劇場公開日 2018年4月27日

君の名前で僕を呼んでのレビュー・感想・評価

全220件中、201~220件目を表示

0.5ひどく長く感じる夏の映画

2018年4月30日
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鑑賞方法:映画館

敢えて書きますが、美しいとも思いませんし、話も古くさくありがちで、昨今のアカデミー事情から話題になったように感じました。美しいと感じなければ感受性が貧相、時流に乗ってないとか、この作品を悪く言えない雰囲気を感じてます。醜男で同じ様に撮ったら?って思いました。(それがシェイプ オブ ウォーター?)
また、チャーチルも退屈な映画でしたが、オールドマンがオスカーを獲って本当に良かったと思いました。文句ばっかですみませんが音楽も最近の日本のアニメの音楽にソックリで(編曲のせいかも)イタリアじゃねーな、と思いました。

アイボリーだし、当たり前だろ!って言われそう。

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マクラビン

5.0全編美しい…

2018年4月30日
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LGBT映画が割と好きなことに加え、前年度の各賞にてノミネート、受賞した本作にはかなり期待していたが、その期待を全く裏切らなかった。
ストーリーは80年代の北イタリアを舞台に、主人公と、主人公の父親が教授であることから6週間滞在することになった大学生の恋物語である。
LGBT映画において、その性的な生々しさを演出によって中和してほしいというのが個人的な願望ではあるが、本作の場合、情景の美しさ、映像美によってそれがなされている。
全体を通してキャラクターの心情描写は繊細なものではあるが「ムーンライト」や「キャロル」で見られたようなシリアスな雰囲気は無い。80sにおいて世間的に同性愛はタブーであったと思われるが、主人公エリオと大学生オリヴァーの同性愛に対しての葛藤は比較的薄いものに思える。しかし、その軽快さが北イタリアの風景に、主人公を含めた家族の優雅な生活空間に、ピアノを基調とした音楽に完璧にマッチし、男二人の恋愛模様は美しいものであり続けた。
主人公を演じたティモシー・シャラメは完璧な演技だった。ピアノも自身が弾いていたり、涙ぐんだり、寂しがる表情は素晴らしかった。アーミー・ハマーもイケメンな好青年を見事に演じていた。
本作の素晴らしい点はやはりLGBT映画だと感じさせない純粋な愛とこだわった演出である。同性愛の物語や起伏が無いストーリーに退屈してしまう人にはオススメできない映画ではあるが、エンドロールを使わない稀有なクレジットまで含めて全編、一つ一つのシーンが美しくナチュラルで、その世界に飛び込みたくなる。
"Call Me By Your Name" ラストシーンでは涙が止まらなかった。

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ジンジャー・ベイカー

4.0最後の10分のための2時間

2018年4月29日
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鑑賞方法:映画館

久々にミニシアター系の香り溢れる秀作を堪能しました。
イタリアを舞台に、自然の色、音、輝き、そして時の流れの遅さ。情景描写がなんとも素敵。
そして感情の移ろいや小さな苦しみ、悩み、震える心。人物描写の丁寧で繊細な描きもまた素敵。
とても良質な作品を見た感じに満足するのだけれど、実のところ、話は延々と2人の成り行きを追う一方的な展開なので、その良さはわかるのだけれど長さを感じる。
ところが父親の語りからエンドロールの暖炉のシーンまでの10分ほどのシーンがめちゃめちゃ良くって、この時間のためにそれまでの2時間があったのかと、ため息が出た。(もうちょっと巻き戻すと滝のシーン含め駅へ向かうあたりから。さらに巻き戻すと・・・、あ、結局全編良い?)

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むっしゅ

4.0素晴らしい‼︎

2018年4月29日
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とても 綺麗な 描写でさした。

みんな 男は こうやって 大人になるんだな…。
これが 大人への 階段であり 分かれ道でもある。

俺は 悔いのない 道を 選んだ。

字幕か 吹き替え どちらで見ようか迷ったが
吹き替えで よかった‼︎

この 映画を みて パパの 様に昔の若気の至りを思い出す 人が たくさん いるのだろうな。

主人公の 二人だけでなく 家族や 友達も 素敵だった。

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to

4.5キレイ

2018年4月29日
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鑑賞方法:映画館

61本目。
どろどろって感じになるのかな?と思ったけど、そんな感じもなく、男同士は美しいとか何かは聞いた事あるけど、本当やらしさはなかった。
夏と景色、思春期がそうさせたひと夏の出来事、そして目覚めなのかな?
最後のお父さんのセリフが印象的。
出来れば夏で終わって欲しかった。
ラジオのチューニングで。

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ひで

5.0主演が天才

2018年4月29日
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主演が天才

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cokeman_2

3.5この手の映画は苦手…

2018年4月29日
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鑑賞方法:映画館

17歳の少年と24歳の青年の恋。どうしても入り込めなかった・・・
ただ、父親の言葉が良かった。

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PTL

4.5ただただ切なくて、美しい

2018年4月28日
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北イタリアのどこか、音楽、キャスト、特に主演の2人、全てが完璧というか、これでないといけない映画だと思いました
最初はぎこちない2人が距離を縮めたり離れたり、そうしてお互いの気持ちが繋がっていく、その過程もとっても良かったです
暖炉の前のエリオの後ろの窓には雪が降っていて、それが2人が一緒に過ごした夏が終わって冬になったように、2人の関係の終わりを表しているようなラストシーンは本当に切なくて美しくて
映画のあとの余韻がとっても良くて、まだまだあの美しい世界に浸っていたいと思いました

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小町

4.0みんな役者ということを忘れるほど自然な人間関係

2018年4月28日
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この映画は単純なLGBT映画ではなく、自分の心の中に抑えている何か、隠してしまっている何かに対して、「どうかその何かを自分で"いけない"、"ダメだ"といって忘れないで、殺さないで」と優しく包み込んでくれるような映画です。

終わり方は切ないのですが、胸が熱くなります。
間接的な官能表現にオリジナリティーを感じましたし、カメラワークやアーミー・ハマーの手つきがすごくセクシー。
ギリシャ彫刻がモチーフとして何度か出てきますが、正直ギリシャ彫刻を観る目が少し変わりました(笑)雑学的な面白さや、ティモシー君のちょいおバカな行動もあり楽しめます。

こういう系の映画が苦手で観たことないという人には本作をまず初めの一本として自信をもっておススメいたします。

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ヘルスポーン

3.5イタリアの風景が美しい

2018年4月28日
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鑑賞方法:映画館

歴史を感じるイタリアの田舎町の風景、建物、その中の日常の様子がとても美しかった。
またその景色の中でエリオの目線で映るオリヴァーの美しさも際立っていた。

だだ登場人物への感情移入ができなかったので、
その分、感動は薄かったかもしれません。

イタリアの田舎町に旅したくなりました。

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TOMO

3.0心に正直に。そして、理解者がいることのありがたさを。

2018年4月28日
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鑑賞方法:映画館

オリヴァーとエリオ。ごめんなさい、ほかの人たちが言うほど美しいと思えません。アプリコットをベッドの上で食べることくらい、受け入れることができない世界。
だけど、二人の心が一途なのは伝わってきた。痛いほど。

そして、エリオの父親が、エリオにかける言葉が、優しさと労わりに満ち溢れていた。自然は滑稽なくらいに人間の弱さをつきつけてくる、的なことを言いだしたときに、はっとした。この父親は、エリオの胸の苦しみを理解しているのだ、と。そのあとの「感じた痛みを忘れるな」というセリフが、エリオにも僕にも沁みてきた。
ラストはもう、泣いて見届けるしかなかった。

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栗太郎

4.0ティモシーとアーミーの抜群の相性

2018年4月27日
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エリオとオリヴァーの6週間の恋物語を描く。

ストーリーは実に淡々としてるが、街並みや自然の開放感、あの頃特有の美少年感、ラヴェルの繊細な音楽が、映画に色を添える。

この手の性描写が卑猥にならないのは、実にヨーロッパらしい。性に揺れる葛藤も、友情を超えた感情の起伏も、全てが甘酸っぱく愛おしい記憶となる。観終わった後、微かな余韻が時折よみがえってくるようだ。

ティモシーシャラメの今後のさらなる活躍に期待したい。

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TOKIES

4.0狂おしく美しい恋

2018年4月5日
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鑑賞方法:試写会

楽しい

興奮

幸せ

ティモシー・シャラメが容姿も演技も完璧。完璧すぎて凄みがあった。美しいイタリアの田舎町で芽生える美少年と美青年の恋。これでもかというくらい美しさに満ちた作品でした

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A.TAKE

3.5この手のストーリーはあまり好きではないけれど、話題になっていたので...

2018年3月23日
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この手のストーリーはあまり好きではないけれど、話題になっていたので英語字幕で鑑賞。

アーミーハマーがものすごく美しすぎる件。
音楽が素晴らしい。
主演の男の子の演技がよかった。
あんなのんびりした夏休みをもう一度過ごしたい。という感じかな。

いつか見た誰かとデインデハーンのベッドシーンよりかは美しく撮れていたと思いますが、やはりあまりみる気にはなれなかったです。

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aco

5.0若い人も、かつて若かった人も

2018年3月7日
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鑑賞方法:試写会

泣ける

悲しい

幸せ

観終わった後に作品の世界から抜け出すことが出来ず、数日ぼーっとしてしまう、、
そんな映画に時々出会うことがありますが、これはまさにそういう作品でした。

この話は恋愛物であると同時に家族の話でもある思いました。
映画の主人公であるエリオの両親は、息子に対する距離がとても近いのです。

例えば、エリオの両親が17才の息子に膝枕をしながら本を読み聞かせるシーンがあります。自分にはありえないことで違和感すらありました。
けれどこの両親は息子の心の機微を敏感に感じとっています。わかった上で詮索するのではなく見守ります。このような温かい両親の下で育ったおかげで、エリオは繊細で純粋な魅力に溢れているのだと思いました。

終盤のエリオと父親のシーンは大変感動的です。ラヴェルの「マ・メール・ロワ」からの「妖精の園」という曲が効果的に流れます。

私は1983年にはオリバーに近い年齢でした。今はエリオの両親に近い年齢でエリオよりも大きい息子がいます。
自分自身の甘酸っぱい気持ちや、当時を懐かしく思う気持ち、自分の子育てへの反省など、いろいろな気持ちが束で押し寄せて来て涙が止まりませんでした。

若い人にはもちろんですが、かつて若かったすべての人にも刺さる作品だと思いました。

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けちゃっぷ

5.0人と人が出会って恋をする感情のすべて

2018年3月6日
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鑑賞方法:試写会

これはやばい
大好きだーーーーー

人に恋するときの、切なさ恋しさトキメキ苦しさ悲しさ嬉しさ楽しさが、
ぜーんぶ、ここに詰め込まれてる

観終わってしばらくだった今も私は胸が苦しい

1983年の夏、北イタリアの田舎町で出会ったエリオとオリヴァーの恋の物語

これはLGBTを主張するような映画ではなく
人が人に恋する時の感情をとても丁寧に描写した作品だった

LGBTだからとかではない、誰もが経験する恋愛の映画

その中で、私がメロメロになったのは、ティモシー・シャラメ演じるエリオの目線

いつも視界の端に置いて気にしていた人が次第に視界の中央に現れて、いつしか世界の全てになる

エリオが相手を見つめる位置も、角度も、ウルウルしちゃう気持ちも、全部が分かるなぁぁぁぁと思った

恋をすれば、みな臆病になるし、ちょっとした反応で嫌われたかな?って悩んじゃうし、離れればすぐに会いたくなる

そんな2人の恋を
北イタリアの太陽と川と緑と赤いアプリコットが演出する

イタリア自由な空気が、彼らの恋を優しく包み込む
これは、NYでも、LAでも、ロンドンでもなく、北イタリアじゃなきゃダメな映画だった
そこもまた、この映画の素晴らしさだった

エリオがオリヴァーを見つめる視線にドキドキし、幸せな時間にどっぷりと浸り、最後には号泣だった

脚色賞を受賞したジェームズ・アイヴォリーは89歳なんだとか
この初々しい恋の感覚は、89歳の人が書いたとは思えない
アカデミー賞も当然だと思う

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とえ

4.0最速見ました

2018年3月5日
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男性にみてもらいたい。
誰にでもある感情。

きっとわかるはず。

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デール

5.0愛は普遍的なもの

2018年3月5日
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泣ける

難しい

幸せ

男性同士の恋愛ということもあり、鑑賞に躊躇いを感じる方もいるかもしれない。しかし、この作品は初恋の喜びはもちろん、別れの哀しみや苦しみを描いた誰にでも感じる普遍的な感情だ。
愛は男性同士、女性同士そして男女間でも起こり得る普遍的な感情なのだと教えてくれた美しい作品でした。

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lily13007

5.0愛は愛であり愛でしかなく愛なのであり愛以外の何物でもない

2017年11月30日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

悲しい

萌える

アンドレ・アシマンによる同名小説(2007年出版)を映画化したもの。舞台はイタリア北部。コロンビア大学のギリシャ・ローマ考古学教授の別荘で、6週間過ごすことになった教授のアシスタント、20代のオリバー(アーミー・ハマー)と、教授の息子で知性溢れる17歳のエリオ(ティモシー・シャラメ)が、細胞レベルで恋に落ちるお話です。オリバーもエリオも(因みに主演俳優たち自身も)決してゲイというわけではありません。しかし、ふたりの関係は、セクシャリティを超え、相手を求めてやまないほどに発展していきます。同時に物語は、17歳のエリオが、オリバーとの特別な関係を通じて、少年から青年になっていく成長を描いています。

映画を観た後の余韻は、言葉になりませんでした。まさに筆舌に尽くしがたい感動を与えてくれます。しかも、観た直後より、時が経ってから、じわじわと心に染み入っていくのです。この映画の素晴らしさは、美しい音楽や景色などを背景に織り成す、エリオとオリバーの繊細かつ美しい関係性だけでなく、彼らを取り巻く(特にエリオの家族の)優しさと哲学にもあると思います。この作品は、恋愛対象が同性だということは問題にしていないのです。だからこそ、まっすぐ「心」に向き合える・・・本気で人を好きになる、その痛みと、喜びを、素直に、生で感じるのです。すべてにおいて、普遍的で、そして優しさに溢れた映画でした。今までのような悲劇的なものとは違う、新しい同性同士の愛を描いた映画ともいえます(物語は原作の途中で終わります。続編(原作には抜けている部分を原作者と相談の上創作予定)が2020年公開予定だそうです)。アーミーとティモシーの両者は、原作(小説)と監督(グァダニーノ)に対する愛と尊敬のもと、互いに惹かれ合う役を、見事に演じました。ティモシーの演技力(語学力、楽器を弾くシーンは特に)、高く評価され、賞を総なめにしています(23賞:11の最優秀男優賞、12の新人俳優賞)。全裸になるシーンなどないのに、ここまで官能的な映画は今まで観たことがありません。レビューを書きながら、こんな拙い私の言葉よりも先ず、できるだけ多くの人に観てもらいたい、という気持ちでいっぱいです。

素晴らしい原作に加え、ジェームズ・アイヴォリーによる美しい脚本、サヨムプー・ムックディプロームの見事な撮影(自然な休暇風景を作るため、カメラ1台で撮影)など、すべてにおいて、完璧なまでの調和を生み出すことに成功した、ルカ・グァダニーノ監督は、アーミーとティモシー両俳優と共に、この作品が代表作となることは確実です。インデペンデント映画としては前代未聞の評価を得ています。グァダニーノ監督の家の近くで撮影したイタリアの小さな町での撮影環境と、撮影前1ヶ月以上の滞在期間は、アーミーとティモシーの距離を一気に縮めたようで、その後もふたりは親交を深めており、私生活でも「かけがえのない存在」になっていると公言している点も、この映画のファンにとっては嬉しいことです。ぜひ、「桃」も堪能してもらいたいと思います(このシーンの重要性については、4月に出版予定の、日本語版原作も読むことをオススメします)。(本レビューの題名は、迷いに迷った末、両俳優が今作を一言で表わす際によく使う名言より引用しました)

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Michil