ドント・ブリーズのレビュー・感想・評価
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設定の中で考え得る限り最高の出来
2016年12月16日公開なので、かなり遅まきながらではあるものの、映画 ドントブリーズを昨日やっと観れました。
公開前から設定を知った時点でかなりワクワクしていた本作、
だって、盲目の老人が若者を圧倒するんですよ?
これ聞いただけで高まります。
あらすじは、カネ目当ての〈若者〉が、元軍人の〈盲目の老人〉宅に侵入。楽勝で大金が手にはいるかと思いきや猛烈な反撃をくらい、老人宅という限定空間で音を出すとヤられるという恐怖に陥る。というもの。
観賞前に知っていたこのあらすじは、観賞後に他人に本作を薦める際も同じことを言うでしょう。
そのくらいこの設定、この展開が本作のほぼ全てを表しています。
じゃあ大体分かったよ、と
観なくても分かったよ、と
いえいえ、観れば分かる恐怖、戦慄、
こ れ は ス ゴ い !!
感想に入りますが、ハッキリ言ってこの映画、5億点級です!
スゴイ!スゴ過ぎる!
この設定、このあらすじで映画を作ってくれと言われても誰も本作を越えられないんじゃないでしょうか
そのぐらい打ちのめされます。
映画が始まる前はベラベラとおしゃべりしていたカップルも、ポップコーンを貪り食ってたオッサンも、映画が始まって老人と若者が初コンタクトを取ったその時からシーーン…劇場から一切の騒音が消え、皆が皆、息を殺して食い入るようにスクリーンを見つめています。
もちろん私も。
楽勝ムードで侵入する若者達。
こいつらだってただのパーリーピーポーじゃございません。窃盗に関してはそれなりに場数を踏んだヤツらなんです。
しかしひと度覚醒した老人と相対すると狩る者と狩られる者が完全に逆転。
そしてこの本作の肝になってくる、本質に入るこのあたりまで、ここまでにもちゃーんと上手に、周到に、そして無理なく無駄なく伏線は張られている。
且つ、舞台となる老人宅の内部構造のあらましまでも分かりやすく見せてくれる。再びポイントとなる場所が現れた時には観る者みんなに「そうだ、ここはこうなってる場所だ」と分かるような造り。
これはかなり大事で、 いろはのい に思えても結構ここが分かりにくい映画は多い。特にアクションが大切な映画に於いて、人物の立ち位置や建物の構造が分かりにくいのは致命的な減点対象になります。
せっかくノってきたのにノリ切れなくなアクション映画の大半はこーゆー部分が疎かになっているものです。
しかしドントブリーズは優秀です。
そして演出が見事。先ほど述べた狩る者と狩られる者の逆転。これは老人宅で侵入者である若者と老人が初めて対峙する場面。<br>盲目のはずの老人がいつの間にか若者の方を〈見ている〉……この恐怖。
そして盲目の老人が覚醒し、若者を狩りだすと、目の代わりに耳を使って若者を探す老人なので、当然 映画全体の台詞量は少なめ、
しかし前述したように本作は建物の構造や登場人物の位置関係を上手く見せてくれるので全く問題ない。
そして、ここから先は
いきなり現れる恐怖、音を出すと気づかれる恐怖、さらには盲目の者にとっては普段と変わらないが若者にとっては圧倒的に不利になる暗闇での恐怖、
そして盲目の老人の謎の部分の恐怖……
これらが怒涛の展開の中で理想的なほど自然に次から次へと繰り広げられ…
ネタバレは無しなのでここまでにしますが、これは完全に傑作です。
こんなに完成度が高い作品を劇場で観れて非常に嬉しいです。
少しでも興味があれば可能な限り早めに劇場での観賞をオススメしたい作品でした。
めっちゃ疲れます。
いや〜怖いでもおもしろい!
すごいんだよね展開が!
これだけのシチュエーションで
こんだけ出来んのか!みたいな
シチュエーションコメディってあるけど
これはシチュエーションホラーだね
二転三転する感じがほんとにおもしろい
どんどん優勢な方が変わってくから
見ててどちらも応援したくなる
主演の女の子の表情もすごくて
怖さ倍増
あとセットがすごい!
ずっと同じ家の中での話なんだけど
最初は綺麗な状態なんだけど
いろいろ起こるにつれて
どんどん物が壊れてく感じ
鍵とかドアとかボロボロになってるのちゃんと
これは是非映画館で
いや上映中もちろん帰りたくなりますよ?
いますぐ出たくなりますよ?
早くおわんないかなって思いますよ?
そんくらいイヤな感じが続く
でもラストの展開で面白い、に変わる
早く終わって欲しいと思った(^o^;
スリル満載だった。
あとどれくらい見なきゃいけないんだろうかと時計を確認したくなった程に(笑)
盲目の元軍人というジジイを活かし切った心拍数MAXの仕掛けの数々。
感情移入出来るように、登場人物それぞれのドラマも描かれてて、凄い見応えがあった。
いま思えばツッコミどころもアリアリだったが、それを捻じ伏せるほどの作品。
やっと見れた
公開は去年からだけど今年、注目映画1本目。
題目通りにドントブリーズ。
幕間の時間あれほど騒がしかった劇場内が
映画が始まり、ジイさん所に浸入する所になると、皆、ドントブリーズ状態。
怖いもの見たさに、ぜひ。劇場で。
ワンテンポ動きが早い盲目クソじじい。
「ドントブリーズ」見てまいりました。
結論から申しまして、最高に怖いし面白い。
何も予備知識入れずに見たらもっとたのしいでしょう。一捻りどころか、十五捻りくらいカマしてくる設定・展開・ラスト。実はド変態だったってのは最高でした!
ブラインドじじいが強いってのと目が白いのだけで怖いんだけど、見てる我々と空き巣三人組よりワンクッション早い動きをするんですよ。
寝てると思ったら起きてるとか、居ないと思ったらいるとか、発泡するタイミングも早いしね。こっちに構える隙を与えないから、よけいビビるのは当然。あのブラインドじじいはアバターの時から嫌いだっけど、もっと嫌いになった。でもパンフレット見たら好きになるのよ。かわいいもん。
88分という尺もね、好き。
だってサッと楽しめるじゃない。
説明されることは、女泥棒の悲惨な生活だけ。それだけ教えてくれただけでこんだけ楽しいってのは不思議よね。
総じて、掘り出し物的な快作!
明日二回目見てきます。
予告で監禁娘が映ってたから、ビックリが半減したのだけは残念!
ジイさんの秘密。
息もできないくらいならいっそ死んでしまえ!と元も子もない
発言をしたくなるような作品だったが、そもそもどんな理由が
あるにせよ、彼らは盲目の老人から大金を盗もうとする強盗犯
なのだから肩入れのしようがない。そしてエ?と思うほど強い
老人の方もすごい秘密を隠してる。あーあー(^^;どうなんだろ
これって。。と善人皆無の展開に喘ぎそうになるけど、さらに
しつこいほどのルーティンを繰り返し見せ、死んだと思ったら
生き返り、逃げたと思ったら捕まり、を延々と繰り広げていく。
目新しさは特にないのねぇ…なんて思っていた後半で、思わぬ
挿入未遂(!)にぶっ飛んでしまった。反撃場面には大笑い!
何なんだこのジジイ!何なんだこの女!様々な感情を置き去り
にますます死闘を繰り広げる終盤になって、あー〇〇が可哀相
だったな~なんて思うんだけど、結局彼も同罪なので何とも、、
(ジイさん最初は静かだったねぇ…そしてダイ・ハードな服装)
すごく面白い
住宅に侵入するプロセスが現代のセキュリティシステムの理にかなっていていい。それが主人公とお父さんの関係にも掛かっているのがとても含みがあって物語的にもすごくいい。
貧困にあえぐ主人公たちを応援したい気持ちがあったのだが、襲われる側のおじいさんがどう考えても気の毒だと思っていたら、あれ?と思わされ、更にあれ?と思い、どっちもドン引きみたいになる。しかし、おじいさんは娘を殺されてしまって、オレだってそのやり方を採用しないでいられるかどうか分からない。人が死ぬほどつらい目にあってなおまともでいられるとは限らない。それでいてなお、「レイプはしない」と守るところは守っているのがすごい。
実際、自分はおじいさんほどつらい目にあっておらず、死ぬほど怒り狂ってもいない、恵まれた状況にあるのだと痛感させられる恐るべき映画であった。
お金はクローゼットの中にあって、だったらあの厳重な鍵がついた地下はなんだろうと思ったら本当にとんでもなかった。家に侵入する際にガラスの破片が床に落ちてクローズアップされていて、主人公たちが裸足になるからきっと足に刺さるんだと思っていたら、特に何も無かった。
don'tじゃなくてCan'tだった。
息もできないような映画。
耳が聞こえないぶん勘と耳が冴える老人から逃げ惑う少年たちを見ながら終始息を殺していた。
心身ともに疲れた映画だった。
またみたい。笑
ドキドキが止まらない一作
キャストの演技力も良かったし全力で観る人を驚かせようとしてた
意外と単純に話が終わるストーリーでもなくてとても楽しめた
ただ、ホラー映画としてはもしかしたらもっとホラーが欲しいという人がいたかもしれない
私はとてもいいと思った
アイディアの勝利
この種の低予算ジャンル映画はセントラルアイディアが全て。観客の想像を上手く外して成功している。
若者たちは簡単なヤマだと踏んである家へ泥棒に入るがそうはいかなかった。理由は住人の盲目の老人がとんでもない人物だったから。
この老人の怪物的キャラクターが凄まじい。若者たちが老人から逃れるためには物音ひとつ立てず気配を消さなければならない。スクリーミングなきスクリーミング映画。タイトル通り息をするな!
トランプ政権誕生で話題のラストベルト、デトロイトの荒廃した住宅地という舞台設定が効いている。イーストウッドの「グラントリノ」の舞台でもあったが、こちらの街はまるで核戦争後の街の如く。寒気がするほど。ここには若者たちと老人と悪魔のようなあの犬しかいない。老人はイラク戦争で負傷した退役軍人であり、この街に孤独に住んでいる。怪物を産む設定としてリアリティがあるので恐怖が増幅する。若者たちは金を盗んでまでこの街から逃れようとしている。老人から逃れることと街から逃れることが同義となる二重構造。怪物的な老人は荒廃したデトロイトの街の象徴なのかも知れない。
アメリカの現状から産まれた映画であることは間違いない。
老人が退役軍人だという設定のわりには銃の扱いの描写がおかしかったりアラはあるが90分弱を一気に見せる。
必ず劇場で観てください。こういう映画は劇場の暗がりの中、スクリーンで観ないと怖さが半減します。
いっぱいびっくりする。 恐怖の作り方がすごいこわい追い込まれていく...
いっぱいびっくりする。
恐怖の作り方がすごいこわい追い込まれていく感覚が直に伝わるような緊張感!!
ホラーではないけど怖さはたくさん
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