スパイダーマン スパイダーバースのレビュー・感想・評価
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このピーターもあり!
実写と違い、アニメだから可能なシーンがちらほらあり、これはこれでとても楽しめた。
アメコミ漫画の様な言葉が枠内に書かれていたりして観ていて楽しい気持ちになる作品だった。
日本人の学生が出てくるので英語字幕で観ることをオススメしたい。世界的に有名な「スパイダーマン」に日本語を話すキャラが出てきたり、日本語が書かれているのを観ると嬉しくなる。
スタン・リーもきちんと出てきて高ポイント。遊び心がある作品で家族みんなで観てほしい。
何度でも蘇る
もはや古典のストーリーを如何に料理するかを問われるところを、二次元のドットの書き分けで表現しちゃうという離れ業で描ききる。
アニメーションだからこそできる視覚の多次元化と、アクションシーンのスピードアップで時間軸の圧縮という裏技を違和感なくできてしまうのが圧倒的勝因。
視覚の多次元化はスパイダーマン映画の肝だったわけだけど、ここに時間軸の自由自在が加わることでスペシャルな映画になった。
素晴らしい。
(映画好きは)みんな大好きマルチバース
ベースは「ウォレスとグルミット」のようなアメリカンアニメーション。
そこに色んな絵柄のスパイディが出てもう大変面白い。
マイルス版のスパイディの生の活躍は初めて味わったが、
ボルト然り新世代の能力で、透明化・エレクトロ使いという丁度いいスパイスがある。
黒いコスチュームは、彼の人種自体のアティチュード、そして旧三部作へのトリビュート、
非常に完成度が高い作品であった。
MARVELのスパイダーバースだが、マルチバースのスタートには、
やはりスパイディがふさわしい。一番自由度が高い。
だって、彼らはいつの時代も、ティーンエイジャーだから。
やっぱダーマンかっけぇ!
パラレルワールドっていう仮説はあまり興味は無かったけど、たった一人のダーマンにも仲間が居る、「一人じゃない」っていう言葉は凄く心強くて素敵です。CGアニメならでは、実写ベースよりもやりたい放題の迫力映像がめちゃくちゃ楽しい。アクションだけじゃ無く、それぞれ個性的のダーマンの活躍、全てのシーンの細かいギミックに至るまで、実に隙の無い映画でした。
漫画が動くってこういうことか
漫画のコマを動かしたみたい、と書くとありきたりかもしれないが本作は「漫画」をアニメーションにしてみたらどうかというこだわりをとても感じる。
躍動感、生活感、顔の表情、どれも生き生きと動きコマを自分で動かしてるかのようにアニメーションが動く。それに色の使い方ひとつとっても明暗のコントラストがうまく効いていて奥行きを感じさせる作りになって本当にニューヨークを飛んでるかのような気持ちよさを味わえた。
マイルズの成長過程も丁寧に描き、そこまでの時間の溜めも見事で、どうしようもなく無力な一人の人間としてとてもじっくり描いている。能力が使いこなせずジタバタするところは見ているこちらとしてもすごく焦るし、大きな挫折を味わうところが観客の心理とうまく合わせて作りこまれる。そこがもどかしい気持ちを生むが、マイルズが能力を自在に使いこなせるときの自由感はとてもすがすがしく思わず待っててよかったとスカッとできる。そしてそこが見ていてとにかく楽しいし一場面一場面がポスターにしても不思議ではないくらいのアート性にあふれていたのが素晴らしい。
アニメは「動いてなんぼ」
字幕版で観ました。
吹き替えは安っぽい感じでお勧めできない。
ストーリーは、普通のヒーローもの。
けれど・・・けれどね。
派手なアニメーションとユーモアのセンスと
原作のマーベルコミック風の演出が
とっても独特で、面白かったです。
冒頭、動きにカクカク感がありましたが
途中から担当アニメーターが変わって
とにかくよく動く。
漫画っぽくてアニメらしい演出がセンスいい。
3Dモデルとモノクロ漫画調と日本の萌え系手描き
アニメ風キャラが混在してるのに違和感が無いし
それぞれの作風の良さがよく出ている。
実写版の「前座」として公開されたらしいですが
コミック版キャラのセリフ「漫画をなめんなよ!」に
アニメスタッフの意地が出ていると思う。
派手なアクションと演出見てるだけで
すごく楽しい。
アニメは「動いてなんぼ」という事を
再認識した次第。
ラストのメッセージが、
ベタだけどじんわり心に響いてきました。
いろいろご都合主義ですが、
そうしないと話が進まないので
仕方ないかな。
しかしアメリカ人って本当に
ヒーロー好きですね。
いろいろな映画のパロディが
時々あって嬉しかった。
ラストのエンドロール流れている途中で
離席しないで。
その後にちょっとしたお楽しみが
あります(しょうもないネタに笑った)
子供も大人も楽しめるエンターテイメント映画
お薦めです(字幕版)
金田伊巧の模倣が未だ巧くない。
動き早過ぎ盛込み過ぎと、物語過大を差し引けば、原型を留めぬが、傑作かも。
アメコミあるあるも刺さらず。
屋上から丸腰背面落下の押井守節が米国人に及ぼした影響を喜びつつ、ジャパニキャラでの金田伊功の模倣が未だ巧くないことに安堵した。
スパイダーグウェンがかわいい
気になっていた映画だけど、絵柄があまり好きじゃないなーと思い
今日まで観なかった。
しかし、映像もかなりクオリティが高く想像していたものとはだいぶ違って
すごくよかった。ちょっとアーティスティックなのね。
マイルズのお父さんに感情移入しちゃったな。
父親って子供に期待しちゃって、でも期待が過剰だと気が付いて、
そんなお父さんが好きだな。
物語はマイルズの成長というよりも
ヒーローとしての覚悟が決まるまでの過程が描かれてる感じだったかな。
なんであれスパイダーマンがマーベルヒーローで一番カッコいいと思う。
平行世界のスパイダーマンがちょっと多い気もしたけど、
豚と子供とモノクロは活躍しなかったから無理に出さなくて
いいのかなとは思った。
超スタイリッシュ!
加速器を使われて次元を歪み、いろんな平行世界でのスパイダーマンが集結し、主人公が新たなスパイダーマンに成長するお話。
これは映画館で観たかった… アニメーションだったり楽曲がスタイリッシュで爽快感MAX。パーカーを着ているスパイダーマンに惚れた。
レビュー
世の中にこれほど色があるのか…と思うくらい、カラフルな色使いが最高🦊✨
しかも、アメコミがアニメーションでヌルヌル動く様は、映像だけでも十分観る価値があります🌞
スパイダーマンが分からないって人でも是非観て下さい😆
エンタメ性が高く、そして意外と深い
スパイダーマンは幾度となく実写映画化されてきましたが、その中には登場しなかったようなヴィランも出ていて、小ネタも多くあり、正直ファンじゃないとついていけないところもあった気はするけど、逆に言えばそれだけアメコミ世界へのオマージュがすごかった。
まず作風がよい。アメコミブームがやってきて久しいが、どれもこれも実写かフルCG。マンガを読んでいるかのような感じで観れるのが斬新でおもしろかった。
次にキャラクターが魅力的。グウェンやノワールは単体でも十分キャラが立つ。そして人種や性別といった多様性へのメッセージも感じられる。
マルチバースという考え方も、そもそもキャラを生み出した作家じゃなくてもたくさんコミックを描いているアメコミにはうまく合致している。みんなあっさり受け入れすぎだろ笑とは思ったけど。MCUも大成功だったけど、マルチバースという考え方の方が何かとつくりやすくもあるはず。新生バットマンに期待。
そしてストーリーはまぁまぁなのだけど、コミカルなシーンは笑えるし、スピード感もあって、とても入り込みやすい作品だったと思う。
カラフル
おじさんでアニメはよく知らない。
すげえ情報量。
あふれる色彩。
老眼みたいなブレ、絵にディレイがある。
いうなればおんがくのような絵。
きっとすごい革新的技術をもちいている──と思わせる虹彩のきらめき。
しばらくあんぐり口あけて見ていた。
登場人物たちはディメンション(次元)に囚われている。
アメリカンコミック紙の効果や、そもそもこれがアニメ作品であること自体が、話と関わっている。と思われるのは、かれらが次元の酔いみたいなものに苛まれているから、だろう。
ときどき、姿かたちが破綻するのが、アニメであることの必然性になっていた。
あまりそんなことは、考えないが、日本のばあい、アニメでなければ描けないからアニメにするわけではなく、アニメだからアニメになっている──ということがある。
たとえば、おもいでぽろぽろを見て、これ実写でいいよね(なんでアニメ?)──っていう感慨が、個人的にはすごくあった。
きょうび、その境界は、無くなってしまったので、実写でやれるようなことをアニメ作品でやることに疑問は感じなくなっているが、あっち(アメリカ)のばあい、実写でできるようなことを、アニメでやってみる──ということが、基本的にはない。
このスパイダーマンでも、実写にもあるスパイダーマンが、わざわざアニメ作品になっていることの必然性が、ある。
それがディメンションの解放だった。
キングピンが時空を混生させてしまったので、かれらは絵(二次元)なのか実体(三次元)なのかが、わからなくなっている──わけである。
だからアニメ作品になっている──と思われた。
あきらかに意識的なのは主人公が黒人なところで、映画は、サウンド的にも被服的にもブルックリン的にも、ブラックスプロイテーションのような気配ではじまる。
そして、これが絶対にスパイダーマンでなければならない──ということはなく、ほかのヒーローでもいける話になっている。と思う。
それが映画に無類の多様性を提供していた。
たまたまスパイダーマンなんだけれど、その多様性によって差別と闘い、家族の話として帰着してしまうアメリカ映画の良識の凄み。──少年の成長譚として、文科省に推奨することさえできる。
その一方で、ぜんたいとしてアニメーターというよりデザイナーのしごと感。
一種のインスタレーション作品として見ることもできるカラフルなパレットのよう──でもあった。
つくづく、すげえ映画。
余談だが、個人的に女性の側面刈り上げがお気に入りなんだが、グウェンのばあいって、マイルスの指がくっついて離れなくなってしまって、偶発的にその髪型になったんだろうか?
余談ついでだが、わたしはそれほど旧世代ってわけでもないんだが、ハムは手塚治虫全集でひんぱんに見かけたひょうたんつぎにしか見えなかった。
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