ワンダー 君は太陽のレビュー・感想・評価
全369件中、1~20件目を表示
難病ものをユーモアで描く
「最強のふたり」以降、難病ものを感動ものとして単純に描く作品は減り、代わりにユーモアを交えて描く作品が増えた印象を持っていたが、本作もまさしく新タイプの作品。お涙ちょうだいよりも、やさしい笑いで作品全体を包んでいる。
顔が生まれつき歪むトリーチャーコリンズ症候群を抱える少年、ジェイコブが初めて家庭以外の社会、すなわち学校に行くことで起きる様々な障害、葛藤、そして友情を描いている。イジメはもちろん起きるのだが、彼の持ち前のユーモアと優しさで少しずつ友達が増えていき、楽しいスクールライフを送れるまでになる。
この映画は悪人が出てこない。いじめっ子はいるが、彼らとも和解する。おそらく現実はもっと冷たい悪意があるのかもしれないが、こういう世界であってほしいという作り手の願いが優先されているようにも思う。でもこの映画はそれでいいんだろう。世界のどこかに優しさがある、と信じる力になれるのだとしたらこの映画はそれだけで価値があるはずだ。
互いに照らし合い、輝き合う。登場人物らが織りなす有機的で澄み切った関係性に自ずと涙がこぼれた
こんなに心からの涙が流れたのは久しぶりだ。何も泣けることだけが作品の基準ではないが、主人公のみならず、彼を支える家族や友人の側からも独自の章が語られる時、それぞれが互いをしっかりと照らし合って生きている現在進行形の姿がとても輝かしく胸を貫いたのだ。ああ、この登場人物は、口では言い出せなくても、内面ではこんなことを思っていたのか・・・その心の内側の混ざりっ気なし、純度100パーセントの感情に触れられる幸せ。これほど人間の明るく肯定的な側面に光を当てた映画は、最近では珍しいかもしれない。
人間関係は決して一方通行ではない。我々は時に太陽になったり、惑星になったり、月になったりしながら、支え支えられ、照らし照らされつつ、生きている。こういったテーマを決して説教くさくならない等身大の視点で、爽やかに描ききっている部分が本当に素晴らしい。『ウォール・フラワー』の逸材は又しても傑作を作り上げたのだ。
優しい人達のお話
優しい4人の少し苦しいお話。"正しいことと親切なこと。選ぶなら親切なことを。"
優しい心を持って生きていたいね。疑心暗鬼になって生きる世界は生きにくいもんね。映画としては王道で盛り上がりには欠けるけど優しさで出来た物語なのでこれがきっと正解。
久々に心地よい余韻。
オギーを中心とした苦悩や葛藤を描いているものではあるものの、彼の周りの視点でも描かれているのがよい。
障害を持った子がいると、その兄弟は置き去りにされたり、ないがしろにされる傾向にあると聞くし、仲良くしたいがそれによって別のところから仲間外れにされることを恐れて思ってもいないことを言ってしまうこともあるだろう。
そんな周囲の思いも丁寧に描かれていてよかった。
「オギーは見た目は変えることはできない。我々は見方を変えることができる。」
これは自分たちの実生活でも言えることだ。この言葉を大切にしていきたい。
ワンダー 君は太陽
オギーを取り巻く人物にもフォーカスが当てられていて(友人、家族等)言葉には出せない心情等が描かれており良かった。
もう少しお姉ちゃんのストーリーといじめっ子との仲良くなるシーンとかが深掘りされていたら良いなと思った。(お姉ちゃんと親友が急に仲直りして何故?)
話の内容としては凄く良いので今の子供達に見せてあげたい作品だなと思いました。
感動の名作。 美男美女だらけだし、オギーも特徴的だが慣れると可愛い...
感動の名作。
美男美女だらけだし、オギーも特徴的だが慣れると可愛い。
演技している俳優だということを忘れて没頭できる良い映画。
オギーは月に行く夢を持っている。個人的にはその設定が悲しいポイント。
観終わったあとはいい気分になれる
いじめが結構生々しく、リアルに描かれていてそれが逆に良かった。一時はどうなるんだろうって結構オギーに感情移入して不安になってしまったけどその後の流れは気持ちよかった。そうではない人もいるかもしれないけど。
今の学生たちに是非見てほしい。
気持ちが明るくなる
全体的には典型的な展開だったと思う。
けれど楽しい。
ハラハラするけれどみんなが悩んで頑張っている姿が良い。誤解もあるしいじめもあるけれど、それは無知や考え足らずの経験不足からしてしまう過ちで多くの人が通る道だと思う。それをそれぞれが自分の力で越えていく様が気持ちいい。
ラストシーンはこういう映画にありがちではあるけれど、お姉ちゃんの表情で涙腺が崩壊した。
ジュリア・ロバーツとオーウェン・ウィルソンをメインに据えているので「あーそういうやつね」と思って敬遠していたが観て良かった。
両親が素晴らしい
2023年4月19日
映画 #ワンダー君は太陽 (2017年)鑑賞
顔の形が変形し27回の手術を受けた少年が、学校に通うと当初はいじめを受ける友達もできないが、その内面に触れたクラスメイトと交流が深まる感動ストーリー
子どもは無邪気に傷つけるが、仲直りも早いからいいね
#トリーチャーコリンズ症候群
誰がワンダーか
主人公の名前がワンダーなわけではない。
主人公だけの視点ではなく、登場人物何人かの視点から描かれている。
遺伝子異常により、顔に変形がある状態で生まれてきた小学生の主人公。
最初は周りからいじめられていたが、少しずつ生徒と打ち解けていくストーリー。
全体的に心穏やかな展開。
途中、仲良くなったりケンカしたりするが、なぜ急に?的な流れがあるので、もう少しその背景に丁寧な描写がほしかった。
強さは正しく使うもの
「弟は太陽で私達家族はその衛星」
主人公の姉のモノローグに、隠れた主人公である彼女の、病弱な弟に比べて親に構ってもらえていない、やるせない気持ちがうかがえた。しかし、ホームスクールを終えて普通の中学校に登校し始めた弟の様子を見て、また自分も高校での新たな出会いを得て、成長する。
主人公の母の、虎の子を崖から突き落とす決断も凄いが、主人公がイジメにめげずに登校を続けたのは凄いこと。声をかけてくれる先生がいたことも大きい。が、自己中心的なところもあった主人公は精神的に大きく成長してタフになり、その静かな強さは太陽のように周囲の子供達の心も照らしていった様子が分かりやすく描かれていて、ラストの校長先生のコメント辺りで号泣した。w
強く優しくなりたい
みんな強くて優しくて泣けました
愛おしいなってそう思えた
どんな人生もどんな人も頑張って生きている
これを観て少しでも自分も優しく強く生きていけますようにって思わせたくれた作品でした。
物語なのにどうかどうか
この人達が幸せでありますように
なんて祈っちゃった
皆さんのコメント?レビューにも感動しました
人が愛おしくなりました。
あなたはワンダー奇跡
私達も1人1人ワンダー奇跡ですね!
タイトルなし
オギー含め色んな人にスポットを当てて話を進めるから感動ポルノ感が抑えられていて観やすかった。
特にお姉さんのパートが良く演劇のシーンは泣いた。凄く見覚えのある女優さんだと思って観ていたのに後で調べたら出演作が少すぎて完全に自分の勘違い。
タイトルだが映画.comを見るまで「ワンダー君」は太陽だと思ってた。
遺伝子疾患のため、顔に障害のあるオギー。 そんなオギーが中心のスト...
遺伝子疾患のため、顔に障害のあるオギー。
そんなオギーが中心のストーリーではあるけれど、姉や姉の友達、友達など周りの人物に焦点をおきながら展開がされていくのがおもしろい。
それぞれに変化や悩みがあって、オギーはもちろんみんなが一生懸命乗り越えながら生きている姿にぐっとくる。とても温かい気持ちになれます。
生きる活力と元気がもらえる素敵な映画でした。
Be kind, everyone is fighting a hard battle.
落ち込んでいる時に元気をくれる映画。心が浄化される。辛い時に笑わせてくれる存在が大事だと気づかされる。この映画を見た後は自分の容姿なんて気にならなくなる。自分に自信と魅力を与えてくれる作品。人間関係で悩んでいる時に見ると、自分が一歩大人になれる。
子供と一緒に観てほしい。
《お知らせ》
「星のナターシャ」です。
うっかり、自分のアカウントにログインできない状態にしていまいました。(バカ)
前のアカウントの削除や取り消しもできないので、これからは
「星のナターシャnova」 と言う名前で
以前の投稿をポチポチ転記しますのでよろしくお願いいたします。
==============
みなさんがたくさんレビューを書いておられるので
詳しいことはそちらを参考にされるといいと思いますが
いい映画、観た〜〜
っていう感想が素直に湧いてくる映画です。
綺麗事過ぎ!という感想もあるけど
原作はベストセラーの児童文学。
悪意ではなく、優しさや勇気を子供に伝えるための原作だから
そこは、そういう作りで良いと思うんです。
自分に見えるのは一つの景色だけかもしれないけど
兄弟であっても親友であっても
自分と違うところに立っていれば、そこから見えるものは
自分とは全く違う景色だったりする。
人それぞれにいろんなものを見て生きているんだよ〜
そういう事を、とても解りやすく丁寧に作られているので
出来れば、子供さんと鑑賞して欲しいな〜
小学生にも中学生にも響く話だと思う。
@もう一度観るなら?
「地上波放送でツイッターの反応を見ながら観たい。」
全369件中、1~20件目を表示