クワイエット・プレイスのレビュー・感想・評価
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ホラージャンルにするのは、間違い。
私は、M・ナイト・シャマラン監督のサインが好きです。映画館全体が失笑したあのシーンもホアキンフェニックスと同じく "!!!" と驚いた側です。クワイエット・プレイスも同じジャンルで、ホラーとして見るより、SFスリラー(トム・クルーズ宇宙戦争同様)で見たほうが入りやすいと思います。
サビ抜きの寿司の様で、怖くないサスペンス映画はコメディー作品か?
怖がり屋の私は、ホラー系の作品を観るのは苦手だ。
怖がる為にだけ、わざわざ映画館へ出かけるのは、何だか馬鹿馬鹿しい気持が先に立ち、映画館でこのジャンルの作品を観る事が少なく、ホラー系の作品には詳しくないので、特に偉そうにはレビューで書けませんが、そんな私でも本作は駄作だったと自信を持って言いたい気持ちになる。
(ちなみに実際には劇場の方が画面もデカク、音響効果も抜群なのでホラー系作品や、サスペンス系映画こそ映画館で観た方が良い事、臨場感を味わう為にも、本来は絶対劇場でこそ観るべきカテゴリーであるのは重々承知いる。そしてこれらの作品は自宅でDVDレンタルをして観るつもりでも結局観ないで済ます事が多い気がする)
それにサスペンスやスリラー系は、上映時間中ズーッと緊張状態を保つのでは疲労困憊してしまうので、先ず映画館で観る事は少ないけれど、本作は時間の関係でやむなく例外的に観た。
結論は、やはり落胆した!と言うより、全然怖くないし、臨場感もひたすらZEROに近いのだ!
これでは昨年末に、スティーヴン・キング原作と言う事と、予告編の出来栄えについつい騙されて超駄作の「It」を観た時のアホらしさ、怒りを更に上回る、本作のつまらなさって、一体どう楽しめと言う作品なのだろうか?
本作はアメリカ映画には珍しい、ひ弱で情けない、駄目な父親像で驚かされたし、母親エヴァリンを演じているエミリー・ブラントが頑張っていたのは一応評価するけれど、脚本が余りに単純だし、怖くないサスペンスってコメディーになっちゃうもの。そりゃないでしょう?
エミリーが奮闘していたのも結局、夫の作品だから、体当たりしただけでしょ?
何故本作が米国でヒットしたのか理由判らず、ヒットが事実なら、その現実の方がミステリーと言うべきだね。
唯一、本作が良かった点と言えば娘と息子の存在。この2人が助け合い、協力する点が良かっただけですね!
父親を演じたジョン・クラシンスキーが本作の脚本及び、制作総指揮と監督も務めていたそうだが、その彼がマサチューセッツ出身と知り全ての謎が解けた気がした。
アメリカ社会も本当に弱体化が進んでいる事が本作に因って想像出来ただけでも本作を観た価値が有ったのかも知れない。
設定は良いけど…
音を立てたら死ぬという設定は緊張感があり良いです。
クリーチャーの襲来から80日程経った状態から物語がスタートするのですが、世界中がクリーチャーに襲われて壊滅したという説明が作中では新聞の見出しの一文で語られるだけでした。クリーチャーが襲ってきた時の様子や、他の都市の壊滅した状況や逃げ惑う人々等の様子が少しでも描かれていればより世界観が伝わり良かったのにと思います。
作中では本当に狭い範囲の話しか出てこないので、他の人は?他の街は?と気になってしまいます。
音を立てられない状況にも関わらず、話が進んで奥さんが妊娠しているのも疑問でした。出産時や産まれてきた赤ちゃんの泣き声でクリーチャーに襲われると思いますが…。
また、クリーチャー襲来から一年以上経過し世界中が壊滅状態なのに電気が普通に通っているのも不思議ですし、耳が良く音に反応するクリーチャーなのに結構主人公達の立てた音を無視していたのが若干ご都合主義感がありました。
テーマ上仕方がありませんが言葉での会話はほぼ無しで静かに話が進むので少々退屈さを感じてしまうシーンもありました。
お父さんの最期はあっさりしていましたがそれが良かったと思います。
えっ、期待してなかったのに普通に楽しめた。
“この手の映画ってどうせ途中眠くなるやつでしょ”
と思いながら暇つぶしに観た一本。ただエミリー・ブラントは好きな女優さんだったのでそれで十分かな〜と思ってたら、なかなか面白かった。
設定が曖昧とかなんとか言ってる人もいますが(突っ込んだらキリないし、この映画はそういうところを気にしない方がいい)、登場人物も舞台も限られた中でここまでドキドキハラハラ感を味わせてくれるとは正直予想外。
終わり方に賛否の意見出そうですが、私はこのままでいいかと。最後のエミリーの表情がその後の展開を充分に想像させてくれるし、いい具合の終わり方じゃないかな。
音を立てちゃいけないこの映画の設定が、上映中の劇場内にも感じられて面白かった。ドントブリーズもそうだけど、気づいたらこっちまで入り込んじゃう設定て一種の臨場感というか、観終わった後の余韻があって個人的には好きです。
ツッコミを楽しむ、笑えるホラー
なかなかのゆるい設定。
お約束の感もあり、うだうだツッコミを入れながら楽しめます。2作目はギャグ要素を増やしてもよいのでは。
前半はセリフがなく退屈。
父さんが叫ぶシーン以外は自然音と生活音で家族愛がテーマなので、なんかちょっとレッドタートルと被った。
ラストカットの母ちゃんかっこいい。
緊張感のあるはじまりからの、、
最初は緊張感がとてもあり、自分の飲み物を飲むのも怖くなり、びくびくしましたが、物語が進むに連れて、ヤツが来る音の定義があいまいで、怖くなくなってきました。
それにプラスして、
父親が、まるでウォーキング・デッドのリックのように、色々な判断を間違えて悲劇を招くので、だんだん呆れてきてしまいました。
母親だけが残ったのは必然だと思います。
でも、なんだかんだいいつつ、
ラストの母親のシーンがとてもかっこよかったので、
次回作も見にいくと思います。
低予算で怖さは充分!
音を立てると反応する異星人が襲ってくる!!
そんな単純な話だが、役者の演技力が半端なかった。
これは、演技力がないと無理な話。
個人的に、一番ツッコミたかったところは、
音を立てちゃいけないのに、なんで、よりによって子供を産むの?出産シーンが、怖すぎて、無理がありすぎて、思わず笑ってしまった!!
ゲームのような…
リッカー主演作品(バイオハザード2のb.o.w)
予告編を見て、期待UP!
映画館じゃないと味わえない感覚!
でも、思った以上の作品ではなかった…
設定は、いいけど…
スタンダードSFホラーと認識したんだけど
間違っているかどうか分らないのは、あまりこのジャンル映画を観ないから。リドリースコットのエイリアンの系譜かと思うのだけど、違うかな?
とにかく、効果音、BGMを含めた『音』という武器を、ストーリー内容も含めて全て有効に使われている点が極めて秀逸である。
テーマは、家族愛、そして子供の成長と言った事だろうと思う。実際の現実でこういう世界ならば、直ぐに人類など肉一片も残っていないのだろうから、作品中のご都合主義は展開上、仕方がない。それ以上に余りある演出の妙を強く感じる作品だ。これ程、音を上手に使いこなす方法は今までの映画ではあまりないんじゃないだろうかと思わせる。息をつかせぬその脅かしの仕掛けに、観てるだけなのに神経は衰弱してゆく。それに、今作品の親切心を垣間見る、丁寧なフリと回収も有難い。
結局、ラス前までそのクリーチャーの弱点である“ハウリング”に気付かずに、父親を失ってしまう展開も含めて、ニクいストーリーである。ラストの母親のドヤ顔でエンドにバツっと落ちるのも面白い。本物の滝、そして地下室へ流れ出る水との対比、タイミングを捉えての場面転換等もホラーをきちんと踏襲されている作品だ。これから人間の復讐が始まる予感を十二分に演出させてのラストは称賛に値するシーンである。階段から突き出る釘の2回目を予想させてのミスリードも心憎い演出である。かなり練った今作品、相当堪能させてもらった。
難民家族のサバイバル
一難民家族が主人公なので、敵の正体や社会情勢などの情報や対抗手段が圧倒的に制限されているので、ただ音を立ててはいけないと言う単純なルールが緊張感を生みます。細かいアラはあるにしても、情報量が少ないことによる憶測と、守るべき対象が家族だからこそ、結構最後までドキドキ感が続きました。
ラストもう一声
心霊・オカルトものかと思いきや、
エイリアン・クリーチャーものでした。
その辺りからしてちょいガッカリ。
「ほら〜もう〜言わんこっちゃない」なセオリーは
踏襲しつつ、緊迫感は持続。
主人が身を挺してしまったのは意外な展開でしたが、
ラスト、
母娘がニヤリと終わるのは尻切れ感がありましたね、
もうひとアクション喰らわして、
さあ私達は、、、!
で終わってほしかったのです(ΦωΦ)
最後までハラハラドキドキで楽しめた
クリーチャーが弱すぎるでしょう。こんなクリーチャーに人類が滅亡するわけがない。
電気はなぜ使えるの?
といったツッコミどころはいっぱいあるが、映画館の中の緊迫感を共有できて、最後まで飽きさせない展開だった。
期待し過ぎた為か
期待し過ぎた為か、それ程でもないという印象になりました。
得体の知れない恐怖でじわじわと、というホラーを想像していましたが、シンプルにクリーチャーから逃げるというものでした。
即死というコピーながら、即死でもないですし。
音を感知すると襲うという条件も、音の種類や大きさや範囲など分かり難く、あまり入り込めませんでした。
近くの人間の声より遠くの花火の音を優先するのかとか、車で坂道を逃げる時エンジンかけてないとしても音がするのではないのかとか。
シンプルにクリーチャーで驚かせるホラーとしては、普通に楽しめるかと思います。
苦痛や恐怖を台詞無しで表現する、俳優陣の演技は良かったと思います。
良作でした。
映画の設定上、本編も無音のシーンが多く、上映中の場内も音を立てるまいと妙な緊張感があり、それが臨場感を高めてくれました。言わなきゃ分からん事と、言わなくても分かる事の対比が良かった。最後の「言わずもがな」な終わり方なんか、なかなか爽快。
どっと疲れる
音を立てたら即死…はしません。
どの基準で襲われるのかがイマイチ分かりづらく設定は緩い。
ツッコミどころはかなりあります。
しかし、そんな事よりも(←いや、重要か)人間の順応性の高さが素晴らしく、最終的に迎え撃つ面構えにニヤリとしてしまいました。
終始静かでキャストも最小限。
設定を詰めれば更に面白くなりそうです。
サスペンス映画としてみれば納得できるのだろうが・・・・・・・
けして音を立ててはいけないという着想が映画全体に緊迫感を呼び、ホラー映画特有のドキドキ感は全編に渡って感じられたと思う。サスペンス映画として観るならいいのだが、ホラー映画として観るにはクリチャーの造詣もどこかで見たような感じだし、殺人シーンも中途半端に思えた。音でスリルを呼び込むだけにこういった映画では飲食を控えてもらいたいのだが・・・・・今の映画館ではそれを望むのは無謀ということか!?
上映中に音を立てると即死
みたいな鑑賞マナー動画とか作ったらよかったのに。着信音やバイブで即死、おしゃべりで即死、せんべい食ってたら即死、ポップコーンは…静かに食ってたらギリギリセーフみたいなね。
無駄な説明を省き、緊迫感あるサバイバル生活と家族愛の再生中心のストーリーは一応成功している。ダラダラ続けないラストも良い…が、続編作るらしいので評価は下げた。エミリー母ちゃんは流石の貫禄。長女は『ワンダーストラック』にも出てたのね。
まあ色々とツッコミ処はあるけれど
ハラハラ緊迫感のある映画!
近未来、"何か"の襲撃で荒廃した世界に住む一家
その"何か"は音に反応し襲いかかってくる。この世界で生きるこの一家の運命は…みたいな映画
はい、ここからネタバレガンガンで
どのようにしてこんな事態になったのかは匂わせる程度に留めており、あくまでもこの一家の視点で描かれている。
父親が集めた情報や新聞記事によれば、メキシコだかの隕石と共に襲来したエイリアンのようなものらしく、上海などでは死者多数らしい…ぐらいの情報しかなく、あくまでもこの一家が生き残れるのかどうかにフォーカスしており、物語が政府側だの変に飛ばなくて良い判断
冒頭からいきなり荒廃した世界に住んでおり、そこでの悲劇がその一家に尾を引いていると…
その悲劇から約一年後には彼らは音を立てないように家に暮らしており、妻は妊娠という状況(多分その悲劇後に妊娠しているわけだが…医療的設備もない中でのこの選択はいかがなものかと…とは思いつつ)
前述の父親調べ情報でなんとなく怪物たちの特徴を知ることが出来、盲目で音に反応し硬い皮膚を持っているようだ
襲撃されるまでは、前述の悲劇を巡る家族の苦しみや罪悪感などが描かれるドラマパートになっており、唯一の他の登場人物である叫ぶジジイも登場(一家にとっては邪魔者でしかなかった)
ある意味この悲劇的なシチュエーションに絶望した人類の象徴でもある人だがこのあとの展開に大きく関与するわけでもない(正直必要だったのかビミョー)
ここまでどうにか静かに暮らしていたが、妻の出産が始まりそれをきっかけに悪夢の一夜が始まる…
ここでの釘刺さるところがある意味一番リアルで見ていて痛々しいことこの上ない。
襲撃されてからはハラハラの連続であり、この状況をどう切り抜けるのか!ということが最大のカタルシスになっており、音を立てて気をそらしたり物陰にじっと潜んだりとどうにか生き残ろうとする家族それぞれの戦いが描かれる
ただ、この一家の視点に絞ったのは良いが、その分世界観には色々納得いかない点もあり、電気がなぜ来ているのか、それならインターネットはどうなのか?ライフラインの供給は?
あと怪物の設定も色々とユルい点があるので(どのように徘徊しているのか、音に反応してどこまで来るのかなど)そこは想像にお任せ
あとは後半には怪物の弱点(音に敏感なぶん、補聴器の高周波に弱い)も見つかるが、これに気づかず人類はわりとやられてしまったのか?
あとあの弱点つけばショットガンで倒せるんかい!という処もね、なんとも
最後の奥さんヤル気満々だったが、高周波で倒す→ショットガン→音に敏感な怪物たち来る→高周波…だと、じり貧になりそう笑
最後の闘いに関しては特に音も立てずに襲ってきてないか?とツッコミ処はあれども、怪物に対する家族のそれぞれの戦いとドラマ、男気と子供たちへの愛を見せた父親の自己犠牲など見応えはなかなか!
この世界観で色んな角度から続編(多分キャストが違ってB級感が増したやつ笑)が作られそう
ハラハラと緊迫感を楽しみながら観れる映画でした!
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