ワンダー 君は太陽のレビュー・感想・評価
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「視点のスライド」が予想を気持ちよく裏切ってくれる
この作品、障がいを題材にした、ただのお涙頂戴ものだと思っていた方が多いのではないでしょうか?
かく言う私もその一人でした…舐めてた自分が恥ずかしい…
生まれつきの障がいにより、人とは違う顔を持つ少年オギーが小学校に通い始める、
激動の1年間を描いた本作。
まずは何と言っても、『ルーム』でも天才っぷりを発揮していた、
ジェイコブ・トレンブレイ君演じるオギーのキュートさがたまらない!
主人公の持つ利発さと、少し毒っ気も備えたユーモアあふれる性格を見事に体現しています。
今週末公開の『グッド・ボーイズ』でも主演を務める彼の、今後のますますの活躍に期待してしまいます。
そんな彼の姿を捉えていたカメラは第二幕から、周りの人物へと焦点をスライドさせていき、
予想していた物語とは違う方向へ転がっていきます。
オギーを優しく見守る姉のヴィアにも当然悩みはあるし、
彼と親交を深めるジャックだって家庭の事情に不安を抱えているし、
単なる悪役とみなされてた「アイツ」でさえ辛い思いを隠していたことが明らかになるのです。
この、誰一人特別扱いしないフェアな視点をもとに考えると、
副題の「君は太陽」とは、オギー含めた誰もが人生の主役であることを示し、
それぞれの存在を肯定してくれているように感じました。
『ウォールフラワー』でも、各人物の魅力を存分に引き出していたスティーブン・チョボスキー監督は、
またしても長く愛されるであろう素晴らしい作品を作ってくれました。
「普通」と「普通じゃない」の線引きをついついしてしまう、私たちの先入観を取っ払ってくれるこの傑作、
全ての人にオススメ!
勇気💪を貰える感動のお話💧
先天的に顔に奇形がでてしまう男の子のお話。
原作同様、涙💧💧無しでは見ることが出来なかった。
ただ、本では主役は男の子として感じて読んでいたが、
映画では影の主役は母親だなという印象を持っていた。
終盤の際、息子に「やっぱりママが一番!」って
言われた時の母親の喜びの演技が光っていたのが印象的。
映画では母親役をジュリアロバーツが演じている。
こちらは必ず原作も読んで欲しい。
最後まで楽しく見れる!
主人公オギーが他人との関わりの中で成長する物語かと思ったら、オギーと関わった人たちが変わっていく物語だった。
オギーがユーモラスで明るい性格なのはオギーの両親やお姉ちゃんがいたからこそであり、愛のあふれる素敵な家族で見ていてほっこりした。
温かい
途中何度も温かい言葉に目がうるっとしましたが
ヴィアの舞台のシーンが1番グッときました。
生まれつきの障害からイジメ、でもそれをサポートする、される人と人が支える物語だと思いました。
この家族は理想的ですね。
リアルだともっと苦労するのだろうなと思いますが、それぞれがしっかりとした、でもどこか優しい芯のある心を
持っていて、
そういう人たちにはみんな心が変わって良くなっていけるんだと。
虐められる当事者はたまったもんじゃない。私も経験あるので感情移入しました。
けどやはりイジメられる経験というのは、本当に成長します。
最終的には、親が悪いみたいな感じに露骨に悪い金持ち両親みたいなのがありましたが、実際にそういうご家族がいるのも事実です。
家族は何かあっても支え合えば乗り越えられる。
そういう意味でも素敵なパートナーや友人を自分が選ぶことが重要、
こんなに素敵な家族でなければ乗り越えられなかったかもしれません。
パパはアミューズメント
ストーリーの中でもママやお姉ちゃんに押され気味ですが、パパの気持ちになりきってしまいました。よかったね。よかったね。と何度もうなずいてしまいます。子供が親の見えないところで成長していく姿、友になってくれる人、関わってくれる人、社会、世界に感謝の気持ちでいっぱいになります。
心を浄化できる珠玉の一本
主人公オギーだけの物語ではないです。いろいろな視点、角度で見る者を震わせる。姉からの視点、友人からの視点。万人に観てもらいたい作品。大人は心洗われるし、子供は友だちに優しくなれます。
オギーはスターウォーズが大好きだからチューバッカがやたら特別出演してます。ジュリアロバーツの母親役も板についてます。家族でみてほしい作品ですね。
成長と自尊心
成長には自尊心が必要だし、自尊心には成長が必要なのかなと。
それぞれの心の声まで聞こえるというところ、そしてその絶妙な表情はまるで本を読んでるかのような明確さ。
登場人物それぞれの視点から見える景色はやはり異なる。
それを客観的にみることで、私たちは多様性を認めようと考え方を変化させるのだと思う。
感情移入が簡単すぎて、涙が止まらなかったけど、その涙が止まらなくなるシーンは、人によって多分違うんじゃないかなとも。
自分と重ね合わせる人によって今の現状の自分もわかってしまう気がする。
ヘルメットが成長へのポイントなのかな?なんて思ったり。
とってもいい映画だった。
あたたかい気持ちになる作品
オギーもヴィラもミランダもそれぞれの気持ちがあって、葛藤があって。
途中、視点を変えて表現されていて、いろいろな登場人物目線になるのも良かった。
最後はとてもあたたかい気持ちになる作品。
母親役のジュリア・ロバーツも素敵。
ミランダ役のダニエルローズラッセルも素敵。
優しさに溢れる映画
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