運び屋のレビュー・感想・評価
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良かった
実際にあった報道記事を参考にしているらしい。家族をないがしろにし、孤独になった老人が、麻薬の運び屋をする話。クリントイーストウッドって、こんなに爺ちゃんだったかな?って思った。ちょっと丸くなった背中が、老人らしさを現してた。オープニングの後、ヨボヨボ過ぎて心配したけど、運び屋を繰り返すうちに、自信を持ち始め、元気になっていく、その変化も良かった。やっぱり、彼は、仕事人間なんでしょうね。仕事をしている時は、輝いていたもん。とても良い作品だったと思う。でも、運び屋をしている老人には同調できないし、何が、どう面白かったのか、うまく伝えられないな…。
イーストウッドはいい
イーストウッド監督、主演なので観てきました!
やっぱり見応えありました。話としては老人か金に目が眩んで犯罪に手を染めて捕まるまでの映画ですが緊張感が絶えず所々いいシンーンもあって観出すと止まりませんでした。
クリントイーストウッドが魅せました。
週末に、やっと時間が取れて映画を観てきました。
何処かで見た顔だと思ったら、共演は、アールを追い込んでいく麻薬捜査官役で「アメリカン・スナイパー」のブラッドリー・クーパーが・・・。
クリントイーストウッドが90歳の老人を等身大として演じています。
少し背筋が前に曲がり、皺も増えて、転落していく老人を淡々と演じています。
そこにはダーティハリーを演じた敏腕刑事ハリーキャラハンの面影はかけらもありません。
時の流れを感じます。
最後のシーンで自分のやった事にけじめをつける潔さが救われます。
現代社会の縮図を見る思いがしたのは私だけではなかったと思います。
いやあ、映画は心のビタミンですね。
立体的で奥行きのある作品
監督主演のイーストウッドの演技についてはもはや言うことがない。常に存在感がある演技だが、その存在感が場面によって異なる。本作品でも、最初の方の割と軽めのおじいさんから、徐々に人生の重圧や苦悩などが加わり、その存在感が重味を増していく。この辺の作り込みは見事である。
ブラッドリー・クーパーは「アメリカン・スナイパー」でも主演を務めたように、イーストウッド作品との相性のよさを感じる。とんでもなく歌が上手い人だから、音楽に造詣の深いイーストウッドと合うのだろう。本作品では官僚主義の圧力を受け、時間的にも予算的にも制約を受けながら捜査をするDEA捜査官を演じる。この人の存在が作品に緊迫感を与え、お気楽な老人のロードムービーとは一線を画している。
愛情の深い妻を演じたダイアン・ウィーストをはじめ、ギャング役の俳優たちも、演じているように見えないくらい上手な演技で、演出したイーストウッド監督の面目躍如である。
イーストウッドの作品はこれまで、スケールの大きな世界観と人間の機微を上手に描いているという印象であった。しかし本作品の主人公アール・ストーンの「家族が一番だ」という台詞から、一瞬、イーストウッドも狭量な家族第一主義に陥ってしまったのかと思ってしまった。だがイーストウッド作品はそんなに単純ではない。
本作品は、アメリカが抱えている様々な病巣を主人公アールに背負わせて、ひたすら自動車を運転させる物語だ。インターネットリテラシー、格差、戦争によるPTSD、仕事と家族サービスとの軋轢、麻薬汚染、人種差別など、どのシーンにもテーマがあり、ひとつのシーンに必ずしもひとつのテーマとは限らない。そういった複雑なシーンの数々にアメリカンジョークを絡め、さらにお得意の音楽を添える辺りは流石にイーストウッド、立体的で奥行きのある作品に仕上げきった。
the映画!
クリント イーストウッド、本当に凄い。
「ただのジジイ」じゃない。
この安定感、安心感。だけどちっとも退屈じゃない。
安心して作品に浸れる。
作品の中でカーステレオから流れてくる音楽の選び方も良い。
歳を重ねて余計なものが削ぎ落とされ、残ったものがこれなんだ。
そう、映画ってこういうものなんだ。
楽しくて心揺さぶられて、見終わった後に残るこの感じ。
イーストウッド、ここにあり。
納得いかなかった
えっ、こんなハッピーエンドでいいのかよ。というのが見終わった直後の感想。完全なハッピーエンドではないが、もっと悲惨な状況になるのではないかと思っていた。
家族を放っておいて、好き勝手やって、犯罪に手を染めたけど、妻の死に目に会えたし、娘とも和解もできたし、よかったとのラストだったが、主人公のじいさんはもっと罰を受けるべきだと思った。
ただ、クリント・イーストウッドの演技はよかった。
あと、マフィア側の話。現場をしらず、何でも管理したがる上司はろくなことをしないと思った。現場に任せることが重要。
もうちょっと。
同じ様なシーンが多いため途中で飽きた人もいると
思います。
自分的も途中で飽きてしまいました笑
でも、7回目の運び屋をしている時ぐらいから
捕まらないかヒヤヒヤしながら観ていました。
最後で自然と涙がでてきちゃいました。
カッコいいイメージ脱皮のイーストウッド
87歳の爺さんはヤバイ物&悪い事と知りつつも運び屋をしていたというドラマ。
10年ぶり監督兼主演ですか。
グラン・トリノ依頼ですかね?あれは好きでした。
自身が老いながらも演じたい役柄なんて、イーストウッドならば何か惹かれてこの作品なんだろうなとは思っていましたが、、、。
正直この登場人物構成とこの脚本では、主役はある程度演技派の爺さんで無ければ魅力的な作品に映らないだろうと思った。
しかし、表向きカッコイイ爺さんでは駄目。
頼りなくて、情けなくても何故か心に残る爺さんでなければ。
それをクリント・イーストウッドは昔ながらのクール、ダンディ、歳老いてもカッコ良いイメージから脱皮し、終始情けなくて切ない爺さんをこの映画にて見事に演じてみせていたと思う。
家族愛溢れていたとは決して言えない元大黒柱の姿。
世間様に悪いと思いながらも運び屋をやる姿。
妻の最後ぐらいは家族と共にしていく姿。
情けないが故に見せれる最後の姿。
それらは切ない爺さん臭を漂わせ、映画に安心感を与えている。
全体的に凄い映画内容では無いのですが、作品自体がクリント・イーストウッドの単独魅力勝ちと言っていい作品だと思います。
日本の一部役者さんも、イーストウッドを見習って頂きたいものです。
老い先短いジジイに怖いもの無し
爺さんが麻薬の「運び屋」をするタイトル通りの映画である。
ただ、それが実話を元にしたものである事とイーストウッドの監督兼主演の映画というだけの理由で観たのだが、それに1984年に劇場で観た「タイト・ロープ」以来の親子共演で娘のアリソンも出演しているというおまけもついていたので嬉しさが倍増した。
私がイーストウッドの映画を初めて劇場鑑賞したのはダーティー・ハリー2からだから40年以上前になる。今作と同じく「タイト・ロープ」で役柄でも親子を演じた、あの可愛い少女が、しっかりおばさんになって今作では年老いた父をなじって役立たず扱いをするのだから驚きである。
クリント・イーストウッドは50年以上第一線で映画に携わり数々のヒット作、名作を生んだ功労者として、また現役の映画俳優としては世界一の大物だと言える。そのイーストウッドの背中の曲がり具合に隔世の感があって、それがストーリーのリアリティを更に強くしていた。イーストウッドは実話となった事件から映画化のアイデアを思いついた時、これはワシが作るべきだと小躍りしたに違いない。それは主演が90歳の老人で麻薬密売組織の犯罪に加担するという前代未聞の内容だから、まさにうってつけなのだった。爺さんがどんな理由で何のために犯罪に手を染めていくのかが見もので、最大の見せ場は捜査官とジジイがニアミスで会話する場面。派手なドンパチは少ないが退役軍人でもある強気の爺さんが強面のギャングに脅されオドオドしながらも、開き直ってヤケクソでマイペースを貫くところは痛快でもある。今年5月で89歳になる彼の最後かも知れない監督兼主演の作品なのだからクリント・イーストウッドのファンのみならず最高の映画人の作品として観ておくべき映画だ。90歳の老人に何百キロも運転させるのは酷だとは思うが、実際に私の93歳になる父親も今だに運転を辞めないのだから車社会のアメリカならなおさらだ。若い頃のイーストウッドの痛快娯楽映画とは一線を画す、怖いもの知らずの現役の爺さんの、やけくそで、しっとりとしたロードムービーである。
面白い!史上最年長の運び屋 実話
90歳の主人公アールが、メキシコの巨大麻薬組織からドラッグの輸送の仕事を引き受け、多額の報酬を荒稼ぎする驚きの実話。
88歳のクリントン・イーストウッドが、90歳の主人公アール役を見事に熱演。
運ぶだけで高収入という魅力にはまり、犯罪意識も薄れ、上手く危険をすり抜けていく、というただの悪老人の話ではない。
大金を荒稼ぎする一方で、いろいろな人との出会いで多くを学び、新しいことを始めるのに、年齢は関係ない、遅すぎることはない、と思わせてくれる作品。
自虐的ユーモアで笑いあり、そして痛快、でも最後はホロリと涙し感動する。
クリントン・イーストウッド、お見事!あっぱれ!
渋い!
うーん イーストウッド このじいさんは何者?
今回は久々に自ら主演 演技なのかわからないが もう腰も曲がり 爺なのに 素敵な振る舞い いや そこじゃない この映画は ドラマとして見事 現代の社会問題も描き 人が犯罪に手を染める背景も 見事に描く。前三作は期せずに「英雄」になった人々であったが 今回は期せずに「犯罪者」になった人物を描いた。ので 今回が最も身近に感じられたか。
最後の妻のセリフもいい
音楽もいい
またしても 終わっても席を立てないでいた。
いい おすすめしたい映画だが、彼の映画って客入るのかな?ぐらい地味ではあるか…
でも ファンはいるな 自分も含め
クリントイーストウッドの名演!
クリントイーストウッドは本当に名優中の名優だなと改めて感じました。ストーリーのテンポも良く彼の名演に見入ってるとあっという間にラスト。娘役を実の娘のアリソンイーストウッドが演じてましたが、実生活での贖罪の気持ちも今作に込めたのかな。監督のファンでもありますが今回の演出もお見事でした!
経験してわかること
ずっと正しいことをして生きてきたと思ってたんだろう。決して間違った人生ではなかったと思うし、正直に生きてきたんだとおもう。
ただ優先順位を間違ってただけ。それに気づくのが遅かっただけ。
だから全てにおいて自分で責任を取ったから、最後もすっきり見れた。
クリント・イーストウッドは演技なのかもうそうなのか圧巻の演技だった。
88歳が90歳を演じる。演じているのかそのままなのか。
年取った人の失うものがないというのは、若者のそれと違って重み?みたいなのを感じた。
ん?これって、凄いのかな?
外面が大切と信じて生きて来た爺さんの老後の話。自分の好きな百合の栽培という仕事とその品評会に時間の全てを注ぎ、家族を全くないがしろにしてきた爺さんが、ネット販売が広がる中で売れなくなり借金で農場を差し押さえれて無職になる。ふとしたことから紹介された運転する仕事を始めて大金を得る。遅からず「麻薬運んでんだな」と気づくが、関係なく運び続けると、成功率100%の運び屋に。…以下は観てくださいってわけだが…
以下についてもあらすじを書いてみようかと思ったのだが、実はうまく書けなかった。いったいこの映画の焦点はどこなんだろう。
「7文字にまとめなさい」という問いに答えるとしたら、「いろいろあった」という映画なのか?
教訓は「俺のようになるな」なのか?
それとも教訓とかこの映画から得られることとか考えずに、ただ淡々と爺さんの人生を見つめてみろなのか?
こんなことがあったよ、という映画。いいのか悪いのかはあなたが考えることで、映画はそれを主張しないよ。自分で考えな。という映画なのだろうか。
自分は、こういう生き方をしないようにしよう。
アメリカ、そしてイーストウッドの回顧と贖罪か、という評もみたが、ヤク運んでるおっさんに諭されてもなあ。本人は、その金で不義理してきた家族に少なからず愛を?返してるって、どんな話やねん!
…という不思議な実話なのでしょう。やはり、自分の中では全く消化できない。
実話
こんな役、イーストウッドしか出来ないわ😃めっちゃ絶倫だし。娘役に実の娘使うとか、職権乱用か🙊?多分、制作費はアベンジャーズの100分の1?いや、まだ観たいよね🍻ストーリーは超シンプル、名言連発でシビレました!
バリー・シールと同じ話なのにこっちの方が
イーストウッドが渋い渋い
仕事一筋、家庭を顧みなかった男の最晩年が描き切れていた
バリー・シールと違って味わい深いのは「じいさんの話」だからか、「役者の格」か。トムクルーズどうこうではなく、イーストウッドが別格なんだと。
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