ナラタージュのレビュー・感想・評価
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とりあえず感動
最初、予告を見てしっとりしてるいい感じの映画なんだと思っていたが実際に見てみると想像以上に重かった。泉が葉山に思いを寄せ、でもその葉山には奥さんがいた…これも想像していなかったが葉山はなのにも関わらず先生と生徒という関係にある泉に優しくし好意を抱き、濡れ場で2人の思いがシャワーのかけあいやキスによって爆発してきたことによりほんとに心から愛していたんだと思った。最後2人は恋人同士になると思っていたが葉山先生が奥さんのために東京に戻るために離ればなれになってしまうシーンがすごく印象的だった。 最後のエンドロール主題歌もほんとうに映画の内容に合っていてとても感動した。 自分は嵐ファンで松本潤くんをよく見ていますがこの映画に彼の要素はまったくありません消している。こんなに感動できていろいろ考えされられて心に残る映画ははじめてだった。 見てない人にはぜひはやく見てほしい。
原作ファンとしてはショック
映画としては普通に良い映画でした。
でも、原作ファンとしては細かい所が原作とは違っていて本当に原作を読んだのかな?という印象でした。
泉は有村架純は可愛いすぎる気もするけど合っていました。松潤はやっぱり葉山先生ではないなと思ったし、もう少し線が細い感じの人の方が良かった。小野くんは原作より今っぽい雰囲気になっていて将来の夢が教師から靴職人になっていたり、関西出身やバイクに乗っていたりと色々違いすぎでした。
志緒もイメージと違うし、黒川はただのお調子者みたいになってて威厳がまるでないし新堂くんはもっと冷めてるイメージだけどそうでもないし。柚子ちゃんはすごくイメージにピッタリでした。
また、小野くんが泉が葉山先生に当てた手紙を読んでしまったシーンでは手紙の封はビリビリに破かれていて、原作では慎重に破いてまた戻しているのに正反対のことがされてるし、柚子ちゃんの事が泉のナレーションだけで簡単に片付けられていたり
泉と葉山先生が身体を重ねるシーンも「これしかなかったのか、僕が君にあげられるものは。ほかにはなにもないのか」という原作のセリフをいれてほしかった。その後もあっさり終わってしまって葉山先生の気持ちは最後までわからずじまい。
原作通り葉山先生の気持ちを泉に知ってほしかった。
原作を知ってる人にとってはすごくモヤモヤする映画だと思う。
細かいところでいうと最初の誕生日を祝うシーンのケーキがチョコレートケーキから生クリームのケーキになっていたのも地味にショックだった。
島本理生の食べ物の描写も好きなので。
でも、小野くんと泉の喧嘩のシーンは忠実に再現してあるなと思いました。
原作ファン、特に何度も何度も読み返してる人にとっては見ない方が良いと思います。
それか、映画と原作はまた違うものと割り切って見るぶんには良い映画だと思います。
でも、小説としては長い方だしあれだけの話を1本の映画にまとめたのは本当にすごいと思いました。
映画にするのがとても難しい作品だったのではないでしょうか
不倫と知りつつ葉山先生への思いを断ち切れない主人公・泉を有村架純が熱演。体当たりの演技も素晴らしかった。ただ内向的な役柄が似通っているせいか、どこかNHK「ひよっこ」の時のイメージと重なって見えたのは私の僻目かな?今後が期待出来る女優さんであることは間違いないので、もっと色々な役どころにチャレンジして頂ければと思いました。松本潤(葉山先生)も性格俳優が案外向いているかも知れませんね。TVで見るイメージと全く違う面を見せてくれました。原作未読ですが、ストーリーはとても内面的で情緒的。登場人物が優しい人ばかりで、結局誰も自分の思いを遂げられそうでそうならない...ある意味、とても日本的なもどかしさに満ち満ちた作品でありました。
深く考えさせられる作品でした。
松潤と架純ちゃん目当てで原作未読で行きましたが、予想以上に重たい映画でした。
この2時間に凝縮されていて、映画が終わってからも余韻にずっと浸ってました。
決してハッピーエンドではなくて、終わったあとのモヤッと感はありますが、バッドエンドでも心に何か感じるものがありました。
この映画の宣伝で「大切な人を思い出す作品」と言われていましたが、本当に思い出しました。
泉に自分を重ねてしまったシーンもあって、映画を見終わる頃には泣きたくなりました。
また、登場人物を綺麗に描こうとしていなくて、それぞれ心にある葛藤や闇など裏側の部分も伝えたかったのかと思いました。綺麗に描かなかったことによってよりリアルにそれぞれの心情がひしひしと伝わってきました。
また雨のシーンもとても印象的で、「運命」という言葉を強く感じることができました。
この作品は見た人それぞれで考え方や思うことは違ってくるのかな、と思いました。
だから「悲しい」「泣ける」「切ない」など、一概に感想は言えないところが難しくて、そこがこの作品の魅力でもあるのかなと勝手に解釈してしまいました。
本当に大切な人を思い出せた作品でした。
何が言いたいのか理解できない
工藤が葉山を好きだけど、先生だから無理だ
とりあえず、同級生と付き合おう
だけど、やっぱり葉山先生が好き
彼氏嫉妬で、抱かれまくる
結局、耐え切れず彼氏を振り、最後に葉山先生と寝て満足
で、何が言いたかったの?
有村さんの濡れ場ばっかで、深そうに見えてとっても浅い映画でした。
原作の大事なシーンが、、、
ナラタージュのラストに向け大事なシーンが雑に描かれすぎ。
話の中で、女子高生が自殺をするというシーンがあるのですが、このシーンは葉山と工藤の関係を変える大きな事件です。
原作では、この子がレイプを受けていて悩んでるという設定。なのに、そこが省かれてしまっていて急に女子高生が自殺。
特に思い入れもないキャラクターが自殺し、葉山先生が落ち込むというよくわからない状況になり唖然。
ただただ、最後工藤が葉山への思いを断ち切るための寝るというもうよくわからない状況に、、、
まったく、原作を描き切れてなくて残念です。
空間を味わう映画
素敵な作品でした。
でも、中々こういう映画が減っているような気がしました。タイトルでも書きましたが、空間を味わえる映画です。切ないシーンの空間は、本当に心に訴えかけてくるので、本当に胸が苦しかったです。
松本潤さんは好きでも嫌いでもないので特にあれですが、有村架純さんは本当に素晴らしい女優さんです。泉の表情が本当に1つ1つ丁寧に作られているのだなと、それだけで感極まりました。
でもやっぱり、一番良かったのは小野役の坂口健太郎の演技です。モテモテのイケメン役より、こういう、内に何かを秘めた役をどんどん演じてもらいたいです。
劇中のピアノ、主題歌も良いですね。
全体を通して、静かな映画なので寝不足で観にいくのはオススメしません。
予想外
キラキラした恋愛ものではないことは最初からわかっていたのですが
発表からメディアでの煽りんど過激なタイトルをつけすぎててどうなるのかと思っていたら
こんなに深く考えさせられ心にズシンと観る回数を重ねるに連れて思えてくる味のある映画に仕上がってるとは嬉しい誤算でした
そういう印象操作に囚われずに 一度、そして再びと観る度に響くものがある今時あまりお目にかかれない映画だと思います!!
好きじゃない。
何が言いたいのかわからない。
長すぎる。全てにおいてダラダラと描きすぎ。
こういうのが好きな人もいるのかもしれないけど、私には理解ができませんでした。
キャスティングも少し違うかなと思ってしまいました。
恋愛映画というのはこういうものなんだと思っても、やはり展開がゆるすぎて少なくとも私は面白いとは思えませんでした。
予告編を見たときに期待したほどのドロドロ感もなかったし、何をテーマにしているのか本当にわかりませんでした。
静かで切ない
大きな盛り上がりは少ない映画でしたが、終始切なく静かな雰囲気で後半にはすーっと涙がでました。
エンドロールで流れる主題歌が映画と合っていて余韻に浸れてとても良かったです。
原作を読んでからの鑑賞だったのですが、葉山先生役に松本潤さんは何か違う気がするな〜と勝手に思い込んでいたのですが、観てみると原作の葉山先生を忠実に再現出来ていてとても良い演技だったと思います。
私は好きです
好きな人
と
必要な人
いつも一緒なら、恋に苦しむ人は減るのかもしれませんね。
ズルい…のかな?でも、人間って、そんないつも正しくも強くも無いから。間違ってしまうから。
必要な人を愛してると思ってしまうものだから。
切なさに胸を締めつけられ、泣けました。
原作と比べちゃう
本来あって欲しかった言葉や重要な場面が欠けていたところはとても残念でした
どうしてそうなったのかの筋も通らなかった部分もあり、原作を読んでから観てしまうとどうしても物足りなく思ってしまいました、、、
特に、後輩の女の子の手紙や、最後のカメラマンさんとの会話の「子供だったから愛してたってことに気が付かなかったんだよ」の言葉が欲しかったです
冷たい。
終始物静かにどちらかといえばゆっくりと話が進んで行くのに
140分が長く感じなかったのは不思議です。
主演の二人の表情や台詞、動き佇まい、語りが丁寧で集中して見入ってしまいました。
雨のシーンが多いのですが、映画を観に行った日も一日中雨だったので
世界観に入りやすかったのかな。だけど余韻というか何か残るものが希薄。映像や照明が綺麗すぎて人が少し冷たい印象。もっと人間くさいというか汗とか鼻息とか呼吸とか匂い立つものが欲しかった。
最後ようやく二人が一つになったシーンでそれがあればもっと感情が盛り上がったのに。語りが多い。画面で伝えて欲しい。決してもっとエロいシーンが観たかった!。って言ってるわけじゃないですよ。
二人ともどちらかというと口数が少なく地味で目立たないキャラクター。それには訳があるのですが…
自分の想いを葉山先生は気付いているだろうと思い込んでしまっている高校時代の泉と、気付いているのに言葉で返さない葉山先生。
なのに卒業の日のあの出来事の後に「ごめん…」はないよ。
不器用すぎるよ。わかってないな葉山先生。いつも「ごめん」言い過ぎ。この先生、泉といい奥さんといい女性の気落ちを推し量るのが苦手な性格だな。
曖昧な空気のまま時間が経っていった結果、久しぶりに再会してから衝突や爆発が起きてしまう。
あの時先生はこう言った、あの時先生は何も言わなかった。とか。
あの時の感情や発言や行動はなんだったのって。
どうして言わせるの?わかってるくせに!っていう怒りの感情も出てきたり。このヤキモキした泉の気持ちはわかります。
やはり相手に対する自分の想いや気持ちはちゃんと言葉にして
相手の目を見てきちんと伝えることが大切なんだなって思いました。
でもなかなか言えないんですよね。本人を前に。タイミングとか。
勇気いりますよね。生徒と教師の関係だし。泉は思いを手紙に書いて渡そうとしてたけど出来ないまま思い出になっているし。
早く気持ちを伝えていれば恋は実ったかもしれないし、すぐに終わっていたかもしれない。結果が早く出て後々苦しまなくて済んだかもしれない。でもそれは誰もわからない。
伝えられないままだと想いだけがどんどん募ってしまう。そしていづれ壊れてしまう。
好きな気持ちを素直に相手に言葉にして伝えることがどうしてこんなに難しいんでしょうね。
伝えられた方もその気持ちに誠心誠意応えないと。男なら。
最後の終わり方はいいですね。次の恋の兆しか。前に進まないと。
誰も幸せにならない映画。ハッピーエンドではないから、万人ウケはしな...
誰も幸せにならない映画。ハッピーエンドではないから、万人ウケはしないだろうなぁ。
雨のシーンが多く、印象に残っている。
この作品の言いたいことはなんなのだろう。ここから幸せになる未来を暗示しているのだろうか。
日本海
自分、あまり遠出しないタイプです。
太平洋側に住んでいるので、今までに日本海を数回しか見た事がありません。
その中で印象に残っているのが、深秋の北陸本線の車窓から見た日本海です。
今にも降り出しそうな雲の下、日中なのにとても暗く、静かなのに荒さを感じました。
もし一人で近づいたら、そのまま吸い込まれてしまうんじゃないか、そんな印象を受けました。
そして、富山を舞台にしたこの映画の海のシーンの多くが、その時に見た日本海に近いものでした。
この映画のストーリーが、よりそう感じさせたのかもしれません。
泉と葉山先生、二人は惹かれ合うと言うより、お互いに吸い込まれる感じだったのではないかと。
有村架純さん、思ってた以上に日本海の似合う女優さんでした。
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