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運び屋 : 特集

2019年2月25日更新

イーストウッド10年ぶり監督・主演 伝説的名優の“集大成”を見逃すな
《“いつもと違う”実話》《“予想できない”展開》映画のプロ3名が驚がく
全米の警察が探す運び屋は“90歳の老人”だった……実話サスペンスの傑作誕生

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映画界の“生ける伝説”クリント・イーストウッドが、「グラン・トリノ」以来10年ぶりに監督・主演作を携えて帰ってきた。熟成された監督力、渋みを増した演技力、画面にくぎ付けにする物語力……すべてが進化した最新作「運び屋」(3月8日公開)に、あらゆる映画ファンは奮い立たずにはいられないだろう。麻薬カルテルから一目置かれ、警察を煙に巻いたすご腕の運び屋の正体は、犯罪歴のない90歳の老人だった! 前代未聞の“実話”と、かつてない巨匠の“挑戦”に、刮目(かつもく)せよ――!


【巨匠の集大成がここに】イーストウッドを愛する者よ、3.8は劇場に集え
これが最後になるかも――本作が“特別な映画”である《7つの理由》

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年齢・性別を問わず世界中の映画ファンを魅了してきたイーストウッド監督も、御年88歳。いつ引退してもおかしくなく、“次”の監督・主演作があるかどうか……それ故に、絶対に劇場で鑑賞することを勧めたい。無論、理由はそれだけではない。本作は、世界興行収入1億2000万ドルを優に超え、1992年の「許されざる者」に始まり、「ミリオンダラー・ベイビー」(2004)、「グラン・トリノ」(08)、「アメリカン・スナイパー」(14)などと並び、監督としては6本目。主演作としては4本目の快挙となる。何より物語がセンセーショナル! 数多くの“実話”を手がけてきた彼のフィルモグラフィの中でも、“90歳の運び屋”はとびきり異質だ。

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巨匠のこん身の「勝負作」ともいえる本作に、ハリウッドを代表する俳優陣が名を連ねた。「アメリカン・スナイパー」のブラッドリー・クーパーがイーストウッド扮する運び屋を追う捜査官に扮し、師弟対決を繰り広げるほか、「ミスティック・リバー」のローレンス・フィッシュバーン、「ミリオンダラー・ベイビー」のマイケル・ペーニャ、さらにアンディ・ガルシアやオスカー女優ダイアン・ウィースト、イーストウッド監督の娘アリソン・イーストウッドまで! 手練れたちが、脇をがっちりと支えている。

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【集大成にして“新しい”】 これは“いつもとは違う”前代未聞の実話
映画の有識者たちも驚き、そして伝えたい──《巨匠の進化点》

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紛れもない「イーストウッド映画」でありながら、これまでにない「新しさ」を内包した本作に、著名な映画評論家たちも驚きや興奮、或いは感慨を隠せない――。ここでは、3人の映画評論家が、それぞれ違った角度から、本作の魅力を解説していく。第一線を走り続け、映画の可能性を開拓し続けるイーストウッド。彼の“到達点”といえる本作は、傑作・名作ぞろいのフィルモグラフィでさん然と輝くだろう。


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カーステレオに合わせ、イーストウッドが歌を歌う。何度も車に乗り、何度も歌う。若者にはわからないオールド・ソングだ。お気に入りの歌を選んだのだろうか。この男の人生が、歌を歌うその表情と声だけですべてわかる。この男の過ちや成功や誇りや悲しみや後悔が、車の中に充満する。しかも映画の冒頭からただひたすら彼はご機嫌で、もはやこの先のことなど考えていないようにも見える。このかつてない軽さ! なぜなら彼の前には避けられない死が迫ってきているからだ。これまで映画の中でいくつもの死を潜り抜けてきたイーストウッドが、「死後」を見つめている。その悲しみ、この人の映画を観られなくなる日が確実にやってくるのだという残酷さが、われわれの胸を熱くするだろう。

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クリント・イーストウッドが演じてきたヒーロー像は、時代の潮流とは乖離した個人主義をあえて首尾一貫することで、社会正義のあり方を問いかけていた。それは『ダーティハリー』(71)の刑事であれ、『目撃』(97)の泥棒であれ、法で裁く側と裁かれる側のどちらを演じたとしても変わらぬ姿勢であったことを窺わせる。しかし『運び屋』は、躊躇いながらも犯罪に手を染めてゆくことを<是>とするような、これまでにない品性を持った男の物語なのである。家庭を顧みず仕事を優先することで、経済効率や利潤ばかりを追求する主人公の姿。それは、1980年代以降の“アメリカ”そのものを体現しているようにも見えるのだ。つまり本作が描くのは、映画作家・イーストウッドが<是>としてきた社会正義や価値観に対する“落とし前”なのである。

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まるで志村けんのバカ殿様みたいに、ハメをはずし過ぎのパーティーシーンに大爆笑! このチャラい不良ジジイが、ヤバい稼業に手を染めながら家族との絆を再生させようとするお話。そう、『運び屋』はじんわり切なく、同時にとびきり笑える映画だ。もちろんイーストウッドの映画はいつだって、あの『グラン・トリノ』もユーモアは満載だったのだが、巨匠として神格化されていった果ての段階で差し出された今回の「気楽に楽しめる感覚」は、ものすごく新鮮に映る。
 
たかが映画なんだぜ、とでもいうように、キワどいジョークもすべてが大らか。俺はどの人種とも悪口を言い合いながら仲良く付き合ってきたし、オンナ好きだって罪じゃないだろ? そんな柔らかい態度で我々の肩をほぐしてくれる。イーストウッドならではの「窮屈な今の時代への処方箋」かもしれない。
筆者が最も心に残ったのは、この台詞だ。
「もっとゆっくり生きろよ。俺みたいに人生を楽しめ」!

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