マチネの終わりにのレビュー・感想・評価
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言葉の魅力
こういった恋愛映画を映画館で鑑賞するのは、自分でも意外に初体験かも⁉︎な事に見終わってから気付く。
館内はやっぱり福山雅治ファンの女性が多かったかなという感じ。
そして、内容はというと最初から最後まで飽きる事なく食い入りましたね〜。なんもいっても、個人的には言葉の魅力。
元々の福山雅治の話口調も有りながらの、劇中の中の言葉達、普通だったら言わない様な言葉も、こういった作品、、いやシチュエーションの中では何一つ疑問もなく耳から頭に、頭から心に響いてくるものであったと思います。
大人の恋愛でも、もちろん若い年代の中でも言葉というものは昔から重要だと思いますし、男側の言葉というのは、私自身が思うよりも女性というのは重要視しているものだとも思います。
そんな事を教えてくれる様な内容でしたね。
そして、主役のお二人の愛はもちろんですが、それ以外のそれぞれの愛もあります。
大人の愛ですね。
最後の2人の笑顔、人それぞれ色々な事を考えさせてくれるこの作品、観て損はない作品だと思います。
また観たいなとも思わせてくれますよ。
原作未読で観ました。素人感想です。 マネージャーさんの行動の一貫性...
原作未読で観ました。素人感想です。
マネージャーさんの行動の一貫性のなさをマキノのためとしていて美談っぽく見えてしまうのは、私だけなのか、それとも監督がそう狙っているのでしょうか。
後半はマネージャーさんの行動の気持ち悪さから主役の2人に全く集中できず、もやもやで終わりました。
この作品はそういった作品なのか、本当は最後に会おうと会わなかろうがハッピーエンドの作品なのか、どういった解釈が正しいのか分からなくなりました。
とりあえず、原作読んだ方がよさそうですね。
たぶん、もっと歳を重ねるとよく感じる映画だったのかもしれません。
大人の恋と運命について
原作は既読です。
原作を読み終わってから観に行こうと決めていました。ましゃが出ているので、完璧な状態にしようと思ったから!―しかし、原作は本作の製作発表が成された時に買ったのにも関わらず、公開日までに読み終われなかったと云う悲しさ…
見通しが甘かったのです。物語の深みを理解したくて読むのに時間が掛かってしまったと云うこともありました。人生経験の少なさからか、自分の知らない感情や機微ばかりで、全て理解出来ているのかと訊かれれば、自信はありません。
人生半ばに差し掛かった男女の機微が、東京、パリ、ニューヨークを舞台に展開し、大人の恋と人生における「運命」について、切なくて儚い物語が紡がれておりました。
多くを語り合わずとも、魂の底と云うか、心と心で繋がり合うことが出来る…。そんな運命の相手に出会える確率なんてとっても低いけれど、それをどこかで望みながら生きているのが人間と云う生き物なんじゃないかなぁ、と…
そんな相手を夢想しながら、誰かとの出会いと別れを繰り返し、旅を続けているのかも…。実際私も、もしかしたらこれは運命ではなかろうか、と思ったことは一度や二度では無く、その恋が上手く行かないことだってありました。
でも、お互いが心の底から理解し合い、何もかもが共鳴出来てしまうなんて、そうそう無いことなのだと否応無く気づかされてしまう…。若い頃は追い求めても良いかもしれませんが、年齢を重ねていく内にどこかで妥協しなければならなくなる瞬間が訪れるのかもしれないと思いました。
蒔野聡史(福山雅治)と小峰洋子(石田ゆり子)は、お互いを深く想い合いながらも擦れ違いをきっかけにして、別のパートナーと生きることになりました。でもこれを妥協と捉えてしまうと、今そこにある愛を否定することに繋がりそうだし、すでに子供もいるので、何より子供がかわいそう…
経験値が少ないので、偉そうなことは申せませんが、恋愛の正解・不正解なんて誰にも分からないし、またそんなことで括れるようなものではないのではないかな、と思いました。
時間も空間も隔てて、誰かを想うことが出来る、愛と云うものの奥深さよ…。そして、運命の切なさと儚さよ…
「未来」が「過去」を如何様にも変えていく。誰かへの強い想いが人を生かすのかもしれません。本作で描かれていることが本当に理解出来るような大人になりたいです。
最後に、ましゃファンとして。クラシックギターを習得したことですし、「HELLO」や「家族になろうよ」などの名曲たちを編曲して、インストゥルメンタル・アルバムをつくる、と云うのは如何でしょうか?―歌が無くとも、ましゃのギター・テクニック、是非とも聴いてみたいです。ご検討下さい(笑)。
※以降の鑑賞記録
2020/09/21:Blu-ray
※修正(2023/01/27)
切ない大人の恋
幸福の硬貨のメロディ―に大人の切ない運命的な恋。
ラストは心揺さぶられました。
ハッピーエンドか上手くいかないのか
どちらにしても、心が涙と共に浄化される作品でした。
ゆり子さんがこの役をもらえて嬉しかったと言われてたことが印象的です。
過去は未来によって変えられる
ちょっとみてみようかな、と軽い気持ちで鑑賞したら、、とっっってもいい作品でした。
出てくる言葉ひとつひとつがどれも心にグッときて、自然に涙が出てきた。
特に、過去は未来によって変えられる、という言葉にハッとした。
ただの大人のラブストーリーではない。
普段ラブストーリーはみないし、あまり得意ではないですが、これは別格。
観て本当によかったです。
にしても、石田ゆり子が本当にかわいかった。。
大人の恋愛映画
6年間で3回しか会わない男女の恋愛映画って、、、良いじゃないか。恋愛ってどっぷり描こうとすると時間が必要なので、学生のキラキラものか暇を持て余したニートのストーリーに陥りがちだ。その点、この映画は社会人の落ち着いた恋愛を描いていて良い。桜井ユキは嫉妬深さや不安定さを演じさせると抜群で好き。
再会後のシーンを観客の想像に委ねるラストも秀逸。個人的には、苦味を噛み締めながらも良い友人としてこれまでを振り返る場面を想像した。焼け木杭に火が付く、というような過ぎた時間を無理矢理巻き戻すようなことをしない、分別のある大人の恋愛だったと思うから。すれ違いの悲劇を嘆き後悔する、でも僕はそれはそれでハッピーだと思うのです。
肉体と言語の齟齬
俳優の仕事の一つに、役柄の成育歴の体現が
ある。
この映画の洋子という女性の人生は、少しもスクリーンに投影されてはいなかった。
人は肉体にそぐわない言語を発することはない。形状のことだけを言っているのではない。ファッション誌ならOK、でも映画なので非常に残念。場当たり的に映画の時間の中だけで仕事をしたに過ぎない。そんなハイユウモドキの多いこと❗
その意味では桜井ユキは素晴らしい。音楽で人生を過ごしてきた福山雅治もよしとしよう。
では洋子は誰なら良かっただろう。
前半◯中盤×終盤◎
主役二人の存在感、桜井さんの演技力、サウンドの3点は最高でした。圧巻でした。これだけで見る気になれます。
ただ、中盤のあの展開はなんだったのか。。
唐突に4年後ってなんの伏線もなしに。。。
30分ほど置いてけぼりになりましたが、水をぶっかけない大人な対応をした時に我に帰れました。なんとか。
英語もフランス語も一生懸命頑張ったんだろうな、日本育ちのネイティブじゃない空気感がまたリアルでよかったです。入り込めました。(でも終盤伊勢谷くん英語噛んで完全にNGだと思ってたカットが採用されてましたねあれはいいのか??)
総じて星3つです。
入り込めたり入り込めなかったりでしたが、空気感が大人で好きでした。
なんて切ない…
期待を大きく上回って、素敵な映画だった〜
石田ゆり子さんが出るパリが舞台の映画、ということで観に来たけれど、、
福山さんが恋に落ちる瞬間や、静かで強い愛情が、胸が締め付けられるほど伝わってきました。福山雅治さんの演技を、今まではあんまり…と思っていたのですが、なんだかとても良くて魅了されました。
パリやニューヨークの風景も、全くわざとらしくなくきれいに映し出されていたし、内容も、現実にありえる流れで、それがよけいに辛かったです。。
ラストは、もう少し先まで観たいと思ってしまうところで終わってしまいましたが、わたしの中でハッピーエンドと妄想しておきました。大人の恋愛、、こういった内容のもので久々にいい映画を観たなぁと思いました。
おススメです。
このあと滅茶苦茶セッ・・
、いや、下品ですみません 。。
ちょっと個人的事情に傷心気味で、同じくそんなような恋愛物語を迎え酒的に煽り、気を紛らわせたかったので本作品をチョイス。
福山さん出演の作品はこれまで特には熱心に観たことがなく、これは、うん、まぁ安心できる演技だなぁと思って観ていたのですが、、
彼の演ずるギタリストの最初の惚れ方とアプローチの仕方が軽かったので、以降、少しチャラ男風に見えて私は気持ちが離れてしまいました。
で、寝落ちして目が覚めたら横恋慕に横ヤリが刺し込まれていて、、う〜ん🤔‥
普段あまり恋愛モノに食指は伸びないのですが、なんかすれ違い系ってその時それで済ましてしまうほど必死さ無かったの❓と思ってしまいます。
🤨ン⁉️っと不審に思う事態が生じたら、その時点でとことんそれを解消する行動に燃えますよね、相手に尋ねますよね、流さず。
私が寝落ち中に入った横ヤリは、それすら絶対不可能にするものだったのでしょうかね🧐❓
追記:後からネタバレを見ましたが、う〜ん、まあなんか、あれですね、あんな別れさせ屋の小仕事みたいな偽メールで‥😑
東京、パリ、NYでの男女による出会いと別れ、そして再会の物語。
福山雅治さん演じるクラシックギタリストと石田ゆり子さん演じるジャーナリストと初恋と、突然の別れそしてNYでの再会に泣きそうでした。
特に、ラストの福山さんのNYでの公演の最後に披露した「幸福の硬貨」が再会に繋がったと思います。
最後は泣きました
いい映画でした。ギターひける福山さん語学ができる石田さんは役柄ぴったり他の役者さんも上手かったです。海外シーンが多くて映像がきれい音楽もよかったです。
観点によって社会的映画、音楽映画、恋愛映画
受けとめかたが違うと思います。福山さんの「君が死んだら僕も死ぬ」っていうのはセリフは恋愛映画ぽくていい。
背負うものがあり若いときと違って感情で走れない、相手を想っていてもすれ違う、人生って思い通りにいかないですよ。だからやっぱり最後は泣けました。
平野啓一郎氏が気の毒
原作読んだものとしては原作者が気の毒の一言。
映画ではこんな雑な作りになるとは残念です。
あまりにリアリティにかけるのも仕方ない。
長崎ロケもなく、原作にある洋子の母の生き様も洋子に通じる強さがあるのに描かれていません。
原作の冒頭にもあるように、この小説にはモデルが実際にいると私は思っています。
ここからは私の個人的な妄想の類いですが、女性はシリアで亡くなった美人ジャーナリストの山本美香さん。石田ゆり子さんを彷彿とさせる容姿。でも性格は石田ゆり子さんとは大違い、そこがこの役を石田ゆり子さんが演じてミスキャストとして足を引っ張っています。石田ゆり子さんは日本の男性に好まれるあまりにも日本的な女性。でも山本美香さんはもっと自分をしっかり持たれた個人として立つ欧米的な女性という印象。どなたかが書かれていたように板谷由夏さんのような意志を持つイメージ。
PTSDを発症したホテルのテロ事件は山本美香さんが体験したパレスチナホテルでのテロ事件を思い出させますね。
ギタリストは山下和仁さん。映画では石田ゆり子さんが長崎出身でしたが、本来は山下和仁さんが長崎出身。福山雅治さんの髪型や佇まいはまさに山下和仁さんに瓜二つでした。平野啓一郎さんも山下和仁さんとは親交があり、クラシックギターが好きな作者が敬愛されてもいます。
原作にあるバッハの録音、演奏活動に行き詰まり活動が減っていくのも山下和仁さんに重なります。そして山本美香さんが銃弾に倒れてから山下和仁さんの活動は完全に止まっているようです。
山下和仁さんの奥様で作曲家の藤家渓子さんもまた映画で妻を演じる桜井ユキさんに髪型、細面など似ていらっしゃいます。
山本美香さんには事実婚と言われたジャーナリストがいらっしゃって、亡くなられた時も一緒にシリアで取材されていました。でも当時ワイドショーの取材でその方は山本美香さんから事実婚の解消を言い出されていたんですよね?と突っ込まれていました。その方はそんなことは無いと強く否定されていて不自然に感じたのを覚えています。
もしも私の妄想通り、山下和仁さんと山本美香さんの間に何らかの想いが通いあっていたのなら、この小説や映画はそれを知る平野啓一郎氏によって愛を昇華させるべく、ふたりへの贈り物なのかもしれないと思いました。
何はともあれ、山本美香さんの御冥福と世界的天才ギタリスト山下和仁氏の演奏活動再開を心より願います。
じんわり…
原作未読。邦画は基本的にブルーレイでいい派ですが、福山雅治が好きなのと、パリとニューヨークは思い入れのある好きな都市なので鑑賞。
パリのレストランで食事する二人が様になりすぎて!テロの描写は辛かった…ノートルダムの尖塔がまだあるのも胸が締め付けられる。これも、まさに未来によって過去が変わったと皮肉にも言えるのでは…
前半はパリの景色は素敵ですがちょっと中だるみ。後半はどんどん引き込まれていきました。
キザなセリフ日本語で言われるとむず痒いですがね(笑)
個人的にギタリストと付き合ってたこともあり、終始流れるギターの音にも胸が…個人的にはアメリカの離婚訴訟の様子も細かくわかったのも面白かった(笑)
終わってから皆さんのレビュー読んでて、涙が浮かびそうになりました。今一般的ないわゆる普通の幸せは私は手に入れてないけど、この映画の二人に負けないくらい?胸を張って本気で恋愛してきた、それだけでも誇って良いんだと思います。SNSでは書けないので。ここで(笑)にしてもキャストの皆さん語学堪能!石田ゆり子さんのフランス語に感動しました〜
ラストシーンの意味は?
あまり期待せずに見に行ったけど、良かった!
ストーリーはありきたりだけど、大人の恋はこういんもんだな!
未来が過去を変える。いいフレーズだな
NYセントラルパークのラストシーンは2人が再開し、駆け寄るところで
終わるけど、まさにこれからの彼らの生き方がすれ違いだった過去を
変えるという意味なんだろうな、と思いました。
いい作品です。お勧めします。
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