。せめて布くらいかけてやればいいのに。
それと犯人(主犯格)がしゃべりすぎ。かといって観念したわけでもなく、逮捕請求されるや逃亡先のイギリスからさらに逃亡?それならなんでペラペラしゃべったの?
等多少突っ込みどころはありながらも、全体としては楽しめた。
悪くはないのですが。
映画化を聞き、原作を読んでから鑑賞。原作の持つグリコ森永の声の主が生きていてというプロットはすばらしいですし、期待して鑑賞したせいなのか、もやっとしてしまいました。たぶん映像化する以上、映像だからこそを求めて、もっとサスペンスフルなものを求める自分がいたからなのかもしれません。たしかに悪くないですが、ハードル上げて鑑賞すると、こうなるのでしょうか。たしかにそれぞれのキャラクターは良かったですし、原作を忠実に描いているのですが、もやっとしました。
過ちが作り出す家族の十字架。重すぎる残酷な真実とは。
【賛否両論チェック】
賛:2人の主人公が執念で追い続け、最後に明らかになる衝撃的な真実には、胸が締めつけられるよう。主題歌や超豪華なキャストも魅力的。
否:テーマや結末があまりに重いので、軽い気持ちでは観られない。
かつての未解決事件に挑む記者と、ふとしたきっかけで、自身が事件に引きずり込まれていたことを知らされる男。2人の運命がやがて交錯し、お互いの葛藤の末に、次第に共に事件の真相を明らかにすべく、二人三脚で手がかりを求めて奔走していく姿には、観ていて思わずのめり込んでしまいます。
しかしその先に待っているのは、あまりにも残酷であまりにも衝撃的な、重すぎる真実の連続です。あまり言うとネタバレになってしまうので、詳しくはご覧になっていただきたいのですが、
「私は・・・あなたのようにはならない。」
という言葉に、一縷の希望を見た気がしました。
Uruさんの主題歌「振り子」が醸し出す荘厳な雰囲気や、“超”がつくくらいの豪華なキャストで描かれていく、壮絶ながらも考えさせられる事件の真相を、是非実際にお確かめ下さい。
犠牲者なし、は事実と異なる
長文になるので、面倒な方は、スキップすることをお勧めする。
1月15日に某映画館で鑑賞。
公開からすでに2カ月半。感想もほぼ出尽くした感があるように、今更鑑賞する人もわずかのように思う。
入った映画館でも、それなりのキャパにもかかわらず、公開終了間際故か鑑賞者は5人程度だった。
自分は当時の事件の報道にリアルタイムで接していた。しかし、それだけではない。
犯人グループが、一番初めに身代金の要求をした公衆電話のすぐ近くに、自分は当時住んでいた。
つまり、この事件の”劇場”であるエリアは、自分の生活圏だったのである。
故に、当時マスメディアによって伝えられた情報は把握していたし、かつ、この映画の原作は読んではいないが、1996年刊 一橋文也著「闇に消えた怪人 : グリコ・森永事件の真相」によって更なる知識を深めたものである。
その自分が、結論として感想から伝えると、この映画「罪の声」は自分にとって、「面白く、見ごたえがあった」と言える。
一方、この作品に対する評価が低い方々の意見は、大体下記のように収斂されよう。
*「真相に迫る」と謳ってはいるが、実際の内容はそうではない。
*演者の技量や特に関西弁が我慢ならない(演技については賛否両論あってしかるべき。ただ関西弁については、明らかにヒドイ。酷すぎる)
*製作者側が伝えようとするテーマや意図が分からない。
もちろん、感じ方は人それぞれであるから、低い評価をする人たちに対して無理無理反論するつもりはない。 またその考えを否定する意図もない。
しかし、未だに犯人が特定されていない以上、つまり真相が分からない以上、もしかしたら、この作者の考えが真相に最も近いのかもしれない。「真相を暴く」ではなく、「真相に迫る」なのだから、あながち「嘘」ではない、と自分は考える。
また、製作者側から提示されるテーマや意図を、無理にくみ取ろうとする必要性も感じず、「こういう事実があった」「そして、その裏にはこういう事があったかもしれない」という事を知るだけで充分ではないか。
(この事件を知らない人たちに、知ってもらう意図としては、少なくとも成功しているわけだし)
ただし、知ってもらおうとする場合、「事実」と「推測」ははっきりさせておくべきであろう。
また、この作品の中で、触れられていない事実も見逃すべきではない。
1)事実
*当時の府警や県警は、自分たちの縄張り争いに終始しており、連携を取っておらず、犯人を捕まえるチャンスを数回逃している。
*キツネ目の男を捕まえる事が出来る程の距離まで、現場の警察官たちは迫っていた。職務質問等で身柄を確保したい現場の警察官たちに対し、一網打尽を狙った上層部はそれを許さず、ここでもチャンスをつぶす。
2)ほぼ事実に近い推測
*犯人グループの中での仲間割れは、おそらく実際に起こっていたのではないか、と警察もマスメディアも見ていたようである。一橋文也の著書にも「途中で首謀者が変わった」との記載がある。
3)この映画の中で触れられていなかった事実
犯人の一人が乗っていたと思われる不審車両を取り逃がしたとされた滋賀県警の本部長が、1985年8月7日、自身の退職の日に本部長公舎の庭で焼身自殺をする。
この焼身自殺をきっかけとして、その後、犯人グループは事件の終息を宣言し動きを止める。
この事実が、この映画では全く触れられておらず、自分としては残念に思っている。
(犯人グループは、初めから人を傷つけたり殺したりする意図はなく、金だけが目的だったのではないか、と自分は『推測する』。)
今回のこのレビューの「犠牲者なし、は嘘」とはこの意味である。
(生島望の交通事故?の事を指したのでない)
この事件は迷宮入りとなり、犯人グループが逃げ切ったというのが大方の見方であろうが、この映画にあるように、もしかしたら、犯人グループやその周辺の中には、その後、実際に不幸に見舞われた者もいるかもしれない。もしかして未だにずっと、罪の意識に苛まれて贖罪の念を持ちながら生き続けている者も居るかもしれない。
その者たちに、この映画はどのように届き、訴えるのだろうか?
非常に興味を感じるところではある。 しかしそれは、知る由もないが。
初っ端に、いい作品だと褒め称えたが、もちろん不満なところもある(関西弁以外にも爆)。
最後の終わり方や編集が、イマイチだった。
いつ終わんの? え、まだ続くの? え、最後それで終わるの? その編集、なに?、と突っ込んだ爆
さて、長くなってしまったが、そろそろ締めくくりたい。
曽根俊哉から伯父である達夫に対するメッセージ。
「あなたみたいには、ならない」とは???
あなたみたいに 「卑怯な人間には」ならない なのか?
あなたみたいに 「人を不幸に陥れる人間には」ならない なのか?
最後の最後に、この映画が投げかけてきた問いかけの答えは、迷宮入りである笑
PS
この映画に出てくる英国の街ヨークは、自分の友人が日本から移り住んでいる街。
偶然とはいえ、少し鳥肌が立った。
あの未解決事件が
着眼点がおもしろい。
重大事件に利用された子供たちに焦点を当てて、彼らを通して歴史的未解決事件の全貌に迫る。また同時に新聞記者も改めて事件を検証していき、時効を迎えた事件の真相が徐々に明らかとなる。この物語の構成も素晴らしい。
そんな都合良くいくかい!って思わせないような自然な流れも見事だし、W主演のふたりを囲む俳優陣もまた錚々たるメンバーで映画に厚みをもたらしてくれている。多少、登場人物が多すぎて途中で集中力が切れそうにならないでもないけれども、個性的な役者の演技でそれも緩和される。
あとは、ラストをより衝撃的なものにしても良かったかなとも思う。
コンビ
小栗旬と星野源のコンビが、なかなか良かったです。
後半ようやく合流しましたが、もっとこの二人の関係みていたかったです。
俳優、宇野さん役のため、痩せてて別人でした笑
そうちゃんに感情移入して、お母さんとの再会に泣けました。
記者会見のシーンで、スーツを着てというのも良かった。
のぞみちゃんも、めちゃくちゃ生い立ち悲しい😭
大人の、自分勝手な犯罪に子供達が巻き込まれて未来を潰される。
こんな事、本当の親ならするのかなあ。
我が子を愛し守りたい。
星野源が役で、我が子を愛するように、世界が変われば良いのに。
力作ですばらしい。
映画も力作で良かった!
小栗旬がいい!彼の作品の中で一番良かったかも。
星野源もいいけど、彼がキツネ目の男に似てて気になってしまいました😅
で、とにかく宇野祥平が圧倒的に凄い演技で震えた!
「グリコ・森永事件」をモチーフとした小説の映画化だけど、社長の誘拐から始まり、菓子に毒物を混入し企業を脅迫、身代金取引の電話では子供の声が使われる。実際は「かい人21面相」と名乗った挑戦状だったな。あの未解決事件を踏襲しながらも、脅迫テープに使用された「子供の声」に焦点を当てた人間ドラマが胸を揺さぶる。
星野源演じた曽根は父の遺品の中にカセットテープを見つけて再生すると、幼いころの自分の声が聞こえてくる。そこから彼の真相を巡る旅が始まる。
小栗旬が扮した新聞記者の阿久津もまた真実を追い、様々な関係者に話しを聞いていく。やがて曽根と出会い、連携していく流れ、ラストの余韻も良かった。「逃げ恥」の野木亜紀子の脚本が緻密だったと思う。
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