さよなら、僕のマンハッタンのレビュー・感想・評価
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出会いと別れ、そして成長
主人公のトーマスの子供っぽさに若干イラつきつつも(笑)
楽しかったわー
原題の「The Only Living Boy in New York」は、サイモン&ガーファンクルの代表曲からきている
この曲を書いたとき、サイモン&ガーファンクルは解散寸前で
ガーファンクルは歌手活動よりも俳優業に力を入れるようになり、撮影で単身メキシコへ行ってしまう
残されたサイモンが、「僕は一人、ニューヨークでがんばってるよ」という気持ちを込めて書いた曲が、その「The Only Living Boy in New York」である
その歌を背景に描かれたこの映画では、その時のサイモン&ガーファンクルのように、それそれの登場人物たちが、老いも若きも、長年の相棒と別れ、新たな人生を模索する姿が描かれている
その中で、トーマスが父に近づいて越えようとした結果、デリカシーな問題をぶちまけ、彼の計画を台無しににしたやり方が、あまりにも子供じみていて、イラついたのだけど、
それこそが、トーマスの成長の痛みなのだと思うことにする
ニューヨークという街は
サイモン&ガーファンクルだけでなく
多くの夢見る人たちが集い、彼らの夢を飲み込んでしまうところである
それでも夢を叶えたいなら「最後まで泳ぎきるしかない」
その結果、ジェフ・ブリッジスのように、25年かけて、その夢を叶える人もいる
この映画の良いところは、夢を叶える人が Boy ではないというところ
Boy はまだまだ成長過程にいて、
もっと年長の最後まで泳ぎきった人だけに、がんばった分だけのご褒美が与えられるというところに心が温かくなった
それに、人生はいくつになってもやり直しがきくっていうのも良かった
しかし、それにしても、この邦題はちょっとないんじゃないかな…
小賢しい時期の終わり
主人公の男。
20代半ば。
一番小賢しい時期かと思います。
知恵もついて、
人のことも分かった気でいて、
弁も立つ。
...小賢しい。
そんな男の子が、
少し成長する物語は、好きです。
詩的なセリフ。
寓話的な存在感のジェフ・ブリッジス。
この2つのお陰で、
生々しくなく、
NYの素敵な街並みも手伝って、
とてもファンタジックな世界観。
良き。
曲というよりは
S&Gの曲ではなく、曲のタイトルにインスパイアされた映画。劇伴はいたって平凡でNY臭は皆無で、かといってS&Gに思い入れがあるわけでもないので要注意です。
話題にならないもの納得のちょっと中途半端な作品。センス良くNYを見せるわけでも、音楽を聴かせるわけでもない。ストーリーに入れない最大の原因は主人公に魅力がないこと。アイデア一発の割によくある話。
でもなんとなく許せるのは僕がNYが好きだから?
ミランダも老けましたね。
影のある女になりたい
サイモン&ガーファンクルの曲を…って件を推しにするのはいかがなもんかと思うほど、個人的には曲とストーリーがあっていなかった気がする。
ただ、前知識はなくサイモン&ガーファンクルの曲を活かした音楽ムービーなのかな?程度に思っていたので、まさかの意外性に富む素敵なストーリーにポジティブサプライズでヤラレました(o^^o)
ピアース・ブロスナン演じるお父さん、渋いなーカッコいいなー。あれならいくつになってもモテるのは納得。カラム・ターナー演じる息子トーマスが、いくら若くてもお父さんの魅力にはかなわず、ジョハンナの愛を勝ち取れないのは仕方ない気がする。
そしてケイト・ベッキンセールの妖艶さといったら…
バニラ
大学を出て独り暮らしを始めた青年の複雑な家庭環境と相談にのる隣人の話。
成長物語といったら聞こえは良いけれど、主人公然り、勿体つける大学の同級生然り、愛人のいる父親然り、その愛人然り、結局自分に甘い構ってちゃん。
少し予想は出来たものの、秘密の部分はなかなか良かったけれど、これも別に感動出来る様な話じゃないし。
つまらなくはないけれど、やけにあっさり綺麗に収まったことになんか空々しさを感じた。
好きでした😍曲と映像がすごくマッチしてて心地よかった!俳優(キャス...
好きでした😍曲と映像がすごくマッチしてて心地よかった!俳優(キャスティング?)も完璧で全く違和感がなかった。最初から最後まで心地よく観れました😍
傑作
青年の成長譚でありかつ実は大人の赦しの物語という傑作。今どきサイモン&ガーファンクルやらボブ・ディランやらに彩られるニューヨークが観られるとは…
ケイト・ベッキンセールが良い。
そして、原題の"the only living boy in New York"はそもそもサイモン&ガーファンクルの曲名なのですね…
衝撃のラスト
最後の最後に驚かされた。とてもテンポよく、でも深く、男女の友情や愛や家族を描くのに、ミステリーのようでもあった。涙なしにというわけではないが、心に染みてジーンと広がっていく、雫を落とされた感じ。俳優もみんな魅力的だった。そしてタイトルに曲を持ってきてるだけあって音楽が良い。サントラ欲しい。原題の解釈(曲名)が、映画の内容そのものに感じられるくらいはまってる。
トーマスと隣人2B男の関係が羨ましい
トーマスウェブが自宅に帰ると、エントランスに新しい隣人2Bの男が、階段に座っている。
二人は、まるで前から知り合いであるかのように気さくに会話をする。
彼らとの関係は?米国を出て行ったミミとの関係も曖昧。色んな人間とのすれ違いに成長していくトーマスの描き方は良かったが。父の出版社の記念パーティーは、出演者総出演でハラハラした。
この映画は、一人少年が成長しマンハッタンを出ていく作品かなと思ったが全然違っていた。
ストーリーは、しっかり見ないと人間関係が判らなくなってしまうので、そこは目が離せない
作品ではあった。2Bの男を、ジェフブリッジスが演じたことに気付いて、思わず「老けた…。」と思ってしまった。
エンドロールに流れた音楽は素晴らしい!
さえない男子の話にあらず
トーマスのさえない感に、やれやれと思って見てましたが、ジェフ・ブリッジズの渋さにやられました。
しゃがれ声のプロローグから始まって、時にポエティックに、古き良きニューヨークのムードを偲ばせる。
凡庸な自分にうんざりしつつも、生温い空気にどっぷり浸かって抜け出せないトーマス。
男って本当馬鹿だなあ
なんて、
ありきたりな話かと思ったら
最後にちゃんと素敵なギフトを用意してたねマーク・ウェブ。
平坦に見える道にもでこぼこはある。
何もないようでいて、昨日とは違ってしまった景色に気づく。
自分には自分の物語が、誰にでもあるんだって、
なんだか大丈夫な気がする映画だ
他者のレビューを気にしないで
他者のレビューを気にせず見ましたが、良かったです! 今のニューヨークが舞台だけれど、どこか古風なスタイルを感じました。プロットも、そうきたかとくるような感じでおもしろかったですよ。
レビューを気にせず気になった人はぜひ!
ニューヨークの街の余韻が心地よい。
平たく言うと、ニューヨークセレブのボンボンの成長記なのですが、そこは流石のマーク・ウェブ監督。
「(500)日のサマー」同様、小粋でオシャレ!
どの登場人物もとても魅力的で、特に主演のカラム・ターナーは、演出ですが出だしはパッとしないが、中盤から俄然魅力的ないい男に成長し…「(500)日のサマー」のジョゼフ・ゴードン・レビ的な成長の予感がしました。
理想的な大人のニューヨークの雰囲気が味わえ、ラストいい余韻が残る作品でした。是非劇場で‼︎
ちょっと単純なウッディ・アレンて感じもしました。
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